本山健治の円心五法の真髄

「円心五法」の真髄を中心に健体康心についての気づきをお届けしています。

円心五法の真髄670 赤ちゃんに触れて、触れて、触れまくろう!

2018年11月28日 | Weblog
先日、NHKの番組「プロフェッショナル」でADHD(注意欠如・多動性障害)や自閉症、虐待による心の傷を持った親子とかかわっていく、小児神経科医の友田先生が紹介されていました。

番組を見ながら「赤ちゃんタッチセラピー講座」を作ったことを思い出しました。

友田先生が診察で子どもの話を真剣に聞かれる姿や親とかかわられている姿を見て、赤ちゃんタッチセラピーやフットセラピーがお役に立てるのではないかと感じたのです。

ADHDや自閉症の原因として遺伝性によるものとか脳の発達段階での発達障害などまだ、明確な答えがありません。

私たちが提供しているセラピーが脳にいい影響を与えるかはわかりませんが、赤ちゃんの時から足を揉んでいると脳の発達に良いとも言われています。

改めて、赤ちゃんタッチセラピー講座を見直してみようと思います。

治療の原点は「手当て」だと言われています。お母さんがお子さんに触れることで、痛みが和らぐのはよく耳にすることです。

触れることは生まれたばかりの赤ちゃんから始めましょう。触れるお母さんにも触れられる赤ちゃんにも愛情ホルモンのオキシトシンが多く分泌されます。


オキシトシンの分泌でお母さんは子どもへの愛情が深まり、子どもはお母さんの愛情を受け安心し、精神的にも落ち着いてきます。

これからの時代、ますます障害を持ったお子さんが増えてくることでしょう。赤ちゃんタッチセラピーの重要性を強く感じています。

子どもは国の宝です。その子どもたちがすくすくと成長していける環境を作ることは私たち大人の責任でもあります。

そのためにはお母さん方に赤ちゃんとのかかわり方を学んで欲しいと願っております。

それでは本日はこの辺で。

NPO法人日本フットセラピスト協会
理事長 本山 硯士

円心五法の真髄669 帯状疱疹後の後遺症の痛みを緩和!

2018年11月21日 | Weblog
鴨川にある亀田クリニックの6階にあるサロン「マカナ」(亀田産業が運営)では当協会の会員の方々がセラピーを提供しています。
 

疼痛緩和ケア科より紹介された患者さまが、サロンにお越しになり、後遺症の痛みが改善され喜ばれていると聞き、19日にクリニックを訪問しました。

疼痛緩和ケア科の関根先生とサロンの責任者の野村さんにお会いすることができました。

関根先生のお話では帯状疱疹の湿疹自体は治っていても痛みが慢性化した方は薬だけでは痛みを取ることは難しくなるとのお話でした。

「患者さま一人ひとり、対応が異なるので、外科的な治療とは異なり、手術をしたから治るというものではないのですよ」との事、難しい対応をされているのだなと感動しました。

今回の患者さまも「マッサージでも受けられたらいかがですか」とマカナを紹介して頂いたようです。

野村さんから頂いた報告から抜粋して経緯をご紹介します。

5月18日に疼痛緩和ケアの紹介で初めて来店されました。皮膚の状態は治っているのに痛みが1年以上続いているとのこと。

初日は患部二か所をやさしく施術。終わった後、顔の表情が和らいでいました。

週2回来店されるようになり、60分コースを受けられています。3回目くらいから施術後3日間くらいは痛みがなくなっているとの事。

6月中旬、10回目くらいで、胸の痛みがほぼなくなったとの事、梅雨の時期なので痛みが出るかもしれないと思っていましたが、痛みはないそうです。

最近、寒くなってきたので、少し痛むことがあるが、施術を受けると痛みがなくなると、今でも週2回お越しになっています。

関根先生も言わるように、すべての方の痛みがなくなるかどうかは分かりません。でも、痛みで悩まれていたら、是非フットセラピーを行ってみましょう。

それでは本日はこの辺で。

NPO法人日本フットセラピスト協会
理事長 本山 硯士

円心五法の真髄668 白血球と免疫力の関わりを再認識!

2018年11月14日 | Weblog
NHKの健康番組「ガッテン」で1000回の記念放送として「風邪に負けない真の“免疫力”ゲットSP」というタイトルで放送されていました。

そこで、今回は免疫力について再度確認してみたいと思います。

放送の中では白血球の中の免疫細胞の主役である「リンパ球」の働きについて検証していました。

リンパ球には二つの働きがあり、自律神経の交感神経が活性化するとリンパ節に留まり病原体について学習する【学習モード】になります。

交感神経が落ち着く(副交感神経が優位の状態)とリンパ球が体中を巡ってウイルスに感染した細胞やがん細胞を退治する【パトロールモード】になるというのです。

面白い表現ですね。【学習モード】も【パトロールモード】も免疫にとっては重要な働きです。

本来、自律神経は日の出とともに交感神経が活性化し、日の入りとともに副交感神経が活性化します。自然のリズムにそって働いています。

ところが、最近は夜型の人が増えており、遅くまでテレビやゲームで深夜まで起きていることが多いようです。

また、ストレス社会と言われるように様々なストレスを多く抱えるようになりました。

すると、交感神経が活性化したままになってしまいます。【学習モード】と【パトロールモード】がうまく切り替わることができなくなります。

会員の方はもうお気付きですよね。私たちが行っているセラピーは間脳調整法と言って自律神経や内分泌をコントロールしている間脳の働きを正常な状態に戻そうとするセラピーです。
 

フット、ハンド、ヘッド、どのセラピーも深いくつろぎが得られるセラピーです。皆さん、いつの間にか寝てしまったと言われます。

二つのモードを手軽にコントロールでき、免疫力を高めてくれるセラピーだと再認識できました。

それでは本日はこの辺で。

NPO法人日本フットセラピスト協会
理事長 本山 硯士

円心五法の真髄667 骨粗鬆症の手軽な予防法が話題に!

2018年11月07日 | Weblog
最近のマスコミで多く取り上げられている「かかと落とし」を検証してみましょう。

骨は硬いので変化しないと思われがちですが、常に破骨細胞が古い骨を壊し、骨芽細胞が新しい骨を作るという新陳代謝を繰り返しています。

加齢や生活習慣で骨吸収と骨形成のバランスが崩れ、骨吸収が上回ると骨粗鬆症になります。

男性より女性に多いのは閉経後に骨を強くする女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が低下することで骨粗鬆症になりやすくなります。

そこで、早めの予防が大切です。カルシウムやたんぱく質を多く含む食事と同時に骨密度を落とさないための手軽な運動が「かかと落とし」です。

つま先立ちになり、床にかかとを打ち付けるように落とすという簡単な運動です。1日30回以上行うだけで、予防できなら実践するしかありません。


頭まで衝撃が伝わるようにストンと落とすことがポイントです。体重の3倍もの負荷が、骨芽細胞を活性化させ、骨粗鬆症の予防につながります。

また、「かかと落とし」は糖尿病や認知症にも効果が期待できるようです。

血液中の骨ホルモン(オステオカルシン)の量が少ないと、血糖値が高い傾向にあることが分かってきました。

まだ、はっきりと解明されてはいませんが、これまでの研究によると、『タンパク質の糖化』が大きく関わっているのではないかと考えられています。

糖はタンパク質と反応しやすく高血糖が続くと、タンパク質に糖がくっついてしまう「糖化」が起こります。骨のタンパク質も同様に糖化してしまいます。

糖化したタンパク質は本来の働きができず、骨ホルモンの働きも鈍ってしまうのではないかというのが専門家の説です。(NHKのガッテンより)

また、かかとの上げ下げはふくらはぎの働きも高めてくれます。「かかと落とし」運動は第二の心臓の働きも高まり、全身の血液循環が良くなるのです。

「かかと落とし」で骨粗鬆症を予防しましょう。

それでは本日はこの辺で。

NPO法人日本フットセラピスト協会
理事長 本山 硯士