本山健治の円心五法の真髄

「円心五法」の真髄を中心に健体康心についての気づきをお届けしています。

円心五法の真髄690 廃用症候群から寝たきりを防ぐには!

2019年04月24日 | Weblog
認知症と同様に怖いのは「寝たきり」
になることではないでしょうか。
自分の足で好きなところに行け、
好きなことができるそんな人生を
送りたいものです。

今回は介護が必要になった原因の中で
骨折や転倒についてまとめてみます。

(MSD製薬サイトより)
最近よく耳にするロコモティブシンド
ローム(運動器症候群)は高齢により
足腰の衰えが原因で、日常生活に支障を
きたしている状態です。

加齢による筋肉や関節、骨など運動器の
衰えが原因で転倒しやすくなり、骨折し
「寝たきり」になる方が増えています。

廃用症候群という言葉はご存知ですか。

骨折などで長期間、安静にしていると
体の機能が大幅に低下し、精神にも悪い
影響をもたらす症状のことを
廃用症候群といいます。

この進行はとても速く、特に高齢者は
その現象が顕著で、1週間寝たままの
状態を続けると、10~15%程度、筋力が
低下してしまいます。

さらに、気分が落ち込み気味になり、
うつ状態や前向きに物ごとに取り組む
ことができず、精神的にも影響が出て
しまします。

廃用症候群になると筋萎縮や関節の
拘縮などが起きてきます。

誤嚥性肺炎などの呼吸器の障害も起き
やすくなります。

長い間、寝たきりで足を使うことが
ないと、エコノミークラス症候群と
同様の血栓塞栓症などを引き起こす
危険性があります。

また、自律神経にも影響しやすくなり、
精神障害で「うつ状態」になったりも
します。廃用性症候群は本当に怖い
ものなのです。

骨折や転倒で入院したとしても
「寝たきり」にならない為には筋肉を
動かすことが大切です。

ギブスなどで固定しているところは
動かせませんが、他のところは動かせます。

ベッドから立ち上がれる人は松葉づえ
をついてでも動くことです。

フットやハンドの資格をお持ちの方は
ご家族に是非、セラピーを行いましょう。

それでは本日はこの辺で。

NPO法人日本フットセラピスト協会
理事長 本山 健治

円心五法の真髄689 糖尿病予備軍にお勧めは食後の運動!

2019年04月17日 | Weblog
「糖尿病の一歩手前、予備群ですね。
運動しましょう」と言われた経験が
ありませんか。

2016年の厚生労働省「国民健康・栄養調査」
によると、全国で糖尿病が約1000万人、
予備群も約1000万人と推計されています。

糖尿病の初期にはほとんど自覚症状がなく
進行していきます。気が付いた時には様々な
合併症を引き起こす危険性があるのは
ご存知ですね。

また、糖尿病の人はアルツハイマー型認知症
になる可能性が、健康な人の4.6倍という
報告もあります。

糖尿病は怖い病気です。
やはり予防が大切なのです。
血糖値をコントロールするには食事療法と
運動療法があります。

食事療法はテレビなどのマスコミで多く
取り上げられているので、ここでは手軽に
できる運動療法について調べてみました。

運動をすると、ブドウ糖が筋肉で大量に
消費され、一時的に血糖値が下がります。
このことを急性効果と言います。

運動を継続して行うことで血糖値を下げる
ホルモンの「インスリン」の働きが高まり、
血糖値が下がりやすくなります。
これを慢性効果と言います。
 (日経電子版より)

要するに運動を継続して行うことが、
血糖値を下げることにつながるのです。

それでは、いつ、どのような運動をすれば
いいのでしょうか。

1日の中で血糖値の変動を小さくすることが
大切になります。

食後1時間くらいに血糖値のピークが来るので、
食後1時間以内に運動を始めることで血糖値の
上昇を抑えることができます。

食後、血糖値を抑える効果的な運動は
ウォーキングなどの有酸素運動です。

食後1時間以内に20分ほどウォーキングを
することで血糖値の上昇を抑えることが
できます。

有酸素運動と併せて筋肉を増やしていく
筋力トレもお勧めです。筋肉量を増やせば、
それだけ糖を消費しやすい体になります。

スクワットなどで大きな筋肉が集中している
下半身を鍛えましょう。

それでは本日はこの辺で。

NPO法人日本フットセラピスト協会
理事長 本山 健治

円心五法の真髄688 隅田川テラスと両国の史跡を巡る!

2019年04月10日 | Weblog
4月6日の土曜日、京成電鉄主催の
「さわやかウォーキング」に参加
してきました。約12kmのコースです。

京成曳舟駅を出発し、散歩するには
最高の「大横川親水公園」では
せせらぎの音に癒され、満開の桜に
感動しながら歩みを進めていきます。


JRの総武線沿いを両国方面に進んで
いくと江戸時代の浮世絵師の「葛飾北斎」
生誕地の看板に出会いました。


看板には「勝海舟」生誕地や忠臣蔵で
有名な「吉良上野介」の屋敷跡など、
両国ならではの史跡に出会います。

相撲の聖地「両国国技館」を右手に
見て「旧安田庭園」を散策しながら
抜けていきます。

その先には横綱町公園、ここには
「東京都慰霊堂」があり、関東大震災で
亡くなられた方の遺骨や東京大空襲の
遺骨が納められています。

少し街中を歩くと隅田川の河川敷
「隅田川テラス」に出ます。

満開の桜の下を進むころにはさすがに
股関節のあたりに違和感を感じるように
なってきました。

川を挟んで、浅草側でも多くの花見客で
にぎわっているのが見て取れます。

桜とスカイツリーが目に飛び込んできました。
さっそくスマホでパチリ。
いい写真が取れました。


隅田川テラスから白髭神社を抜けると
ゴールの京成曳舟駅までもう少しです。

普段歩くのは自宅から駅まで12-3分の距離
しか歩いていませんので、今回の12kmは
かなり堪えました。でもウォーキングは楽しい。

車で通るだけでは気づくことのない公園や
史跡に出会うことができ、ウォーキングの
楽しさを改めて感じることができました。

久々の20,000歩越えに、翌日の筋肉痛が
心配でしたが、「次回も歩きたいね」と
家内とウォーキングにはまりそうです。

それでは本日はこの辺で。

NPO法人日本フットセラピスト協会
理事長 本山 健治(本名に戻します)

円心五法の真髄687 姿勢の悪さが「酸欠」を招き心身に影響!

2019年04月03日 | Weblog
新元号「令和」が発表されましたね。
元号が変わるのは5月1日からなのですが、
勘違いをしている人も多いようです。

世論調査では62%の人が「令和」に
好感を持っているようです。
桜の季節でもあり、気持ちがウキウキと、
令和の時代を迎えましょう。

最近、気になるのが若い人で、姿勢が
悪い人が増えているように感じます。
スマホの影響が大きいのではないでしょうか。

スマホを見る時の姿勢は背中を丸めて、
肩が前に入り込んだ姿勢になります。
この姿勢では肺を圧迫し、息を深く
吐いたり吸ったりできません。

「階段を上ると息切れする」
「ちょっと無理をするとすぐ息苦しくなる」
このようなことはありませんか。
それは姿勢の悪さが原因かもしれません。

日ごろから呼吸が浅くなり充分にガス交換
(吸う息で酸素を吸い、吐く息で二酸化炭素を吐く)
が行われていないのです。

吸い込んだ酸素は栄養素と結びついて燃焼して
活動エネルギーを生み出します。
このとき燃えかすとして出るのが二酸化炭素です。

姿勢が悪いと頭の重さを首や肩の筋肉が
支えなければなりません。
これが首や肩のこりを引き起こすこと
にもつながります。

また、呼吸は感情にも影響します。
呼吸が浅くなると不安やストレスを
感じやすくなるのです。

姿勢の悪さが、呼吸を浅くし、血液の
酸欠状態を引き起こし、内臓の不調や
体の不調、それに心の不調まで引き起こす
ことになります。

深い呼吸をするには肺を取り巻く筋肉の
働きを高めることが大切です。
その中でも横隔膜が充分に働くことが大切です。

横隔膜を充分に使うには腹式呼吸が大切です。
吐く息で下腹がへこむように吐くと横隔膜は
肺を圧迫するように持ち上がります。


吸う息で下腹が膨らむように吸うと横隔膜は
下がり、肺の気圧も下がり、空気を充分に
吸い込めるようになります。

姿勢を正し、腹式呼吸で酸欠を防ぎましょう。

それでは本日はこの辺で。

NPO法人日本フットセラピスト協会
理事長 本山 硯士