理事長ブログ 心と体を癒やす

健康とは「健体康心」の略語です。体が健やかで心が康らかな状態を指します。心身の健康をセルフケアする方法を紹介しています。

円心五法の真髄720 皮膚表面の対策だけでは乾燥肌を守れない!

2019年11月27日 | Weblog
皮膚は角層細胞がレンガのように積み重な
り、その隙間を細胞間脂質が埋めることで、
肌にバリア機能が生まれ、乾燥や紫外線、
細菌の侵入などを守ってくれます。

しかし、空気の乾燥がひどくなると水分や
細胞間脂質が減少して、角層細胞がはがれ
て、乾燥肌を引き起こしてしまします。

特に油断しがちなのが、入浴後です。水分
が奪われやすくなっており、すぐに化粧水
などで水分を補い、乳液やクリームで油分
を補いましょう。

乾燥しやすい季節は皮膚表面からのケアが
大切ですが、それだけではありません。内
臓の機能を高めておくことも大切です。

東洋的には皮膚と深い関係があると言われ
ている内臓が肺や大腸です。これらの内臓
の働きが低下してくると皮膚にも影響を与
えます。

内臓と関連する経絡、肺経や大腸経のエネ
ルギーの流れをスムーズにしておくことが
大切です。

肺経は胸から腕の内側の親指側を通って手
首の「太淵」のツボを経由し、親指まで流
れていきます。ここで人差し指の大腸経に
つながります。

大腸経は親指から甲側を通り、「合谷」や
「手三里」「曲池」などの有名なツボを経
由して、顔の口の周りの口輪筋まで流れて
いきます。

乾燥肌を予防するには充分な保湿により、
皮膚表面からのケアにプラスして、肺や大
腸の内臓の働きを高めることのできる経絡
の調整を行いましょう。

乾燥肌の予防に効果的なハンドセラピーを
ご紹介します。


①親指を付け根からまわします。(左右に
10回)指の付け根から指先にかけて上下に
挟んで5点、左右から挟んで5点押します。
2回行い、指を揉みます。

②人差し指も同様に行います。

③手首の「太淵」のツボをゆっくりとした
呼吸に合わせて3回押します。

④同様の押し方で「合谷」「手三里」
「曲池」を押します。

⑤親指側の腕を把握します。

詳細は「乾燥肌対策のハンドセラピー」
ご覧ください。

空気が乾燥する季節です。早めの対策を!

それでは本日はこの辺で。

NPO法人日本フットセラピスト協会
理事長 本山 健治

円心五法の真髄719 足指のケアは高齢者だけではなく、家族で!

2019年11月20日 | Weblog
昨日の「ガイアの夜明け」ご覧になりまし
たか。足、特に歩きとその時の靴について
が中心でしたが、足への関心の高さも知る
ことができました。

転倒が原因で要介護者になる方が増えてい
ます。脳疾患、認知症、老化による衰弱に
次いで転倒による骨折が4位にあります。

高齢者の転倒の大きな要因は足指が自由に
使えない、足指の筋力が落ちているなどが
考えられます。

また、高齢者は足首が硬くなり路面の変化
に対応できず、ちょっとした凸凹でも転ん
でしまいます。転倒を防ぐことはとても重
要になっています。

足指が自由に使え、指の筋力があれば転ば
ずに踏ん張ることができます。しかし、高
齢になり指が自由に使えず、筋力も落ちて
くると、踏ん張ることができません。

高齢者になれば改善の方法はないのでしょ
うか。いいえそのようなことはありません。

理学療法学の研究論文「高齢者の転倒予防
としての足指トレーニングの効果」で足指
のトレーニングの報告がされており、効果
が認められています。

この研究ではある器具を使って足指のトレ
ーニングを行っています。しかし、器具を
使わなくてもフットセラピーを行うことで、
効果が期待できるのではないでしょうか。


足指のグー、チョキ、パーの運動やタオル
の足指での手繰り寄せ、フットセラピーの
セルフケアを日々実践することで足指が自
由に動き、踏ん張る力もついてきます。

この様な問題は高齢者だけではありません。
小さい時から靴下をはき、靴の中で足は窮
屈な思いをしています。

一昔前まで日本人は草履や下駄の生活でし
た。足は自由に解放されていたのです。

最近、子どもの足が危ないと言われるよう
になりました。姿勢が悪い、腰が痛いとい
う子どもがいます。これも足が原因してい
るのではないかと言われています。

足指のケアは高齢者だけでなく、家族全員
で行うことが大切です。一家団欒、テレビ
を見ながら楽しくできます。

動画「転倒予防のフットセラピー」←(ここ
をクリック)をユーチューブにアップしま
したのでご覧になり、実践しましょう。

それでは本日はこの辺で。

NPO法人日本フットセラピスト協会
理事長 本山 健治

円心五法の真髄718 インプット:アウトプット=3:7の比率で!

2019年11月13日 | Weblog
あるインストラクターの先生から「これか
らはアウトプットが大切ですね」と言われ、
「アウトプット?」という感じで、早速、
アマゾンでアウトプットと検索しました。

そこで目に留まったのが樺沢紫苑著「アウ
トプット大全」という本でした。購入して
読んで見ると構成が分かりやすく、ステッ
プしながら学べる感じです。


すぐに飛び込んできたのがインプットとア
ウトプットの比率。一般の方はインプット
:アウトプット=7:3で情報を入れること
を重視しているようです。

私は授業で講義をしたり、メルマガも書い
ているので、インプット:アウトプット=
6:4くらいかなと自己判断しました。やは
りインプットが大切だと思っていました。

しかし、樺沢氏はインプット:アウトプッ
ト=3:7でアウトプットが重要だというの
です。

皆さんはいかがですか。ご自分の比率はど
うですか。普段の生活から想像してみませ
んか。

インプットとは読んだり、見たり、聞いた
りすることで脳に情報を入力することです。
知識を得るのにとても大切だと思うのです。
アウトプットとは得た情報を処理して話し
たり、書いたり、行動に起こすことです。

情報を得ることは大切なことですが、アウ
トプットしないままでいることが問題だと
いうのです。

精神科医である樺沢氏は脳には膨大な情報
がインプットされており、重要でない情報
は記憶に残らないで処理されてしまいます。

インプットした情報をすぐにアウトプット
することで長期記憶に残っていきます。本
で読んだことを誰かに話す、本の感想を書
くなどアウトプットすることが大切だとい
うのです。

確かにそうですね。以前読んだ本の内容を
簡単に分かりやすくまとめて説明してくだ
さいと言われても忘れていて思い出せない
ことがほとんどです。

得た情報はすぐにアウトプットし、その結
果をフィードバックすると記憶に残る、行
動が変わる、現実が変わる、自己成長する、
楽しい、圧倒的に結果が出るなど大きなメ
リットを得ることができます。

入力3に対して出力7、2倍以上出力すること
が大切です。

それでは本日はこの辺で。

NPO法人日本フットセラピスト協会
理事長 本山 健治

円心五法の真髄717 人情味あふれる下町の「寅さんサミット」!

2019年11月06日 | Weblog
自宅近くの駅から二駅で行ける柴又で11月
2日~3日に「寅さんサミット2019」が開催
されました。

イベント会場では『男はつらいよ』の上映
会や著名人のトークショーなどが開催され
大勢の人が参道を埋め尽くしています。

しばらくお参りをしていなかった帝釈天に
久々にお参りすることができました。

映画『男はつらいよ』の主人公“フーテン
の寅”こと車寅次郎は日本各地を旅し、
土地々できれいな女性がいるとすぐに恋に
落ちます。

すると、なぜか騒動を巻き起こりますが、
人情味あふれるやさしい人に好かれる寅さん、
いつの間にか騒動も収まっていきます。

各地の美しい風景と人情がこれを彩ります。
地域と地域、人と人をつないでくれる寅さん
です。

“寅さん”がこよなく愛した風景をどこか
懐かしく、心温まる風景を大切に守り、後
世に伝えていくことを共に考えていくとい
うコンセプトでサミットが開催されました。

下町の雰囲気を感じさせる帝釈天参道は浅
草の仲見世ほど規模は大きくありませんが、
『男はつらいよ』に出てくるような下町の
風情を残しています。

歩いているだけで昭和に戻ったような気持
ちになり、子どもの頃を思い出させてくれ
ました。

現代の日々時間に追われる日常から一瞬に
解放される下町。いいですね。

山や海などの自然に触れることで、日常の
ストレスを解消してくれますが、昔を思い
出させてくれる下町の風情に触れることも
ストレス解放にいいように感じます。

葛飾区住民の私からも柴又帝釈天にお越し
になり、下町の風情を味わっていただきた
いと思います。

柴又駅を降りると寅さんとさくらの銅像が
迎えてくれます。すぐに帝釈天参道があり、
下町の商店街を抜けると帝釈天が目の前に
現れます。
  

帝釈天の裏手には江戸川が流れており、歌
で有名になった「矢切の渡し」があります。
是非、“フーテンの寅”になりきって歩い
てみませんか。

それでは本日はこの辺で。

NPO法人日本フットセラピスト協会
理事長 本山 健治