しばしばキムタクさんに
「主演男優ではなく、助演男優に転向したらどうか」
「彼がサポート役に回るのであれば、主演も心強いだろうに」
という声が届きます。
意見としてはなるほどとも思いますが、助演から主演はともかく、その逆は心理的に難しいと思いますがね。
サッカーでもマンマークからゾーンの採用は難しくないが、その逆の導入には苦労するといいますよ。
ブラジル代表のネイマールは
「FIFAワールドカップ2026で優勝したい」
「これからはロドリゴとヴィニシウスの時代だよ」
と語りました。
確かに31歳となり、お世辞にも節制とは言えない生活の彼が、90分攻撃の集中を維持できるかどうかは定かではありません。
その一方で
ある種のエゴ、わがままを押し通してきた彼が、脇役に回ることなど想像できない
口では謙遜しているが、本音は自分がエースで優勝したい
と思うのではないでしょうか。
ジーコのような名手でさえ、1986年ワールドカップのフランス戦のように、途中からの出場では集中力を維持するのが困難でした。
NBAではシックススマン、つまり第6の選手が重要な存在になることがありますが、ネイマールのように自分が一番という選手に、一番そぐわないのが控え、途中出場、助演男優ではないでしょうか。