円心五法の真髄３４５ プラスαの技術

昨日は配信できなくて申し訳ありませんでした。24日～25日で沖縄に出張し赤ちゃんタッチセラピー講座と協会認定トレーナーの更新講習会を実施しておりました。

沖縄は梅雨が明け、飛行機から降りたとたん、“夏”という感じで、真っ青な青空が広がっています。東京では見られない光景です。機内放送で「ただ今の沖縄の気温は28℃です」というアナウンスが流れ、一気に真夏の地に降り立ちました。日差しは強いのですが、湿度が低く日陰に入ると、気持ちがいい気候でした。

僅か二日間の沖縄を後にして、今、沖縄から帰る飛行機の中で書いています。しかし、眠気をもよおしてきました。明日続きを書くことにいたします。

東京に着くと今度は機内放送で「ただ今の東京の気温は17℃です」とアナウンスです。余りの温度差に体がビックリしていました。

昨日は全国のトップをきって沖縄でのトレーナー更新講習会です。毎回いつも感じることですが、お会いして直接コミュニケーションを取ることの大切さを感じます。皆様から多くの気づきを頂き、現場で活動されている先生方と本部との間に大きなギャップを感じさせられました。

メールや書類でお知らせしているから、内容について理解して頂いていると思っていたのですが、文章だけでは伝えたいことが伝わっていなかったようです。やはり、直接お会いして話をすることが一番ですね。ディスカッションの時間が予定より大幅に延びてしまいましたが、有効な時間でした。

トレーナーの皆様には各セラピスト講座の指導をお任せしています。その為、1年に一度、理論指導と実技指導の確認をしています。その他、新しい情報や技術、新しい講座の紹介などで本部との共有を図っております。

今回の更新講習会で紹介しました、プラスαの技術を皆様にも紹介させて頂きます。最近、ふくらはぎが注目されています。ふくらはぎは第二の心臓のメインになるところです。歩くことによりふくらはぎの筋肉が延びたり縮んだりする時に筋肉の中にある毛細血管は圧迫を受けたり、緩んだりを繰り返します。

血管が圧迫を受けると血管の中の血液は押しだされるようになり、心臓にもどります。血管が緩むと静脈血が血管に流れ込んできます。この繰り返しは心臓と全く同じポンプの働きをしてくれています。

ところが、歩くことが少なくなった現代人はふくらはぎの働きが衰えています。この施術でふくらはぎの働きを取り戻し、第二の心臓を充分に働かせましょう。

フットセラピーを勉強した方は表操法の足裏叩きが終わったら、次の施術を行います。

1.　足首から膝下にミルキングアクションを行い、静脈血を戻します。（3回）

2.　足と逆側に移動し、脛骨の内側の際を足首から膝下まで、2本の親指で押していきます。三陰交のツボにも痛気持ちいい範囲で刺激します。圧をかける時、指や腕だけで押そうとしないで、体全体を使って押すようにします。（1～3往復）

3.　逆のサイドに戻り、すねの外側の胃経のラインを同じようの足首から膝下まで2本の親指で押していきます。足三里のツボはしっかりと押します。（1～3往復）

4.　外側の真横にある胆経のラインを同様に押します。（1～3往復）

5.　ふくらはぎの裏側を走っている膀胱経の「跗陽」「承山」「承筋」「合陽」「委中」のツボを押します。（3回）

6.　ミルキングアクションを行います。（3回）

7.　ふくらはぎの筋肉をゆらゆらと揺らしながら緩めます。

8.　逆の脚にも基本操法の後に同様の施術を行います。

理想的なふくらはぎは、ほど良く温かく、柔らかくて弾力に富み、奥の方までしこりがなく、皮膚に張りがあります。押しても凹みがすぐにもどり、押さえて気持ちがいいふくらはぎです。

それでは、本日は、この辺で。

NPO法人 日本フットセラピスト協会
理事長　本山 硯士

円心五法の真髄３４４ 手作り梅酵素作り

毎年、この時期になると梅酵素を作っています。本格的な春の酵素や秋の酵素作りは無農薬の野菜や果物を揃えるだけでも大変になります。その点、梅の場合は材料も1種類で手軽にでき、とても美味しいのがいいです。

今年も無農薬の梅を提供してくれる農家から、早速送って頂き、昨日梅酵素の仕込みをしました。この仕込みはいつも私の役割で、結構大変なのですが、楽しみの一つでもあります。無農薬の梅が手に入る方は一度挑戦されては如何でしょうか。

それでは、仕込みの方法を紹介しましょう。最初は梅5㎏が手ごろだと思います。5㎏の梅を取り寄せ、1.1倍の白砂糖と発酵を促進させるケルプ、海の精酵素を準備します。ケルプと海の精酵素は「十勝均整社」の代理店で購入できます。

仕込む為のバケツやザル、包丁、まな板を準備しましょう。梅を天然の水（市販されている天然水でＯＫ）で軽く洗います。ゴシゴシと洗いすぎないように注意します。洗った梅をザルに揚げ、水をきり、ガーゼかティッシュなどで水分を拭き取ります。

梅の表面に竹串や包丁の裏側で傷をいくつかつけてエキスが出やすいようにします。傷をつけた梅が準備できたら、白砂糖と梅、ケルプを混ぜながらバケツに仕込んでいきます。大き目のバケツがいいでしょう。

これから毎日かき混ぜるのですが、混ぜる前に手を洗うときは、石鹸を使って洗わないようにしましょう。できれば天然の水で表面のほこりを洗い流す程度にして、きれいなタオルで水分を拭き取ります。自分の手についている常在菌を一緒に混ぜ込むようにかき混ぜます。

初めのころは液体が出ていませんので、かき混ぜるのも大変です。注意しながらゆっくりと全体をかき混ぜるようにします。「美味しくなれ」と思いながら気持ちを込めて混ぜるといいでしょう。

毎日かき混ぜていると液体が徐々ににじみ出てきます。かき混ぜる前は下の方に沈殿している白砂糖が溶けるようにゆっくりとかき混ぜます。1週間ほどで液体と梅だけになります。この状態になれば梅酵素の出来上がりです。

梅をザルに空け、海の精酵素を入れると完成です。ガーゼで濾して容器に入れ、冷暗所で保管します。原液はそのままでは甘くて飲めません。水で適度に薄めて飲みましょう。熱湯で薄めると酵素が熱で破壊されてしまいますので、熱湯で薄めないように注意します。

手作り酵素は自分だけの酵素を作ることができます。地球上には多くの微生物が存在しています。その中でも人間を繁殖場所としている微生物がいて、これを人体常在菌と呼んでいます。人それぞれに常在菌がいるので、石鹸などで洗うと常在菌まで洗い流されてしまいます。

常在菌が付いている手で毎日酵素を仕込んだバケツの中をかき回すことで、同じ材料を使って作った酵素の味が微妙に変わってきます。作った人のオンリーワンの酵素が出来上がります。手作り酵素は自分自身の常在菌を培養してつくる、自分にいちばん適した酵素飲料なのです。

一般に市販されている酵素飲料など商品として販売する場合は、食品衛生法で必ず、加熱殺菌処理をしなければ出荷できないようになっています。その為、中に存在する酵素は破壊され、微生物が死滅してしまいます。発酵しない酵素飲料ということになります。

手作り酵素は自宅で作り、家族で飲用するため加熱殺菌処理を行う必要がありません。酵素も破壊されず、微生物も生きたままの状態で残ります。その為、夏の暑いときに部屋の中に栓をした状態で放置して外出したことがありますが、帰ってくると酵素が発酵して、栓を飛ばし周りには酵素が飛び散った状態でした。

自分だけのオンリーワンの酵素を作ってはいかがでしょうか。

それでは、本日は、この辺で。

NPO法人 日本フットセラピスト協会
理事長　本山 硯士

円心五法の真髄３４３ メリディアン・グラフィック・カードはすごい

9日の土曜日にカード講座を開催しました。私自身、もう少し深く勉強をしたいと思い参加することにしました。初めの頃の印象としては占いというイメージが強かったのですが、改めてカードセッションの素晴らしさを体感することができました。

東洋医学の陰陽五行説の考えに基づき開発されたカードは、1枚毎に経絡の情報が組み込まれており、簡単なカウンセリングで、滞っている経絡や骨格のひずみを知ることができますので、人にやっていくことをメインに考えておりました。

しかし、本来のカードの目的は他人に行うことだけでなく、自分自身の氣の滞りを改善しながら、家族や周りの方々の健康管理に役立てて頂くことだったのです。その点、「一家に一人のフットセラピスト」という協会のスローガンにもマッチするものだと感じました。

また、このカードは私たちセラピストにとって欠かせないものになりそうです。特にサロンを運営されている方でしたら、お客様のカウンセリングが手軽でき、占いの要素もありますので、初めてのお客さまにとっては魅力的なものになることでしょう。

抽象的で分かりにくいかも知れませんが、カードの特長を知れば理解できると思います。そこで、カードによるカウンセリングの方法を簡単に説明しましょう。

まず、カードを使って12経絡のどの経絡に滞りがあるのかを確認します。経絡に関連するカードを並べ、お客様がその中から選んだカードがその方の氣の滞りのある経絡ということになります。なぜ、そのようなことが分かるのかというと、人間が本来持っている「恒常性」を活かしているからです。

人間の体は体内で異常が起きるとそれを正常な状態に戻そうとする働き、「恒常性」東洋的に言うと自然治癒力ということができます。光を通して入って来た情報を脳が判断して、不足しているカードを自然に選んでしまうのです。

その為、各経絡に関するカードを並べて選んでもらうと氣の滞りのある経絡のカードを、その人自身が選んでしまうのです。

同様にどこの骨格に負荷がかかっているかを知ることもできます。骨格に関わるカードの中から気になるカードを選んでもらいます。経絡のカードを選んだときと同じように、ご自身の脳が不足しているカードを選ぶのです。頭部か、頸部か、胸部か、腹部か、下半身かということを知ることができます。

カードを使えばいとも簡単に滞りのある経絡がわかり、そして骨格にかかっている負荷によるひずみもわかります。セラピストにとっては嬉しい情報ばかりです。この情報を元にその方にあった施術を行うことができます。当然、お客様の満足度を高めることにつながります。

また、このカードは体の問題だけではなく、心の状態も知ることができるのです。同じように心の状態を知ることのできるカードを並べ、カードを選んでもらいます。選んだカードが、どの部分にどんなストレスを受けやすくなっているかを知ることができるのです。セラピストにとってはありがたい情報ばかりです。

カードのすごさを分かって頂けましたか。カード講座を受講された方には是非、再聴講を何度でも受けられることをお勧めします。私自身も今回の参加で、カードの持つ本質が理解できました。

特別情報のお知らせ

当協会の顧問である「亀田秀次」先生が所属されている「亀田メディカルセンター」が今週の「カンブリア宮殿」で紹介されます。14日、木曜日22時からテレビ東京で放送されます。地方のテレビ局はわかりませんので、ご自身でご確認ください。

それでは、本日は、この辺で。

NPO法人 日本フットセラピスト協会
理事長　本山 硯士

円心五法の真髄３４２ 30分で5歳若返る

テレビ番組のようなタイトルを付けましたが、後半でこの話をしたいと思います。その前に2日の土曜日に行ったボディセラピー講座から話をしてまいります。受講者からいつも質問されることがありますので、その点について説明しましょう。

「従来のマッサージとどこがどう違うのですか」という質問があります。一般的なマッサージは首や肩が凝っていれば、その硬直している筋肉を直接揉みほぐしていきます。硬い人ほど強めに硬い筋肉をグイグイと揉みほぐします。しかし、必ず、揉み返しという状況が待っているのです。

私も旅行に行った時などに受けるマッサージが同様の施術なので、必ず、翌日揉み返しが起きて痛くて仕方がありません。弱めにやって欲しいというのですが、それでも揉み返しが起きてしまいます。

これらの悩みを解決できるのがボディセラピーなのです。筋肉が骨格についている起始と停止のところは揉み返しが起きにくいのでしっかりと押していきますが、筋肉は把握して緩めていくため痛みもなく緩んでいきます。

心地良い施術なのでリラックスでき、フットセラピーなどと、組み合わせて施術を行うと深層筋まで緩むので、2～3日はとても楽だったという声が多いのです。

私たちが提供している施術は「間脳調整」を目的にしています。ボディセラピーにもその考え方が浸透しており、触れることを通して筋肉も神経も緩んでいきます。首や肩コリなどの筋肉の硬直だけでなく、日常のストレスからも解放され、リラックスできるのです。

今日のタイトルについてお伝えしましょう。まだ正式な名前が決まっていない開発中の新しい講座で、メリディアン・グラフィック・カード講座で使用しているカードの制作者である松永先生の協力を得ながら完成間近になりました。

いくつかの鉱石をミックスしたクリーム状のものを顔の経絡に僅かに塗るだけで、経絡の氣の滞りがなくなり、頭蓋骨が動くようになり正常な位置に戻ります。経絡に関連する筋肉も正常な位置に戻ることで、目元がすっきりして目も大きくなりました。頬はリフトアップし、たるみが改善されるという女性にとっては嬉しい情報です。

これに、より効果を高めるための施術をプラスして新しい講座として皆様に提供できる日が間近になりました。ご自身でも手軽にできるのが魅力的です。サロンでは新規顧客の獲得だけでなく、納得した形でリピーターになって頂けるもので、自信を持ってお勧めできる講座です。

この鉱石のクリームを使って寒河江美佐子名誉会長に体験して頂きました。この日は少し風邪気味で喉が痛いといわれていて、疲れた顔をされていました。

顔や頭の片側だけに各経絡にそって、ほんの僅かぬって軽く頭蓋骨を動かす施術を行っただけで、瞼がたれ気味だったものが持ち上がり、目が大きくなりました。同時に頬のたるみが少なくなり、リフトアップしているのが良く分かります。ご本人にも鏡で確認して頂くと目がすっきりしたと喜ばれ、顔の変化にも驚かれていました。

アンバランスなので、もう片側も同じように行うと疲れた顔だったとは思えないほど、活き活きとした顔で、目の周辺がすっきりとして、僅か30分で見違える顔に変わっていました。

このセラピーの良さは女性の若さを保つだけの物ではありません。ヘッドセラピーを勉強した人であればお分かりだと思います。督脈、任脈、膀胱経、胆経、胃経、三焦経の経絡が集中しており、これらの経絡調整ができ、関連する臓器に好影響を与え、健康な体つくりにつながります。

あまりにもすごい体験でしたので、未完成な状態ですがつい、お知らせしたくなりご紹介させて頂きました。近々正式にご案内できると思いますので、楽しみにお待ちください。

それでは、本日は、この辺で。

NPO法人 日本フットセラピスト協会
理事長　本山 硯士