「心身を温める円心五法」という本が出版されました。会員の方でしたら既に「寒河江 徹」先生が編み出された円心五法をご存知だと思います。今回は協会の副会長「寒河江 秀行」先生が会員の皆様から寄せられた声にお応えして出版された本です。
「寒河江 徹」著の円心五法は私たちのバイブルとしてはとても大切な素晴らしい著書なのですが、手軽に持ち運びながらいつでも手軽に見るには難しく、会員の方から「いつでも手軽に持ち運べるように内容を小分けにした本として出版して欲しい」という多くの声を頂いていました。
まだ、円心五法にふれたことのない方にもこの内容の素晴らしさを体感じて頂ける著書と確信しております。円心五法は単なる健康法を伝えるものではありません。円心五法の実践を通して自分自身の健康が維持出来るだけでなく、人としての成長にもつながり、幸せな人生を送ることにもなるでしょう。
それではこの本の内容に触れてみたいと思います。
円心五法の誕生のきっかけになったのが陰陽五行説です。この双方の関係を説明しながら円心五法の実践法の一つひとつが説明されています。
簡単にいくつかの項目をまとめてみました。五行の「木」に相当するのが「食物」・「幼児期」・「食養法」、「火」に相当するのが「運動」・「少年期」・「自強健美体操」、「土」に相当するのが「精(性)」・「青年期」・「円心道」、「金」に相当するのが「精神」・「壮年期」・「養氣法」、「水」に相当するのが「休息」・「老年期」・「足操術」となります。
これを一日史としてみたり、または一生史としてみて、その時期に何を大切にしなければいけないのかが、分かってくるのです。
今回は一生史の点を取り上げて説明します。人として生まれ、成長していく中で最も大切にしたいのが食べ物です。その食べ物から作られるのが血液で、血質にも影響します。いい食べ物を摂り、いい血液を作りたいものです。
人生のスタートである幼児期には「食は生命なり」といわれるようにこの時期には食のしつけを徹底して行うようにしましょう。三才までにその子の食に対する考え方ができ上がり、同時に味覚もできてくるのです。
いい食べ物を摂り、いい血液ができたら、この血液を全身に巡らすことが大切です。そのためには運動が必要になります。一生史では少年期に相当し、この時期の子供は徹底して体を動かすようにしましょう。
体を動かすことで怪我などから自然に体を守る反応や体のバランス感覚が育ち、感性も豊かになってきます。少年期には自然の中で自由に遊ばせることが大切です。
運動をすることで全身の血液循環が良くなり、末端の細胞まで充分に血液が行き渡れば「精」エネルギーが湧きだしてきます。このエネルギーを充分に蓄積し、上手に発散することが大切です。
青年期に入るとエネルギーが満ち満ちています。この時期にはエネルギーをどの様に発散するかが問題です。負の状態での発散が暴力行為であったり、無差別殺人のような凶悪な事件になることもあります。青年期にはエネルギーを上手に発散し、溜めないようにすることが大切です。
エネルギーが上手く発散できると心が安定してきます。一生史では壮年期に当たります。この時期は気の持ち方や気のコントロールの方法を身につけることで精神的に落ち込んでいても氣をコントロールすることで、プラスの状態に持っていくことができるようになってきます。
壮年期は人生で一番充実している時期です。どんなに辛く、大変なときでも、氣をコントロールして前向きな気持ちを取り戻しましょう。壮年期は精神的な充実感を味わうことを最優先しましょう。
精神が安定し、心の充実感で満たされれば夜の睡眠にもスムーズに入ることができます。円心五法の「休息」は一生史では老年期になります。生涯青春という気持ちを持つことはとても大切ですが、肉体的な老化は確実に進んでいます。この時期には充分な休息を取ることを最優先しましょう。
私がくどくどと説明するより、本を読んで頂くのが一番です。円心五法の入門編としてとても分かり易く編集されていますので、お勧めです。
「心身を温める円心五法」寒河江秀行著 春秋社 1,680円(税込)
それでは、本日は、この辺で。
NPO法人 日本フットセラピスト協会
理事長 本山 硯士
「寒河江 徹」著の円心五法は私たちのバイブルとしてはとても大切な素晴らしい著書なのですが、手軽に持ち運びながらいつでも手軽に見るには難しく、会員の方から「いつでも手軽に持ち運べるように内容を小分けにした本として出版して欲しい」という多くの声を頂いていました。
まだ、円心五法にふれたことのない方にもこの内容の素晴らしさを体感じて頂ける著書と確信しております。円心五法は単なる健康法を伝えるものではありません。円心五法の実践を通して自分自身の健康が維持出来るだけでなく、人としての成長にもつながり、幸せな人生を送ることにもなるでしょう。
それではこの本の内容に触れてみたいと思います。
円心五法の誕生のきっかけになったのが陰陽五行説です。この双方の関係を説明しながら円心五法の実践法の一つひとつが説明されています。
簡単にいくつかの項目をまとめてみました。五行の「木」に相当するのが「食物」・「幼児期」・「食養法」、「火」に相当するのが「運動」・「少年期」・「自強健美体操」、「土」に相当するのが「精(性)」・「青年期」・「円心道」、「金」に相当するのが「精神」・「壮年期」・「養氣法」、「水」に相当するのが「休息」・「老年期」・「足操術」となります。
これを一日史としてみたり、または一生史としてみて、その時期に何を大切にしなければいけないのかが、分かってくるのです。
今回は一生史の点を取り上げて説明します。人として生まれ、成長していく中で最も大切にしたいのが食べ物です。その食べ物から作られるのが血液で、血質にも影響します。いい食べ物を摂り、いい血液を作りたいものです。
人生のスタートである幼児期には「食は生命なり」といわれるようにこの時期には食のしつけを徹底して行うようにしましょう。三才までにその子の食に対する考え方ができ上がり、同時に味覚もできてくるのです。
いい食べ物を摂り、いい血液ができたら、この血液を全身に巡らすことが大切です。そのためには運動が必要になります。一生史では少年期に相当し、この時期の子供は徹底して体を動かすようにしましょう。
体を動かすことで怪我などから自然に体を守る反応や体のバランス感覚が育ち、感性も豊かになってきます。少年期には自然の中で自由に遊ばせることが大切です。
運動をすることで全身の血液循環が良くなり、末端の細胞まで充分に血液が行き渡れば「精」エネルギーが湧きだしてきます。このエネルギーを充分に蓄積し、上手に発散することが大切です。
青年期に入るとエネルギーが満ち満ちています。この時期にはエネルギーをどの様に発散するかが問題です。負の状態での発散が暴力行為であったり、無差別殺人のような凶悪な事件になることもあります。青年期にはエネルギーを上手に発散し、溜めないようにすることが大切です。
エネルギーが上手く発散できると心が安定してきます。一生史では壮年期に当たります。この時期は気の持ち方や気のコントロールの方法を身につけることで精神的に落ち込んでいても氣をコントロールすることで、プラスの状態に持っていくことができるようになってきます。
壮年期は人生で一番充実している時期です。どんなに辛く、大変なときでも、氣をコントロールして前向きな気持ちを取り戻しましょう。壮年期は精神的な充実感を味わうことを最優先しましょう。
精神が安定し、心の充実感で満たされれば夜の睡眠にもスムーズに入ることができます。円心五法の「休息」は一生史では老年期になります。生涯青春という気持ちを持つことはとても大切ですが、肉体的な老化は確実に進んでいます。この時期には充分な休息を取ることを最優先しましょう。
私がくどくどと説明するより、本を読んで頂くのが一番です。円心五法の入門編としてとても分かり易く編集されていますので、お勧めです。
「心身を温める円心五法」寒河江秀行著 春秋社 1,680円(税込)
それでは、本日は、この辺で。
NPO法人 日本フットセラピスト協会
理事長 本山 硯士