本山健治の円心五法の真髄

「円心五法」の真髄を中心に健体康心についての気づきをお届けしています。

円心五法の真髄542 食中毒予防に腸セラピーが有効!

2016年05月25日 | Weblog
真夏の前には必ず梅雨の時期を迎えます。そろそろ梅雨が近く
なってきました。

この時期は同時に食中毒の時期でもあります。幼児や高齢者に
とっては生命にも関わりかねないものです。

同じものを食べたにも関わらず、命を落とす人も出てきたり、下痢
や嘔吐は合ったとしても、直ぐに症状が治まったりと個人差があ
ります。

食中毒菌を体内に入れない努力としてこまめな手洗いや、食品
の保存方法などは大切ですが、体内に侵入する可能性はゼロで
はありません。

その為には侵入した食中毒菌に対抗する免疫力を高めておくこと
が重要です。

免疫細胞の6~7割が腸に集中しています。消化器官は外界と
接する器官でもあり、侵入した細菌やウィルスと戦わなければ
ならず、腸内には免疫細胞が集中しているのです。

この免疫細胞の働きを高めることが免疫力アップにつながります。
その為には腸内フローラ、要するに腸内細菌の働きが免疫力にも
関わってきます。

当然、食生活は重要です。しかしそれだけではありません。腸の
動きを活発にして、消化吸収された後の排泄物を早く、体外に
出すことも重要なのです。

今回開催する「腸セラピー講座」が好評で、多くの方からお問合せ
を頂き、受講者も定員のお申込を頂きました。

多くの方が腸セラピーに興味をお持ちで、今回は参加できないが
「次回はいつ開催されますか」とのお問合せも頂いております。

この講座を開発して本当に良かったと嬉しくなりました。

ただ単に腸を揉み解すのではなく、緊張を取り除く「足首まわし」
や呼吸法などを取り入れ円心五法のエッセンスが盛りだくさん
盛り込まれています。

腸セラピーで腸内の蠕動運動が活発になり、排泄を高め、腸内
フローラも理想的な状態を保つことができます。

同時に深いくつろぎが得られることで、自律神経は副交感神経
優位となり、ますます免疫力が高まります。

腸セラピーで腸内環境を高め、免疫力が高まれば、食中毒菌が
体内に侵入したとしても軽い症状で、食中毒を乗り切ることが
できることでしょう。

皆さんも一度、腸セラピーを試されてはいかがでしょうか。

それでは本日はこの辺で。

NPO法人日本フットセラピスト協会
理事長 本山 硯士

円心五法の真髄541 血栓のつまりを予防しよう

2016年05月18日 | Weblog
熊本の地震でもエコノミークラス症候群の対策が叫ばれていました。
ほとんど動かない生活を送り、ストレスを多く受けやすい環境での
生活です。

このような環境では血流が停滞しやすく「血栓のタネ」を作って
しまいます。

これが段々大きくなって脳で詰まれば脳梗塞、心臓で詰まれば
心筋梗塞を引き起こすのです。

私も突然脳梗塞を引き起こしましたが、発症から病院に運ばれ
たのが早かったので後遺症もなく、今では以前よりも健康になって
いるように感じます。

NHKの「ガッテン」ご覧になりましたか。脳梗塞の発症から3時間
以内ですとt-PAを投与することで、血栓を溶かし後遺症を防ぐ
ことが期待できます。

実はこのt-PAと同じ働きを持つ物質を私たちの体は持っていて、
血栓ができるとこれを分泌して血栓を溶かして血管のつまりを防いで
くれるのです。

生活習慣の乱れや過剰なストレスを受けやすい現代社会では血栓
のタネは常にできているのです。

しかし、血栓を溶かす働きを高めていれば脳梗塞や心筋梗塞を
予防してくれるのではないでしょうか。

それでは、どの様にしたらこの働きを高めることができるのでしょうか。
それには運動が効果的です。特に歩くことです。

例えば、二人でウォーキングをしていれば、お互いに会話をしながら
歩ける早さが、その人に合った速歩になります。

30分ほどの時間を作って毎日ウォーキングを行えば最高ですね。
しかし、中々継続できない人も多いはずです。

そのような時にフットセラピーの出番です。私は脳梗塞で2週間
入院していましたが、初めは右手右脚が動かせない状態でした。

最初は左手でできる範囲で手や足を揉んでいました。右手が少し
ずつ動かせるようになったらリハビリを兼ねて右手でも手や足を
揉むようにしたのです。

退院後も朝起きて水分を補給した後に解緊運動とフットセラピー
のセルフケアを行います。

解緊運動とは手の指、手首、肘、肩、首の関節を緩めて気血の
流れを良くしていく運動です。

部屋の中でもタタミ一畳もあればできる運動です。全身の気血の
流れが良くなったところで、足を揉んでいくのです。

今朝もこれを行って、朝風呂に入り、私の一日がスタートします。
このお陰なのか、本当に元気に過ごせているのではないかと思って
います。

定期的にMRIの検査を受けていますが、医師からは「全く問題
ありません」と太鼓判を押されました。

それでは本日はこの辺で。

NPO法人日本フットセラピスト協会
理事長 本山 硯士

円心五法の真髄540 増え続ける大腸ガンを予防しよう

2016年05月11日 | Weblog
TBSテレビの「健康カプセル元気の時間」で大腸ガンについて放送していましたが、ご覧になりましたか。

2013年のガン死亡数の統計で男性は1位が肺ガン、2位が胃ガン、3位が大腸ガンです。女性では1位が大腸ガン、2位が胃ガン、3位が肺ガンというデータがあります。

ここで、何か気がつかれませんか。肺ガンと大腸ガンが増え続けているのです。そうです、五行では肺と大腸は臓腑の関係で非常に関連性が高いのです。

大腸ガンを予防することは肺ガンを予防することにもつながります。それでは、具体的な予防の方法を検討してみましょう。

先ず、肉を多く摂ると大腸ガンが発症しやすいというデータがありました。世界で一番多く肉を食べているのがニュージーランドで大腸ガンの発症率も一位なのです。

動物性脂肪を多く含む肉を食べると腸内で消化を助けるために胆汁が多く分泌されます。この胆汁と腸内細菌が結びついて大腸ガンが発症しやすくなるのです。

肉でも脂肪の少ない鶏肉や魚の肉の影響は少ないようで、やはり腸内フローラを悪くする肉食中心ではなく、食物繊維を多く含む野菜を充分に摂り入れることが大切です。

腸内フローラをいい状態に保つことが、大腸ガンを予防するには大切です。同時に便秘は腸内フローラの状態を悪くして大腸ガンの要因にもなります。便秘の解消が大腸ガンの予防につながります。

便秘を解消するには食生活はとても重要ですが、それだけではなく、腸の蠕動運動を高める適度な運動もお勧めです。

手軽な方法は腸に適度な刺激を与える運動で腰を中心に上半身を捻ったり、横に曲げたり、前屈で腸に圧迫を与えると、腸の蠕動運動が活発になり、便秘の改善につながります。

しかし、中々継続できないのが人間の常です。そこで、セラピストにお勧めなのが、腸セラピーです。自分では中々継続できない方にこのセラピーを行って見てください。

体験した人は必ず、次も腸セラピーをやって欲しいと継続して通ってくれることでしょう。

円心五法のエッセンスや五行、経絡の考えを取り入れ、筋肉の緊張を取り除きながら、腸の蠕動運動を高めていきます。

是非、腸セラピーを通して大腸ガンの予防につなげて参りましょう。

それでは本日はこの辺で。

NPO法人日本フットセラピスト協会
理事長 本山 硯士