塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

改めて思う、現在の日本代表の立ち位置

2017-06-26 00:59:38 | 日記
 やはりドイツやブラジルが一味違うと思うのは、ワールドカップ予選やコンフェデレーションズ・カップで常連では「無い」選手を躊躇なく起用することです。

 監督も記者もそしてファンも

 「選手は使ってみて初めて招集した意義がある」

 事を認識しているためでしょうね。

 2014年の秋、日本代表監督に指名されたハヴィエル・アギレは、サガンの酒井、サンフレッチェの皆川を起用し、メディアは盛んに

 「監督が起こしたサプライズ」

 と連呼しました。

 列強というのはこうしたサプライズをサプライズとは思わない層の厚さを持つ、言い換えれば仮にけが人の代役として招集されても、理にかなった選出であれば日本のようにはしゃぐ事はない、というのが僕の印象です。

 ガンバの長沢、フランクフルトに移籍するサガンの鎌田のように、代表招集が期待されながらも招集に至っていない選手たちを思うと、食材のように旬を活かすことはどうあるべきか、とも感じます。

 逆に言えば今の日本には余裕がないが、井手口のように使えるメドが立ってきた人材はいますが、ブラジルのように大幅に戦力を入れ替えたとしても、戦力を維持出来るまでには至らない。

 という形と言えます。

 ハリルホジッチ監督は現在ロシアでオーストラリア代表を視察しています。

 従来の4-2-3-1だけでなく、よりサイドを強固にした3-4-3を試すなど、ボステコクルー監督は戦術の徹底に余念がありません。

 いかにホームで戦えるとはいえ、現在の日本代表が真正面から戦って先行逃げ切りの形にはならないでしょう。

 やはり日本にも多くの「幅」が求められます。
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