理事長ブログ 心と体を癒やす

健康とは「健体康心」の略語です。体が健やかで心が康らかな状態を指します。心身の健康をセルフケアする方法を紹介しています。

「円心五法」の真髄 235「治療医学から予防医学へ」

2010年04月26日 | Weblog
「治療医学から予防医学へ」

昔の病気は、薬や注射または、手術をすることで治っていく病気がほとんどでした。

しかし、最近の病気は「ガン」「心疾患」「脳疾患」などが大半を占めており、病気が発症してしまうと、非常に厄介な病気ばかりです。

実は、これらの病気は突然現れてくる病気ではありません。

毎日の日常生活の積み重ねが原因で、自分では気がつかないうちに徐々に進行していき、気がついたときには、かなり進行した状況で発見されることが多いものです。

と言うことは逆に十分予防することもできると言うことになります。

現在の医療機関で行っている治療は病気が発症した患者さんを治療することを目的に行っています。

当然、法律でも決められていて診察して何らかの病名がつき病気と診断されなければ治療をすることはできません。

病気と診断されて初めて、治療を受けることができるのですが、病気と診断されなければ、治療を受けることはできません。

そのため「予防医学」と称して、早期発見、早期治療を進めています。

定期的に健康診断や人間ドッグを受け、早く病気を発見しましょうというのです。

しかし、おかしいと思いませんか?

現に病気が発症したものを早く発見し、早く治療することは予防医学とは思えません。

本来の予防医学は、現在の健康をいつまでも維持し、病気にならないための対策をしていくことが、本来の予防医学ではないかと思うのです。

生活習慣病は、病気が発症してから治療しようとしたのでは遅すぎます。

食生活の乱れや運動不足の毎日が、病気への階段を一歩一歩上っているようなものです。

病気が発症する時には、かなり進行している状況なのです。

だから発症してから対処するのでは遅すぎるのです。

現在は、「治療医学」から「予防医学」に移行している時代です。

病気になったら病院に行って治してもらう時代ではありません。

だからこそ、昨今の健康食ブーム、癒しブームの下支えになっています。

『自分の健康は自分で守る』という言葉があるように、健康なうちから今の健康を守り、維持していくことがとても重要なのです。

それでは、どのようにすれば、今の健康を維持できるのでしょうか?

逆に、生活習慣病はどうしたらなるのでしょうか?

日常の食生活、運動不足、ストレスを溜めてしまう、十分に睡眠が取れないという人ほど、生活習慣病になる確立が高くなります。

だったら、この逆をやれば健康を維持できるということになります。

例えば、糖尿病で入院すればメインの治療は食事療法です。

食事は、私たちの血を作ります。何を食べるかで、良い血液ができるかが決まります。

今までにも食事に関しては、いろいろとお話をしてきましたので、以前のものを参考にしてください。

バックナンバー

酸素と栄養素をたっぷり含んだ血液が全身を巡れば、体を構成している60兆の細胞が活発に働きます。

血液を全身に巡らす簡単な方法は、「歩く」ことです。

現在は、歩かなくても、生活できる時代ですが、昔は一日に平均10キロから20キロ歩いたといわれます。

10キロ歩けば、15,000歩を歩いたことになり、第二の心臓が活発に働くようになるのです。

良い血液が全身を巡れば、エネルギーが出てきます。

このエネルギーをうまく発散したり、昇華したりしないと、ストレスが溜まってきます。

ストレスを発散するポイントは、「吐息(吐く呼吸)」にあります。

自分に合った吐く呼吸法を身につけることでストレスが溜まらなくなります。

最後に、十分な休息を取ることですが、眠りに関する悩みを多くの方が持っています。

そこでお勧めしたいのが、フットセラピーなのです。

フットセラピーの特長の一つに「間脳調整法」というのがありますので、ここでご紹介しておきましょう。

まず、足の筋肉を緩めていきます。

すると体の筋肉が自然に緩んできます。その結果、脳の緊張が取れてくるのです。

これは瞑想をしている時と同じような脳波の状態になり、とても深くくつろぐことができ、その結果、充分な休息がをとることができます。

実際、フットセラピーを受けても良いですし、習得した技術で他の方で試してみて、感想を聞いてみてください。

さて、今日のお話は、いかがでしたでしょうか?

「自分の健康は自分で守る」

そのような予防医学の実践は難しいものではないことをご理解頂けたでしょうか?

しかもそれは、私たちが提唱している「円心五法」を実践したフットセラピーで行うことができるのです。

さらに、これから先の未来は、「予防医学」から「快適医学」に向かうと言われます。

そのけん引役が、私たちの「円心五法」のフットセラピーでありたいと思います。

また何かフットセラピー、円心五法に関するご質問などがございましたら、お気軽にご相談下さい。

お待ちしております。

本 山


追 伸:

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今日お話したように、これからは、予防医学としても、「癒し」ビジネスは、もっともっと注目されてくることでしょう。

しかし、習得した技術を学んだだけでは、それをどうお金に変えていくのかを知っていなければ、せっかくの技術が宝の持ち腐れになってしまいます。

そこで、

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「円心五法」の真髄 234「日本独自の足からの健康法」

2010年04月19日 | Weblog
「日本独自の足からの健康法」

最近、直営サロンをオープンして運営しておりますが、そこにご来店頂くお客様から、

「これは何式ですか?」「英国式ですか?」「台湾式ですか?」

というご質問を良く受けます。

その際、私は、「日本で独自に開発された足操術が原形です」とお答えしています。

しかし、多くのお客様は、その答えには納得された様子はありません。

私が、「足操術」と出会った頃は、人の足に触るということに全くと言っていいほど関心がない時代でした。

逆に、「足を触るなんて汚い」と思う人が多かった時代です。

また、人様に足をさらけ出して揉んでもらうなどとんでもないといった状況でもありました。

しかし、昔は、おじいちゃんやおばあちゃんが、孫に足裏を踏んでもらっているという光景はよくありました。

疲れた時に足を揉むことは気持ちがいい、ということは昔から知られてきたことだったのですね。

私が、足操術と出会った時は、それはもう感動しました。

「足を揉むだけで、何でこんなに気持ちがいいのだろうか」というのが、その時の実感でした。

その体験がきっかけで、より深く足操術を勉強するようになりました。

その当時は、日本の二大足の健康法として、寒河江先生の「足操術」と柴田先生の「足心道」というものがありました。

いずれも東洋の思想を根底においた考え方から発展してきた技術です。

そこに、寒河江先生は、西洋医学の脳生理学の知識も加え、足と脳の関係を見きわめながら「間脳調整法」と言う理論を体系化されました。

私が勉強を始めてしばらくした頃、台湾から足裏をゴリゴリと刺激する台湾式の本などが出て、あちこちですりこぎ棒の細いもので足裏を刺激するのが流行り出しました。

あなたもゴリゴリされていたのではないでしょうか?

私も最初は、足操術の本質を理解していませんでしたので、その頃は、棒でゴリゴリと刺激していた時期もありました。

しばらくすると、今度は「英国式リフレクソロジー」というネーミングで、にわかに誕生して、若い女性のトレンディな仕事というイメージを作り上げ、リフレクソロジーブームが世間を騒がせたのは、あなたもご存知のことと思います。

今では、「リフレクソロジー」という言葉を知らない人の方が少ないくらい、民衆に浸透してきています。

あちこちに、「リフレ」のサロンができ、足を揉んでもらうことが、ごく当たり前のような時代になり、私が勉強を始めた頃からわずか30数年で時代は大きく変わってしまいました。

足操術を学んだことに誇りを持っていたので、このような一過性のブームに反感と同時に、寂しさを感じていました。

“日本独自”の日本人に合った施術で行っているのですが、お客様から、「これは何式ですか?」と尋ねられることに寂しさとこれを世に伝え切れていない自分の歯がゆさを感じています。

でもそれは、足操術への想いが強いからに他なりません。

足操術に触れて、その奥義や真髄を知れば知るほど、しっかりとした理論に基づいていて、考えつくされた施術法だと、その足操術の深さに感心します。

何かのご縁で、このメルマガをお読み頂いているわけですが、あなたには、もっと「足操術」、「円心五法」を極めて頂きたいと願っております。

とは言え、ただ技術を習得しただけでは意味がありません。

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今日はこの辺で。

本山


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「円心五法」の真髄 233 「足は健康の要」

2010年04月12日 | Weblog
「足は健康の要」

最近の私たちの生活は、とても便利になりました。

都会であれば、交通機関が発達しており、鉄道網が張り巡らされていて次から次に電車が走っています。

一方、地方では家族一人に1台の車が普及している所もあるぐらいです。

昔であれば歩かなければ生活できない状態でしたが、今はほとんど歩かなくても生活できるようになり、とても便利な世の中になりました。


しかし、私達の体の面から今の生活を見ると果たしてどうでしょうか?

歩くことが少なくなったことで、足の筋肉の衰え、それが体の筋肉にも影響していきます。

足は、よく第2の心臓と言われますが、それは、歩くことで足の筋肉の収縮運動がポンプの働きをして、血液を心臓に戻す役割を果たしています。

歩かなければ、充分にこのポンプの働きをしてくれません。

普段の生活の中で、歩かなくなり、足への刺激が充分に行われなくなった現在、全身の血液循環が悪くなっているのです。

また、足を使わなければ当然、足の筋肉は衰えます。

足の筋肉の衰えは、腹筋や背筋の衰えにつながります。その為、内臓を支え切れなくなり、内臓が下垂してしまいます。

肥満もそうかもしれませんが、筋肉の衰えによる内臓の下垂で、体型も崩してしまうのです。

歩かないことが、血液の循環を悪くし、内臓機能にも影響を与えていることを知る必要があります。


さらに、

姿勢の悪さが肩こりや腰痛に、ひいては内臓にも影響を与えます。

二本足歩行を行うには、抗重力筋が充分に強化されていなければなりません。

足の筋肉の衰えは、腹筋や背筋の衰えにつながります。

若い人の体格が向上したにもかかわらず、姿勢の悪い人が急増しています。

例えば、頭部は頚椎やその周辺の筋肉が支えていますが、姿勢が悪いと周辺の筋肉だけで支える形になり、肩こりになります。

腰周辺の筋肉の衰えが腰椎や椎間板に負荷をかけ腰痛の原因になります。

姿勢が悪いと内臓への負担も避けられません。

足を使わないことが姿勢を悪くし、肩や腰、内臓に大きく影響していることが分かります。


歩かないことによる体への影響はこれだけに留まりません。

実は、姿勢の悪さは、“呼吸”にも大きく影響しています。

最近の若い人は、呼吸が浅いと言われます。

生れたての赤ん坊は、腹式呼吸で深い呼吸をしていますが、いつのまにか胸式呼吸になり、浅い呼吸になっていきます。

これは姿勢が悪くなり、横隔膜を充分に動かす呼吸ができなくなってきているからです。

その為、充分に新鮮な酸素を吸い込むことができません。

この胸式呼吸が、酸素不足を引き起こし、呼吸の浅さが、今度は精神の安定に影響を与えます。

足の使用頻度、状況が、呼吸にも大きく影響しているのです。


昔、軍隊で「歩調を取れ」と言う時の歩幅が75cmと言われています。

しかし、最近の人の歩く早さは、以前よりスローになってきています。

これは、普段の生活でほとんど歩かなくなり、足の筋力が落ちたために歩幅が狭くなったことが原因のようです。

歩幅を充分に取りながら力強く歩くには、それ相当の脚力が必要ですし、二本足で歩行するためには、抗重力筋の発達が不可欠です。

筋力が落ち、歩幅が狭くなり、歩く速さが遅くなるだけでなく、すぐに地面に座り込んでしまう若者の姿はこれからの未来に暗い影を落とします。


私達は、元々足を開放する履物をはいていました。

それが近代に入り、靴を履くようになり、いつも締め付けられた靴の中に足が置かれるようになりました。

靴の本来の目的を理解しないまま、長時間靴の中に足を入れている人がほとんどです。

そのため、多くの女性が、外反母趾や内反小指などの指の変形や魚の目、タコで悩んでいます。

実は、この指の変形は、内臓機能に大きな影響を与え、ひいては歩行にも影響します。そして、歩行の乱れは、膝痛や腰痛の原因にもなります。

赤ん坊は、二本足で立てるようになり、歩き出し、徐々に足腰の筋肉もつき、しっかりと歩けるようになります。

それにともない足の筋肉や靭帯が強化され、体重の重さと重力に耐えるように土踏まずが形成されクッションの役割を果たします。

ところが、最近の子供達がゲームやパソコンで部屋の中で遊ぶことが多くなり、外で元気に遊ぶことが少なくなりました。

そのため、子供に偏平足が増え続けています。

偏平足になると充分にクッションの役割をしてくれないため、疲れやすくなり、腰痛などの原因にもなります。

子供の頃に自然の中で走り回ったりすることがとても大切です。


この内容は誇張してお話しをした訳ではありません。

皆さんの周りをご覧頂くと納得できることばかりだと思います。

私達が足を使わないことが、いかに体に悪い影響を与えているか、少しセンセーショナルな内容をお届けしましたが、とても重要なことです。

特に大きな運動をすることなく、毎日歩くことが大切です。

とはいえ、昔のように長い距離を歩くことは、なかなかできません。

そこで、人為的に歩いているのと同じような、“足の効果”を作り出すのが、足からの健康管理法「足操術(フットセラピー)」になります。

ただ単に疲れを癒すために行うのではなく、足が持つ体全体のバランスを正す、歩くことで得られる健康を、足の反射区を刺激することで同様の効果を得ようとするが、足操術です。

このブログをお読み頂いているあなたには、さらにこの足操術を、円心五法を用いたフットセラピーを極めて頂きたいと思います。

今日はこの辺で。

本 山


★フットセラピーの技術を習得するためのスクール「ウエルエイジング」

★代々木上原駅前リラクゼーションサロン「ラウンドハート」

「円心五法」の真髄 232 「肌荒れの対策」

2010年04月02日 | Weblog
「肌荒れの対策」

肌荒れの原因を前回探ってきました。肌荒れを引き起こす原因が分かればその対策ができます。具体的にどの様なことを行っていけば肌荒れを解消できるのか見ていきましょう。

肺や大腸と皮膚が東洋医学の中では深い関係にあることは前回説明しました。皮膚をいい状態に保つためには大腸の環境を常にいい状態に保つことが大切なのです。肌荒れを防ぐにはまず、便秘は禁物です。

便秘の詳しい内容については以前お話しした項を参考にしてください。しかし、少しだけ触れておきましょう。便秘をすると腸内の環境は非常に悪化してきます。便秘三日目の便を培養したものをネズミに注射すると即死するといわれるほどの毒素を出します。

このように腸内に腐敗したものが残っている状態は腸内細菌にも影響します。善玉菌といわれる腸なの環境を良くしてくれる菌より、環境を悪くする悪玉菌が増えますます腸内環境を悪くしていきます。

これが吹き出物などの原因になります。便秘はお肌の大敵です。手軽にできる便秘解消法を「円心五法」の真髄206でご紹介しています。是非、ご覧ください。

また、肺や息も関係していると前回書きました。やはり肺の機能を高めることは肌荒れ解消に役立ちます。それではどの様なことを実践すればいいのでしょうか。これは腹式呼吸を行うことです。

腹式呼吸は横隔膜を大きく動かす呼吸です。肺自体は自分で膨らんだり縮んだりはできません。肺の周辺の筋肉が肺を圧迫したり広げたりしているのです。この役割の多くを横隔膜が担っています。横隔膜が大きく動く呼吸は肺の機能を高めてくれるのです。

それでは腹式呼吸の練習をしてみましょう。イスに座ってもできますが、横になって行いましょう。

① 仰向けに横になったら膝を曲げます。意識を集中しやすくするために目を閉じます。
② へその少し下に両手の4本指を立てます。吐く息に合わせて指を下腹に押し込んでいきます。
③ 吸う息に合わせて「指が持ち上がるように息を吸う」と自己暗示を行い、下腹の指を持ちあげるように息を吸います。②、③を5回ほど行います。
④ 膝を伸ばし、下腹に立てた指を手の平に変え吐く息に合わせて「手が下がるように吐く」吸う息に合わせて「手が上がるように吸う」と暗示しながら5回行います。
⑤両手を床に開放し、ゆったりと腹式呼吸を続けてくつろぎます。

ストレスも肌荒れの大きな原因ですが、腹式呼吸を実践しているとストレスの開放にもつながり、ストレスからくる肌荒れを解消することにもなります。

発信元:NPO法人日本フットセラピスト協会

「円心五法」の真髄 231 「肌荒れの原因」

2010年04月01日 | Weblog
「肌荒れの原因」

女性にとって肌荒れは大敵です。対策を考える前になぜ、肌荒れになるのか、その原因を探ってみましょう。

東洋医学の「陰陽五行説」を見ていくと五行の「金」の属性に「肺」「大腸」「皮毛」「鼻」「息」などがあります。「皮毛」とは皮膚のことです。単純に考えると肺や大腸のトラブルが皮膚や鼻のトラブルに影響していると捉えることができます。

肌の状態をいい状態に保つには肺経や大腸経の経絡の働きを高めておく必要があります。例えば便秘をすると当然大腸の機能が低下してきます。同様に肺の機能が低下しても肌のトラブルを引き起こし易くなります。便秘をして吹き出物など肌荒れを引きお越した話を良く聞きます。肺や大腸の機能を高めておくことはとても重要です。

また、ストレスも肌荒れの大きな原因です。ストレスは私達の体に色々なトラブルを引き起こします。ストレスを過剰に受けてくると極度の冷え症になったり、自律神経の失調を引き起こしたり、精神的なトラブルにもつながってきます。

肌は外部からの色々な刺激を受けていますが、ストレスが加わることにより、体の中からの影響も大きいのです。ストレスを過剰に受けてくると自律神経系や内分泌系にも影響を与えます。このストレスを緩和しようとして副腎皮質ホルモン(コルチゾール)が分泌されてきます。ところがこれが過剰に分泌されると免疫力の低下や慢性疲労、肌の乾燥、毛が薄くなるなどを引き起こしてくるといわれています。

免疫力の低下によって肌の細胞の新陳代謝も落ちてきて肌が弱ってきます。すると皮脂を過剰に分泌したり、紫外線によるメラニンが増加して肌荒れやシミの原因になるのです。

また、ストレスの影響は自律神経の問題だけでなく、冷えにも大きく関わってきます。冷えのところでも書きましたが、筋肉の萎縮がおき、大腸も萎縮してしまいます。その結果、便秘となり肌のトラブルになります。

これ以外にも肌荒れの原因はたくさんあります。紫外線の影響や睡眠不足、汗の影響、化粧品のトラブルなども、今後の肌荒れの対策でお話ししていきましょう。

発信元:NPO法人日本フットセラピスト協会