「中道(ちゅうどう)」って言葉を聞くことがあるんだけど、どういうことなの? なーんて疑問もってる人、いませんか?
幸福の科学の大川隆法先生は、『仏陀再誕』(幸福の科学出版)で、こう説いておられます。
私は、あなたがたに、よくよく言っておきたいと思う。
人は、ともすれば成功とともに階段を上ってゆくが、
その時に、同時に自分は失敗への階段を下りているということも、
忘れてはならない。
成功への道と、失敗への道は、
その傾斜が急であればあるほど、
また明らかに、くっきりと、
表裏一体のごとく現われてくるものであるのだ。
成功することのない人は、失敗をすることも少ないであろう。
しかし、多く成功する者は、多く失敗することもあるであろう。
人生は、このように、
常に、右と左、上と下とが、
あざなえる縄のごとく、現われてくるのだ。(中略)
しかし、私はその時にあなたがたに言っておきたい。
自らの心に誠実になり、常に中道を旨とせよと。(中略)
人生の王道がここにあるということを知りなさい。
すなわち、成功の時には、得意の時には、また上げ潮時には、
常に、自らを戒め、謙虚に生きるように心がけなさい。
謙虚であると同時に、
他の人びとや仏に対する感謝を忘れてはならない。
成功の時に、順調の時に、謙虚さと感謝を忘れない人間であるならば、
さらに、その成功は大きく続いてゆくであろう。
その成功がいくら大きくなったところで、
それを中道から外れたとは言わないのだ。
中道から外れない成功とは、
謙虚さと感謝をともなうものなのだ。
謙虚さと感謝をともなう成功は、
これは常に中道のなかにある。
それは、すべてのものを生かしてゆく道であるからだ。
自らが成功することが、
他の者の失敗を呼びこむようであってはならない。
自らの成功が、他の者を傷つけることであってはならない。
自らの成功が、他の者を不幸にすることであってはならない。
成功への道は、万人を生かす道でなくてはならない。
(63~67頁)
中道とは、人生の王道。
成功のときには、謙虚さと感謝を忘れないこと。
そうすれば、自分の成功は、他のすべてのものを生かしていく成功となっていく──。
「中道」の理論には、いろんな説明の仕方があるように思います。
今日ご紹介したのは、これを大川隆法先生が「再誕の仏陀」として説かれた一節です。
ここに込められた言魂をしっかりと味わい、心に刻んでおきたいと私は思っているのです。
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『仏陀再誕』
大川隆法著 |
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