本山健治の円心五法の真髄

「円心五法」の真髄を中心に健体康心についての気づきをお届けしています。

円心五法の真髄332 赤ちゃんタッチセラピーがお母さんの癒しに

2012年03月26日 | Weblog
赤ちゃんタッチセラピー講座を23日(金)に開催しました。少人数なだけに受講生一人ひとりの実体験を色々聞きながらの講座になり、楽しい講座になりました。

講座を開催するたびにこの講座を新設して本当に良かったと思っています。素晴らしい体験の中に、今のお母さん方はどう対応したら良いのかわからず、育児書に頼らざるを得ない環境で、身近に相談する相手がいないのが、現状のようです。

その為、考え方が狭くなり「こうしなければいけない」と柔軟性にかけてくるようだという話題になり、ますます孤立してしまう傾向があるようです。

育児書に答えを見つけることができないと、どうしたら良いのかわからなくなり、一人で悩んでパニックになってしまうのです。このような時に同じ育児をしている仲間が周りにいて、愚痴でもいいから話せる相手がいてくれたら、どんなに楽になることでしょう。

本当は虐待などしたくないと思いながらいつのまにか虐待してしまっていたと、答えるお母さんが多いようです。同じ悩みを持つお母さんが周りにいてくれたらどうでしょう。悩んでいるのは自分だけではなく、みんな同じ悩みを持っていることがわかり、ホッとするのではないでしょうか。

このようなお母さんの為にこの講座で勉強したインストラクターの方に「赤ちゃんタッチセラピー」のカルチャーを開いてお母さんが気軽に参加できるコミュニティの場を作って欲しいと強く思うようになりました。

本講座は赤ちゃんだけのものではないことを感じています。カルチャーなどで赤ちゃんが喜ぶタッチセラピーをしながら、お母さん達は普段の育児から開放されて赤ちゃんとの絆を深くしています。

週に一度でも同じ悩みを持つお母さん達と合って何気ない話をするだけで、日常の育児で蓄積されたストレスを発散することができるでしょう。参加するのが楽しいコミュニティの場が出来上がります。

ストレスを上手に発散することができ、赤ちゃんとの絆が深まれば虐待や育児放棄のような悲しい出来事は少なくなっていくことでしょう。

もう一つの問題は、この様な場に参加してくるお母さんであれば赤ちゃんとの関わりをいい方向に変えることができるでしょうが、閉じこもりこの様な場に参加されないお母さんが問題です。一人子育てに奮闘し、その内、自分をコントロールできなくなり、悲しい事件に繋がったり、後々の子供との関わり方がうまくいかなくなる可能性もあります。

閉じこもりのお母さんも赤ちゃんの検診には行かれるでしょうから、カルチャーに参加されているお母さんから誘って頂ければ、参加してみようと思ってもらえるかも知れません。子育てに苦しむお母さんの救世主になる講座だといえます。

本講座を通して多くの方に学んで頂き、インストラクターとして各地でカルチャーを開いて欲しいのです。赤ちゃんへのタッチセラピーを教えるだけでなく、お母さん方のコミュニティの場を創って頂き、子育てで悩んでいるお母さん方を助けてまいりましょう。

赤ちゃんタッチセラピーを通して触れることの大切さが、体で理解できるようになります。子供の成長に伴い、今までのタッチセラピーから、フットセラピーなどでいつでも親子のコミュニケーションを取り、いい関係を継続することができます。

協会の目標である「一家に一人のフットセラピスト」を育てることも、実現に一歩近づいていくことでしょう。

それでは、本日は、この辺で。

NPO法人 日本フットセラピスト協会
理事長 本山 硯士

円心五法の真髄331 経絡調整講座が好評

2012年03月19日 | Weblog
17日の土曜日に本部で経絡調整講座を学術研究担当の水谷講師の担当で開催しました。受講生の中には今までのフットなどの延長上で単なるツボ刺激と思い、参加され、最後の感想が「これは筋肉のコンディショニングを勉強する講座ですね。ネーミングを変えた方がいいと思います。イメージが違いました」という感想でした。

なるほど、会員の方は経絡調整と言えばツボを押してその関連する臓器などを調整することを学ぶ講座だと思われていたことが分かり、表現の方法は大切だと反省しています。正しい情報をお伝えすれば、もっと多くの会員の方が興味をもたれたのではないでしょうか。

本講座の目的は正経十二経の各々の経絡の一つの経穴へある刺激を加えることで、その経絡の気血の流れが良くなり、関連する筋肉が緩み、骨格も正常な位置を取り戻すことができるのです。正にコンディショニングそのものかも知れません。

ネーミングは今後、検討して早急に分かりやすく、イメージしやすいものにしてまいります。そこで、今までの経絡調整講座のイメージを変えて頂くために少し内容をご紹介しましょう。

協会の会員の方であればフット、ハンド、ヘッドの中で経絡について簡単に勉強されています。授業では経絡理論や、陰陽五行説の簡単な説明を学んできていますので、最初に行った経絡の勉強はとても復習になるものでした。

理論の後は受講生でペアを組み、お互いに十二経絡を、一つづつ調整していきます。経絡を調整する前に、調整後の変化を分かり易くするために、体の動きをチェックします。

経絡ごとにチェックの方法がことなり、腕や首の動きや可動域をチェックしておきます。その後に経絡調整の刺激を入れていきますが、刺激の入れ方によって効果の出方が大きく変わってきます。刺激を入れる箇所や入れ方は数多く実践することが大切です。男性と女性では筋肉の硬さが異なるので、実践の中で学んでいきましょう。

実習の中で「顎がスッキリとシャープになった」「小顔になった」「バストアップした」「バストの形がよくなった」「お尻が引き締まった」と嬉しい声が飛び交っていました。その場で変化が確認できて、皆さん大喜びでした。私も体の変化を目の当たりにして経絡調整の効果をあらためて実感することができました。

このように表現するとテレビ番組などの「やらせ」的に捉えられがちですが、正直、こんな簡単な方法で結果が出るのかという驚きの方が大きかったようです。これに持続性を持たせるためにテーピングを行うと効果が持続するので、テープの貼り方も実習します。

経絡調整講座をまとめてみましょう。経絡のある経穴に刺激を入れることで、その経絡に関連する筋肉が緩んできます。筋肉の硬直が体の歪を作り、骨格の歪までも引き起こしてしまいます。しかし、経絡を調整することで、関連する筋肉が緩み、骨格への歪も取り除くことができるのです。

筋肉は緩むだけではなく、活性することで筋肉や骨格が正常な位置を取り戻すことができます。これを定期的に行うことで、正常な筋肉や骨格の位置が保たれ、色々な症状が改善してきます。これが皆さんに学んで頂く、経絡調整講座なのです。

いかがですか、経絡調整講座の内容が、少しお分かり頂けたと思います。

それでは、本日は、この辺で。

NPO法人 日本フットセラピスト協会
理事長 本山 硯士

円心五法の真髄330 復興を願う強い思い

2012年03月12日 | Weblog
前回も東日本大震災の話題をお伝えしましたが、やはり今回もこの震災の話題を外すことはできません。テレビもこの話題で満載です。

先週の6日になりますが、「ガイアの夜明け」の番組で特集を組んで、以前、放送した人たちを訪ねて「その後」を放送していました。その中で女川町の中でも津波の被害から奇跡的にのがれた「かまぼこ工場」の社長を紹介していました。

女川を何とか復興させたい。その為には工場をすぐに再開するしかない。そうすることで従業員の雇用が守られ、仕事があれば他の町に出ていくこともない。町づくりの基本は人です。人がいなければ町は廃れます。雇用まで考えて復興も目指そうとしている熱い思いに感動しました。

津波の被害を受けなかった工場に従業員を全員呼び寄せすぐにかまぼこづくりを再開したのです。そして、そのかまぼこを避難所に届け被災者の皆さんに無料で配っているのです。ある避難者はニコニコしながら「生きていて良かった」といわれていました。

この社長の自宅は全壊し、先代である父親をこの震災で亡くされているにも関わらず、従業員の雇用を守り地元の人たちに喜んでもらい、勇気を持って欲しいということで、かまぼこを作り配り続けてきていました。これには先代の教えがあったそうです。

「会社は地元の人たちのおかげで成り立っている」と常日頃から叩きこまれていたそうです。その教えが避難所にかまぼこを配り、従業員を全員雇用するということに繋がっているのです。

雇用を増やすために、地震の前から建設中だった新工場の建設を急ピッチで再開し、1年も経過しない中、新工場が稼働し始めるのです。そのおかげで、新しい雇用が生まれました。使わなくなった旧工場は、津波で工場を無くした地元企業に無償で貸し出しているのです。その結果この企業でも雇用が守られています。

この様な神様みたいな人なのに裏では大変な思いをされていました。2億を超す赤字の状況です。この映像を見たときに何とか応援ができないだろうか。女川の復興のためにこれほど頑張っているのに、経営悪化で会社が倒産すれば、折角、雇用できた従業員の方々は職を失うことになってしまします。

しかし、この社長のすごさは何もかも無くなった女川の町を見ながら「これからの女川は明るい、必ず、復興する。だって、何にもないから好きなようにつくれる」と言われていました。この社長の思いを達成するために、我々でできる応援はないだろうかと考えました。

瓦礫の撤去はできなくても何かできるだろう。皆さんに呼び掛けて募金を集めるかと、しかし、これでは継続性がない。そうだ、「高政」のかまぼこを買おう。そして、皆さんにも呼びかけよう。定期的に購入し続ける人が増えてくれば経営の安定に繋がっていくはずだ。

一人ひとりの購入額が微々たるものでも、購入してくださる方が増えれば、赤字経営から抜け出し、また、新しい雇用に繋がっていくことだろう。

そこで「高政」のホームページを調べてみました。オンラインショップもありました。下記のアドレスにアクセスして調べてみませんか。私も早速、あげかまを注文しました。

http://www.takamasa.net/

復興の兆しが中々見えないなか、地元では力強く自分たちの力で復興に向けて動き出しているのです。復興が少しでも早く進むためには瓦礫の撤去が最優先になります。この1年はのろいのろい動き出したが、これからの動きのスピードアップに期待しましょう。

それでは、本日は、この辺で。

NPO法人 日本フットセラピスト協会
理事長 本山 硯士

円心五法の真髄329 日本人の「絆」

2012年03月05日 | Weblog
東日本大震災から1年が近づいてきました。テレビなどでも盛んに特集番組が組まれています。震災直後にテレビで大津波が家や車、人までも呑み込んでいく映像を初めて見たときは大変なことが起きたと、とてもショックでした。

その後には福島原発も津波により大変なことになっているというニュースが流れた時には、日本だけでなく世界中に放射能を撒き散らしたら日本の信用は全くなくなってしまうだろうな。大変なことが起きているようだが、政府からの正確な発表がない中、憶測だけが先行する状態でした。

あれから、もう1年が経過しようとしています。災害が起きた当初は、被災者への募金や不足しているものを多くの方が送り、早い復興を願っていました。多くのボランティアが被災者の応援に入り、支援してきていました。「絆」という言葉も日本全国で聞かれるようになり、必ず早い時期に復興するだろうと思っていました。

しかし、現状は現地に瓦礫の山が積まれたまま、処理されないでそのまま放置されています。処理されたのはわずか5%程度だというのに、「なぜ」というのが正直な感想です。

「絆」といように日本人が一つになり被災地の復興や被災者のために何かしたい、どんな応援ができるだろうかと行動に起こした人も多いはずです。

まずは瓦礫が撤去されなければ復興などできる状況ではありません。全国の地方自治体に瓦礫処理を呼び掛けたところ、多くの自治体が受け入れの立候補をしてくれたのですが、現在、受け入れしている自治体は東京都のみ、やっと秋田県が受け入れを決断したようです。

先日のテレビで神奈川県の黒岩知事が受け入れをしようとしましたが、住民の猛反発にあい、断念したニュースを見ていて、腹立たしくなってしまいました。放射能に汚染された瓦礫を受け入れるのは断じて許さないというのです。

しかし、この瓦礫の放射能濃度を測定しても安全な基準値以下だというものです。福島県の瓦礫は処理の対象にはなっていません。放射能の被爆などの問題にならない瓦礫をなぜ受け入れないのでしょうか。

本当に被災地の復興を願った日本人なのでしょうか、確かに小さなお子さんをお持ちの方は心配でしょうが、反対をする前に心配だったら、放射能についてもっと勉強すべきではないでしょうか。単なる風評に振り回されて、自分本位な判断をされているとしたら「絆」なんていえないでしょう。

もう一人、静岡県島田市の桜井市長は最新鋭のゴミ処理施設と最終処分場の双方があり、受け入れを表明されました。瓦礫の放射能濃度は「島田市の家庭ごみの数値と変わらない」ということでしたが、やはり住民の反対に合っています。

それでも桜井市長は「援助するのは当たり前、政治家として、どんな反対があってもやらなければならない」と強い意志を表明されています。

また、こんなことも言われています。「脳裏には、昨年5月に訪れた被災3県の光景が焼き付いていた。急須でいれた温かい島田のお茶を味わってもらうために訪問したが、見るものすべてが、すごい光景で…。当時は仮設住宅もできていないし、本当になんにもなかった」。

瓦礫を被災地だけで処理した場合には10年以上かかり、瓦礫が片付かなければ復興に手が付けられないと聞かされたそうです。「お茶を振る舞うよりも、直接的な被災地支援になるかもしれないと感じた」と瓦礫処理を受け入れたそうです。桜井市長に応援を送ります。

反対をしている住民の気持ちが私には理解できないでいます。言葉で「絆」「絆」というのはとても簡単でしょうが、反対をするのであればしっかりと放射能の影響があるかどうかを調べて反対すべきでしょう。

私は現地を訪問したことがありませんので、強いことは言えませんが、現地を見た人たちの共通する言葉が、「被災者の皆さんが早く地元に戻り、昔のような生活をして頂くには周りが協力しなければとても無理だ」ということです。

もう一度災害直後を思い出しませんか。あの時は日本中が一つになり、「がんばろう、東北」と被災地の復興を願ったはずです。

個々の人間が瓦礫を撤去することはできませんが、その瓦礫の処理を受け入れようとしている地方自治体に大きな声で賛成の応援を送りましょう。

当然、瓦礫には放射能に汚染されていないものであることが前提です。不安であれば、反対する前に自分で調べてからでも遅くありません。日本人の「絆」を思い出して欲しいものです。

それでは、本日は、この辺で。

NPO法人 日本フットセラピスト協会
理事長 本山 硯士