塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

改めて思う日本とマルセイユの距離

2018-04-27 01:21:22 | 日記
 日本人は酒井宏樹が日本代表の中心人物だからこそ、彼の具合を心配します。

 一方でマルセイユのファンは、この日本代表が流す汗を賞賛し、彼の具合を心配します。

 もしマルセイユがヨーロッパリーグの決勝に進出すれば、アーセナルからアトレティコ・マドリードのいずれかと対戦しますが、彼らはあのドログバ在籍時の2004年にも決勝にたどり着いています。

 その時の対戦相手はラファエル・ベニテスが率いるバレンシアで、アトレティコが進出すれば、スペインのクラブに敗れた嫌な記憶を払拭できる大きな機会となります。

 マルセイユの指揮官はアラン・ペランだったと記憶しています。

 リーグ1では珍しい「フラット3」の導入でクラブを掌握したペランは、フランスきっての人気クラブでも一定の評価を得ますが、リーグ1を制覇するには、更に6年の時間を費やします。

 そう、デシャン政権発足の年でした。

 ガラタサライもそうですが、ファンは敗れることがあることは理解しているでしょう。

 彼らは敗れる事に悪態をつくのではなく

 選手が汗でジャージを濡らしていない中での敗戦
 敵地で為す術なく敗れる事

 を毛嫌いしているわけです。

 よく考えますと、マルセイユには酒井だけでなく、レッズに在籍したバジール・ボリ、同じく日本代表とアントラーズで活躍した中田浩二と、日本と縁のある感じがします。

 PSGが優勝してもどこか白けているフランスですが、マルセイユの優勝はパリ以外で多くの祝福が聞こえるはずです。

 その際、アル・ケライフィがどう動くのか、案外ネイマールにレアルに移籍する最初の瞬間かもしれませんね。
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ユナイテッド、さっぱりわからない補強の指針

2018-04-27 01:02:47 | 日記
 マンチェスター・ユナイテッドの移籍オペレーションは近年、まさに不可解な事例が多いと言えます。

 ファン・ハール政権では、メンフィス・デパイとヴァスティン・シュバインシュタイガーが、クラブに大きな有益をもたらすを思われました。

 前者は伝統の背番号7を背負う
 後者はマイケル・キャリックに頼りがちな中盤センターを劇的に向上させる

 すべては暗転の形で終えてしまいました。

 モウリーニョ政権発足後も、交換トレードのような形でヘンリク・ムヒタリアンとアレクシス・サンチェスを入れ替えた一方で、モウリーニョは

 1・ポール・ポグバとの関係が悪化していると喧伝される
 2・アンソニー・マルシアルの移籍を認める

 という形で今夏を過ごすようです。

 通常、ここまで金銭的に無頓着、言い換えれば相当額を費やした選手たちをここまで短期で手放すとなれば、イブラのように、すでに代役がいて退団ではないわけですから

 骨格をなさないクラブ

 としてむしろモウリーニョが困るのではないでしょうか。

 ユナイテッドはデロイト・トーマツの統計で毎年常にトップ3をキープし続けていますが、これでは財政事情は自分たちで悪化させているようなものです。

 かつて隆盛を誇ったアカデミーの運営も聞かれなくなり、アディダス、シボレーなど潤沢な資金を提供するスポンサーも、今後の身の振り方を考えているかもしれません。

 シティがプレミアで優勝
 リバプールがチャンピオンズ・リーグで決勝進出が近い

 これらを考えた場合、ユナイテッドの優位性は薄まっていきますよね。

 特にリバプールが欧州王者に輝けば、しきりにからかわれるのは目に見えていますから。
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