円心五法の実践
円心五法の「食事」「運動」「精(性)」「精神」「休息」すべてに関係してくる「呼吸」について
お話しましょう。
呼吸は「おぎゃ」とこの世に誕生して死を迎えるまで行っているのが呼吸です。呼吸をしてい
ないことは死を意味します。全く意識することなく生きている限り、続けているのが呼吸ですが、
この呼吸が私たちを健康にもし、あるいは不健康にもするのです。
であればこの呼吸に少し意識を持って行うだけで健康になれるのであれば意識した呼吸を行
いましょう。これを「呼吸法」と言います。
それではどのようなことに意識を持って呼吸を行えば良いのでしょうか。呼吸の四つの原則を
意識しながら呼吸を行います。
① 吐息(とそく):吐く呼吸です。この特徴はストレッチを行うときにどんな呼吸を行っているか
を思い出しましょう。息を吐きながら行うと筋肉が緩み充分にストレッチできます。要するに筋肉
が緩むのが吐く呼吸です。同時に神経の緊張を取るのもこの呼吸です。
② 長息(ちょうそく):できるだけ長い呼吸を行います。長い深い呼吸は「長生き」に通じると言
われます。呼吸が長くなればなるほど、二酸化炭素を充分に吐き出し、酸素を充分に吸い込む
ことができるのです。その結果酸素を多く含んだ血液を全身に巡らすことができます。
③ 腹息(ふくそく):腹式呼吸のことです。腹式呼吸のことはご存じの方も多きことでしょう。下腹
が膨らんだりへこんだりする呼吸で、横隔膜を大きく動かす呼吸です。肺自体は膨らんだりへこん
だりできません。肺の周りの筋肉の働きで肺が膨らんだりへこんだりします。そのメインの働きが
横隔膜なのです。横隔膜を大きく動かす呼吸は肺の機能を高めることができるのです。腹式呼吸
には多くのメリットがあります。これについては後日、詳しくお話ししましょう。
④ 留息(りゅうそく):留める呼吸です。今、この呼吸が日常生活でほとんど使われなくなってき
ました。少し前までは生活の中でしっかり使っていました。例えば、重い物を持ち上げる時どうで
したか、腰を落とし腕だけで持ち上げず、体全体を使って持ち上げました。この時、瞬間息を留め
ます。畑を耕す時、薪を割る時、餅をつく時などいつもこの留息を使っていました。留息は精神的
な強化や決断力を付けます。今の日本人が精神的に弱くなったのもこの呼吸が影響しているの
かも知れません。
四原則の中に普段使っている呼吸の一つが入っていないことに気付かれましたか。そうです、吸
う呼吸が入っていません。なぜでしょうか、呼吸法としては吐く方に意識を持って行えば必ず入っ
てきます。そのため吸う呼吸は呼吸の原則に入っていません。
次回はこの呼吸の原則を使った手軽にできる呼吸法を紹介しましょう。
円心五法の「食事」「運動」「精(性)」「精神」「休息」すべてに関係してくる「呼吸」について
お話しましょう。
呼吸は「おぎゃ」とこの世に誕生して死を迎えるまで行っているのが呼吸です。呼吸をしてい
ないことは死を意味します。全く意識することなく生きている限り、続けているのが呼吸ですが、
この呼吸が私たちを健康にもし、あるいは不健康にもするのです。
であればこの呼吸に少し意識を持って行うだけで健康になれるのであれば意識した呼吸を行
いましょう。これを「呼吸法」と言います。
それではどのようなことに意識を持って呼吸を行えば良いのでしょうか。呼吸の四つの原則を
意識しながら呼吸を行います。
① 吐息(とそく):吐く呼吸です。この特徴はストレッチを行うときにどんな呼吸を行っているか
を思い出しましょう。息を吐きながら行うと筋肉が緩み充分にストレッチできます。要するに筋肉
が緩むのが吐く呼吸です。同時に神経の緊張を取るのもこの呼吸です。
② 長息(ちょうそく):できるだけ長い呼吸を行います。長い深い呼吸は「長生き」に通じると言
われます。呼吸が長くなればなるほど、二酸化炭素を充分に吐き出し、酸素を充分に吸い込む
ことができるのです。その結果酸素を多く含んだ血液を全身に巡らすことができます。
③ 腹息(ふくそく):腹式呼吸のことです。腹式呼吸のことはご存じの方も多きことでしょう。下腹
が膨らんだりへこんだりする呼吸で、横隔膜を大きく動かす呼吸です。肺自体は膨らんだりへこん
だりできません。肺の周りの筋肉の働きで肺が膨らんだりへこんだりします。そのメインの働きが
横隔膜なのです。横隔膜を大きく動かす呼吸は肺の機能を高めることができるのです。腹式呼吸
には多くのメリットがあります。これについては後日、詳しくお話ししましょう。
④ 留息(りゅうそく):留める呼吸です。今、この呼吸が日常生活でほとんど使われなくなってき
ました。少し前までは生活の中でしっかり使っていました。例えば、重い物を持ち上げる時どうで
したか、腰を落とし腕だけで持ち上げず、体全体を使って持ち上げました。この時、瞬間息を留め
ます。畑を耕す時、薪を割る時、餅をつく時などいつもこの留息を使っていました。留息は精神的
な強化や決断力を付けます。今の日本人が精神的に弱くなったのもこの呼吸が影響しているの
かも知れません。
四原則の中に普段使っている呼吸の一つが入っていないことに気付かれましたか。そうです、吸
う呼吸が入っていません。なぜでしょうか、呼吸法としては吐く方に意識を持って行えば必ず入っ
てきます。そのため吸う呼吸は呼吸の原則に入っていません。
次回はこの呼吸の原則を使った手軽にできる呼吸法を紹介しましょう。