霊能者って、テレビに出てきたり、町にもいたりするけど、怪しい人、多いよねー。どんな霊能者だったら信用できるのかは、どんなふうに考えたらいいの? なーんて疑問もってる人、いませんか?
幸福の科学の大川隆法先生は、『宗教の挑戦』(幸福の科学出版)で、こう教えておられます。
正しい修行者の態度としては、昔から戒律と言いますが、戒めを自らに課していることが大事です。常にストイックに生きること、また、自分を節制し、よく欲望をコントロールしているかどうか、これを見なければいけません。この欲望のコントロールのところをしっかりして、ストイックな面がなければ、やはり本物ではないと思います。
常にそういう防波堤を築いておかないと、間違ったものが入ってくるようになるわけであり、それに気をつけなければならないのです。
ですから、霊現象を起こす主体となるべき霊能者というのは、常に戒めを課して、節制のある生活をすることが大事です。これが一つです。
この基礎にあるのは何かというと、一つは健康面、肉体面での管理です。健康生活を送ることです。規則正しい生活をし、毎日、定期的な運動をして、身体を使うことです。これも大事です。疲労がたまってくると、どうしても悪霊の波動を受けやすくなりますから、これを抜くために肉体のコントロールが大事です。
それともう一つは、龍神だとか、何とか権現だとかいうようなものの霊言を真に受けないためにも、しっかりとした勉強をしておく必要があるわけです。かなりの教養、知識を身につけておく必要があるわけです。かつては坊さんであったり、修行者であった人がかかってきますと、ある程度の宗教用語を使いますから、それに騙されないように、やはり日頃から研鑽(けんさん)を積んでおくことが大事です。
ただ、あまり知識を詰めますと、霊的なバイブレーションを受けにくくなる傾向もあることはあります。しかし、それはそれでリスク管理だと思って、やはり割り切るしかないと思います。(中略)
霊現象を起こしやすいタイプの方は、だいたい感性的です。芸術的な魂、あるいは非常に感情豊かな方が多いのです。そういう方の場合は、勉強し過ぎますと、その感性が鈍ることがあるわけですが、自分自身の大切なものを守るためには、あえて知識をきっちりと学んでおく必要があると思います。
しかし、増上慢の傾向がある方、自分は偉いんだと思う傾向、とにかく人を見下す傾向のある方は、いくら知識を勉強しても、最終的にはこの魔界のものの霊指導を見破れないことがあります。ですから、謙虚な心が大事です。自惚れていると絶対にわかりません。まったく見抜くことができません。(中略)
したがって、常に平静で、謙虚な心を持って、節制に努めて、自己をよくコントロールしなければいけません。それから、他人に対しても、やはり厳しすぎず、そして堕落させるようなことはさせないという愛の心、また人を導きたい、善導したいという慈悲の心をきっちりと持っていることが大事だろうと思うのです。(中略)
もちろん、正しい霊道現象、チャネリング現象もあります。ただ、パーセンテージ的にはかなり少ないというのが私の実感です。
(176~179ページ)
霊能者が本物である条件は、第一に、戒めを自らに課し、常にストイックに節制して、欲望をよくコントロールしていること。
第二に、そのために、毎日、定期的な運動をして、規則正しい健康生活を送っていること。
第三に、悪しき霊に惑わされないように、しっかり勉強してかなりの教養を身につけていること。
第四に、常に平静で謙虚な心を持っていること。
第五に、人に厳しすぎない愛の心、人を善導したいという慈悲の心を持っていること──。
いやあ、どれもかなり厳しい条件のように感じます。
でも、これを教えておられる方ご自身は、まさにこの条件を満たしていることを大川隆法先生は暗黙のうちに示しておられるのだと私は思っているのです。
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『宗教の挑戦』
大川隆法著 |
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