本山健治の円心五法の真髄

「円心五法」の真髄を中心に健体康心についての気づきをお届けしています。

円心五法の真髄607 夏バテ解消にはカレーが有効か?!

2017年08月30日 | Weblog
昨日、名古屋で新テキスト勉強会を開催してきました。理論の解説より、実技が楽しみのようで、やはり触れ合いは心を和ませてくれますね。
 

毎日、蒸し暑い日が続いていますが、夏バテ対策はお済ですか。暑くて湿気が多い日本では夏バテになる人の割合が多いようです。

この暑さに比べ、事務所やビルの中、電車など冷房が寒いくらいに効いていて、この温度差も夏バテの大きな要因です。

このほか、夏バテの主な原因は水分の不足、自律神経の乱れ、胃腸の調子の低下などが考えられます。

汗をかく割には水の摂取量が少ないために水分不足になってしまいます。充分に水分を補給することが大切です。

外の暑さと、室内の温度差に体が対応できない状況です。体温調節を司っているのは自律神経です。この温度変化に自律神経が対応できずに乱れを起こしてしまうのです。

暑くて大量に汗をかくことで、冷たい物の飲み過ぎで、胃腸の動きを鈍らせ、汗と一緒にミネラルも失われることで胃酸の量が減って、上手く消化することができなくなってしまいます。

タイミングよく「カレーを上手に食べて夏バテ解消」という記事を見つけました。カレーが夏バテ解消に本当に良いのかを検証してみましょう。

カレーには漢方などで使われてきたスパイスが大量に含まれています。食欲低下や肝機能低下を防いだり、自律神経の働きを高めたりするなど、様々な効果が期待できます。

カレーに期待できる効果をまとめてみました。

①食欲の調整(抑制と亢進)、②消化促進作用、③新陳代謝促進効果、④抗菌活性作用、⑤自律神経調整作用、⑥中枢神経刺激作用、⑦ホルモン分泌刺激作用、⑧循環促進作用、⑨塩分を控えられる、⑩寒暖に対する適応力が上がるなど

いかがですか、素晴らしい効果が期待できますね。カレーは夏バテ予防に効果的な食事です。

また、冷房や冷たい物の取りすぎで、体は冷えています。東洋的な考えでは「冷えは万病の元」といわれるように夏でも冷え対策は重要なのです。

カレーには新陳代謝を高め、血液循環の促進作用があり、体の芯から温めるにはとても有効です。

同時にシャワーだけで済ませないで、ぬるめのお湯に半身浴で充分に冷えをとるようにしましょう。

それでは本日はこの辺で。

NPO法人日本フットセラピスト協会
理事長 本山 硯士

円心五法の真髄606 手足末端の刺激が顔の表情を変える!

2017年08月23日 | Weblog
12日(土)に秋田の会員の方と勉強会を開催してきました。
 
「宿泊したホテルの前は大きなハスの花がいっぱいでした」

Keiraku Cardを勉強した人が多いというので、選んだカードから、どのような施術を行うことが効果的なのか、実践しました。

経絡、骨格、心と三種のカードがありますが、短時間に色々行っても迷ってしまうので、今回は経絡カードに限定して行いました。

カードの絵柄に合わせた経絡オイルは経絡の流れを良くすることを目的に作られたものです。
 

選んだカードと同じ絵柄のオイルを使うことで面白い結果が出てきました。フットかハンドのセラピーを行うことで、セラピーを行っていない顔の表情が変わってくるのです。

腕に流れる経絡への施術は指先から手首、肘までを行います。足の場合は足趾から足首、膝までの施術です。

例えば、心包経と三焦経のカード(ロータス)を選んだ人にはロータスのオイルを指から肘下まで塗ります。

心包経は中指に、三焦経は薬指にエネルギーラインがつながっています。そこで中指と薬指をよく揉み、爪の際にある井穴といわれるツボを刺激します。

また、手首の周辺にも効果的なツボがあります。心包経は手の平側の手首の中央に、三焦経は甲側の手首の中央付近にツボがあります。

三焦経のツボを刺激しながら肘まで圧をかけながら滑らせ、戻りは手の平側の中央の心包経を肘から手首までを滑らせ手首のツボを刺激します。これを3回~5回流します。

片方の手が終わったところで、顔の表情を確認してみると、施術を行った手の方の眉尻が上がり、目がパッチリと大きくなっています。

足の場合も同様で、腎経・膀胱経のワックスアップルのカードを選んだ場合、ワックスアップルオイルを使って施術を行います。

腎経も膀胱経も第5趾にエネルギーラインがつながっていますので、足趾から膝までオイルを塗り、第5趾をよく揉み、爪の際のツボにも刺激を行います。

その後、腎経はふくらはぎの内側中央を足首から膝下まですりあげます。膀胱経は膝裏に圧を加え、その圧のままふくらはぎの裏側を足首まで流します。

片脚終わった時点で足の軽さが歴然と分かります。背中や腰が楽になり、顔の片側だけリフトアップしているのが分かります。

手や足だけしか刺激していませんが経絡のつながりを実感することができたようです。楽しい勉強会になりました。

それでは本日はこの辺で。

NPO法人日本フットセラピスト協会
理事長 本山 硯士

円心五法の真髄605 「ニート(NEAT)」で肥満を解消しよう!

2017年08月17日 | Weblog
昨日まで夏季休暇でリフレッシュしていました。でもリフレッシュに集中できない自分がいることにも気がつきました。休みに慣れていないのかも知れませんね。

日経電子版のヘルスUPに『脂肪を落としたい人が意識すべき「ニート」って何?』という記事を見つけました。記事を抜粋してご紹介します。

エネルギー代謝の中に「ニート」による代謝というものが脂肪を落としたいと思っている人が意識すべきことだというのです。

私たちが食べたものは、体の中で消化・吸収され、エネルギー代謝に必要な成分に変換されます。

このエネルギー代謝のうち、生きていく為に自然に消費している「基礎代謝」が60~70%、運動や日常生活で消費する「身体活動時代謝」が20~30%を占めています。

残りの10%は、食べたものを消化・吸収するときに使われる「食事誘発性熱産生」です。
(日経電子版より)

「身体活動時代謝」のうち、運動を除いた日常生活の活動による代謝を、「非運動性身体活動時代謝」と呼び、この「非運動性身体活動時代謝」の別名が「ニート(NEAT)」と呼ばれます。

NEATとは、家事や仕事、通勤など、運動とは呼べない日常生活活動によるエネルギー代謝の全般を指しているのです。

エネルギー消費で思い浮かべるのは運動ですが、毎日ジムに通って運動している人は限られていて現実的ではありません。

運動でやせようと思うのは案外ハードルが高いのです。最近注目されているのが、「NEAT」なのです。

特別な運動をしなくても、NEATを増やせば、脂肪を減らし、肥満の解消につながるというのです。

肥満の人と肥満でない人のNEATを比べると、肥満の人の方が1日350kcal少なかったという研究があります。

また、同じ研究で、肥満の人は、肥満でない人よりも座っている時間が1日当たり164分長く、立っている時間が152分短いことも報告されています。

ソファに座ってテレビを見て、携帯電話を操作しながらお菓子を食べて、暑くなったらリモコンでエアコンをつけてと、全て手の届く範囲に置き、動かなくていい状態を作っていませんか。

NEATを意識して通勤では自転車などを使わず歩く、電車やバスは1駅前で降りて歩く、エレベーターやエスカレーターを使わずに階段を使うなどで、エネルギーを消費しましょう。

それでは本日はこの辺で。

NPO法人日本フットセラピスト協会
理事長 本山 硯士

円心五法の真髄604 エネルギーラインの流れを高めるセラピー!

2017年08月10日 | Weblog
鹿児島での新テキスト勉強会を8日~9日で行ってきました。

久々にお会いする方や初めてお会いする方とも交流することができ、いい時間を過ごすことができました。

勉強会で特に時間を割いたのが経絡の流れを確認することです。12経絡は次から次へとつながり、全身を巡っています。胸から始まる肺経は腕を通り、親指にある井穴「少商」につながります。

肺経から分かれたエネルギーラインが人差し指の大腸経の井穴「商陽」につながり、腕を通って、口の口輪筋につながります。

顔で大腸経から眼球の真下にある胃経につながり、胸を通り、お腹、足三里を経由し、第2趾にある井穴「厲兌」につながります。

胃経から分かれたエネルギーラインは第1趾の脾経の井穴「隠白」につながり、ふくらはぎの内側を通り、胸まで流れて行きます。

胸で心経の経絡につながり、腕を通って小指にある井穴「少衝」につながります。

少衝の隣には小腸経の井穴「少沢」があり、ここから腕を通り、頬骨の下まで流れます。

小腸経から眼球の内側の窪みにある膀胱経の「睛明」につながり、督脈の横を通り背中を流れます。

背中では2本のラインに別れ、大殿筋を経由し、膝裏の「委中」の手前で合流し、第5趾の井穴「至陰」につながります。

膀胱経から分かれたエネルギーラインは腎経の井穴「湧泉」につながり、ふくらはぎを通って、胸まで流れて行きます。(湧泉から第5趾の内至陰にエネルギーラインがつながっているので、フットセラピーでは「内至陰」を腎経の井穴と捉えています。)

胸で心包経につながり、腕の中央を通って、中指の井穴「中衝」につながります。

心包経から分かれたエネルギーラインが薬指の三焦経の井穴「関衝」につながり、顔の眉尻にある「絲竹空」につながります。

絲竹空から目の外側の窪みにある胆経の「瞳子髎」につながり、耳のうしろ、額、脇の下を通り、体側を流れ、第4趾の井穴「竅陰」につながります。

胆経から分かれたエネルギーラインは第1趾にある肝経の井穴「大敦」につながり、大敦からふくらはぎの内側を通り、胸までながれ、肺経につながるのです。

このように経絡は足や手、胸や顔で次から次へとつながり、全身にエネルギーを巡らしているのです。

フットセラピーやハンドセラピー、ヘッドセラピーを行うことで全身のエネルギーの流が高まってくるのです。

それでは本日はこの辺で。

NPO法人日本フットセラピスト協会
理事長 本山 硯士

円心五法の真髄603 恩師との出会いに感謝!

2017年08月02日 | Weblog
7月30日は恩師「寒河江徹」先生の命日です。毎年、千葉にあるお墓を訪れ、手を合わせ今の私が充実した日々を送れることへの感謝とお礼をお伝えしています。
 

改めて、先生との出会いに思いを巡らしました。福岡でサラリーマンとして日々の生活に追われている頃に、先生の講演を聞く機会がありました。

「潜在能力を引き出す」というテーマの講演で、会場の後の方で聞いていましたが、すごい迫力が伝わってきます。

講演が終わり、もっと話が聞きたい、こんなことを勉強したいという思いで、先生が控え室から出てこられるのを待ち構え「もう少し話を聞かせて頂けませんか」と強引にお願いしました。

先生は気さくに「いいですよ」とお茶を飲みながら、1時間ほど話をして頂きました。

話を聞けば、勉強したいという思いが膨らんできます。しかし、先生は東京、私は福岡で頻繁に東京まで行くことは厳しい。

そこで、先生に「受講生が何人かいれば、先生がきて頂くことは可能ですか」と勝手なお願いをすると「いいですよ」という答えが返ってきたのです。

嬉しくなって仲間に声をかけ、参加者を集めました。岡山や四国、九州から参加者が集まり、セミナーを開催できるようになりました。

皆が集まりやすい中間の広島で開催することにし、毎月、1泊2日でのセミナーがスタートしました。

当時は「円心五法」を創設されたことなど全く知りませんでした。ただ、自分の潜在能力が引き出せればいいという身勝手な思いで受講していました。

セミナーで「養氣法」や「足操術」を学び、呼吸法や瞑想法を実践しながら、多くの方の足を揉ませて頂きました。直に感謝の言葉を聞き、感動したことが私の原点になったようです。

そんな折、上京する機会があり、先生にお会いし「足操術を仕事にしたいと思っています」と報告すると「会社を立ち上げる予定だが、東京に来ないか」と声をかけて頂きました。

先生のそばで仕事をしながら学ばせて頂くことができるなんて、ありがたいと、東京に出て行くことを決心したのです。

「人生は出会いだよ、でも、活かすも殺すもあなた次第だよ」という言葉が今でも頭に残っています。私は出会いを活かすことができ、素晴らしい人生を送ることができることに感謝です。

「共に魅力ある人を目指そう」という言葉は私の戒めになっています。魅力ある人とはどのような人なのか常に自分に問いかけ、今日より明日、少しでも成長し続けようと墓前で誓って参りました。

それでは本日はこの辺で。

NPO法人日本フットセラピスト協会
理事長 本山 硯士