塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

日本でも見られ始めた欧州的価値観

2013-12-09 23:21:54 | 日記
 一昨日から横浜に住む友人に電話をしているのですが繋がりません。

 横浜F・マリノスが優勝を逃したことが、横浜市とその周辺に何かしらの影響を残しているのか聞いてみたいと思ったの
ですが。

 でもF・マリノスが優勝を逃したことを、横浜FCの関係者とファンは安堵の表情で見つめていたかもしれません。

 横浜FCは近年ヒュンメルと良好な関係にありますが、アディダスがF・マリノスに支払う契約金には届かないでしょうし、
これ以上彼らに優勝されてしまえば

 「嘲笑される材料」

 が増えてしまします。

 でも日本、そして日本人は欧州、南米ほど隣人に対して敵意をむき出しにはしません。

 例えば1998年のトヨタカップ、レアル・マドリードがヴァスコ・ダ・ガマに勝利して世界王者に輝いた時、ヴァスコの
宿敵であるフラメンゴファンは何をしたのか。

 「ヴァスコ・ダ・ガマの世界第2位を心より祝福します」

 という声明文を発表したのです。

 宿敵が世界一に輝いて帰還すれば、ヴァスコファンが有頂天になっている姿を否応なく見なければいけませんから、レアル
の世界一はフラメンゴにとっても

 「最高の勝利」

 だったに違いありません。

 ひとつの都市に複数のクラブが存在する場合、戦力が拮抗している場合とそうでない場合のふたつがありますが、横浜の場合
は後者になります。

 住む世界、リーグのカテゴリーが異なるからこそ

 「天皇杯」

 のようなカップ戦における勝利が痛快なわけですが、欧州における階級の風景がサッカーに限れば日本にも浸透し始めている
事は間違いありません。
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