塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

アンジとミラン、今夏の展開はどうなるのか

2013-08-20 22:00:06 | 日記
 日本のテレビ局は本田圭祐がモスクワからミラノに移ることになるのか、そればかりを注視していますが一方でこの日本代表
獲得のダシにされそうなボアテングの心中はどうでしょうか。

 ロビーニョもボアテング同様残留すると言われています。

 その一方で根強く囁かれているのが、エル・シャーラウイの退団です。

 ワールドサッカー・ダイジェストが7月18日号でミランがアンジにこのイタリア代表を売却するのではないか、そう掲載し
ていますが、ここに来てアンジが

 「方向転換」

 を見せており、シャーラウイは残留すると思います。

 僕が不思議に思うのは、ミラン、アンジの動きが全く解せないためです。

 確かにミランはシャーラウイ売却でまとまった資金は得られるでしょうが、少なくとも本田はシャーラウイが担っていた仕事
はできません。

 貴重な戦力を売却し、代役が得られないのであればここは残留が御の字でしょう。

 ただでさえ昨年、シーズン・チケットホルダー向けの案内に、移籍したふたり、イブラとチアゴ・シウバが印字されていた為、
大きな批判が噴出したミラン。

 このイタリア代表がバロテッリと2トップを組むことは、今季も変わらないはずです。

 今夏、シャフタルからブラジル代表ウイリアンを獲得したアンジですが、急に財政状況が逼迫しはじめたのか、ユーリ・ジル
コフにサミュエル・エトーの移籍が囁かれています。

 当然ウイリアンもその中のひとりです。

 あれだけ景気の良かったクラブが、急転直下で運営方針が変化するとなれば、ASモナコやシティファンもいずれは同様の
問題を心配するかもしれません。

 欧州サッカーはやはりつかみどころの無い側面がありますね。
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今改めて思うチェルシーとモウリーニョの関係

2013-08-20 21:38:15 | 日記
 よほどチェルシーの環境が水に合うのでしょう。

 「呼び戻してくれたアブラモビッチに感謝する」

 というモウリーニョの姿は、2007シーズンに喧嘩別れした時の事を振り返れば雲泥の差ですし、ここにはこのポルトガル人
を常に支援するファンがいます。

 ではどうしてファンはモウリーニョのことをここまで熱心に声援するのでしょうか?

 少なくとも90年代後半からこの青の軍団はプレミアの中で多国籍クラブという先鞭を付け、徐々にタイトルレースに参加して
きました。

 FAカップとカップ・ウイナーズ・カップの優勝がそうですし、ジャンフランコ・ゾラにディ・マテオ、フランク・ルブフに
マルセル・デュサイーなどがチェルシーの歩みに一役買ってきました。

 ただ彼らにしてもただひとつ

 「リーグ優勝」

 だけを成し遂げることができませんでした。

 同時にやっかみもあったのでしょうが

 「イングランド人はデニス・ワイズだけ!」

 とその目に余る多国籍ぶりが非難され、下部組織からの昇格が多勢を占めるユナイテッド、リバプールを随分比較されたもので
す。

 つまりモウリーニョは

 1・50シーズン振りにリーグ優勝を与えてくれた、かけがえのない人物
 2・しかも2年連続でプレミアの頂点に立った実績
 3・現在の礎を築いてくれた

 この3点でファンの信頼を今でも得ています。

 モウリーニョはマドリードでも国王杯とリーガ優勝を経験しています。

 しかしどれだけバルセロナが優れていると評判を集めても、その間にもレアルはリーグ優勝を成し遂げており、チェルシーファン
ほど

 「国内覇権」

 には飢えていませんでした。

 彼らが心から入手したかったのが欧州王者の称号で、だからこそモウリーニョの手腕はさほど評判を呼ばなかったと僕は思ってい
ます。

 噂されたトーレスとマタの売却をせず、新戦力のシュールレの起用に踏み切ったモウリーニョ。

 今季のプレミアはシティとチェルシーの2強体制で事が進み、ペジェグリーニも含めてスペインで経験の持つ選手と指揮官がより
英国内でも注目されるはずです。
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サッカーの世界と実社会

2013-08-20 14:54:51 | 日記
 欧州と南米では試合に敗れた際に

 「お前のせいで負けた!」

 と選手が同僚を痛烈に批判することが珍しくありませんし、それが時に監督批判につながり内外が騒然とする時さえあります。

 パラグアイ代表FWカルドーゾが所属先のベンフィカから移籍すると囁かれているのも、彼が監督批判を行うもクラブは監督
支持の声明を発表したためです。

 サッカーはその国の実情を映す鏡と言われます。

 ではサッカーに限らず、一般企業でも仮にプロジェクトが頓挫、もしくは締切に間に合わず信頼が失墜した際は、名指しで同僚
や上司を批判するものなのでしょうか。

 「お前のせいでこの仕事が台無しだ!ふざけんな!」

 と罵声が飛ぶことがあるとすれば、日本人からすれば凄い出来事だと思います。

 先日もそうでしたが、レジで打ちミスが発覚しその電話対応をしたことがありました。

 レジ打ちをしたのも、そのミスの要因を作ったのも僕の部署ではありましたが、僕が行った作業ではなかったのですが、お詫び
して打ち直す意図を伝えました。

 「俺のミスでもないのに俺が謝るのか!」

 とも思いましたし、皆さんだって業務中にそういう理不尽さを感じることがあるでしょう。

 でも僕たちは頭の中で怒りを覚えますが、それを実際に口に出して他者に責任を追及することはまずなく、水に流してしまうこと
の方が圧倒的ですよね。

 僕のミスならば幾らでも頭を下げ、代替案を提示、もしくは会計をし直しますが、他人のミスには誰もが寛容ではありません。

 言い方もありますが

 「先日あなたのミスでこういう出来事が起こりました。」

 と適切な表現で伝えることが、サッカーだけでは無く社会でも必要のように思いますが、僕は甘ちゃんなのでミスは誰にでも起
こりえると考えてしまうのです。

 「真の友人ならば欠点を指摘すると言う。
  しかし日本人の考え方は違う。黙っているんだ。

 これはナンバー715号に掲載されているドゥンガの言葉ですが、頷ける部分もありますし、人間的に強くなければ言えない言
葉でもあります。
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ほうれんそうとカバーリング

2013-08-20 14:42:26 | 日記
 新入社員であればまっ先に教えられる言葉が「ほうれんそう」ですね。

 つまり上司と部下が常に意思疎通を図り、与えられた時間を有効活用することで締切を守り、取引先と社内に迷惑をかける
事がないようにするこの動き。

 確かに何等かのアクシデントが起きた際、それが「小火」でおわるか「火事」にまで発展するかでは、個人だけなく企業と
しての信頼にも結ぶつきます。

 これ、何だか日本サッカーと似ていますよね。

 そう、カバーリングです。

 ブンデスリーガに渡った選手たちがポジションに関係なく指摘する点が「ツヴァイカンプ」と呼ばれる1対1での強さが尋
常ではないという点です。

 つまり欧州サッカーの根っこにあるものは

 「まずはお前が1対1での責任を取れ!
  周囲が協力するのはそれ以後の出来事だ!」

 ということで、だからこそフィジカル・コンタクトの強さ、試合の流れを把握する視点、FWならば自分がゴールを奪うと
いう自尊心が求められます。

 かつて中田英寿が、日本が1対1を最初から放棄していると指摘したのは、まさに彼がイタリアで体感したことがJ1と代
表では放置されていると感じた為です。

 欧州だって決済を持つには重役たちですし、通常の従業員も進捗状況は伝えていると思います。

 でも彼らの根底にあるのは

 「まずは俺がやる!
  俺がやらないのに他人がやるわけないじゃないか」

 という強い意識のように思えます。

 そのドイツがかつて3-5-2のスイーパーシステムで、人を余らせてカバーリングに長けた戦術を導入していたことは興味
深いですね。

 一方で最後尾に人が余っていたからこそ、ブレーメに代表されるウイングバックが絶えず1対1を恐れずに済んだという側面
もあります。

 「誰かがきっと助けてくれる」

 と思うよりも、自分がやって初めて意味があると思えれば、それだけで素晴らしいと感じます。
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デッドストックという甘い響き

2013-08-20 02:04:17 | 日記
 「デッドストック」

 これは単に売れ残り、言い換えれば死に在庫の事ですから店側としては好ましい傾向ではありません。

 しかしサッカージャージだけでなく、ジーンズやスニーカーなどコレクション性のい物や古い物を探している方からすれば
この言葉は一瞬にして価値あるものに変化します。

 デッドストックは中古品とは異なり、誰も袖を通していません。

 年代が古い事は確かですが、新品の状態を保持出来ている点でも非常に価値があります。

 これがスニーカーだと履き心地が悪く、最悪の場合加水分解と言いましてウレタンソールが破壊されている場合もありますか
ら注意が必要です。

 一方ジーンズも丁寧に洗濯しないと、革パッチ、リーバイスでいうならばベルトを通す箇所にあるロゴが刻印されている革の
部分が外れてしまいかねません。

 でもサッカージャージは基本化学繊維ですし、そこまで丁寧に扱う必要もないでしょう。

 ただ胸スポンサーがフェルト生地の場合だと注意が必要かもしれません。

 (例えばインテルの2003シーズンのホーム用ジャージがそうでした。)

 店側にとっても売れ残りをデッドストックという言葉で販売すれば、一瞬にして魅力的な言葉に変化しますし、中には既に
マーキングやパッチが施されているものもありますから、お得な面は間違いなくあります。

 極論ですが

 ガレックスが手掛けたペルージャ時代の中田モデル
 クロノスが手掛けたベネツィア時代の名波モデル

 などがデッドストックで出回れば大きな需要がありそうです。

 有名クラブで言えばケルム時代のレアル・マドリー、メイハ時代のバルセロナ、ウールシュポルト時代のインテルなどでしょう
か。

 勿論サイズの問題もありますし、ただ保管しているだけはつまらないという面もありますけどね。
 
 
 
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