本山健治の円心五法の真髄

「円心五法」の真髄を中心に健体康心についての気づきをお届けしています。

円心五法の真髄569 私の健腸食はこれだ!

2016年11月30日 | Weblog
27日、28日の2日間で「腸セラピー講座」を開催しました。28日の昼食を皆さんと一緒にセミナールームで頂きました。

その時の私の食事を見ながら、参加者のお一人から「先生の食事をメルマガで紹介したらいいじゃないですか」と言われ、丁度「腸セラピー講座」にいい材料だと思い、今回紹介させて頂きます。

私が脳梗塞で入院してからもう少しで3年が経過しようとしています。発症した時、右手右脚が全く動かせなくなりました。このまま麻痺が残ったらどうしようという不安もありました。

入院直後から使える左手で手の指や足の指を揉み自分なりのリハビリを行ったことが良かったのか、全く後遺症も残らず、以前よりも健康に生活しています。

なぜ、脳梗塞を引き起こしたのか、それまでの生活を見直してみました。一番の原因は食生活にあるのではないかと思います。

疲れもあったのかも知れませんが、気になったのは昼食です。簡単に菓子パンやカップラーメンで済ませていました。

退院後は血液サラサラを心がけて食生活を改善しました。特に昼食には気をつけるようにしたのです。

「納豆」に「メカブ」をかき混ぜて食べ、「ヨーグルト」に「オリゴ糖」と「青汁」の粉末を混ぜて食べるようにしました。たんぱく質を補いたいと思い「ゆで卵」を1個、これが私の昼食です。

血液をサラサラにするつもりで始めたのですが、これが健腸食になっていたのです。発酵食品の良さはご存知のように発酵菌の乳酸菌などが腸内の善玉菌を増やしてくれます。

また、納豆やメカブは繊維を多く含んでおり、乳酸菌と同様に腸内環境を整えてくれます。

このとき一緒にとっていたヨーグルトもご存知のように乳酸菌などを多く含んでいますが、ほとんどの乳酸菌は生きたまま腸内まで届くことはありません。

しかし、死菌でも悪玉菌を吸着して便として体外に排泄する働きを持っています。

ヨーグルトが腸に良いのは「プロバイオティクス」の働きを持っているからなのです。腸内の腐敗を抑え、悪玉菌の働きを抑制し、善玉菌の働きを活性化してくれます。

オリゴ糖は腸内の善玉菌のえさとなり、善玉菌を増やして腸内環境を整えてくれます。

こんな私の昼食は最高の健腸食だと思いませんか。

それでは本日はこの辺で。

NPO法人日本フットセラピスト協会
理事長 本山 硯士

円心五法の真髄568 北海道にて楽しく学ぶ勉強会

2016年11月24日 | Weblog
20日の日曜日に北海道の北竜町で会員の勉強会を開催してきました。ニュースで札幌の猛吹雪の様子を見ていましたので、防寒対策をして飛行機に乗り込みました。

新千歳空港に着くと雪ではなく雨が降っていて、気温も10度以上と、ちょっと拍子抜けの北海道入りでした。

札幌市内では「日本ハム」の日本一祝賀パレードがあるというので道路にはぎっしりとファンで埋め尽くされています。ソフトバンクのファンである私にとってはやっかんでしまう光景でした。

勉強会は「楽しく学ぶ」をテーマに「心身一如」、心と体は一体だということを、体をケアすることで、感情面にも好影響を与え、気持ちをコントロールできることを学びました。

今回、鼻グスグスで花粉症もあり、とても辛そうな方がいらっしゃいましたので、実験台になってもらいました。

鼻といえば五行では「金」、経絡では「肺経」「大腸経」になります。「金」のエネルギーが低下してくると呼吸にも影響し、皮膚のトラブルも起きやすくなります。

同時に感情面では悲しみに捉われやすくなり、ますます悪循環に陥り、悲しみから抜け出せなくなります。

また、季節は「秋」で収穫の秋でもあります。色々なことが成就してくることを意味していますが、エネルギーが低下すると中々成果に結びつかないことにもなるのです。

肺経や大腸経を簡単に調整し、「金」のエネルギーを高める方法をこの方を実験台に行いました。

後ろに回り、両腕を軽く後に持ち上げます。左右の腕の上がり具合を観察し、上がりにくい方の腕の経絡を調整します。

肺経の原穴「太淵」と大腸経の原穴「合谷」を刺激すると上がりにくかった腕の方が上がりやすくなるので、皆さん「こんなことで変わるんですか」と驚かれていました。

今度は二人一組になって、お互いに試してみることにしました。皆さん「変わる変わる」「肩が楽になった」などと、喜ばれています。

「金」のエネルギーが高まれば、鼻のトラブルは改善され、呼吸が深くなり、皮膚のトラブルも改善されてきます。

同時に「悲しみ」の感情から解き放たれ、成果に結びつく行動ができるようになってくることでしょう。

この他に「脾経」「胃経」の経絡を、足を使って調整したり、脊椎に現れる感情をほぐすセラピーも体験し、終了の時間になりました。北海道の皆さん、ありがとうございます。

それでは本日はこの辺で。

NPO法人日本フットセラピスト協会
理事長 本山 硯士

円心五法の真髄567 血流は舌を見れば分かる!

2016年11月16日 | Weblog
昨日のサッカー、興奮しました。ワールドカップアジア予選のサウジアラビア戦を勝利で終わりました。素晴らしい試合でしたが、無得点であればもっと良かったかなと欲張っています。

話は変わりますが、「血流がすべて解決する」という本が売れているようです。まだ、読んでいませんが、この記事がWeb日経に紹介されていました。

この中で気になったのが、「血流の状態が舌を見れば分かる!」というものです。

東洋医学の陰陽五行を学ばれている方であれば、なるほどと思われたのではないでしょうか。

五行では「血脈」要するに循環器に関することは「火」に属すると見ます。火のエネルギーの滞りは血流に影響し、その反応は舌に現れるのです。

この記事の中で、「舌診」が紹介されていました。ご自身で血流の状況を確認するにはとてもいい方法だと思います。

① 舌を出したときに小刻みに震えたり、舌の色が淡い色の場合は血液が足りない状況です。
② 舌の真ん中にへこんだ線がある人は充分に血液が作れなかったり、足りない状況です。
③ 舌の裏側にぼこぼこと2本の静脈が浮き上がっている人は血液の流れが悪い人で東洋的には瘀血と言われる状態です。
④ 「舌苔(ぜつたい)」といって表面に白いコケのようなものが、少しあるなら健康な状態ですが、べたっとたくさん付いている場合は不要なものを溜め込んでいたり、血液の質が悪くなりやすい状態です。

いかがですか、ご自身の舌をチェックしてみましたか。東洋医学の観察は非常に面白く、なるほどと納得させてくれます。

血液の質を改善するには食生活が重要です。いい血を作り、全身に巡らすには運動と同時に手軽にできる方法は経絡を流すことです。

五行の「火」に属する経絡は心経と小腸経です。この経絡は手の小指に流れてきていますので、ハンドセラピーを行いながら、小指を痛いくらいに揉みましょう。

小指の爪の際、両側に特効のツボがありますので、同じく痛いくらいに刺激を行います。血流が改善されエネルギーが満ちてくることでしょう。

それでは本日はこの辺で。

NPO法人日本フットセラピスト協会
理事長 本山 硯士

円心五法の真髄566 今から冷え対策で冬を乗り切る!

2016年11月09日 | Weblog
11月7日は立冬でした。いよいよ冬になりますね。ここ数日は冬の寒さの訪れで12月並みの冷え込みです。充分な寒さ対策もしない中、冬が来てしまったように思います。

そこで、久々に冷えについてお話したいと思います。冷えで悩まれている方にとっては辛い季節になってきました。

体を冷やす食べ物を控え、体を温める食べ物を食べることは大切ですし、体を温める足湯や半身浴も実践して欲しいものです。

これらに加え、今日は毛細血管のゴースト化から来る冷えについてお話しましょう。

動脈を通して送られてきた血液は毛細血管を通して全身の細胞に栄養素や酸素を送り届けています。

各細胞は新陳代謝を行って出た老廃物や二酸化炭素を毛細血管が持ち帰り静脈を通して、腎臓や肝臓でろ過され心臓に戻ってきます。

全身の毛細血管の長さは10万キロもあり、地球を2周半する長さなのです。

このように大切な役割を担っている毛細血管がゴースト化しているのです。5~10ミクロンの細い血管で、非常にもろく老化や生活習慣の影響で血管がなくなってしまいます。

大切な毛細血管がゴースト化して少なくなっていけば、その先の細胞に充分な栄養素や酸素が送り届けられなくなります。

結果、充分な新陳代謝が行われず、エネルギーも発生しなくなります。毛細血管が集中している手や足の末端の指先が冷えてくるのです。

しかし、毛細血管を若返らせ、ゴースト化を防ぐ方法がテレビなどで紹介されました。「Tie2」を活性化させれば老化を防ぐことができるというのです。

注目されているのが、「ルイボスティ」や「シナモン」「ヒハツ」です。本部でいつも飲んでいただいているのがルイボスティです。活性酸素を取り除いてくれる活性食品としても有名です。

同時に適度な運動も毛細血管の老化を防いでくれ、冷えを改善してくれます。激しい運動は活性酸素を発生させますので、程よい運動を心がけましょう。

そこで、お勧めなのがフットセラピーやハンドセラピーです。足の指の間に手の指を差し込み、指先を前後に動かすだけで、足の指先、手の指先に刺激が入り、指先が温かくなってきます。

手のグーパーや足のグーパーもお勧めです。

それでは本日はこの辺で。

NPO法人日本フットセラピスト協会
理事長 本山 硯士

円心五法の真髄565 乾燥はお肌の大敵!

2016年11月02日 | Weblog
この季節は乾燥が気になりますね。セラピストの手がカサカサではお客様に満足していただけません。

最近の情報では皮膚を乾燥から守るためのスキンケアがメインで、いかに保湿するかといったことが多いように感じます。

確かに保湿することは大切ですが、その前に丈夫な皮膚を作り、それを維持するかに意識を持っていきたいものです。

先ずは食事でしょう。皮膚を構成しているたんぱく質をつくるアミノ酸を多く摂り入れる必要があります。特に体内で合成されない必須アミノ酸の摂取が重要です。

この必須アミノ酸を多く含む食品は肉、魚、卵、豆類があります。ベジタリアンだといって、肉を食べないのは問題です。適度に肉も摂り入れましょう。

皮膚を作るアミノ酸を充分に摂り入れたら、次は腸内環境を整えることです。

「陰陽五行」という東洋の考え方があります。今の時期は五行では「金」、季節は「秋」にあたります。また、乾燥に影響を受けやすく皮膚にも影響するというのです。

同時に臓腑では「肺」や「大腸」に関わってくるのです。要するに皮膚を守るには大腸の働きを高めることが大切です。そして、腸内環境を整えることも大切なのです。

腸内の善玉菌を増やすにはせんいを多く含む食物を摂り入れることです。海藻類や根菜類、豆類を多く摂るようにしましょう。

腸内環境を整えるのに欠かせないのが、便秘をしないことです。三日以上の便秘は毒素を発生させて、体に悪影響を与えていきます。吹き出物の原因にもなるのです。

肌のお手入れと便秘解消に欠かせないのが腸セラピーでしょう。腸が本来持っている働きに、蠕動運動があります。便秘の人はこの働きが衰えています。

それを補佐してくれるのが腸セラピーです。腸に過激な刺激を与えるのではなく、呼吸に合わせてソフトに腸の緊張を緩めていきます。同時に胃経や脾経、胆経や肝経の経絡の流れも整えます。

腸のセラピーを行った後はハンドセラピーで小腸経や大腸経の経絡の流れも整えていきます。それでは手軽にできるセルフケアを紹介しましょう。

両手を組み、手首をクルクルと左右に回します。次に小指から順に指を付け根から左右に回し、指全体をグリグリと揉みます。

親指まで同様に繰り返したら、小指と人差し指、親指の爪の際を痛いくらいに刺激しましょう。

いつでも手軽にできます。腸セラピー、ハンドセラピーで潤いのある肌を守りましょう。

それでは本日はこの辺で。

NPO法人日本フットセラピスト協会
理事長 本山 硯士