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塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

ブラジルの老舗とセレソンの関係とは

2013-08-12 00:28:43 | 日記
 セレソンは現在ナイキと契約していますが、その前はアンブロ、更に遡るとトッパー、アスレタがスポンサーだった時期が
あります。

 今フットボール・パークを閲覧していましたら、トッパーがジュニア向けのプラクティスシャツに、1990年のセレソン、
2008年のフットサル代表のデザインを落とし込んで販売していることを知りました。

 トッパーは86年と90年のセレソンにジャージを提供していました。

 86年はともかく、90年のセレソンは現在でもその評判は最低で、その時の指揮官セバスチャン・ラザロニと背番号10を
託さされたシーラスが来日しましたね。

 グランパスエイトに在籍したバウドもそうでした。

 ラザロニは

 「ブラジル国民が求める美しさと力強さと一度決別し、組織力と機能性を盛り込んだ代表を編成しよう」

 そう考えたのでしょう、3-5-2という欧州式の布陣で本戦に挑むも、マラドーナの一発に沈み16強で姿を消します。

 ブラジル国民が劣化のごとく怒ったのは、宿敵アルゼンチンに敗れたこと、16強という大変「低い」順位で去ったことだけ
でなく、

 「私たちが踊りたくなるような、喜び溢れるサッカーではなかった」

 からでしょうか。

 現実と夢の狭間で代表監督は常に揺れ動き、以後もパレイラ、スコラーリ、ドゥンガという質実剛健な指揮官たちは、常に
罵倒の対象となりました。

 トッパーも、スポンサーとしても旨味はあまりなかったのではないでしょうか。

 トッパーはサッカー専門ではなく、総合ブランドなのでしょう、バスケットボールの世界でもジャージの製造と供給を行って
おり、アルゼンチン代表はアテネ五輪の際、トッパーのジャージで金メダルを得ています。

 例えば韓国代表がサッカーに限らず、アシックスとミズノにスポンサーを依頼するようなもので、トッパーは近年さほど目立つ
存在ではありませんが、古豪は健在の様子です。
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夏物衣料とサッカー選手の投げ売りにみる経済事情

2013-08-12 00:07:34 | 日記
 僕の店では夏物衣料品を値下げして在庫減らしを進めています。

 逆にいいますとこの炎天下の最中、重宝するであろう衣料品を買う最適の時期とも言えますが、構造的にこのデフレが店には
重くのしかかります。

 発想は違いますが、リーガのクラブがこぞって主力をイングランド、ロシアに売却する姿を見ると寂しい気分になります。

 ユヴェントスに移籍したフェルナンド・ジョレンテのように、クラブの財政ではなく指揮官と首脳陣との軋轢という例外もあ
ります。

 ワールド・サッカーダイジェスト2013年7月18日号でも触れていましたが、歩み寄りが出来たならばこのスペイン代表
が移籍金0で旅立つことはなかったに違いありません。

 一方でセヴィージャ、ベティス、そしてバジェカーノのように中堅、零細クラブは売って収入を得ることだけが、息をつける
恰好です。

 選手の投げ売りで急場を凌ぐ。

 それはかつてアルゼンチン、ブラジルで頻繁に見られた光景でしたが、今ではスペインを軸に欧州で見慣れた光景になりつつ
あります。

 古い話ですがワールド・サッカーグラフィック1996年12月号105ページでは

 「フルミネンセ、金欠のピンチ」

 という題名で、この古豪が給料の遅配を来る返し、ファンからは愛想をつかれてスポンサー探しに苦労している姿が記されて
います。

 日本人選手の乱獲もその背景には、小型自動車のような燃費の良さ(金額の安さ)が根底にあった点は間違いないでしょう。

 僕はバーゲンでよく呼び込みを任せられます。

 その際に

 「サイズの確認をお願いします。」
 「今の時期に重宝しますよ。」
 「今買っておいて来年着てみてはどうでしょうか?」

 と、出来る限り思いつく服、肌着の魅力を叫ぶようにしています。

 中には肌着を安くかっておけば来年節約できるな、そう考える方は多々いらっしゃいます。

 でもサッカー選手は時間との勝負です。

 クラブの財政で進路がふさがれるような出来事は、選手にとっては勘弁して欲しいですから。
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