本山健治の円心五法の真髄

「円心五法」の真髄を中心に健体康心についての気づきをお届けしています。

円心五法の真髄576 もち麦ダイエットは本当に効果的か!

2017年01月25日 | Weblog
テレビ番組で「もち麦ダイエット」について放送していたのを偶然に見ました。多くの番組で取り上げているので、つい満って見てしまいました。

ポッチャリアイドルが2週間体験した結果を放送していましたが、なんと5kg以上の体重減に成功し、タプタプお腹が引き締まり、ウエストが14cmも減少していたのです。

体験の食事の内容は白米3に対してもち麦1の割合で炊いたご飯を毎食3回食べ、他の食事は今までどおりに普通に食べるというものです。

特に何かを我慢するということは全くなく、ご飯だけを欠かさず取り入れただけだそうです。

2週間でこの結果には驚きです。なぜ、このような結果が出たのでしょうか。「もち麦」とはどの様な食べ物なのか、調べてみましょう。

大麦にはお米と同じように「うるち麦」と「もち麦」があります。もち麦は大麦の中でもモチモチの食感があり、水溶性の食物繊維を多く含んでいます。

例えばごぼうは食物繊維を多く含んでいるイメージがありますが、100g中水溶性食物繊維を2.3g、不溶性食物繊維を3.4g含むのに対し、もち麦は水溶性が9g、不溶性が3.9gも含んでいるのです。

不溶性食物繊維は水に溶けにくく、腸内で保水した状態で便の量を増やし腸壁を刺激することで腸の蠕動運動を活発にして排便を促してくれます。

水溶性食物繊維は善玉菌のエサとなり、善玉菌を増やしてくれたり、脂肪の消化吸収に関わる胆汁酸の排泄を促し、血中のコレステロール値を下げる働きがあります。

また、体内に入ると水分を吸収してゲル化し、食べ物の胃での滞留時間を長くさせる働きがあり、腸からの糖の吸収を抑制して血糖値の上昇を緩やかにします。

このように糖質や脂質の吸収を抑制する働きがあり、肥満解消には効果的なのです。

確かにダイエットに有効のようですが、もち麦のメリットは腸内環境を整え、腸内フローラを正常な状態に保ってくれます。

その結果、免疫力も高まり生活習慣病の予防につながるという一石二鳥以上の効果が期待できます。

もし、ダイエットをお考えでしたら、食事制限をするのではなく、普通に食事をしながら、腸内をきれいにしてくれる「もち麦ダイエット」が、お勧めですね。

それでは本日はこの辺で。

NPO法人日本フットセラピスト協会
理事長 本山 硯士

円心五法の真髄575 認知症予防に瞑想が効果的!

2017年01月18日 | Weblog
最近テレビなどで多く取り上げられているのが「認知症」です。

年齢と共に気になるのがこの認知症。私の母も昨年他界しましたが、亡くなる前は認知が進み、父も分からない状態でした。

体の老化と共に脳の老化も起きてきます。だから仕方がないとあきらめる必要はありません。

実は「瞑想」が脳の老化防止に効果的という研究が進んでいます。米カリフォルニア大学の精神科教授「Helen Lavretsky」氏が行った研究を紹介しましょう。

55才で記憶力に問題があるとさる25人に協力してもらい、1グループの11人には記憶力増進トレーニングを行ってもらいます。残り14人にはヨガや瞑想行うというものです。

12週間後どちらのグループも歩行中や運転中に場所を思い出したり、道順を理解するのに必要な記憶については、同じような効果が見られました。

しかし、ヨガと瞑想を行ったグループでは、ウツや不安といった感情が少なくなり、感情のコントロールやストレスに対する耐性が高まっていたのです。

また、1日20分の瞑想を8週間継続して行うと、脳の記憶を司る「海馬」の体積が何と5%も大きくなっていたというのです。同時に小脳や脳幹などの神経細胞も増えていたそうです。

脳で重要な思考や判断を担っている「前頭前野」は海馬が記憶している情報を呼び出し、思考に用いています。

脳の各部と連携して記憶を引き出す海馬は常にストレスの影響を受け続けます。健常な人と、ストレスでウツ病になった人の海馬を比べると海馬の部分が小さくなっているのです。

ストレスを上手に開放することができれば認知症予防に効果的といえます。このストレス開放には瞑想と呼吸法が有効です。

私たちは6分間瞑想をお勧めしています。朝の3分、寝る前の3分呼吸を整え、瞑想してみましょう。

やり方は簡単です。あぐらをかいてもイスに座ってもかまいません。基本は「調身」「調息」「調心」です。

背筋を自然に伸ばし、肩が持ち上がるように息を吸い、吐く息で肩が自然に戻り、肩の力が抜けます。

次に下腹に意識を集中し、吐く息でへこむように吐き、吸う息で下腹が膨らむように吸います。

下腹の意識を外し、頭の中を空っぽにしてポカンとし、呼吸に意識を持っていき、瞑想を行います。

朝の瞑想では今日一日を楽しく過ごしているイメージをしたり、夜は全てに感謝して瞑想を行います。

この6分間瞑想で、認知症が予防できれば最高ですね。

それでは本日はこの辺で。

NPO法人日本フットセラピスト協会
理事長 本山 硯士

円心五法の真髄574 目標達成にクサビを打とう!

2017年01月11日 | Weblog
寒中お見舞い申し上げます。今年もよろしくお願い申し上げます。

新年を迎え、目標に向って進み出されたことでしょう。今年はどんな目標を掲げられましたか。

私は恩師である「寒河江徹」先生から円心五法を通して「人としての生き方」を学ばせて頂きました。

特に私の持ち味は足操術を通して最高のくつろぎを得られ、心身の元気を取り戻して頂く技術にあります。これを仲間の方々に継承し、社会を元気にすることを目標に掲げました。

しかし、人間の心はコロコロと移ろいやすいものです。新年からわずか10日ほどで、最初の目標を忘れがちになります。

以前読んだ本の中にこのようなことが書かれていました。

『目標を作った時は、ワクワクしているが、1週間、1ヶ月と時間が立つに従い、当初の気持ちが薄れ、そのうち忘れてしまう。
「大好きなものを犠牲にしてでも、コレをやり遂げるんだ」という硬い決意の為に「自分との約束にクサビを打つ」という意味がある。
心にしっかりとクサビを打った人には「辛さ」が「楽しさ」になり、「目標達成」についてずっと思い続けられる。』

というのです。そこで、自分の好きなことは何だろうと考えました。以前は直ぐに「酒ですかね」と答えていましたが、最近は週末しか飲まなくなったので、クサビにならないかもしれません。

そういえば、休みになると布団の中でごろごろしながらテレビを見ている時間が多いな。よし、これを我慢してクサビを打つことにしよう。

このクサビの意味は初心を思い出し、ワクワクした気持ちを再び呼び起こす物なのですね。皆さんも自分の好きなことを一つ我慢してクサビを打ってみてはいかがでしょうか。

さて、私は目標を達成するための行動として少人数制での「セラピー勉強会」を隔月、OluOluRoomで開催することを決めました。

寒河江徹先生と出会い、30年以上が経過しました。数え切れない人の足を揉ませて頂き、多くの経験をしてきました。

「たかが足首まわし、されど足首まわし」、会員の方から「足首まわしってすごいですね」と聞くと「やっと足操術の素晴らしさが分かってきたようだ」と内心嬉しくなります。

真剣に学びたいと思われる方に私も真剣に指導させて頂きます。初回は1月25日(水)~26日(木)で開催いたします。詳細は本部事務局までお問合せください。

一緒に魅力ある人を目指して人間力を高めていきましょう。

それでは本日はこの辺で。

NPO法人日本フットセラピスト協会
理事長 本山 硯士