本山健治の円心五法の真髄

「円心五法」の真髄を中心に健体康心についての気づきをお届けしています。

円心五法の真髄406 感動は心を浄化してくれる

2013年08月26日 | Weblog
土日にかけて日本テレビの24時間テレビが放送されましたが、感動の連続でした。放送時間が長すぎて、すべてを見ることはできませんが、とても心に残るものがありました。ご覧になった方も多いのではないでしょうか。

放送が始まり、始めの頃に放送されたシンクロに挑戦する少年の放送に感動してしまいました。ガンバリ屋だった野球少年が事故に遭遇し、右手右足に障害が残り、言葉も思うようにしゃべれない状態になってしまいますが、この夏、人生最大のチャレンジに挑むというものです。

障害がなくても大変だと思われるシンクロに不自由な体で挑戦するのです。高校生のウォーターボーイズと一緒にシンクロにチャレンジしました。

練習を始めた当初は高校生のスピードやリズムについて行くことができなかったのですが、高校生やコーチの方の応援で、放送当日は高校生に十分ついて行くことができていました。

不自由な体で本当に頑張ったのですね。障害がなくても簡単にはできない初めてのシンクロにチャレンジしたのです。しかし、彼一人で成し遂げたのではありません。そこには協力をして支えてくれた高校生やコーチたちがいて成し遂げられたものでした。

少年の「何が何でもやり遂げる」という強い思いが、高校生にもコーチの方々にも、嵐の相場さんにも伝わり、皆さんの協力を得られたのでしょう。成し遂げたあとの少年の笑顔がとても素敵でした。

最近、感動をすることが少なくなっていると言われますが、まだまだ、捨てたものではないですよね。腹から声を出して笑ったり、感動して大粒の涙を流したり、土日で私の心がすっかり浄化され、エネルギーも充電することができました。

人との関わりを大切にする仕事をさせていただいていると、地方に伺うたびに感動をいただいて帰ってきます。この番組を見ながら、「いい仕事をさせていただいている」と、全国の皆さんに感謝の気持ちが湧き上がってきました。ありがとうございます。

感動することは脳の働きにも好影響を与えます。感動すると脳には快感を引き起こす、β-エンドルフィンというホルモンの分泌が活発になります。β-エンドルフィンは脳内モルヒネとも言われるもので、痛みを緩和したり、快感を味わうことができます。同時に脳がプラス脳になり、プラスの発想が浮かんでくるのです。

また、感動は脳内の覚せい剤といわれるドーパミンの分泌も活発になります。ドーパミンは快感を引き起こすのと同時にやる気を引き出し、脳の創造性を高めて、豊かなアイデアが湧き出してきて、目的に向かって突き進んでいくようになります。

感動しない子供たちが増えているといわれますが、今回のテレビに出てくる子供たちは全員が素晴らしい笑顔と涙を見せてくれました。これからの人生に大きく関わる感動の白丸が潜在意識にインプットされたことでしょう。

私の脳にもβ-エンドルフィンとドーパミンがたっぷり分泌されたようです。心地良い快感で、今日からのやる気にもつながってきました。

それでは、本日はこの辺で。

NPO法人日本フットセラピスト協会
理事長 本山 硯士

円心五法の真髄405 笑いの効果

2013年08月19日 | Weblog
昨日(18日)新橋演舞場の芝居のチケットを義兄からもらったので、久々に芝居を鑑賞してきました。「さくら橋」というタイトルで隅田川を舞台にした「藤山直美」主演の泣き笑いの芝居で、思いっきり笑ってスッキリしてきました。

そこで、今日は「笑いの効果」について取り上げたいと思います。最近、「ラフターヨガ」が注目されてきています。これは笑いヨガといわれるもので笑いとヨガと呼吸法を組み合わせて作られたエクササイズです。

遺伝子研究の第一人者である「村上和雄」先生は「笑うことで良い遺伝子のスイッチがONになる」と言われています。実際に糖尿病患者に1日目は難しい糖尿病の講演を聞いてもらい、二日目には吉本興業のお笑い芸人による漫才を聞いてもらい、食前と講演後の血糖値を比較したところ、一日目は123mgも上がったのに対して、二日目は77mgしか上がらなかったそうです。

また、「元気で長生き研究所 所長 昇幹夫」先生の記事がとても参考になりますので、一部修正したり割愛したところがありますが、紹介したいと思います。

笑いは、人間の体にどんな影響を与えるのでしょうか。医療的な検証も多く行われていて、ナチュラル・キラー細胞を活性させるなど、数多くの医学的効果 が報告されています。

それでは、笑いが注目されるようになったのはいつ頃からでしょうか。1992年、「日本心身医学会」は、がん患者に吉本新喜劇を見てもらい大笑いしたところ免疫力が活性化したと発表し、それが新聞に掲載されたことで、笑いの効果 が日本で知られるようになったのです。
米国での「笑い療法」はさらに10年早く。1982年、「笑い療法研究会」が医師、心理学者を中心に結成され研究が始まり、結成時のシンポジウムで、笑いには次のような治療効果 があるという結論が出ています。

1.ユーモアや笑いは、ナーシングホームの人々の健康づくりに大いに貢献する作用がある。
2.大笑いは内臓のジョギングとも言われ、適度な運動に匹敵する効果がある。大笑いでリラックスすると自律神経の働きが安定。適度な運動をした時と同様、血中酸素濃度も増加するため、ストレスを大幅に減少させることができる。
3.脳内モルヒネと、以前日本でも話題になったエンドルフィンという強力な鎮痛作用を持つ神経伝達物質が増加し、痛みを忘れてしまう。
4.脳波では、情緒を司る右脳の活性化が見られ、ストレスで左脳を使う人にとってリラックス効果 があると考えられる。

この笑い療法のもとになったのは、強直性脊椎炎という膠原病の一つを同療法で治した米国のジャーナリスト、ノーマン・カズンズ氏の闘病記『500分の1の奇蹟』(日本では80年に翻訳されたが、すぐ絶版になり、96年に『笑いと治癒力』の題で岩波文庫として再版)です。

64年に発症し、全身の激しい痛みやしこり、熱病といった病状に加え、血沈が115ミリといった状態で、鎮痛剤では薬疹が出るといった有り様だった。そこで、面白ビデオを10分間見て大笑いしたところ、2時間ぐっすり眠ることができ、血沈も改善した。これを一週間続けた結果 、症状が改善し血沈も80ミリに。治る見込みは500分の1と言われていたにもかかわらず、半年で元の編集長職に復帰できたのです。

日本で、この笑い療法にいち早く注目したのが、岡山の医師、伊丹仁朗氏です。91年、伊丹氏と一緒に、笑いが免疫力にどう作用するのか、大阪の「なんばグランド花月」に男女19人の患者を集め、3時間笑った後の免疫力の変化を調べました。

開演前後の採血で、リンパ球の一割を占め、がん細胞に直接働きかけるNK細胞の活性状態を調査したところ、低すぎた人はすべて正常値までアップし、高すぎた人の多くは正常値に近い数値に戻っていました。笑いには、短時間で免疫力を正常化させる効果 があることが分かります。その後、がん患者20人にNK細胞の日内変動を考えたうえで再実験したが、同様の結果 を得て、冒頭の92年の発表になったのです。

笑いには多くのことが期待できます。大声を出して笑うようにしませんか。作り笑いでも同様の効果が期待できるようです。

それでは、本日はこの辺で。

NPO法人日本フットセラピスト協会
理事長 本山 硯士

円心五法の真髄404 夢を実現させるには

2013年08月12日 | Weblog
15日まで夏期休暇を頂いてのんびりと過ごしています。今日は私の夢を聞いてください。

夢を実現させるには周りの大切な人に夢を語り続けることだと言われます。確かにそうですよね。言葉に出して話しているとイメージがドンドン鮮明になっていきます。イメージが鮮明になると自分自身の中で、すでに実現してしまったような気持ちになりませんか。

そこで、私に夢を皆さんにお話したいと思います。そして、これを実現するために何を始めればいいのか、15日までの休みの間に考えてみようと思います。人の夢の話などどうでもいいと思われるかもしれませんが、私の夢の話を聞いてください。

私の夢は「自然村」を全国各地に作ることです。「自然村って何だ」と思いますよね。それではここからお話しましょう。自然の環境が残っているところで、できれば温泉があれば最高です。周りに空いている土地があれば、自分らで野菜なども作りたいですね。

自然の中を自由に散策したり、自然から取った野菜などを使って手作り酵素を作ったり、簡単な体操などのプログラムがあって、体を動かすことができます。温泉にも自由に入って、冷えを取ったり、プチ断食でデトックスしたりと充実した一日を送れたら素敵だと思いませんか。

施設には15名ほど泊まれる宿泊設備があり、温泉に入ったり、運動したり、セラピーを受けたりしながら一日を過ごすことができます。その他の設備は断食が基本になりますので、大きな厨房は必要ありません。小さい厨房で充分です。それにリラックスできるロビーが欲しいですね。

すぐにこのような設備を持った施設を作るのは、難しいですが、このような設備を持っているホテルや旅館とタイアップして行うことからスタートし、その後、独自の施設を作りたいと思っています。

自然村では週末のプチ断食や本格的な断食を指導しながら、日々の忙しい毎日を忘れ、心身の健康を取り戻してもらおうというものです。滞在中には色々な円心五法のプログラムを提供していく予定です。

朝は自然の中を「氣」を頂きながら散歩し、簡単な体操で気血の流れを良くして心のデトックスを行います。その後は順番にカウンセリングに基づき、その方にあったセラピーを受けて頂いたり、健美体操やヨガ、呼吸法、瞑想といったプログラムを自由に受けることができるのです。

気血の流れが良くなり、本来その方が持っている恒常性維持機能を高めたり、間脳が調整され、自律神経やホルモンバランスが整って、自己治癒力が高まり、免疫力も高って、真の健康を取り戻すことができる自然村にしたいですね。

お腹が空けば、断食ですので、食事は摂りませんが、酵素ドリンクは自由に飲むことができます。酵素ドリンクを飲みながらの断食は完全断食と異なり、体を動かすこともでき、簡単に断食を体験することができます。腸の働きも活発になり、体の中のデトックスも行うことができるのです。

以前から、単に温泉に行って美味しい料理を食べるだけの旅行の物足りなさを感じていました。旅行気分で体の調整ができたら、素晴らしいと思いませんか。断食を提供している施設に予約が殺到していると聞きます。今の時代、健康志向が高まり、ますます、増えてくることでしょう。

しかし、何を提供できるのかで、お客様の満足度にも大きく影響してきます。私たちは円心五法という素晴らしいコンテンツを持っています。お客様のニースに応えられるプログラムを提供できる自信があります。

皆さんのお近くのホテルや旅館で、このような企画を持っていけるところがあれば、「当たって砕けろ」プレゼンに伺いますので、ご紹介ください。

それでは、本日はこの辺で。

NPO法人日本フットセラピスト協会
理事長 本山 硯士

円心五法の真髄403 五行の活用法

2013年08月06日 | Weblog
前回のメルマガを見て、「五行のことをもっと知りたい」というご意見を頂きました。皆さんも円心五法の考え方の根幹の一つである陰陽五行について深く学んでみたいと思いませんか?私自身もまだまだ、さわりしか学んでいませんので、一緒に学んで行きましょう。

五行とは「木」、「火」、「土」、「金」、「水」の五つのエネルギーで宇宙とつながっています。中国四千年の歴史の中で、森羅万象、世の中すべてのものを関連するエネルギーのグループに分け、お互いの関連性をまとめていったものです。

例えば「木」のエネルギーは経絡でいえば、肝経と胆経の気の流れに関わっています。このエネルギーの滞りが起きると肝経や胆経の気の滞りを招きます。すると、肝臓や胆のうの機能にも影響を与え、目が疲れやすくなったり、筋肉が急につりやすくなり、爪が縦に割れてきたりと、身体に色々な反応が出てきます。

この二つの経絡の気の滞りは感情面にも影響してきます。ちょっとしたことでイライラして怒りっぽくなり、人とのトラブルを起こすことも多くなってきます。このトラブルが、感情をますますイライラさせてしまい、肝臓機能の低下につながっていくという悪循環を引き起こします。

また、日常の生活の中で見ていくと、何かの始まりを意味しています。一日の始まりは朝であり、方位は朝日が登る「東」を表します。一年でみると季節の始まりである「春」で新しい命の息吹を感じます。人生でいえば「誕生」または「幼児期」を表します。このように何かの始まりを意味しているエネルギーなのです。

そのため、肝経や胆経の気の滞りがあると新しいことを始めたいと思いながら、中々一歩が踏み出せないで、イライラしてますます気の流れを悪くしてしまいます。このような時に肝経と胆経の気の流れを良くする経穴への刺激を行うことで、改善につながるのです。

フットセラピストは足を観察する時、最初に皮膚の色を見ます。これも五行を応用したもので、「木」の関連する色は「青」です。怒っている人が青筋を立てるといいますが、このように皮膚の色が青味かかっている人は肝経や胆経の気の滞りがあるのではないかとみます。但し、色だけで判断することはできません。一つの情報として捉えます。

食べ物の味覚も関係しています。酸味の食べ物が好きで、つい食べ過ぎてしまうと肝臓と胆のうに負荷をかけてしまうことになります。しかし、程よくとることで、肝臓や胆のうの機能を高めることになるのです。

五行を通して観察する中で、色々なことの関連性を見ることができることが分かってきたと思います。 五行にはもう一つ相生と相剋という考え方があります。相生とは親子の関係と見ます。「木」を子とした場合は「水」が親になります。

「木」の肝経と胆経の流れを良くしているにもかかわらず、中々結果が伴ってこない場合は親である水の経絡の腎経と膀胱経の経絡の流れをよくしていくと子の経絡の流れも良くなっていくのです。

これに対し、祖母と孫の関係で表される相剋は「木」のエネルギーが強くなり、五行のバランスが壊れてきている状態の時は「木」のエネルギーを少し抑える必要があります。「木」の祖母は「金」ですので、肺経と大腸経の気の流れを良くすることで、孫の「木」のエネルギーを抑制することができます。相生と相剋が関係しあうことで五行のバランスが保たれるのです。

今後、五行や経絡の活用法を学びながら、実際のセラピーの中で症例に合せたやり方なども学べる講習会を各地で開いてまいります。楽しみにお待ちください。

それでは、本日はこの辺で。

NPO法人日本フットセラピスト協会
理事長 本山 硯士