塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

アーセナルのファン・ペルシ売却は英断だったとみるべき

2013-12-16 23:34:17 | 日記
 ロビン・ファンペルシが全てを包み込む。

 2012-13シーズンのプレミア王者ユナイテッドは、2位シティに勝ち点差11を付けて前年の借りを返す形になり
ました。

 識者の多くは個の戴冠を

 「ロビン・ファンペルシが全てを包み、隠す事になったユナイテッドの問題点」

 と評したわけですが、不幸にも新監督デビッド・モイーズは、このオランダい代表の神通力が1年のみで消え去る事を知
らぬまま、移籍してきた形になります。

 今振り返れば、アーセナルは

 「故障さえなければ世界屈指のFW」

 であるファン・ペルシが30億円で引き取られたことを、素晴らしい取引だったと認識しているでしょうし、オリビエ・
ジルーは世間が騒ぐほど凡庸ではありません。

 2012-13シーズンは、ある意味ファン・ペルシが故障とは無縁と言う稀有な1年であり、だからこそモイーズは例
えわだかまりがあったとしても、ルーニーが残留してくれたことを感謝しているはずです。

 最終ラインの不安定さ
 中盤との間に生まれるギャップ
 思うようにいかないナニの存在

 確かにチチャリートにしてみれば、自分が常時出場できないことは残念だと思ったはずですが、それでもこのオランダ代
表の力を認めなくてはいけませんでした。

 それは両翼に配置された香川、ヤング、バレンシアにウエルベックもそうでしょうし、ファンペルシの存在そのものが、
今挙げた3つの問題点を隠してしまいました。

 そして今季はその問題点が露呈してしまい、モイーズも悩んでいるのでしょうね。

 クリスタル・パレスから移籍したザハにまだ出場機会がありません。

 また、違いを生み出せる香川にしても、体調の問題もあり思うように出場できていません。

 モイーズは当然ルーニー、フェライニ、デ・ヘアと先発で落としたくない選手は決めているでしょうから、そこの肉付けが
今後鍵を握るはずです。
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ミランは本田加入で布陣変更か

2013-12-16 01:27:23 | 日記
 エジプシアンは売却の対象なのでしょうか?

 本田が背番号10を付ける事で、日本のメディアはグリット、サビチェビッチにボバン、そしてルイ・コスタとセードルフ
と歴代の背番号10を改めて紹介しています。

 確かにこれだけ見れば

 「異邦人」

 が担っている点は間違いないのでしょうが、僕は背番号よりもアレグリ監督が導入するであろうミランの布陣の方が気がか
りです。

 やべっちFCを見た方はご存知でしょうが、番組内では4-3-3と紹介された布陣は、俗にいうツリー型の4-3-2-1
で全く異なる代物です。

 スーペル・マリオをカカと本田が支え、その背後にモントリーボを置く。

 つまり、攻撃の三角形を築くとサイド攻撃はサイドバックのオーバーラップに頼るだけであり、攻撃が中央に偏る可能性が
高まります。

 同時に4-3-2-1ではエル・シャーラウイの置き場所がありません。

 ついでに言えばユヴェントスから移籍したマトリがどの程度出場しているのかわからないのですが、手持ちの駒を活かすに
は4-3-2-1は不適格のように思えます。

 確かにバロテッリとカカは外せないでしょうね。

 僕は4-1-2-3、もしくは4-2-1-3の3トップでバロテッリとシャーラウイを共存させる方が、ミランにとって
は有意義だと思いますが、ミランはこのイタリア代表をシティに売却しようとした過去があります。

 確かにミランの現有戦力でシャーラウイは最も金にはなるでしょうが、大きな反発も予想できます。

 それでもファンの反発を回避するために本田を獲得したのは、このイタリア代表売却とリンクする決別になるのかもしれま
せん。
 
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ファルカオがレアルに移籍するという話はどうなのか

2013-12-16 01:18:24 | 日記
 ラダメル・ファルカオがモナコ首脳陣との不和が囁かれています。

 それが烏合の衆、つまり金に物を言わせた為に起きた乱獲、まとまりの無さがクラブ内に存在する為か、それもファルカオ
個人がラニエリ監督の起用方法に不満があるのか、正直わかりかねます。

 ただ、確実に言えることは、現在の状況が

 「冬の移籍市場でファルカオがレアルに移籍する」
 「アンチェロッティはカリム・ベンゼマを不要と思っている」

 という、現段階では確実に「憶測」でしかない話が、モナコとマドリードだけでは納まらず、拡散してゆく危険性がありま
す。

 ファルカオの心にどんな思いがあるのか。

 それは彼にしかわかりません。

 ただ、彼の欠場により憶測が拡大する事で、ベンゼマを筆頭に移籍が余儀なくなると勝手に判断された方は、本当にたまった
ものではないですね。

 モウリーニョ在籍時からベンゼマはその大人しい性格がやり玉に挙がってきました。

 僕もそうなのですが、大声で怒鳴られる、叱責されると心のどこかで

 「そんなに強い口調で言わなくても良い。
  普通の声の大きさで指摘すればよい」

 「俺はそんなに間抜けで使えないのか」

 と思ってしまうのです。

 リヨンで優勝経験を持ち、レアルだけでなくフランス代表にも招集されているベンゼマなのですから、体調管理や広報活動を
疎かにはしていないでしょう。

 ですから大声をあげることは、むしろ逆効果にしか思えないのです。

 レアルに移籍すれば、確かにシメオネもアトレティコ・ファンも快く思わないでしょうが、むしろ不快感を示すファンが隣人
であっても、観客数が期待できないモナコよりは、まだ最適と考えているのでしょうか。
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中村俊輔がJ1MVPに輝いた背景

2013-12-16 01:05:24 | 日記
 中村俊輔の存在意義

 通常リーグMVPは優勝クラブから選出されるのが基本です。

 しかし今季のJ1は2位のF・マリノスから中村俊輔が選出され、彼がいかにクラブの大黒柱であったかを物語っていま
すね。

 開幕前はその平均年齢のさが指摘されましたが、蓋を開けてみればF・マリノスは最後まで優勝争いから脱落しません
でした。

 その主軸が中村でした。

 彼の活躍、そしてMVP獲得には広島の森保監督と選手たちも納得でしょうし、2季連続で受賞の可能性もあった佐藤も
敬意を払うはずです。

 もし、F・マリノスの中に、セレッソの柿谷、アルビレックスの川又のような

 「旬の選手」

 がいれば、風向きは変わったかもしれません。

 と言いますのも、先日もお話したように樋口監督は最後、ゴールから見放されたマルキーニョスを使い続けるしかなかった
ように、手持ちに劣勢を挽回できる爆発力を秘めた選手がいませんでした。

 齋藤がウォルクスブルクから移籍の打診を受けているように、彼の活躍がF・マリノスの首位戦線を維持できた面は間違い
なくあります。

 中盤では中町、守備では富澤がそうですね。

 それでも体を張ってボールをキープし、相変わらず制度の高いフリーキックと鼓舞する姿勢が中村に見られた事が、今季
の特徴だったと言えます。

 F・マリノスには五輪代表だった比嘉、熊谷アンドリューがいますし、かつて存在した名古屋の藤本に獲打診を行ってい
ます。

 チャンピオンズ・リーグも含めれば、リーグとナビスコの3点を掛け持ちする彼ら。

 どのような形で選手の上積みを行うかで、対アジア戦略が見えてきます。
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