実践!ふくらはぎ健康法
前回までは、足の指と体の関係についてのお話をして参りました。
今回は、その上、「ふくらはぎ」について考察したいと思います。
巷では、「ふくらはぎ健康法」が、テレビなどで取り上げられ、話題を呼んでいます。
残念ながら、私はあまりテレビを見ないので、何となく情報が入ってきて知ったのですが、そうした私の耳にも届くくらいですから、そうした足の大切さを多くの方に知って頂き、テレビなどで話題になるということはとても良いことだと思います。
フットセラピーを勉強されている方は、足裏だけでなく、この「ふくらはぎ」の重要性もお分かり頂いていることと思います。
足は第二の心臓と呼ばれますが、そのメインの働きは、実はこのふくらはぎが担っています。
足裏の反射区やツボへの刺激、また、足底筋を動かすことになどで当然、心臓に血液を戻してくれます。
その血液の循環に大切な役割を果たしているのが、ふくらはぎで、歩くことにより、ふくらはぎの筋肉が伸びたり、縮んだりします。
筋肉が伸びれば、筋肉内の血管は圧迫を受け、筋肉が緩んだ時に血管は緩みます。この動きを、“ミルキングアクション”と呼ばれています。この動きは丁度、ポンプと同じ役割を果たしています。
つまり、歩くたびに筋肉の伸び縮みが、血管の圧迫と弛緩を繰り返し、静脈血を心臓に戻していきます。この動きが、足は第二の心臓と言われる所以です。
心臓の働きだけでは、末端の血液を吸引する力はありません。
二本足で歩行する人間は、足の趾先が心臓から一番遠いところになります。
このため足の趾先を動かす運動や、歩くことで足の末端の血液を心臓に戻さないと、趾先に酸素と栄養素を充分に含んだ温かい血液が行き渡りません。それが、足が冷えたり、むくんだりする大きな原因になります。
「ふくらはぎ健康法」は、とても理に適った健康法です。
一日、理想的には15,000歩ほど歩く必要があると言われています。
しかし、楽を覚えてしまった私たちは、なかなか歩くことをしなくなりましたし、そのような時間が取れないのも現状です。このような時は、ふくらはぎに刺激を与えることがとても有効となります。
ということで、今日も、実践してみましょう。
リラックスした状態で、ふくらはぎを出してみて下さい。
まず、アキレス腱伸ばしを行います。
フットセラピーのセルフケアだけでは、充分に伸ばすことができませんので、立ち上がって片方の脚を後ろに大きくひき、前の脚の膝を曲げるようにして、アキレス腱を伸ばします。
充分にストレッチをかけると、ふくらはぎからハムストリングスまで筋肉が伸び、筋肉内の血管が圧迫され静脈血を心臓に戻します。
片脚を3回以上伸ばしましょう。
次に、椅子に腰かけて、片脚の膝の上にもう片方の脚を乗せ、足首を回します。
これを最低20回以上、できれば、50~60回、逆方向にも同じ回数を回します。
次に、脛骨の内側に両手の親指を当て、呼吸に合わせて体重をかけるように押します。足首の方から少しずつ膝の方に移動し、また、足首まで戻ってきます。
これを3往復したら、脛骨の下の筋肉に手根部を当て、呼吸に合わせて体重をのせるように押していきます。これも3往復しましょう。
脛骨の外側、脛のすぐ横に両手の4本指を当て、4本指で筋肉を引き寄せるように足首から膝下まで3往復、外側の真横の筋肉も同様に、次に外側の奥の筋肉の際を同様に行います。
今度は、足首から両手で筋肉を圧迫(ミルキングアクション)して、膝下まで3回行います。この時は往復しません。足首から膝に向かって行います。
次に、ふくらはぎのツボを押します。
ミルキングと同じようにふくらはぎを包み込むように持ち、中指を使ってツボを押します。
腓腹筋の境目の承山の少し下が1点目、2点目が承山、3点目が承筋(ふくらはぎの筋肉の一番大きいところ)、4点目は承筋と委中(膝の真裏)の間、5点目は委中を押します。これを3回繰り返します。
もう一度、ミルキングアクションで足首から膝下を3回圧迫した後、両手で膝を包み込み、しばらく膝に氣のシャワーを送り、脚を軽く叩いて終わります。同様にもう片方の脚にも行います。
ここで、ぜひ試して頂きたいのは、片脚が終わった時点で、左右の脚の変化を見てみましょう。
施術を行った脚はきれいになり、どす黒かった脚も色白で、温かく足踏みをすると両脚の軽さの違いを実感することができます。ぜひご確認ください。
わずかな時間の施術でも、全身の血液循環が良くなり、脚の冷えやむくみが改善され、気分まで良くなる魔法のような施術です。
特に女性の方は、この時期に一番のお悩みが「冷え」や「むくみ」だと思います。
いつでもどこでも手軽にできるセルフケアですので、今日は、歩く機会がなかったという日には、ぜひこの「ふくらはぎ健康法」を試してみて下さい。
その場で、すぐに効果を実感できると思います。
実は、ウエルエイジングの直営サロン「ラウンドハート」では、こうした女性ならではお悩み別に合わせたフットセラピーコースを新設致しました。
今回のような「冷え」「むくみ」に加え、「ダイエット」「便秘解消」「肌荒れ」と言ったお悩みに個別に対応するフットセラピーの施術を行うことで、その解消を目指すものです。
ぜひ一度、体験して頂きたいと思います。
代々木上原駅前リラクゼーションサロン「ラウンドハート」
もちろん、その上で、この技術をご自身のものにして頂き、周りの方を癒して頂きたいと思います。
東京近郊にお住まいであれば、代々木上原校において、【無料】の相談会を開催しております。
無料相談会のご予約はこちらから
まずは、無料体験会にお越し頂き、あなたにはどの講座が適切なのかをご相談にいらっしゃって下さい。
無料相談会のご予約はこちらから
地方にお住まいの場合は、日本全国に、公認インストラクターがいらっしゃいますので、各地の先生をご紹介することが可能です。ご遠慮なくお問い合わせください。
ということで、本日は、この辺で。
NPO法人 日本フットセラピスト協会
理事長 本山 硯士
前回までは、足の指と体の関係についてのお話をして参りました。
今回は、その上、「ふくらはぎ」について考察したいと思います。
巷では、「ふくらはぎ健康法」が、テレビなどで取り上げられ、話題を呼んでいます。
残念ながら、私はあまりテレビを見ないので、何となく情報が入ってきて知ったのですが、そうした私の耳にも届くくらいですから、そうした足の大切さを多くの方に知って頂き、テレビなどで話題になるということはとても良いことだと思います。
フットセラピーを勉強されている方は、足裏だけでなく、この「ふくらはぎ」の重要性もお分かり頂いていることと思います。
足は第二の心臓と呼ばれますが、そのメインの働きは、実はこのふくらはぎが担っています。
足裏の反射区やツボへの刺激、また、足底筋を動かすことになどで当然、心臓に血液を戻してくれます。
その血液の循環に大切な役割を果たしているのが、ふくらはぎで、歩くことにより、ふくらはぎの筋肉が伸びたり、縮んだりします。
筋肉が伸びれば、筋肉内の血管は圧迫を受け、筋肉が緩んだ時に血管は緩みます。この動きを、“ミルキングアクション”と呼ばれています。この動きは丁度、ポンプと同じ役割を果たしています。
つまり、歩くたびに筋肉の伸び縮みが、血管の圧迫と弛緩を繰り返し、静脈血を心臓に戻していきます。この動きが、足は第二の心臓と言われる所以です。
心臓の働きだけでは、末端の血液を吸引する力はありません。
二本足で歩行する人間は、足の趾先が心臓から一番遠いところになります。
このため足の趾先を動かす運動や、歩くことで足の末端の血液を心臓に戻さないと、趾先に酸素と栄養素を充分に含んだ温かい血液が行き渡りません。それが、足が冷えたり、むくんだりする大きな原因になります。
「ふくらはぎ健康法」は、とても理に適った健康法です。
一日、理想的には15,000歩ほど歩く必要があると言われています。
しかし、楽を覚えてしまった私たちは、なかなか歩くことをしなくなりましたし、そのような時間が取れないのも現状です。このような時は、ふくらはぎに刺激を与えることがとても有効となります。
ということで、今日も、実践してみましょう。
リラックスした状態で、ふくらはぎを出してみて下さい。
まず、アキレス腱伸ばしを行います。
フットセラピーのセルフケアだけでは、充分に伸ばすことができませんので、立ち上がって片方の脚を後ろに大きくひき、前の脚の膝を曲げるようにして、アキレス腱を伸ばします。
充分にストレッチをかけると、ふくらはぎからハムストリングスまで筋肉が伸び、筋肉内の血管が圧迫され静脈血を心臓に戻します。
片脚を3回以上伸ばしましょう。
次に、椅子に腰かけて、片脚の膝の上にもう片方の脚を乗せ、足首を回します。
これを最低20回以上、できれば、50~60回、逆方向にも同じ回数を回します。
次に、脛骨の内側に両手の親指を当て、呼吸に合わせて体重をかけるように押します。足首の方から少しずつ膝の方に移動し、また、足首まで戻ってきます。
これを3往復したら、脛骨の下の筋肉に手根部を当て、呼吸に合わせて体重をのせるように押していきます。これも3往復しましょう。
脛骨の外側、脛のすぐ横に両手の4本指を当て、4本指で筋肉を引き寄せるように足首から膝下まで3往復、外側の真横の筋肉も同様に、次に外側の奥の筋肉の際を同様に行います。
今度は、足首から両手で筋肉を圧迫(ミルキングアクション)して、膝下まで3回行います。この時は往復しません。足首から膝に向かって行います。
次に、ふくらはぎのツボを押します。
ミルキングと同じようにふくらはぎを包み込むように持ち、中指を使ってツボを押します。
腓腹筋の境目の承山の少し下が1点目、2点目が承山、3点目が承筋(ふくらはぎの筋肉の一番大きいところ)、4点目は承筋と委中(膝の真裏)の間、5点目は委中を押します。これを3回繰り返します。
もう一度、ミルキングアクションで足首から膝下を3回圧迫した後、両手で膝を包み込み、しばらく膝に氣のシャワーを送り、脚を軽く叩いて終わります。同様にもう片方の脚にも行います。
ここで、ぜひ試して頂きたいのは、片脚が終わった時点で、左右の脚の変化を見てみましょう。
施術を行った脚はきれいになり、どす黒かった脚も色白で、温かく足踏みをすると両脚の軽さの違いを実感することができます。ぜひご確認ください。
わずかな時間の施術でも、全身の血液循環が良くなり、脚の冷えやむくみが改善され、気分まで良くなる魔法のような施術です。
特に女性の方は、この時期に一番のお悩みが「冷え」や「むくみ」だと思います。
いつでもどこでも手軽にできるセルフケアですので、今日は、歩く機会がなかったという日には、ぜひこの「ふくらはぎ健康法」を試してみて下さい。
その場で、すぐに効果を実感できると思います。
実は、ウエルエイジングの直営サロン「ラウンドハート」では、こうした女性ならではお悩み別に合わせたフットセラピーコースを新設致しました。
今回のような「冷え」「むくみ」に加え、「ダイエット」「便秘解消」「肌荒れ」と言ったお悩みに個別に対応するフットセラピーの施術を行うことで、その解消を目指すものです。
ぜひ一度、体験して頂きたいと思います。
代々木上原駅前リラクゼーションサロン「ラウンドハート」
もちろん、その上で、この技術をご自身のものにして頂き、周りの方を癒して頂きたいと思います。
東京近郊にお住まいであれば、代々木上原校において、【無料】の相談会を開催しております。
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まずは、無料体験会にお越し頂き、あなたにはどの講座が適切なのかをご相談にいらっしゃって下さい。
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地方にお住まいの場合は、日本全国に、公認インストラクターがいらっしゃいますので、各地の先生をご紹介することが可能です。ご遠慮なくお問い合わせください。
ということで、本日は、この辺で。
NPO法人 日本フットセラピスト協会
理事長 本山 硯士