塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

ウールシュポルトに見られる「アリ」の世界

2013-12-09 23:32:02 | 日記
 ワールドカップの出場そのものが常連国だけのものになってしまいました。

 一方で出場国32にジャージを供給するテクニカル・スポンサーも、同様に常連だけが契約を牛耳る形になっています。

 よく言われることですが、1966年イングランド大会は出場16か国の内、15か国がアンブロから供給を受けてい
ました。

 これはアンブロの品質の高さ、ホスト国であるイングランドが発祥というだけでなく、当時はまだ競争相手そのものが
少なかったという面もあるでしょう。

 2013年の現在はアディダスとプーマ、そしてナイキがクラブ、代表問わず顧客を抱える形となり、歴史あるブラン
ドも思うように契約が伸ばせません。

 2006年はロットがウクライナとセルビア・モンテネグロを支援し、2010年はブルックスがチリのスポンサーと
してワールドカップを戦いました。

 アンブロやロットのような老舗ですら

 「時代の趨勢」

 に勝てないのか、アンダーアーマーやリーニンのような、新興ブランドが今後新しい冒険、試みでシェアを拡大してゆ
くのか。

 また栄枯盛衰という言葉に見られるように、上記の3ブランドがどこかで躓く可能性があるのか。

 未来の事はわかりませんが、ニューバランスのように自分たちを「ニッチ」と認めて、他社の隙間をすり抜けるような
ビジネスも必要かもしれません。

 例えばウールシュポルトはクラブにジャージを提供していますが

 「GKの為のブランド」

 という括りでも有名ですよね。

 ユヴェントス時代、パヴェル・ネドベドがウールシュポルトを愛用していましたが、彼らのように何かを重点的に捉える
方法論が「アリ」のように思えます。
 
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日本でも見られ始めた欧州的価値観

2013-12-09 23:21:54 | 日記
 一昨日から横浜に住む友人に電話をしているのですが繋がりません。

 横浜F・マリノスが優勝を逃したことが、横浜市とその周辺に何かしらの影響を残しているのか聞いてみたいと思ったの
ですが。

 でもF・マリノスが優勝を逃したことを、横浜FCの関係者とファンは安堵の表情で見つめていたかもしれません。

 横浜FCは近年ヒュンメルと良好な関係にありますが、アディダスがF・マリノスに支払う契約金には届かないでしょうし、
これ以上彼らに優勝されてしまえば

 「嘲笑される材料」

 が増えてしまします。

 でも日本、そして日本人は欧州、南米ほど隣人に対して敵意をむき出しにはしません。

 例えば1998年のトヨタカップ、レアル・マドリードがヴァスコ・ダ・ガマに勝利して世界王者に輝いた時、ヴァスコの
宿敵であるフラメンゴファンは何をしたのか。

 「ヴァスコ・ダ・ガマの世界第2位を心より祝福します」

 という声明文を発表したのです。

 宿敵が世界一に輝いて帰還すれば、ヴァスコファンが有頂天になっている姿を否応なく見なければいけませんから、レアル
の世界一はフラメンゴにとっても

 「最高の勝利」

 だったに違いありません。

 ひとつの都市に複数のクラブが存在する場合、戦力が拮抗している場合とそうでない場合のふたつがありますが、横浜の場合
は後者になります。

 住む世界、リーグのカテゴリーが異なるからこそ

 「天皇杯」

 のようなカップ戦における勝利が痛快なわけですが、欧州における階級の風景がサッカーに限れば日本にも浸透し始めている
事は間違いありません。
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何かがおかしいJの移籍市場

2013-12-09 23:13:36 | 日記
 Jリーグの2013シーズン全日程が終了し、残るは天皇杯のみになりました。

 選手の方はJFLも含めて契約満了の情報が続々と発表されていますが、皆さんはこのニュースを聞いておかしいと思い
ませんか?

 例えば広島の森保監督。

 当然広島側は慰留するでしょうし、チャンピオンズ・リーグでの躍進も期待されます。

 でも優勝監督ですよ。しかも2季連続。

 どうして広島の優勝を阻止すべく、他のクラブは森保氏を引き抜きにかからないのか不思議でなりませんし、もし出来た
ならば王者の戦力ダウンを含めた一石二鳥の話ではありませんか!

 また、欧州はともかくKリーグ、Cリーグから

 「J1の優勝監督を引き抜こう!」

 という話が無いのも残念ですね。

 今季のMVPはまだわかりませんが、2011年のレアンドロ・ドミンゲス、2012年の佐藤を、レッズやアントラーズ
が報酬を含めた条件提示すらしていないのをみると

 「移籍とはライバルクラブの戦意を喪失させる」

 ことで有名なバイエルンのウリ・ヘーネスの凄さがわかります。

 例えば本気でアジア王者に輝いたならば、お金をかき集めてマルチェロ・リッピを広州恒大殻強奪し、鍛えてもらうという
方針だってできますよ。

 チャンピオンズ・リーグで勝つには

 「チャンピオンズ・リーグで優勝経験を持つ指揮官」

 という大きな武器が必要でしょうし、韓国、中国、サウジにカタールと東アジアと西アジアの強豪たちにひけをとらない、
ビッグネームは必要でしょう。

 「国内シャッフル」

 も結構ですが、そこに勝利の意味合いを知る人物が加わることを期待します。
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ワールドカップ、日本の対戦国が決まる

2013-12-09 01:17:01 | 日記
 ワールドカップの組み合わせが決まったことで様々な意見が交わされています。

 僕個人の印象として、最終戦がコロンビアであったことが良かったように感じます。

 4大会ぶりに出場とは言え、コロンビア代表がグループCでは突出した戦力を持ちますし、ペケルマンは2006年にアルゼンチン
代表監督して既にワールドカップを戦った経験を持ちます。

 当然ファルカオを自由にさせてはいけません。

 しの一方でジャクソン・マルチネス、ハメス・ロドリゲス、グアリンにキンテーロと攻撃陣の層が厚いにが現在のコロンビアですか
ら、ファルカオだけにマークを集中することは難しいですね。

 3戦目までの勝ち点にもよりますが、日本はやはりここまでで

 「勝ち点6ないし4」

 は欲しい所です。

 初戦のコートジボワールですが、ドログバとジェルビーニョ、そしてトゥーレ・ヤヤの映像が盛んに流れているのは当然でしょうが、
僕はボニの事を忘れていると思います。

 フィテッセでリーグ得点王に輝いた彼を射止めたは

 「スワンジー・シティ」

 という、プレミアの中規模クラブでした。

 しかしブレンダン・ロジャース、そしてミカエル・ラウドルップと聡明な監督の下、スワンジーは着実に進化を遂げ、2013シー
ズンはクラブ創設100年という節目にリーグ・カップを獲得します。

 その彼らがミチュと共に攻撃の軸として移籍金17億円を投入したのが、このコートジボワール代表で、ボニはトップ下でも活躍
できる柔軟性を備えています。

 ドログバを1トップに、その後方でボニが動く形になるのなら、日本代表からすれば非常に厄介なのは間違いありません。

 2014年、サッカー協会が親善試合をどの程度組み、遠征が行えるかが準備の一旦となります。
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