塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

日本代表、新指揮官は西野朗氏へ

2018-04-09 16:14:19 | 日記
 日本代表監督が西野朗氏が就任します。

 それに伴い、書庫にああった童門冬二氏の長作「戦国武将 人心掌握の極意」という本を取り出してみました。

 池波正太郎先生も新潮文庫から「男の系譜」という同様の試みで作品を出版していますが

 将軍の命令ひとつで自分の生死が決まる
 自分の娘を宿敵に嫁がせることで縁戚関係を築く

 このような生死のやりとり、言いかえれば武将がどれだけ心を気配りし、領民、臣下の存在を無碍にしないかは現代のサッカーにも通じるものがあります。

 それでも指揮官と選手の諍いは絶えませんがね。

 オランダ代表として長く活躍したマユク・ファンボメル。

 外国籍でありながら、ドイツ最大の名門バイエルンで主将に任命された彼も、監督に楯突いたことがあります。

 彼はフェリックス・マガトに対し

 「お前には戦術が無いんだ!!」

 と罵倒したのがその事例ですが、当然マガトの代名詞である君主制のような練習内容にもうっぷんがあったと思います。

 指揮官は指揮官の仕事だけでなく、皆が行うべき事柄も自ら率先して行わねばならないと僕も思いますが、実際行っている指揮官、上司はまずいないでしょう。

 僕は仕事場のごみ袋に半分くらいごみがたまればすぐに交換しますが、確かにもっと我慢すればよいのにと感じる時もありますが、汚れた箇所をみると人間はやる気を失う、その方が損害が大きいと思います。

 ですから倉庫や通路もすぐに掃除しますし、備品の在庫管理も日常的に行いますが、上司でそんな事をする人間はお目にかかったことはありませんからね。

 でも、整理、整頓、清掃は位に関係なく皆が行うことが当然ではありませんか。

 ハリルホジッチ監督が予選突破に貢献し、多くの選手を登用したことは確かであり、この点を無視するのはアンフェアでしょう。

 一方でワールドカップ終了後の監督選び、西野監督も含めた新たな検証が必要な面間違いありません。
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日本代表、やはり指揮官交代へ

2018-04-09 14:34:41 | 日記
 ハリルホジッチとトルシエ。

 歴代の日本代表監督の中で強権的であると指摘された両氏は、いずれもアフリカで代表監督を務めた経験を持ちます。

 アフリカ諸国はほとんどの国で

 代表選手の年齢詐称
 政府が独善的に代表に介入する
 選手が勝利給をめぐって協会と揉める

 というように、代表監督の任務では「全く関係のない」面で気苦労が絶えません。

 つまり、自分の意思を最優先させるのは強硬手段にでるしかない、その癖、習慣が日本でも出てしまった側面はあるでしょうね。

 トルシエの時代、この方針が問題に上がっても大問題にならなかったのは

 1・日本はワールドカップ出場が1回のみ
 2・海外に出た選手で代表登録されたのは、カズ、中田などごく一部の選手のみ

 ということで、監督が半ば独善的に戦術を唱えても許される下地がありました。

 しかし今は欧州各国でカップ戦、リーグ戦で優勝を味わう選手さえ存在し、移籍市場でも戦力として日本人選手は認知されています。

 例えば吉田と岡崎はモウリーニョ、グアルディオラ、クロップにポティッチェーノと

 独善的な指揮官
 適切な戦術と言葉を具現化できる指揮官
 指揮官としての心構え、態度

 を屈指のプレミアリーグで見てきた、言い換えれば

 「監督は莫大な報酬を得ている」
 「一方で報酬と立場に見合う責任を取り続ける覚悟」

 を見てきているわけです。

 指揮官を見て

 「何でこんな奴が指揮官なんだ」

 と選手に思われては即座に解雇されるリーグにいるからこそ、独善的と囁かれる指揮官に違和感を覚えるようになったと感じます。

 さて協会は16時から会見を開くそうですが、どのような内容になるでしょうか。
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Jリーグで見られる監督評価について感じること

2018-04-09 01:19:29 | 日記
 ほんの一週間前、長野パルセイロ、浦和レッドダイヤモンズ、そしてガンバ大阪の3クラブはリーグのカテゴリーに関係なく、同じ問題を抱えていました。

 その問題とは

 「監督交代に踏み切るべきか」
 「後任監督を指名するならば、誰にすべきか」
 「それとも猶予を与えるべきか」

 ファンの意見も分かれていたように思います。

 まずはレッズが交代に踏み切りましたね。

 何故ネルシーニョ氏がブラジルのクラブ、スポルチ・レシフェの指揮官でありながらレッズがリストアップしたかと言えば、日本での優勝回数が素晴らしく大きいことがあると思います。

 しかし、レシフェとの契約がある以上引き抜きは難しく、過去にアントラーズを率いてリーグ3連覇を果たしたオリヴェイラ氏を招聘するのではないか、という声も出ています。

 パルセイロはJ3の中位が定位置になりつつありますが、怪我人の回復具合、そして攻撃の形が実りつつあるというわけで、浅野監督の続投を支援する声が多くなった気がします。

 パルセイロは2015年、敵地でレノフ山口に敗れて美濃部直彦体制が終焉したのち、監督交代が毎年のように起こり、その点が気がかりという点もあるでしょうね。

 浅野監督が鹿児島ユナイテッドから長野パルセイロの就任して今季で2年目、やはり勝負の年を位置付けている以上、攻撃の形と守備の構築は必須と言えます。

 では勝ち点1でJ1最下位に沈むガンバはどうすべきでしょうか。

 2012年はセホーン体制を早い段階で見限り、松波監督で再出発を果たしましたが最後まで思うように行きませんでした。

 松波さんは現役時代の全てをガンバで過ごし、フロントも

 「酷なことをさせてしまった」
 「もっとやり方があったと思う」

 と心中を察するコメントを残しましたし、何より監督未経験者を後任に据えた点も難しい側面がありました。

 レビー・クルピ新監督の胸中は芳しくないでしょうし、ガンバ・フロントも水面下ではすでに動いているのかもしれません。
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日本代表、風雲急を告げる

2018-04-09 01:05:03 | 日記
 デイリースポーツだけが先走っているのか、他の新聞社だけが静観しているのか正直わかりません。

 しかし今日9日、日本サッカー協会はハリルホジッチ氏を解任し、新しい指揮官の下でワールドカップを戦う決断をした模様です。

 後任人事は手倉森さんをアシスタントから指揮官に昇格させる、1997年のアジア最終予選加茂体制が岡田体制に変化したときと同様の処置になると思われます。

 新監督に立与えられた時間は2か月、実践までに試せる試合数は3と、冒頭の記事が本当であればまさに「風雲急を告げる」形と言えます。

 代表監督が代われば当然選手選考にも変化が及びますが、合宿地の選定や宿舎などはもう手配済みですからこれは新監督も受け入れるしかありません。

 一方で招集選手の顔ぶれにどのような変化が起き

 基本となる布陣とどうすべきか
 3試合しかない無い中で、自分たちの長所をもう一度振り返ることが可能か

 という点は確認せねばなりません。

 サッカーでは

 1・予選と本戦で監督が異なる事
 2・直近での監督交代

 は欲見られる光景です。

 しかし、いざその光景が日本代表に当てはまるかと思うと

 「監督交代か!!」
 「そもそも逆算してこのタイミングが適正なのか!!」

 など考えることは多々あります。

 手倉森監督が仮に代表監督に指名されるならば、自分の実績と知名度をこれほどまでに上昇させられる機会は、今後は存在しないと思います。

 8年前、岡田さんは中村を外し、4-2-3-1を4-1-4-1に変化させる事で代表祖上昇気流に乗せました。

 果たして今日は、日本代表の監督交代が正式にアナウンスされるのでしょうか、その点は気がかりです。
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