理事長ブログ 心と体を癒やす

健康とは「健体康心」の略語です。体が健やかで心が康らかな状態を指します。心身の健康をセルフケアする方法を紹介しています。

円心五法の真髄551 霊峰白山の麓でボディコンディショニング

2016年07月27日 | Weblog
霊峰白山の麓の白山市で23日はボディコンディショニング講座、24日トレーナーの更新講習会、25日足操術体験会と充実した三日間を過ごしてまいりました。


24日の講習会終了後に白山比咩神社にお参りしてまいりました。石川に伺うたびに参拝しているのですが、何度行っても素晴らしい「氣」を頂くことができます。
  

今日は初日の23日に行ったボディコンディショニングについてお話しましょう。

先ず、通常のボディマッサージとの違いを簡単にお話します。実際にマッサージを受けたことのある方はお分かりだと思いますが、硬直した筋肉を揉み解していくのが一般的な方法です。

しかし、筋肉にはかなりの負荷をかけていますので、翌日揉まれたところが痛いという揉みかえしという状況が起きてきます。これでは何のためにマッサージを行ったのかわからなくなってしまいます。

ボディコンディショニングでは筋肉を揉み解すことは行わず、緩めることを目的に施術を行います。

また、感情面が脊椎に現れることが経験的に分かってきました。例えば、怒りの感情は胸椎8番に痛みや凝りが出てきます。

悲しみの感情は胸椎3番に現れ、呼吸が浅くなり、中々悲しみから開放されなくなってしまいます。

そこで、この脊椎の際を緩める手技を用いて、痛みや硬直を緩めることにより、体の凝りだけでなく、心(感情)の悩みを解消していこうというものです。

また、手技を行うセラピストにも負担をかけないために、ベッドに上がることなく、全てベッドの周りから施術を行えるようにも工夫されています。

ポジショニングや自分の姿勢、呼吸をうまく活用して行えば、楽に施術を行うことができます。

今回は再聴講を含め、12名の方に受講していただきました。和気藹々と和やかな中に講座を進めることができ、参加された皆さんから、嬉しい感想も頂き、充実した一日になりました。

宿泊したホテルの直ぐ近くに学問の神様の菅原道真公が祭られている「尾山神社」がありました。一泊目は気がつかなかったのですが、三日目の朝におまいりすることができました。
 

最終日もいい「氣」を頂きましたので、足操術の体験にも素晴らしい氣の交流を行うことができました。

石川の会員の皆様本当にありがとうございました。

それでは本日はこの辺で。

NPO法人日本フットセラピスト協会
理事長 本山 硯士

円心五法の真髄550 瞑想を日常に取り入れよう!

2016年07月20日 | Weblog
毎日の生活に瞑想を行っていますか?朝の3分、夜の3分、自分と向き合う時間を作ってはどうでしょうか。

姿勢を整え、呼吸を整え、自分と向き合う時間を作ります。今日の一日をイメージして、仲間と楽しく過ごしている自分、生き生きと仕事をしている自分をイメージするのです。

夜の3分は休む前に今日の一日を振り返り、両親に感謝し、仲間に感謝、活かされている自分に感謝して眠りにつくことでゆっくりと深い眠りにつけることでしょう。

日曜日のテレビで『脳の疲れをリセットして、集中力や記憶力を高める新世代の脳トレーニング「マインドフルネス」』として紹介されていたのは瞑想そのものです。ご覧になりましたか。

テニス選手のランク1位のジョコビッチ選手も「筋肉トレーニングと同じくらいにマインドフルネスは重要だと言っているそうです。

その方法を紹介していましたが、正直、私たちが勉強会などで行っている「身息心の一致」として実施していることと全く同じことでした。テレビの内容を紹介しましょう。

ステップ1:姿勢を整える
イスに背筋を伸ばして浅く座り、一度肩を吸う息に合わせて持ち上げて、ストンと肩を落とします。

ステップ2:息を整える
3秒かけて鼻から息を吸い、2秒止めて、5秒かけて鼻から息を吐きます。

ステップ3:心を整える
まずは呼吸に意識を集中し、その後集中が途切れて他のことを考えてしまうことに気づいたら、呼吸に意識を戻すようにします。

いかがですか、勉強会に参加されている方ですと、始めるときに行っていることと全く同じことだと、気づかれたことでしょう。

この方法に少しだけ私の意見を追加させていただきます。ステップ1の姿勢を整えるところは問題ありませんが、ステップ2の呼吸を整えるところで、少し追加させていただきます。

この呼吸は腹式呼吸を行います。呼吸は吸うことから始めるのではなく、吐く呼吸から始めましょう。下腹(丹田)に意識を集中し、吐くときに下腹がへこむように吐きます。

呼吸の長さは自分のリズムに合わせて行いましょう。ゆっくりと息を80%吐き出したら20%留めます。その後、ゆっくりと下腹が膨らむように吸い、やはり80%吸ったら20%留めます。

この呼吸の長さを徐々に長くしていくようにしましょう。初めのころは1サイクルを15秒ほどで行い、少しずつ長くしていきます。

ステップ3の時に朝の瞑想や夜の瞑想を行うようにすると脳の疲れが取れて、集中力が増し、充実した一日を過ごすことができることでしょう。

それでは本日はこの辺で。

NPO法人日本フットセラピスト協会
理事長 本山 硯士

円心五法の真髄549 九州の仲間に健美体操が好評

2016年07月13日 | Weblog
先週末の9日-10日は宮崎でトレーナーの更新講習会を行ってきました。九州は雨がひどいと聞いていましたが、宮崎空港の着くと雨は上がり、一部では青空も見えていました。

これだと翌日の砂浜歩きもできそうだなと迎えに来て頂いた先生と喜んでいたのですが、残念ながら砂浜歩きはできませんでした。

今回はプログラムの企画を先生方にお願いし、本部はサポートする形で実施したのです。

始まりは3名の先生方の活動事例報告です。

社共の依頼で何年も講習会が続いており、他地区からの依頼で講習会を続けられている羽根田先生。


施術を受けた方からの紹介、紹介で翌月のスケジュールが全て埋まってしまう有馬先生。


ご主人の介護の関係で健美体操教室を一つにまとめたところ定員でキャンセル待ちの人がいるという黒田先生。


皆さんの素晴らしい活動に心強い思いをいたしました。

本日のメインが健美体操の体験です。健美体操といえば円心五法の「運動」の実践法として寒河江徹先生が考案された運動法です。この健美体操をご紹介しましょう。

円心五法では「運動」=血液循環と捉えています。手軽にできる運動法は「歩く」ことです。歩くことが少なくなった現代人では歩くだけでも血液の循環は良くなります。

しかし、今回の健美体操を体験することで血液循環を図るだけでなく、筋肉の柔軟性や筋肉の衰えを予防することがとても重要だと、体を通して実感できました。

健美体操には全身の気血の流れを良くしていく「解緊運動」から始まります。手の指の関節、手首の関節、肘関節、肩関節、首関節と末端から関節を緩めることで気血の流れを良くします。
 

次に頭、目、鼻、口、耳、喉、胸、お腹の導引術といわれる方法で各部を活性化させていきます。そして股関節、膝関節と緩めた後に足操術(フットセラピー)で、気血の流れを良くします。

この後に本運動や組運動、最後にペアになって活法(使った筋肉を緩めてリラックスできる方法)で終わるというのが、一般的な健美体操の流れです。

今回は解緊運動を黒田先生が担当され、その後、井上先生のストレッチ、中村先生の整体法と健美体操がベースになった運動を体験できました。

「そんなのできない」とか「体が硬くなっている」「スッキリした」「体が軽くなった」など喜びの声があちこちで聞かれました。

私自身も体力の低下や体の硬さを実感し、健美体操は本当に素晴らしいと、体で感じることができました。

それでは本日はこの辺で。

NPO法人日本フットセラピスト協会
理事長 本山 硯士

円心五法の真髄548 沖縄の仲間と共に学ぶ心身一如

2016年07月06日 | Weblog
3日、4日と沖縄で会員勉強会とトレーナーの更新講習会を一泊二日の宿泊で行ってきました。

さすがに沖縄は暑い、でも沖縄の空気はいいです。心を和ませてくれます。

今回の会場は沖縄では初めて開催する読谷村です。那覇空港から1時間ほどで会場に着きました。

沖縄のトレーナーが協力して全ての準備が進められていました。真っ青な空と海、最高に気持ちのいい場所です。見ているだけで癒されていきます。


この素晴らしい場所での勉強会、自己紹介の後、司会進行役の島袋先生から言葉が私たちの体に与える影響を体感していく実験からスタートです。


二人がペアを組み、腕相撲を行います。一人がマイナスの言葉を言った時と、プラスの言葉を言った時で、強さを確認します。

何と、プラスとマイナスでは全く強さが変わってくるのです。言葉だけでなく、表情にも同じことが言えます。笑顔の絵を見たときと怒った顔を見た時でも同じように強さが変化します。

また、挨拶でも変化してきます。深々と挨拶をして行うと、やはり強くなっていることが確認できました。

耳から入ってくる言葉や目からの視覚の情報、好感の持てる挨拶などが気を高めたり落としたりしているのが良く分かります。

序盤でこの面白い内容です。この後、寒河江会長からは多くの方にセッション&セラピーを行ってきた体験を通して、心と体が深くつながっている事例を紹介して頂きました。


失恋した女性には胸椎3番の周辺を緩めたり、ハンドセラピーを行うことで、呼吸が深くなり、悲しみが和らいだそうです。

家庭のトラブルで悩んでいる母親には胸椎5番の周辺を緩め、フットセラピーを行うと、土台がしっかりして、母親に自信が見えてきたというのです。

今度は私の出番です。「心身一如」を頭の理解だけでなく、体でも理解するためにセラピーの実践を行います。


人生は背中に現れるといわれるように、心の状態が背中に現れてきます。そこで関わっている背中の部位をボディセラピーで緩める施術を確認しました。

同時に心の感情は顔や手そして足にも経絡を通して関連してきます。怒りの感情は肝経や胆経の滞りを引き起こしますので、フェイスセラピーやフットセラピーを実践しました。

その他、心の状態を想定しながら、ボディ&フェイス&ハンド&フット&腸セラピーを実践して心身一如のセラピーを学びました。

素晴らしい環境での勉強会でした。翌日の早朝は砂浜歩きで最高の気分です。


それでは本日はこの辺で。

NPO法人日本フットセラピスト協会
理事長 本山 硯士