理事長ブログ 心と体を癒やす

健康とは「健体康心」の略語です。体が健やかで心が康らかな状態を指します。心身の健康をセルフケアする方法を紹介しています。

円心五法の真髄565 乾燥はお肌の大敵!

2016年11月02日 | Weblog
この季節は乾燥が気になりますね。セラピストの手がカサカサではお客様に満足していただけません。

最近の情報では皮膚を乾燥から守るためのスキンケアがメインで、いかに保湿するかといったことが多いように感じます。

確かに保湿することは大切ですが、その前に丈夫な皮膚を作り、それを維持するかに意識を持っていきたいものです。

先ずは食事でしょう。皮膚を構成しているたんぱく質をつくるアミノ酸を多く摂り入れる必要があります。特に体内で合成されない必須アミノ酸の摂取が重要です。

この必須アミノ酸を多く含む食品は肉、魚、卵、豆類があります。ベジタリアンだといって、肉を食べないのは問題です。適度に肉も摂り入れましょう。

皮膚を作るアミノ酸を充分に摂り入れたら、次は腸内環境を整えることです。

「陰陽五行」という東洋の考え方があります。今の時期は五行では「金」、季節は「秋」にあたります。また、乾燥に影響を受けやすく皮膚にも影響するというのです。

同時に臓腑では「肺」や「大腸」に関わってくるのです。要するに皮膚を守るには大腸の働きを高めることが大切です。そして、腸内環境を整えることも大切なのです。

腸内の善玉菌を増やすにはせんいを多く含む食物を摂り入れることです。海藻類や根菜類、豆類を多く摂るようにしましょう。

腸内環境を整えるのに欠かせないのが、便秘をしないことです。三日以上の便秘は毒素を発生させて、体に悪影響を与えていきます。吹き出物の原因にもなるのです。

肌のお手入れと便秘解消に欠かせないのが腸セラピーでしょう。腸が本来持っている働きに、蠕動運動があります。便秘の人はこの働きが衰えています。

それを補佐してくれるのが腸セラピーです。腸に過激な刺激を与えるのではなく、呼吸に合わせてソフトに腸の緊張を緩めていきます。同時に胃経や脾経、胆経や肝経の経絡の流れも整えます。

腸のセラピーを行った後はハンドセラピーで小腸経や大腸経の経絡の流れも整えていきます。それでは手軽にできるセルフケアを紹介しましょう。

両手を組み、手首をクルクルと左右に回します。次に小指から順に指を付け根から左右に回し、指全体をグリグリと揉みます。

親指まで同様に繰り返したら、小指と人差し指、親指の爪の際を痛いくらいに刺激しましょう。

いつでも手軽にできます。腸セラピー、ハンドセラピーで潤いのある肌を守りましょう。

それでは本日はこの辺で。

NPO法人日本フットセラピスト協会
理事長 本山 硯士

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