本山健治の円心五法の真髄

「円心五法」の真髄を中心に健体康心についての気づきをお届けしています。

「円心五法」の真髄 172 「ドラフト会議」

2009年10月30日 | Weblog
「ドラフト会議」

新聞もテレビもドラフト会議の菊池君の話題ばかりです。確かに高校球児として素晴らしい人材だと思いますが、ドラフト会議で一喜一憂したのは菊池君だけではないのになーと思いながら今朝のテレビを見ていました。

このドラフト会議を通して多くの若者がプロ野球の世界に飛び込んでいきます。自分の希望する球団ではないかも知れません。しかし、強い運命の引き合わせがあるのではないでしょうか。

希望する球団ではないからといって社会人野球や野球留学で先送りしたり、逆指名で自分の主張を通す話を聞くといい気持ちはしません。その点菊池君は爽やかですね。応援したくなります。回りからのエネルギーを頂くことも成功するためにはとても重要なことです。

それにしても西武の渡辺監督の強運は素晴らしいですね。強運の右手だそうで、会議でも「右手で真ん中あたりから取りました」とコメントされていました。この強運を引き当てた渡辺監督と菊池君の出会いが西武にとても菊池君にとっても大きな出会いになることを期待しています。

現在、大活躍しているマー君こと、田中将大投手に菊池君も似ていますね。「プロ野球であればどの球団に指名されても自分のベストを尽くします」とマー君は今では楽天で若きエースとしてひとまわりもふたまわりも大きく成長しています。

プロ野球で活躍することを目標にしているのであれば、球団に拘らず、早く飛び込む方がより大きく成長するのではないでしょうか。いち早くプロの世界に飛び込んだマー君と早稲田のハンカチ王子こと斎藤君の成長ぶりを比較してしまいます。

まず、体つきが違ってきました。マー君の身体の成長ぶりは素晴らしいものです。プロの監督とプロのコーチに指導された違いを感じてしまします。プロとアマでは大きく違うのではないでしょうか。当然、斎藤君も大学野球で大活躍していますが、甲子園で戦った時の二人の姿を思い出します。あの当時は二人とも同じくらいの力でした。しかし、今では明らかにマー君が上だと私は思っています。

菊池君も同様にいち早くプロの世界に飛び込み、超一流の選手たちの中で鍛えられ大きく成長していくことを期待しています。石川遼君のような爽やかさを持った逸材です。テレビのインタビューも堂々としたもので、「やっとスタートラインに立てて、ホッとしています」「勝つことも大事ですが、愛される球界の顔になりたい」と素晴らしいコメントを残しています。

まだまだ、日本には素晴らしい若者がいることを知り嬉しくなりました。

発信元:NPO法人日本フットセラピスト協会

「円心五法」の真髄 171 「これでいいのか現代医療」

2009年10月28日 | Weblog
「これでいいのか現代医療」

24日(土)に国連支援交流協会メディカル市民フォーラムのシンポジュームが法政大学の市ヶ谷キャンパスで開かれました。―Quality of Deathの考察―『これでいいのか現代医療!』というテーマで、パネルディスカッションや講演、ゲストのライブと充実した内容で行われました。

フジテレビの「報道2001」のキャスターとして活躍され最近退職された「黒岩祐治」氏がパネルディスカッションのモデレーターで、ご自身の父親のガンとの戦いの体験談からスタートしました。

パネラーが自己紹介を兼ね現代医療の現状をその立場、立場での考えを話されました。トップが統合医療塾の塾長であり、東京女子医大准教授の「川嶋朗」医学博士です。医師の中では異端児とされているようですが、一般の医師が取り組まない東洋医学の鍼灸や漢方または補完代替医療を積極的に取り入れ患者さんが喜び幸せになる医療は何かという視点から日々の治療をされています。

現代医療の抱える問題は大きいが、代替医療を勧める人たちにも色々と問題がある。高価なサプリメントを大量に売りつけるなど、これに関わる人たちのモラルの向上も必要であり、今後、統合医療を浸透させていくためには患者さま第一で取り組まなければならない。市民が自立し、他人任せにしないことも大切と厳しいご意見でした。

次は健康増進クリニック院長の「水上治」医学博士です。統合医療を勧める仲間として川嶋先生とも懇意にされているようです。

西洋医学の標準治療以外にも方法はあり、補完療法を効果的に使うことが肝要「進行ガンでも治る可能性は十分にあると、クリニックでは多くの患者さまに勇気を与えられているようです。

続いて自然漢方研究所 所長の「佐藤成志」薬剤師です。私たちもテーマにしている「自分の身体は自分で守る」を佐藤先生もモットーにされており、西洋医学の薬は化学薬品であり、これを身体に入れることは絶対にいいことではない、自然から作られた漢方を薬として使うべきだと強く力説されていました。

この他に「統合医療塾」の塾生の看護師の方や一般代表として放送プロデューサーの方がパネラーとして登場されました。

このような専門家の中で、私も「統合医療塾」の塾生代表でパネルディスカッションのパネラーとして壇上で話をする機会を頂きました。

私たちの役割は医師や薬剤師の方々が行われている病気の治療ではなく、いかに健康を維持するか、病気にならない身体づくりを行うかです。

現代の病気は発症してしまったら厄介な病気ばかりです。生活習慣病といわれるように日常の生活習慣が引き起こす病気ばかりです。私たちの生活習慣が引き起こす病気であれば当然、私たちが生活習慣を改善することで充分予防できます。補完代替医療の役割はここにあるのです。

今後、ますます叫ばれてくるであろう「統合医療」の中で予防医学の分野を担当するのは私たちが提唱する「円心五法」のような補完代替医療だと確信しました。

多くの情報と多くの氣を頂き、充実した一日を過ごすことができました。出会いに感謝です。

発信元:NPO法人日本フットセラピスト協会

「円心五法」の真髄 170 「養氣法セミナー」

2009年10月26日 | Weblog
「養氣法セミナー」

25日は岐阜で養氣法のワンデーセミナーを行ってきました。以前に体験されている方、今回初めて参加される方など11名の方が参加されてのセミナーです。

1泊2日の合宿で行っている本セミナーの中からピックアップして4時間で体験して頂くものです。初めて参加する人はどんなことをするのだろうという緊張が伝わってきます。

まずは、調身(姿勢を整えます)―調息(呼吸を整えます)―調心(心を整えます)で身息心の一致、上虚下実の状態を作り、瞑想しながらセミナーに臨むイメージを作ることから始めます。

セミナーに臨む心構えができたところで「潜在意識の力を知る」というタイトルのミニ講義でいかに身体を通した成功体験が潜在意識にインプットされプラスの行動につながるかを頭で理解します。

頭での理解は表面意識の理解ですので、これを潜在意識に落とし込むには身体を通した体験が一番です。身体を通した体験には全身の氣血の流れを良くしておく必要があります。解緊運動(各関節を緩めながら氣血の流れを良くする運動)で氣血の流れを良くします。

もう一つ身体を通した体験を成功させるには腹式呼吸が重要な役割をしますので、全員、腹式呼吸ができるように二人一組になってもらい腹式呼吸の練習を行うとすぐに皆さんできるようになりました。

いよいよ身体を通した体験の始まりです。姿勢と呼吸を整えて手の平に意識を集中して小さな氣のボールを作ります。イメージを膨らませながら氣のボールを大きくしていきます。ゴムフーセンを左右から押したときに反発力を感じるように氣のボールを押したときも同じように反発力を皆さんが感じたようです。

このような氣を体感する体験をいくつか行った後に「観念は生物なり、必ず肉を支配する」ということを体験します。要するに強烈なイメージが自分の身体をイメージしたように支配していくことを体感するのです。

最初は肩が床に付いて離れなくなるという実験です。初めは私が誘導するのを皆さんに見てもらうことにしました。一人の方に体験者になってもらいます。初めての体験ですので非常に不安そうです。そこで腹式呼吸を誘導しながら気持ちを落ち着かせ、意識を集中しやすい状況にします。すると安心してこちらの誘導に素直に入っていきます。実際に肩が床に付いて時に他の人に肩を持ちあげてもらい確認します。

集中力が強い人はびくともしなくなります。それでも本人に力んだところもなく、頑張っている様子もありません。これこそがイメージしたとおりに身体を支配している状況です。

この後、身体が弛緩して全身の筋肉が緩んでいくイメージを誘導すると筋肉がドンドン緩んでいきます。肩こりの人などこれだけで肩こり解消です。緊張の後の弛緩が何とも心地よく、実験に成功した充実感もあり、顔の表情が変わってきます。

このような成功体験を重ねていきながら、同時に二人一組で誘導者にもなって頂き、誘導をすることも体験します。誘導者の出す言葉や誘導のタイミングが受けている人の集中力を高めたり、逆に落としたりします。これは普段の生活での人間関係の中でのコミュニケーションの取り方そのものに活かすことができます。

あっという間の4時間が過ぎ、その場にいる全員がとてもいい氣の中で終了を迎えました。

発信元:NPO法人日本フットセラピスト協会

「円心五法」の真髄 169 「足裏刺激でやせる」

2009年10月23日 | Weblog
「足裏刺激でやせる」

「やせる」という言葉に敏感に反応する人が非常に多いですね。私も「足裏刺激でやせる」DVDを以前、作りました。サロンで簡単なアンケートにお答え頂いた方に無料でお渡ししております。

今日は何故、足裏刺激でやせるのだろうか?これを説明したいと思います。このポイントは

①足は第二の心臓である
②足には消化器に関係する経絡が集中している
③足裏には全身の反射区が集まっている

このポイントを中心にお話していきましょう。やせるためには入口、入ってくるカロリーを抑えること、そして出口、消費するカロリーを増やすことです。そこで単純に入ってくるものを抑えようとして無理なダイエットをする人がいますが、これは非常に危険です。

無理をして我慢しながらのダイエットでは長続きしません。先ずは楽しく継続できるものでなければ行う意味がありません。足裏刺激でやせる方法はやせるだけでなくとても健康になり、美容効果もとても高いものです。

まずは第二の心臓の働きを充分に活用しましょう。足を揉むだけで末端に停滞した静脈血を心臓に戻し、全身の血液循環を良くします。血液循環が良くなることで内臓機能も向上し、その結果代謝が高まるのです。

次に内臓の働きを高めることも重要です。足、特に足指には内臓の特効ツボが集中しており、足指を揉むだけで内臓の機能を高める事ができます。また、足には身体に対応する反射区が集約されており、関連する内臓の反射区を刺激することで機能を高めることにつながります。

例えば、内臓脂肪を燃焼させるには肝臓の働きが大きく関わってきます。肝臓の機能を高めておくことが重要です。また、糖の代謝に大きく関わる膵臓の働きを高めておかなければなりません。小腸が活発に動き、消化吸収の働きを高めるために関連するツボや反射区を刺激するのもやせることにつながります。

私たちは益々歩かなくなりました。理想的には1日1万5千歩、歩く必要があると言われています。しかし、実行できる人が何人いるでしょうか。その為、足の筋肉は衰えていくばかりです。筋肉の大半が足に集中しており、筋肉の衰えは基礎代謝量を落とすことにつながります。足裏の刺激や足の筋肉のストレッチで筋肉を維持することに努めましょう。

もう一つは、ストレス社会の中、過食で悩む人が急増えていることです。イライラして食べることでストレスを発散しようとしています。足操術は筋肉を緩め心地よいくつろぎが得られます。足裏を刺激してストレスを解消しましょう。

11月より「フットセラピー教室」を代々木上原教室で開催することになりました。11月は「足裏刺激でやせる」をテーマに4回シリーズで開催いたします。1回のみの参加も可能です。教室では今日お話ししたことをもっと詳しくお話ししながら実践を交えて楽しく学んで頂けます。詳細は下記のとおりです。

11月のテーマ「足裏刺激でやせる」
日 時:11月5日(木)、12日(木)、19日(木)、26日(木) 10:00~11:30
会 場:代々木上原教室(渋谷区西原3-11-9 代々木上原駅より徒歩30秒)
参加費:1回2,000円(4回まとめると7,200円)
特 典:参加者全員に「足裏刺激でやせる」DVDをプレゼントします。
お申込:NPO法人日本フットセラピスト協会 事務局までお申込みください。
    e-mail:honbu@jfta.net、電話:03-6802-8989、FAX:03-6802-8999
12月のテーマ「足裏刺激で冷え、むくみを解消」

発信元:NPO法人日本フットセラピスト協会

「円心五法」の真髄 168 「市民のための統合医療塾」②

2009年10月21日 | Weblog
「市民のための統合医療塾」②

前回の「市民のための統合医療塾」の続きで、ストレスによる「心の冷え」についてお話します。新潟大学の安保先生が打ち出されている「精神神経免疫学と安保理論」の講義でした。

少し、専門的な講義でしたので分かりやすく説明いたします。私たちにストレスがかかると間脳の視床下部からコルチコロトピン放出ホルモンが分泌され、脳下垂体に指令がいき、脳下垂体より副腎皮質刺激ホルモンとプロラクチンが分泌されます。

この情報は副腎に伝わり副腎皮質より副腎皮質ホルモン(ステロイド)が分泌され自律神経は交感神経優位となりノルアドレナリンが分泌され顆粒球が増えてきます。過剰になると活性酸素が増え、組織破壊につながります。またプロラクチンの分泌でT細胞・B細胞・NK細胞機能が低下し免疫機能に影響を与えてきます。

このノルアドレナリンと副腎髄質から分泌されたアドレナリンの関係でリンパ球が低下したり、胸腺委縮、NK細胞機能低下、血管委縮などが起きてきます。

また、ストレスがかかると大脳辺縁系に影響を与え、アドレナリンとノルアドレナリンが分泌され同様の現象が起きてくるのです。

このストレスを取り除く方法はリラックスすることです。安保理論ではリラックスすることで自律神経が副交感神経優位な状態になり、アセチルコリンが増えます。その結果リンパ球が増え、抗体の産生が増大し、キラーT細胞の機能も増大します。このように免疫機能が増大することが分かります。

私たちが提唱する「間脳調整法」もいかに深いリラックスした状態に早く持っていくかを目的にしています。

身体の冷えも心の冷えも徹底して冷えを取ることが大切です。「手軽で安価な冷え対策」として以下のものの紹介がありました。①冷たいものを取らない(食材にも気を使う) ②食べ物をよく噛む ③運動と早寝早起き(基礎代謝を上げるため) ④冷やさない服装 ⑤正しい入浴(38~39℃で30分程度) ⑥湯たんぽ ⑦クッキングペーパーや懐炉の利用などがあります。

湯たんぽなどによる加温・保温で軽減する症状は①疼痛 ②消化器症状(下痢、便秘、食欲不振など) ③疲労・倦怠感 ④不眠 ⑤自覚的冷え ⑥呼吸器症状 ⑦血圧異常(高血圧・低血圧) ⑧泌尿器症状(夜間尿・頻尿など)。

これだけ症状が改善されるのなら、上記のような症状で悩んでいる方はぜひ、試してみる価値があります。

もうひとつのテーマは漢方を通しての東洋医学の考え方で情報量が余りにも多くここでは紹介を差し控えます。看護師向けに書かれた本がテキストでしたので非常に分かりやすく、漢方や東洋医学に興味を持たれている方にはお勧めの本(絵で見る和漢診療学)です。

発信元:NPO法人日本フットセラピスト協会

「円心五法」の真髄 167 第4回「市民のための統合医療塾」

2009年10月19日 | Weblog
第4回「市民のための統合医療塾」

月一回の恒例の「市民のための統合医療塾」が17日の土曜日に開催されました。前半の講義は私もいつも健康を維持する条件として強く訴えている「冷え」についてでした。その後、漢方をテーマに東洋医学の講義でしたが余りにも情報量が多く、講義の中だけでは説明しきれないというので、テキストのポイントを先生が説明され、内容は各自で復習することになりました。

「現代人は冷えている」というテーマは私が皆さんに訴えてきたこととぴったりです。ますます、川嶋先生と共通する部分を感じ、嬉しくなりました。

前置きが長くなりましたが、現代はとても便利な生活を送ることができます。冷蔵庫の普及で冷たいものを過剰に摂取したり、エアコンの普及で暑ければ冷房、寒ければ暖房と手軽に部屋を一見快適にすることができます。しかし、冷房も暖房も「頭寒足熱」と全く逆の頭が熱く、足が冷たい状態になり、冷えを生むのです。

また、ほとんどの人が運動不足です。運動の目的は血行促進ですので、第二の心臓である足を使うこと、要するに歩くことが一番ですが、歩かなくて済む時代に私たちは生活しています。便利な半面、ほとんどの人が血行不良を起こしているのが現状です。その結果冷えている人が激増しています。

この「冷え」について現代医学的病態から講義を聴くことができました。冷えを西洋医学では血行障害や代謝低下による熱産生不足ととらえています。低体温と血行不良は相互に深い関係を持っています。低体温になると体内の酵素の反応が鈍くなり、代謝や免疫を低下させます。

血行不良は酸素や栄養素が末端の細胞に充分にいきわたらなくなり、細胞の活性化が低下し、代謝や免疫を低下させます。また、血行不良で有害物質を排泄できず、体内に溜めてしまい同様に代謝や免疫を低下させます。

代謝の低下や免疫力の低下が生活習慣病や癌、うつなどを引き起こしており、「冷えは万病の元」とは西洋医学的にも正しいと川嶋先生の見解でした。

冷えると次のような症状が出てきます。手足が冷えて温まらない、・偏頭痛もち、・顔色が悪く目の下にクマができる、・ちょっとした運動で息切れする、・熟睡できない、・低血圧である、・低体温である、・肩こりがひどい、・生理痛がひどい、・下痢や便秘を繰り返しやすい、・トイレが近い、・いくら寝ても疲れが取れない、・食欲がない、・イライラしやすい、・やる気が起きず集中力がない、・貧血気味、・夏でも汗をかかない、・朝起きるのが辛い、冬は特に辛い、などなど。

ストレスによる「心の冷えも病気をつくる!」という話も非常に面白く聞くことができました。これについては長くなるので次回に回します。

発信元:NPO法人日本フットセラピスト協会

「円心五法」の真髄 166 「子育て」

2009年10月16日 | Weblog
「子育て」

エチカの鏡」は全国で放送されているのでしょうか? 11日(日)の放送は強烈でした。以前出演された3名の強烈先生が勢ぞろいされての第一弾が放送されました。

今回はお二人の先生で最初に登場されたのは脳科学おばあちゃん「久保田カヨ子」さんです。78歳とは思えないパワフルなおばあちゃんです。

生まれてから歩き始めるまでに一生の脳の働きが決まると、0歳からの英才教育を育児の中に取り入れるテキストを作成されています。おばあちゃんの協力者が脳神経科学の世界的権威者であり、京都大学名誉教授のご主人「久保田競(きそう)」さんです。おばあちゃんが体験し、テキストにまとめたものをご主人が脳科学の見地からフォローされているようです。

脳の司令塔である「前頭連合野」を赤ちゃんの間にトレーニングすることが秘訣だそうです。例えば、赤ちゃんが指を引っかけるようにして持てるオモチャを引っかけて持つより、親指と人差し指ではさんで持つようにすると脳がフル回転して前頭連合野のトレーニングになるそうです。
これから子供が産まれる方はぜひ試してみましょう。

次に登場されたのが、鹿児島でスパー園児を育てられている「横峯吉文」さんです。以前この方を紹介したテレビをチラッと見たことが「エチカの鏡」を見るきっかけでした。保育園児とは思えない体力的な能力や知能面でも信じられないような子供たちを紹介されていましたが、今回もその子供たちが体験を通して成長していく姿が紹介されていました。

5歳くらいになると2~3歳と違い、行動範囲が広がるので色々な体験をさせるそうです。この日も海に行って岩場でタコ取りをやります。最初は気持ち悪がっていた子供たちも次第に慣れ、今取ったばかりのタコをその場で焼いて食べていました。「人間は命あるものを食べて生きている」ということを自然の中から学ぶのです。

また、男の子と女の子は平等であっても、同質ではない。男の子は本能的に強くなりたいと思っている。だから喧嘩をして当たり前、喧嘩をして勝つ喜びとか、負ける悔しさとか、痛みとか、優しさを学んでいきます。しかし、今ではこの機会を取り上げてしまっている。そこで保育園ではレスリングを通してこれらを学んでいます。その結果友情が芽生えてくるそうです。

女の子は生まれながらにして「母性」という素晴らしい心を持っているが、男の子には備わっていない。だから成長する過程で培っていくしかないのです。男の子は男として育てないと男になれない。かわいがるのではなく突き放して育てることが大切だと言われています。

横峯先生が運営する保育園が3校あり、男の子だけのレスリング大会が開催されました。どの保育園も優勝するために必死になって練習しています。練習試合でいつも勝っているリーダー格の男の子が浮かない顔をしています。先生に「一人だけ強くてもだめ、皆で勝つんだ」と言われていたので弱い子に自分の得意技を教えていたのです。皆で勝ちたいと思ったのでしょう。

結果的には他の保育園が優勝したのですが、その時最後の試合に挑んだ子は泣き虫でレスリングもあまり強くありません。彼が負ければ優勝できません。しかし、一番大きい子に果敢に挑んでいき、今回の中で一番長い試合になりました。最後は負けてしまい、号泣していました。

スタジオでは「悔し涙ですね」と皆が言っていると横峯先生が一言、「甘えから来る涙、弱さの涙です。来年の3月にはこんな涙は流しません」ときっぱりと言われていました。

「子育てとは何か」ということを教えてくれる素晴らしい番組です。18日も楽しみに見たいと思います。

発信元:NPO法人日本フットセラピスト協会

「円心五法」の真髄 165 「すごい会議」

2009年10月14日 | Weblog
「すごい会議」

今日は「すごい会議」の本を出され、各企業に会議のやり方を指導されている大橋禅太郎様に来て頂き、「すごい会議」を体験することができました。

第一声が「この会議が終わった後どうなっていればいいですか」という質問が飛んできました。一瞬「何だろう」と思いました。続いて「どうしてここにいるのですか?」と聞かれ「すごい会議を体験したかったから」とか「会議のやり方を学びたかった」などの答えに「そうではないでしょう。社長に言われて、訳も分からず来たのでしょう」と本音の部分をぐさりと指摘されました。

矢継ぎ早に「すごい会議」の体験が始まりました。「一年後にどのようになっていたいですか?一行で紙に書いてください」との指示に全員が紙に書き出しました。その後一人ずつ読んでいきます。

読み終わったところで「紙に書いてみたらどうなりましたか」の質問です。「紙に書くことで再確認できた」「具体的になった」などと前向きな意見ばかりでした。逆に紙に書かないで各自に質問していくと「前の人と同じです」という答えになることがほとんどだそうです。紙に書くことのメリットは大きいですね。

次に面白い体験をしました。「現在、抱える問題点や障害は何ですか」という質問です。同様に紙に書き出してみるとあんな問題がある、こんな障害があると沢山出てくる中でマイナスのものばかりです。ところが今書いた文を「どのようにすれば~できるだろうか?」と疑問文に変えてみると、なんとどうしたらこの問題を解決できるだろうか、と解決策を考えだしている自分に気がつきます。

例えば、社内で問題が発生したとします。問題を起こした社員に対して課長である、あなたはどのように答えるでしょうか。「なんでこんな問題を起こすんだ」と怒鳴ったとします。言われた社員は問題を起こしたことへの言い訳を考え出して自分を正当化しようとします。しかし、これでは問題解決にはならないばかりか、人間関係までギクシャクしてきます。

ここで「どのようにしたらこの問題を解決できるだろうか?」と課長のあなたが言ったら社員は自然に解決する方法を一所懸命考えだします。どちらのパターンがお好きですか?当然後者の方ですよね。

面白い体験をしながら、このあとが本番でした。これから先は話を控えます。皆様も実際に体験されてはいかがでしょうか。「すごい会議」の本当にすごい体験をすることができました。

すぐに役立ち結果が出てくるノウハウのお教え頂き、大橋様には深く感謝申し上げます。

発信元:NPO法人日本フットセラピスト協会

「円心五法」の真髄 164 台風の被害が予想を下回ったわけ

2009年10月09日 | Weblog
台風の被害が予想を下回ったわけ

昨日は日本列島を台風が縦断しましたが、当初予報されたより被害が少なかったようです。東京でも通勤時間帯の午前中は暴風雨になるような天気予報でしたが、大したことありませんでした。お昼には風は強いものの晴れてきました。大きな被害が出なくて本当に良かったですね。

asahi.comに「最強級台風、被害予想を下回ったわけは」という記事がありましたので紹介しましょう。

『約2年ぶりに日本列島に上陸した台風18号。上陸時の勢力は過去10年で最強クラスで、そのコースは死者・行方不明者5千人超の伊勢湾台風を想起させたが、結果的には雨量が予想を下回るなど、大規模な災害は免れた。その要因は――。台風18号は9月29日に太平洋のマーシャル諸島付近で発生し、勢力を強めながら日本に接近した。
気象庁は当初、紀伊半島周辺から上陸し、伊勢湾の西側を通ると予測。59年に大きな被害をもたらした伊勢湾台風と似たコースとされた。伊勢湾は南側に開いた遠浅の湾で、台風が西側を北上すると高潮が大きくなりやすい。
しかし、18号は予測よりも東側をたどり、愛知県知多半島に上陸。伊勢湾の東側を通過したことで、名古屋港の潮位は当初見込まれた3.5メートルに対して1.5メートルにとどまり高潮の被害はなかった。
さらに速度が上がったことも被害の軽減につながった。南大東島付近では時速20キロ程度だったが、本州に近づくと時速は50キロまで上がった。近畿や東海、関東の都市圏は人の動きの少ない8日未明から早朝に雨や風のピークを迎え、人的な被害が抑えられたとみられる。
全国的に大規模な土砂災害や河川のはんらんにつながる大雨も予想された。 台風本体が近くを通った愛知や三重では1時間雨量が70ミリを超えたが、総雨量が500ミリに達するとみられた四国や紀伊半島では、350ミリ程度にとどまった。気象庁によると、強い勢力に比べて雨雲の範囲が狭く、周辺に送り込む湿った空気の量が少なかったことが、雨量が少なくなった原因とみられるという。』

被害が少なかったことはありがたいことです。しかし、三重県の四日市の方から「停電でオール電化だったので何もできませんでした 」という連絡もあり、便利な半面電気がなければ何もできない時代になったのですね。

発信元:NPO法人日本フットセラピスト協会

「円心五法」の真髄 163 「伝説のホテル」とは

2009年10月07日 | Weblog
「伝説のホテル」とは

昨夜、スゴイエネルギーをもらって帰ってきました。定期的に参加している「がんばれナイト」のゲストに「伝説のホテル」創りを進めている鶴岡秀子社長の講演です。

約1時間半の講演ですがエンジン全開でパワフルな講演に感動しました。鶴岡社長のプロフィールを紹介しましょう。

なんと10歳の時に起業をしたいと思ったそうで、企業人だった父親の姿を見て育った影響が大きく、小学生のころから自分らしい会社を創ることが夢だったそうです。

大学卒業後、起業に結び付くノウハウが短期間に身につけられるものは仕入れて売るというシンプルな流通業界を選び大手アパレル企業に入社します。店舗勤務を経験し、この時一人で20人分の売上を達成した後、経営・人事企画に異動。その後、外資系コンサルティング会社に転職し、大手企業に、経営戦略や人事政策などのコンサルティングを行い、 瞬く間に売れっ子になります。

2000年に仲間3人とネットマーケティング会社を立ち上げ、 設立5年で社員100人、年商14億を達成。さらにコンサルティング会社の経営を経て、ザ・レジェンド・ホテルズ&トラスト株式会社を設立し、いよいよ「伝説のホテル」創りに着手しました。夢の実現に向けて進む彼女の姿に感動し、多くの仲間が賛同し、協力者として集まってきています。

ここまで紹介するとバリバリのキャリアウーマンを想像されるのではないでしょうか。ところが講演の中にもあったのですが、「紳士・淑女とはいついかなる時も不愉快なことを与えない人」というそのものの人で、話の中に引きずりこまれて行きました。

鶴田社長が夢を実現するために実践してきた経験の中から色々な話を聞くことができましたので、いくつかを紹介しましょう。

「フォーカス」について兎と亀を例にとり、フォーカスの違いを説明されました。兎は亀に勝つことにフォーカスして遠く後ろにいる亀を見て少し休んでも大丈夫と思った。しかし、亀は頂上に登ることにフォーカスしていたので、黙々と頂上を目指した。何にフォーカスするかによって結果が違ってくるのです。

「目標と目的」の違いはお分かりですか?目標とは数値に置き換えることができ、ゴールのあることで、目的とは追求し続けるもので、決してゴールがないものと区分することができます。夢を実現するには明確な目的を持ち続け、これを日々追い求めるために目標を設定して行動していくことです。

素晴らしい講演で90分があっという間に過ぎてしまい、スゴイ熱気の中に終了しました。こんな人がいるんだと感動し、私自身も「伝説のホテル」創りに協力したいという気持ちになっています。この後の懇親会にこの熱気がそのまま移動した形で大変な盛り上がりでした。

鶴田社長の講演を聞いていない方には是非、一度聞いて欲しいと思います。本当に元気になる講演です。詳しくはホームページをご覧ください。

ザ・レジェンド・ホテルズ&トラスト株式会社
がんばれ社長!今日のポイント

発信元:NPO法人日本フットセラピスト協会