ゆーぱの部屋 ~幸福の科学の教えから~
幸福の科学の教え(大川隆法先生の書籍)で、みなさまの人生の悩みや疑問などを解決するお手伝いをします。
 



オレって、今までずーっと、劣等感をバネにして頑張ってきたんだよねー。若いのにはまだまだ負けられないって思って、このトシになっても頑張ってるんだけど、これでいいのかなあ? なーんて悩みもってる人、いませんか?

幸福の科学の大川隆法先生は、『幸福への道標』(幸福の科学出版)で、こう教えておられます。

 やはりそういう失敗や、あるいは性格上のマイナスや、能力の不足など、いろいろなものがあったとしても、それを打ち消すだけの成功をどこかでおさめていることがだいじなことのように思えます。何か成功体験があって、それは確固としたものだという感覚が自分自身にあると、その劣等感の部分が、ユーモアに消し込めるようになるのです。笑い話にもできるようになり、「私もこんな失敗をしているんだよ。」ということが人に言えるようになります。単に劣等感に悩んでいる人を見て、「私もそういう悩みがありましたよ。」と過去形で言えるようになる、これがだいじなことです。
 このように、劣等感の処方箋としては、最初はそれをバネに使って成功への道を歩むということもあるのですが、その次はその成功の感覚を実感として持つことだと思います。これを持たなければだめだと思います。この実感は、自分が確認できるということもありますが、できうるならば、他の人にも確認してもらえるようなものになっていく必要があります。それが安心感となって自分に返ってきます。
 次にどうするかというと、そういう劣等感などを味わって苦しんできた道程を他の人にも同じように歩ませ、苦しませようとするのではなくて、また、「おまえも少しは苦労したほうがよい。」などといったり、あるいは心の傷口に刃を突き刺すようなことはしないで、その道程をひとつの自分の体験として、ユーモアとして、人に話ができて、同じ苦しみにある人たちのその苦しみをやわらげてあげ、生きる道を教えてあげる、これがだいじなことだと私は思うのです。そこまでいかなければいけないと思います。
 こうしてみると、私はとくに年輩の方、壮年や実年の方に申し上げたいのですが、この年代になって、自己顕示で頑張っている人がいるとやはり気の毒に感じるのです。そういう年代の人はむしろ自分の失敗談を、他の人に対する、若い人たちに対する、処方箋として出してあげなければいけないと思います。人間は、歳をとると自慢話をしたくなりますけれども、自慢話ばかりしているのではなくて、自分の過去の失敗体験や、挫折体験を、上手に話してあげて、いろいろな人の悩みを緩和する、そういうところまでいかなければいけないのです。
 ですから、実年の方は、過去の失敗は隠蔽し、現状の自慢ばかりに走るのではなくて、どうか蓋を開けてください。蓋を開けて、これを出して、ユーモラスに話ができるところまでいってほしいのです。これをどうか目標にしていただきたいのです。「おれは失敗なんかしたことはないわ。」とか「自分が若いときはそんなじゃなかった。」とか、こういうことは言わないで、ご自分もいろいろ経験されているはずですから、そういう失敗の部分などを、どんどん出して言えるぐらいにならなければいけないと思います。
(41~43ページ)

劣等感を癒していくには、まず第一に、それをバネに使って成功への道を歩むこと。

第二に、その成功の感覚を実感として持つこと。

第三に、その道程をひとつの自分の体験として、ユーモアとして後輩に話をしてあげること──。

まだ若い方で、劣等感があるのなら、それをバネにして、これから実績をあげ、成功感覚を実感できるように頑張っていくしかないわけです。

でも、ほんとうに大事なのはそこから先なんであって、そういう過程をすでに経てきた方は、どうすべきなのか。

実績に裏打ちされたその自信を背景にして、自分の劣等感体験を、後輩たちに話してあげること。それもユーモアをもって楽しく話してあげることで、今苦しみの最中にある後輩たちの苦しみを和らげてあげること。

そこまでできるようになったとき、私たちは自分の劣等感に本当に勝利できたということを、大川隆法先生は教えてくださっているのだと私は思うのです。
 

『幸福への道標』

 大川隆法著

 

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