本山健治の円心五法の真髄

「円心五法」の真髄を中心に健体康心についての気づきをお届けしています。

「円心五法」の真髄 29

2009年02月27日 | Weblog
円心五法の実践

円心五法の「食事」「運動」「精(性)」「精神」「休息」すべてに関係してくる「呼吸」について
お話しましょう。

呼吸は「おぎゃ」とこの世に誕生して死を迎えるまで行っているのが呼吸です。呼吸をしてい
ないことは死を意味します。全く意識することなく生きている限り、続けているのが呼吸ですが、
この呼吸が私たちを健康にもし、あるいは不健康にもするのです。

であればこの呼吸に少し意識を持って行うだけで健康になれるのであれば意識した呼吸を行
いましょう。これを「呼吸法」と言います。
それではどのようなことに意識を持って呼吸を行えば良いのでしょうか。呼吸の四つの原則
意識しながら呼吸を行います。

① 吐息(とそく):吐く呼吸です。この特徴はストレッチを行うときにどんな呼吸を行っているか
を思い出しましょう。息を吐きながら行うと筋肉が緩み充分にストレッチできます。要するに筋肉
が緩むのが吐く呼吸です。同時に神経の緊張を取るのもこの呼吸です。

② 長息(ちょうそく):できるだけ長い呼吸を行います。長い深い呼吸は「長生き」に通じると言
われます。呼吸が長くなればなるほど、二酸化炭素を充分に吐き出し、酸素を充分に吸い込む
ことができるのです。その結果酸素を多く含んだ血液を全身に巡らすことができます。

③ 腹息(ふくそく):腹式呼吸のことです。腹式呼吸のことはご存じの方も多きことでしょう。下腹
が膨らんだりへこんだりする呼吸で、横隔膜を大きく動かす呼吸です。肺自体は膨らんだりへこん
だりできません。肺の周りの筋肉の働きで肺が膨らんだりへこんだりします。そのメインの働きが
横隔膜なのです。横隔膜を大きく動かす呼吸は肺の機能を高めることができるのです。腹式呼吸
には多くのメリットがあります。これについては後日、詳しくお話ししましょう。

④ 留息(りゅうそく):留める呼吸です。今、この呼吸が日常生活でほとんど使われなくなってき
ました。少し前までは生活の中でしっかり使っていました。例えば、重い物を持ち上げる時どうで
したか、腰を落とし腕だけで持ち上げず、体全体を使って持ち上げました。この時、瞬間息を留め
ます。畑を耕す時、薪を割る時、餅をつく時などいつもこの留息を使っていました。留息は精神的
な強化や決断力を付けます。今の日本人が精神的に弱くなったのもこの呼吸が影響しているの
かも知れません。
四原則の中に普段使っている呼吸の一つが入っていないことに気付かれましたか。そうです、吸
う呼吸が入っていません。なぜでしょうか、呼吸法としては吐く方に意識を持って行えば必ず入っ
てきます。そのため吸う呼吸は呼吸の原則に入っていません。

次回はこの呼吸の原則を使った手軽にできる呼吸法を紹介しましょう。

「円心五法」の真髄 28

2009年02月26日 | Weblog
円心五法の実践

今週は足操術(フットセラピー)に絞ってお話しましょう。

足操術(フットセラピー)に出会った当初は足を揉むと言うだけで「何でそんなことするの」と
言われたものです。「足を揉んであげるから出して」と言うと「人様に足なんか出せない」と
言う返事が返ってくる。そんな時代でした。

当然足を揉むようなサロンなどありません。勉強を始めた頃にすりこぎ棒のような棒で足裏
をごりごり刺激していくやり方の本が出始めました。当時は足操術(フットセラピー)との違い
など全くわかりませんから本を読んではゴリゴリやる方が効果は出ると思ってやっていたこと
を思い出します。

今から考えると足操術(フットセラピー)を全く理解していなかったと、とても恥ずかしく思いま
す。今では偉そうに「足操術(フットセラピー)はくつろいだ状態を作り、間脳が正常に働くよう
施術をすることが基本だ」などと言っていますが、昔のことを知っている人の前では偉そうには
言えません。

しかし、足操術(フットセラピー)の良さを本当に分かった人にはとても好評です。良く言われる
ことが「足しかやっていないのに全身が緩んだようで肩を直接マッサージしてもらうより楽よ」と
言って頂けます。

マッサージなど直接筋肉にアプローチをしていく施術では表層筋を緩めることはできても深層
筋を緩めることはできないと言われています。足操術(フットセラピー)は深いくつろぎ状態を
作り、自律神経が副交感神経優位の状況になります。その結果、深い深層筋までもが緩んで
くるのです。

「マッサージで肩を揉んでもらうとそのときはいいが、すぐにまたやって欲しくなるのに、足操術
(フットセラピー)を受けた後は1週間くらい楽に過ごせて癖になりそう」と嬉しい声を頂きます。
これは足操術(フットセラピー)で深層筋が緩んだ証拠です。

足操術(フットセラピー)を体験したくなったのではないでしょうか。次回は「呼吸法」についてお
話しましょう。

「円心五法」の真髄 27

2009年02月25日 | Weblog
円心五法の実践

足操術(フットセラピー)のおかげで私も元気で活き活きと生活できるのだと足操術(フットセラピー)
との出会いに感謝しています。私の生活のスタートはお風呂から始まります。健康を維持するのに
とても重要なのが冷えを取ることです。風呂で必ずやるのが足のブラッシングです。亀の子タワシで
ゴシゴシと足をブラッシングします。

石鹸を付けたまま足操術(フットセラピー)の全てではありませんが行います。全身の気血の流れが
よくなりとても爽快な気持ちで会社に向かうことができます。

足操術(フットセラピー)のも一つの良さはいつでも、どこでも、手軽に道具も使わずできることです。
テレビを見ながらでも足の指をぐるぐる回したりもんだりするだけで胃腸の調子がとてもよくなってき
ます。やることは簡単でもすぐに効果が表れてきます。

私は元々健康ですから何かが治ったという体験はありませんが、還暦を迎えますます元気です。
足操術(フットセラピー)のおかげでこの健康を維持できているのだと思います。

各地を勉強会などで多くの会員さんにお会いする機会があり、色々な体験のお話をお聞きします。
「あれが治った」「これが治った」と嬉しい体験談をお聞きしますが、とても印象に残っているのが
「まだ資格を取ったばかりで自信はなかったのですが足操術(フットセラピー)で足を揉みだしてし
ばらくすると涙をボロボロと流され、他人には言えないような悩みを話しだされました。正直どのよ
うに対応したら良いのかわかりませんので、一所懸命聞いていましたら施術が終わった時には晴れ
晴れとした顔をされていました。足操術(フットセラピー)は最高のカウンセリングになるのですね」と
感動して話されていました。

足操術(フットセラピー)の良さは普段自分ではほとんど触らない足を、他の人にはなおさら触っても
らったことのない足を大切に触ってもらえたことで閉じていた心の扉が開くのではないかと思われます。

このような嬉しい喜びの話を聞くたびに足操術(フットセラピー)を知らない方に是非味わって欲しいと
思います。まだ足操術(フットセラピー)を体験されていない方は全国に多くのフットセラピストがいます
ので、是非探して体験してみてはいかがでしょうか。

「円心五法」の真髄 26

2009年02月24日 | Weblog
円心五法の実践

足操術(フットセラピー)の特長についてもう少しお話しましょう。東洋的な健康法として「陰陽五行」
「呼吸法」「瞑想」の良さが組み込まれて創られています。

足操術(フットセラピー)の施術を受けた方は深いリラクゼーションを味わいながら自律神経やホルモン
バランスが調整され、体調がとても良くなってきます。施術を受けた方の体調が改善されるのは当然で
すが、足操術(フットセラピー)の良さは施術者も体の調整ができることです。

施術中は無駄な力を入れずに体の姿勢や体勢を守りながら施術を行うことで施術者の肩や腕の筋肉
を緩めることができます。力を使う手技の後には筋肉を緩める手技で使った筋肉を緩めるように構成さ
れています。また、深い呼吸を行いながら施術をしますので、呼吸法を行いながら施術を行っているの
と同じなのです。

また「養氣法」の実践でもあります氣の交流を施術中に行うことでとてもいい人間関係が取れるように
なり、体のケアだけでなく心のケアも同時に行うことができ、両者が心身ともに解放され素晴らしい健
康を手に入れることができるのです。

足操術(フットセラピー)でくつろいだ状態のときは潜在意識への暗示効果が高まります。施術をしなが
らプラスの言葉を投げかけて暗示することで内面的な部分から改善されてきます。しかし、暗示効果が
高いだけにマイナスの言葉は絶対に出さないことです。潜在意識は無意識層ですから自分で気がつか
ないうちにマイナスの暗示が体に影響を与えてしまいます。

足操術(フットセラピー)で真の健体康心(体が健やかで心が康すらかな状態)を目指しましょう。

「円心五法」の真髄 25

2009年02月23日 | Weblog
円心五法の実践

「養氣法」についてはまた後日お話をしましょう。今日は5項目目の「休息」の実践法として「足操術
(フットセラピー)」をご紹介します。

初めに休息と足操術(フットセラピー)の関係についてお話します。足操術(フットセラピー)とは足
からの健康法です。そうすると台湾式などの痛い施術を受けたことのある人は「何でこれが休息なの」
と思われることでしょう。しかし、これからお話しする足操術(フットセラピー)の特長を知れば、知るほ
どなるほどと理解していただけることでしょう。

足の健康法と言えば巷でよく聞かれるリフレクソロジーはご存知ですか。足の裏にからだに対応する
反応場所(反射区)があり、その場所を押したり揉んだりして自分自身の中にある自然治癒力を高め
ることを目的にした施術法のことです。

また、昔から私たち日本人は体調が悪い時に鍼灸治療院などに行って鍼を打ったり、お灸をしたり、
指圧でツボを押したりするツボ経絡療法で体の調整を行っていました。

この二つの良さを取り入れながらもうひとつ、筋肉を緩めることを目的にした施術を組み込んだものが
足操術(フットセラピー)です。これらの三つをうまく組み合わせて足の筋肉を緩めていきます。足の筋
肉が緩むと全身の筋肉が自然に緩んできます。全身の筋肉が緩むといつの間にか脳の緊張が取れて
きて深いリラクゼーションを味わうことができるのです。

足操術(フットセラピー)は短時間で脳の緊張を取り除くことができます。この深いくつろぎ状態が脳の
中の間脳(視床、視床下部)を正常に働くように調整していきます。この間脳の主な働きは自律神経の
コントロールと内分泌のコントロールです。間脳が正常に働くということは自律神経やホルモンバランス
が正常に働くことを意味します。

足操術(フットセラピー)の施術は短い時間で深いくつろぎ状態を作り、間脳が正常に働くように調整す
ることを最大の目的としています。リフレクソロジーの反射区の刺激やツボに痛い刺激を入れるような
施術とは異なり深いくつろぎを味わいながら素晴らしい効果を発揮するものです。

「円心五法」番外編

2009年02月22日 | Weblog
番外編

昨日、臼井由妃さんが企画された「あなたの思いを伝えよう~子供たちに良書を~」という
イベントが大井町駅前の「きゅりあん」で開かれました。

「読書のすすめ」店長の清水克衛さんのミニ講演からスタートし、音楽療法のセラピストで
ある堀田圭江子(私の知人の奥さん)さんによるあがり症対策の実践法やダカールラリー
で優勝されたラリードライバーの篠塚建次郎さんと臼井さんの対談、経営コンサルの中山
マコトさんと岩崎剛幸さんのミニ講演と個々の体験を通して思いを伝えることの大切さが
伝わってきました。

最後に音楽プロデューサーの「YANAGIMAN」と、最近プロデュースしている4人グループの
「Missing Link」のエキサイティングな歌声で会場全体が大変盛り上がり、感動のうちに終了
しました。

心の洗濯をして頂いたような清々しい気持ちで、私も家族や身近な人に感謝の思いを伝え
ようと帰って来ました。

次回のイベントには皆さんも是非、参加されてはいかがでしょうか。

臼井由妃さん感動をありがとうございました。


「円心五法」の真髄 24

2009年02月20日 | Weblog
円心五法の実践

昨日の潜在意識の続きをお話しましょう。

今までの人生で○が多い人は積極的に色々な経験を積んでますます成長するでしょうが、●が多い人は
どうすればいいのでしょうか。このままマイナス思考で一生を終えなければならないのでしょうか。そんな
ことはありません。

これからの人生を前向きで積極的に生きたいと思えば、自分の人生を自分の力で代えることができます。
まず初めに本人がこのままでは嫌だ、明るい楽しい人生を送りたいと決断することです。本人が決めない
限り前に進みません。

それでは決断しただけで本当に代わるのでしょうか。そんなことはありません。それでは毎日毎日プラス
のイメージを作って自己暗示すれば代われるのでしょうか。残念ながらこれもうまくいきません。表面意識
潜在意識の間にはフィルターがあり、暗示が表面意識だけで止まり、潜在意識まで入り込めないのです。

ところがフィルターがあってもこれを素通りする方法があります。これは体を通した体験をすることです。小
さくてもいいので多くのいい体験をして○を潜在意識にインプットしましょう。

それでは具体的に手軽に日常生活の中でこの○を入れていく方法を紹介します。

① 明るく元気な声で挨拶する
② いつもニコニコ笑顔を絶やさない
③ 人のいいところを見つけて褒める

何だ、これだけか?と思われたことでしょう。そうですたったこれだけですが、毎日毎日続けることがとても
大切です。

小さな小さな○ですから時間はかかります。しかし、小さくても○を入れ続けることで、いつかは●より○の
占める割合が必ず変わります。●より○の量が多くなった時、今まで中々一歩が踏み出せなかったことが、
自分にもできるという気持ちが湧いてきて一歩が踏み出せるのです。

始めた当初は意識をしながら行動しなければ継続できませんが、毎日繰り返すことが習慣になってきます。
習慣になるまでは時間がかかります。しかし、習慣になってしまえばまったく意識をしなくても自然に行動で
きるようになります。

自分の力で素晴らしい人生を手に入れましょう。

「円心五法」の真髄 23

2009年02月19日 | Weblog
円心五法の実践

今日は「養氣法」の中の潜在意識の働きについてお話しましょう。

私たちの心の様相を氷山で例えることがよくあります。海に浮かんだ氷山をイメージしてください。
視界に入ってくるのは海の上に浮かんでいる部分を氷山として見てしまいますが、氷山の本体は海の
中に沈んでいる部分で、氷山の大半がこの部分です。

海に浮かんでいる部分を「表面意識」海の中に沈んでいる部分を「潜在意識」として捉えると心の様相
が非常に分かりやすくなります。

「表面意識」は氷山の見えている部分のように今まで得た知識や理論で「ああしたらいい」「こうしたら
いい」「このようにすべきだ」というように頭で考えているものです。理論、理屈で「こうあるべきだ」という
タテマエの考えで意識層の部分です。

「潜在意識」は氷山の見えていない部分の私たちの心の内面部分、即ち無意識層の部分です。良くそ
の人の行動を見ていれば本音が分かると言われます。無意識に起こす行動がその人の本質を表します。

頭では「ああしなければ」「こうしなければ」と思っているのですが、中々行動できない経験をしたことは
ありませんか。これが潜在意識の働きなのです。そのメカニズムを分かりやすく説明しましょう。

私たちが生まれた時はこの潜在意識は空っぽだと仮定します。生まれて成長していく中で色々な経験
をしていきます。例えば、嬉しかったり、楽しかったり、褒められたり、成功した経験や体験を白丸(○)で
表現します。また、嫌だったり、悲しかったり、叱られたり、失敗した経験や体験を黒丸(●)で表現します。

生まれてから今まで生きてきたこれまでの経験や体験が全てこの潜在意識の中に○や●で組み込まれ
ていきます。

例えば、いつも前向きで何でも積極的にすぐに行動できるプラス思考の人は○が多い人だといえます。
子供の頃からお母さんや学校の先生に褒められたり、何かチャレンジしてもできた経験が多く、これが○
をドンドン増やしてくれたのです。

ところが、何かやろうと思っても中々一歩が出なかったり、いつも自信がなく消極的でついマイナス思考
になってしまう人は●が多い人です。子供の時にお母さんや学校の先生からダメだ、何でできないなどと
いつも叱られていて、何かにチャレンジしてもできない経験が多く、潜在意識に●をドンドン増やしていった
のです。

このように今までの経験が今の自分を創っているのです。長くなりますのでこの先は明日、お話しましょう。

「円心五法」の真髄 22

2009年02月18日 | Weblog
円心五法の実践

円心五法の4項目目は「精神」です。この精神とは精神的な安定や心の充実感を言います。3項目でいう
「精」、要するにエネルギーの発散が正常に行われていなければ精神の安定などありえません。

エネルギーを上手に発散できると心がとても落ち着いてきます。ところがエネルギーを上手に発散できな
ければ不平不満や妬み、やっかみといった状態でイライラしていてとても心が落ち着くような状態ではあ
りません。

ストレスなどの発散に吐息をうまく使うことが重要だという話をしましたが、ここでしっかりと息が吐ければ
いいのですが、このような時はこの吐息がうまくできない人が多いようです。

イライラした状態を引き起こすのは人間関係のトラブルが原因のようです。それもほとんどが家族、夫婦や
親子の間のトラブルが多いのです。本来であれば一番人間関係が取れていなければならないところでの
問題が一番多いのは現代の風潮かも知れません。

寒河江先生が健康や悩み相談を受けていた時のほとんどが親子か夫婦間の問題だったそうです。これは
奥様からお聞きした話ですが、司会などでテレビに頻繁に出ている方が子供の問題でよく相談に来られて
いたと聞いています。

家族間の人間関係が取れれば他の友達や会社の同僚との人間関係を上手に取ることができるようになる
でしょう。

それではどのようにしたら上手に人間関係を取ることができるのでしょうか。好きな友達とは「気が合う」とい
う表現をします。嫌いな友達とは「気が合わない」と言います。

この気が合う、合わないとは呼吸が合う、合わないということと同じなのです。好きな友達とは呼吸が合って
いてその場にいることが心地よいのです。嫌いな人がそばにいると呼吸が乱れて早く離れたいと思います。

人間関係をスムーズに取るには呼吸を合わせることが自由自在にできればこの人間関係で悩むこともなくな
ります。この「氣」をコントロールする方法を学ぶものが「養氣法」なのです。

「円心五法」の真髄 21

2009年02月17日 | Weblog
円心五法の実践

肉体的なエネルギー発散は「運動」の項目で説明したような「健美体操」「マナフラフットセラピー」
は有効です。また、この項の実践法として紹介している「円心道」の武道も非常に有効です。

正直なところ、円心道については寒河江先生から直接指導を受けたことがありません。私が経験した中
でこの円心道をご紹介します。

先生が舞われる円心道の演武を何度か見る機会がありました。武道家の人が発する少し怖いぐらいの
すごいエネルギーを感じました。いつもの優しい顔から一変して厳しい表情の武道家の顔でした。同時
にすごくかっこいい姿でした。

その他に「養氣法」のセミナーで円心道を用いた護身術の一部をセミナーに取り入れられていました。
自分を円の中心に置き、最小限の力で相手の力を利用して投げ飛ばします。合気道につながる感じが
しました。

相手との間合いや氣をよみ相手の力を利用して投げていきます。全く呼吸も乱れず、円を描くような動き
で投げ飛ばしているのですが、そのうち手も使わない氣だけで相手を投げ飛ばしています。

氣で飛ばす現象にばかり目がいってしまいますが、円心道が私たちに伝えることは武道を通して間合いや
氣を読むことを実践を通して学ぶことにあります。日常の人間関係の中で相手の氣を読み、お互いに氣を
合わせることでとてもいい人間関係が取れます。

精神的なエネルギーの発散がうまくいかない最大の理由は人間関係がうまくいかないからです。互いに氣
を読み、氣を合わせるようになれば人間関係も良くなり、精神的なエネルギーを充分に発散することができ、
とても楽に生活できるようになります。