本山健治の円心五法の真髄

「円心五法」の真髄を中心に健体康心についての気づきをお届けしています。

円心五法の真髄470 インフルエンザの予防は?

2014年11月26日 | Weblog
インフルエンザの予防といえば予防接種を思い浮かべるかも知れませんね。皆さんは予防接種を打つ派ですか、それとも打たない派ですか。

ネットで検索すると「打つ派」「打たない派」の意見が飛び交っています。打つか打たないかはその方の判断になりますが、予防接種をすることが最大の予防なのでしょうか。

今年流行りそうなウィルスを予測し、予防注射で身体の中に抗体をつくり、インフルエンザウィルスが体内に入ってきても抗体があり、もしウィルスが入ってきても軽く済むというものですが、違うウィルスだと全く効果がないというのです。

同じ型のウィルスであっても日々変化しているので、予防注射で抗体をつくっていたとしても防御できないことになります。

たまたま同一のウィルスのインフルエンザが流行ったとすると抗体の効果が期待できるかもしれませんが、違う型のウィルスであれば全く効果が期待できないということになります。賭け事のような予防注射を打つのであれば、免疫力を高めておくことが最大の予防ではないですか。

それではどのようなことで免疫力を高めることができるのでしょうか。これからの季節は空気の乾燥が大きな問題です。乾いた空気を直接、気管に吸い込むような口呼吸を無くしましょう。鼻を経由しない乾いた呼吸は気管や肺に直接ウィルスなどを運び込んでしまいます。体内にウィルスを取り込む危険性が増すのです。

また、口から入った食べ物は胃で消化され、強力な酸で消毒されます。それでも殺せなかった細菌やウィルスが腸内に入り込みます。その為、腸には免疫機能の大半が集中していて、これらの侵入を防いでいるのです。

この腸の免疫力を落とさないためにも腸内環境を整えておくことが大切です。その為には善玉菌を増やす食事を取るようにしましょう。また、便秘にならない対策も必要です。

それでも体内にウィルスが侵入してきたら、ここで白血球の出番です。特に免疫力を高めるには顆粒球に比べリンパ球の比率を高めにしておく必要があります。「免疫力を高めるフットセラピー」として施術前後のデータをご紹介したことがあります。

フットセラピーを行うことで自律神経が副交感神経優位になり、リンパ球が増加し、顆粒球が減少して、免疫力が高まります。セルフで行うより、家族同士で揉みっこすることをお勧めします。

一人暮らしで「そんなことできないよ」と言われる方にはセルフでフットセラピーを行った後に呼吸を整え、瞑想することをお勧めします。やはり、副交感神経優位となり、免疫力を高めてくれることでしょう。

自分の力で免疫力を高めてインフルエンザを予防しましょう。

それでは本日はこの辺で。

NPO法人日本フットセラピスト協会
理事長 本山 硯士

円心五法の真髄469 17日は肺がん撲滅デー

2014年11月19日 | Weblog
ご存知でしたか、17日は肺がん撲滅デーでした。肺がんといえばタバコを思い浮かべることでしょう。少し前までは禁煙ルームを別に用意しているお店が多かったですね。しかし、最近は全席禁煙だったり、逆に喫煙ルームを用意するといったお店が増えてきました。

身体に良くないと言われながら、まだタバコを吸う方が多くいます。そこでタバコがどれほど身体に影響を及ぼすかを確認してみましょう。

タバコの三大悪とは一つ目が「ニコチン」です。脳の中のドーパミンを生成し、快楽をもたらしますが、麻薬などと同様の依存性をもたらします。だらか中々止められないのです。

二つ目が「一酸化炭素」です。血中に入り、酸素の運搬を阻害してしまいます。身体の末端まで充分に酸素が行き渡らなくなってしまうのです。

三つ目が「タール」です。一般にヤニと言われるもので、70種類もの発がん性物質を含むと言われています。肺などにこびりつき、血液に流れ込み、全身に発がんの危険性を生みます。

如何ですか、これを聞いただけで、タバコを止めようと思いませんか。ところがもっと怖いのが副流煙なのです。タバコを吸う人は自分の意思で吸っているのですから肺がんになっても仕方ありませんが、タバコを吸わない周りの人にどれだけ害を及ぼしているのかご存知ですか。

副流煙は不完全燃焼しているのと同じなので、タバコを吸う人の主流煙に比べ、ニコチンや一酸化炭素、タールが3倍~5倍含まれているのです。ベランダで吸っているから家族には迷惑をかけていないと思われている方はとんでもありません。

タバコの煙はサッシなどの隙間から室内に入り込んでいます。また、吸った直後などは呼気に有害物質を含んでいるので、呼気を通して家族に影響を与えてしまうこともあるのです。

健康番組(健康カプセルゲンキの時間)で行っていた屋外の実験では27m離れたところで、タバコの煙のにおいを感じていました。しかし、粉じん計での計測では40m離れたところで、煙の粒子を捉えているのです。

今日からタバコを止めようと思われた方も多いのではないでしょうか。テレビでは禁煙外来を勧めていますが、自分自身の力で禁煙ができればいいですよね。

私の経験をお話しましょう。大学時代から吸っていたタバコを止めようと思ったきっかけは新聞の記事に「自己暗示でタバコが止められた」というものでした。寒河江徹先生と出会う前のサラリーマン時代です。

のどの調子も良くなく、タバコのせいかなと思っていましたので、よしチャレンジしてみようと、早速「タバコは良くない」「のどが悪いのはタバコのせいだ」と自己暗示を繰り返し、タバコを吸いたくなったら仁丹をなめるようにしました。

毎日の自己暗示でタバコを止めることができたのです。ところが数年たってまた、タバコを吸い出してしまいました。しかし、子どもが生まれると言うので、また禁煙にチャレンジしたのですが、今回はいとも簡単に止めることができたのです。

寒河江徹先生と出会い、二度目はなぜ、簡単に止められたのかが分かりました。一度目は潜在意識に白○を入れる努力が必要でしたが、二度目は自分の力で禁煙できたという成功体験が大きな白○として潜在意識に入っていたことで、簡単に禁煙できたのです。

禁煙しようと思われている方は一度試してみませんか。それでも禁煙できなかった場合に禁煙外来を訪ねても遅くはありません。

それでは本日はこの辺で。

NPO法人日本フットセラピスト協会
理事長 本山 硯士

円心五法の真髄468 錦織圭の精神力

2014年11月12日 | Weblog
8日、9日と沖縄に行っていました。島袋トレーナーのご子息で以前、一緒に仕事をしていた仲間でもある「島袋祥吾」君の結婚披露宴に参加するためです。

沖縄の披露宴には驚くことばかりです。芸能人並みの300名以上の出席者がいて、その人数にも圧倒され、席に着くと、まだ始まる前なのに各テーブルではビールを飲んだり、食事をはじめたりと、またまた驚きです。

司会者が「本土の方は驚かれたかも知れませんが、沖縄ではこれが普通なのです。皆さん楽しみながらお待ちください」とのこと。沖縄の人たちの明るさはこんなところからきているのかもしれません。

さて、錦織圭選手の活躍をご存知ですよね。世界のテニスプレイヤー上位8名で争われるバークレーズATPワールドツアー・ファイナルが始まりました。初戦は今まで一度も勝ったことのなかったアンディ・マレー選手に6-4、6-4でストレート勝ちを修めたのです。

技術的にも成長しているのでしょうが、精神的な強さが増しているのではないでしょうか。世界一強靭な精神力を持つと言われたテニスプレイヤーだった「マイケル・チャン」、今の錦織のコーチ、その人です。チャンの指導の元、徹底した基本の練習を指導されたそうです。

基本の大切さは全てに通じることですね。錦織選手にとってはテニスプレイヤーとしての身体や体力ができ上がってくる。試合でそれを実践する。この繰り返しが、勝利を引き寄せる。そして、試合に勝つごとに自信という白○を潜在意識に植え付けていったのだと思います。

錦織選手が勝つたびに自信を持った表情になって行くのを皆さんも感じられたのではないでしょうか。潜在意識にいかに成功体験(白○)を入れていくか。その白○が自信となり、精神的な強さになって行くのです。

今日の2回戦でフェデラーに負けたという速報をテレビのニュースで見ました。とても残念ですが、錦織選手にとっては敗戦も次につながる重要なことを気づかせてくれるもので、また大きく成長していくことでしょう。

負けたことは残念ですが、そのまま黒●として潜在意識に入れるのではなく、なぜ負けたのかを分析し、何をすれば次には勝てるかを知ることで、潜在意識には黒●としては入らないのです。

私たちの日常生活でも同様のことが言えます。嫌なことがあったり、辛いことがあった時に「嫌だなー」「辛いなー」と思っていれば当然黒●として潜在意識に入って行きますが、逆の視点から見ることで、嫌なことでの辛いことでもなくなるのです。

自分だけの目で見るのではなく第3者の目で客観的に見ることで、捉え方が変わってきます。潜在意識に白○を入れるように心がけたいものです。

それでは本日はこの辺で。

NPO法人日本フットセラピスト協会
理事長 本山 硯士

円心五法の真髄467 乾燥の季節、咳喘息にご用心

2014年11月05日 | Weblog
1日、2日は石川で個人セラピーと会員勉強会を開催して参りました。勉強会のテーマは「はつらつ元気」で紹介された糖尿病の予防法と糖尿病と診断された時のセラピーの実践法です。皆さんの反応からも糖尿病の方がいかに多いのかが感じとられました。

各地でこの勉強会を開催しています。開催を希望される方は本部事務局まで、お問い合わせください。

さて、この季節は五行の「秋」で晩秋ですが、空気が乾燥してきます。空気の感想は気管支などの呼吸器に影響を与え易くなります。最近、咳をしている人が私の周りにも多くなってきました。

この空気の乾燥と同時に、口呼吸をする人が多くなり、咳を引き起こしているようです。口呼吸は鼻を通らず直接気道や気管に乾いて、汚れた空気が入り込んでいきます。その為、気道に炎症を起こしやすくなり、咳の原因になります。気が付いたら口を閉じ、鼻呼吸を行いましょう。

咳が出るので、風邪だと思い、風邪薬を飲んでも、咳がおさまらない状態が数週間以上続いたら「咳喘息」の可能性があります。気道が狭くなり、ちょっとした刺激に過敏になり、炎症を起こし、咳喘息の引き金になります。

この原因は急な室内外の温度変化やタバコの煙、飲酒、ストレスなどで起きやすいのですが、ほこりやダニなどのハウスダストが原因で起きる場合が増えています。特にアレルギーを持っている人は気管に炎症を起こしやすく注意が必要です。

「気管支喘息」とは異なり、喘息特有のゼーゼー、ヒューヒューといった喘鳴(ぜんめい)はありませんが、咳喘息が長引いたり、くり返していると気管支喘息になることがあります。喘息というと子どものイメージが強いのですが、気管支喘息の7割は大人になって発症するそうです。

始めは風邪だと思い、風邪薬を飲んでも咳がとまらなかったら、早めに呼吸器科の専門医で診察してもらいましょう。咳喘息を放置すると約三割が気管支喘息に移行します。大人の喘息は子どもに比べ治りにくいので、早めの治療が必要です。

手軽にできる予防はないのでしょうか。口呼吸を鼻呼吸に変えることは話しましたが、うがいや手洗いはインフルエンザなどの予防にもつながります。外から帰ったら必ず、実践しましょう。同時に気がついたときに手の指を揉む習慣をつけるといいです。

特に親指と人差し指を強めに揉みましょう。親指には「肺経」の経絡が、人差し指には「大腸経」の経絡が流れてきています。「肺経」は分かるが、「大腸経」はなぜ?と思われたのではないでしょうか。二つの経絡は陰陽の関係にあり、深いつながりのある経絡なのです。

指全体を揉みながら、爪の生え際は特に強めに揉みましょう。気がつけば揉んでいるというような生活で「咳喘息」を含め、呼吸器に関係する病気を予防しましょう。

それでは本日はこの辺で。

NPO法人日本フットセラピスト協会
理事長 本山 硯士