本山健治の円心五法の真髄

「円心五法」の真髄を中心に健体康心についての気づきをお届けしています。

円心五法の真髄397 沖縄の光と影

2013年06月24日 | Weblog
今日は沖縄からこのメルマガを書いています。一年ぶりの沖縄の日差しはさすがにすごいです。なぜだか分かりませんがとてもリフレッシュできて、いい感じです。

昨日は何度もご紹介しているカードによるカウンセリング+フェイスセラピー+エナジーワークの体験会を行いました。カードとエナジーワークを寒河江会長が担当し、フェイスセラピーを私が担当して行うという究極のセラピーを体感して頂きました。

いつものように皆さんには大喜びして頂き、提供する側としても最高の喜びを感じることができました。体験にお越しいただいた皆さん、本当にありがとうございました。

今日はこれから沖縄地区のトレーナーの方々の更新講習会を10時から開催いたします。体験会に参加された方もいらっしゃいますが、久々にお会いできるのがとても楽しみです。

沖縄といえば、私の中ではとても癒される島というイメージがあります。仕事で来たというのに飛行機を降りたとたんに心がホッとし、差すような日差しでリゾート地に来たなという気持ちになります。

しかし、戦争をご存知の方にとってはとんでもないと思われるかも知れません。戦後生まれの私にとっては当事者の方からお話を聞くことだけしかできません。戦後、しばらくはアメリカの統治下で、沖縄に来るには外国と同様にパスポートが必要だった頃を思い出します。

今でもほとんどの基地が沖縄にあり、沖縄の人にだけ、負担をかけていることはとても心苦しいことです。基地問題については非常に難しい問題があり、ここではその議論は避けます。但し、沖縄の方に大変な思いをさせられ続けてきていることは忘れてはいけないことだと思います。

それでも、癒しの島と思わせてくれるのは海の青さやそこに住む沖縄の人たちのおおらかさではないでしょうか。本土から移り住む人も多いと聞きます。外から見ていると南国の楽園に見えるのかもしれません。外部者の勝手な思いかもしれませんが、癒しの島であって欲しいものです。

そのような沖縄の現実としては以前にも記しましたが、沖縄が長寿県ではなくなったことです。食事や冷房による冷えなどが長寿ではなくなった大きな原因ですが、もう一つ残念ながら自殺者が増えている現状です。

女性の方の自殺率は全国でも非常に少ないのですが、男性は全国で2位と急増しているのです。なぜ、男性に自殺者が増えているのでしょうか。自殺の原因は一位が健康上の問題です。続いて精神障害によるものです。精神障害による自殺率は全国の2倍にもなるそうです。

高齢者の自殺率は女性では低くなっているのに対し、男性では沖縄の本土化や都市化などによる社会の変化に対応できず、ストレスとなり精神障害を引き起こしているようです。女性にはなぜ、同じような問題が起きないのでしょうか。それは、伝統行事などで重要な役割を担い続けているからです。

年齢に関係なく、社会の中で生きている実感を持つことがとても大切だということです。特に高齢者になれば自分の存在感がなくなり、生きがいがなくなってしまうのではないでしょうか。小さなことでも人の役に立っているということが、生きる力になっていくのですね。

「一家に一人のフットセラピスト」を育てることを目指していますが、今まで家庭の主婦で30代から50代の女性をイメージしていました。しかし、60代から80代の高齢者で男女に関係なくフットセラピーを覚えて頂いてはどうかと思っています。

人の足を触ることで、人とのコミュニケーションが取れ、喜んでもらうことが自分の生きがいとなり、社会に貢献している実感を持っていただけます。施術を受けた人も心身ともに健康になり、施術をやった方も精神的な充実感を味わうことができます。

沖縄の高齢者に方にもぜひ、フットセラピーを覚えていただき、多くの方に生きていく力を取り戻していただきたいと強く願っています。

それでは、本日は、この辺で。

NPO法人 日本フットセラピスト協会
理事長 本山 硯士

円心五法の真髄396 現代病は足が原因だった

2013年06月17日 | Weblog
寒河江 徹先生の著書に「現代病は足が原因だった」という本があるのをご存知ですか。1983年に出版され、足の大切さを訴えられています。今は廃版になっていますが、フットセラピー(足操術)について、詳しく紹介されています。

足に関する本を整理していましたら、この本が目に止まり、改めて目を通してみました。いつの間にか当たり前のようになっていたことが、文字を通して目に飛び込んでくる情報がとても新鮮に感じ取ることができました。

「一問一答」の項目があり、いくつかの質問に寒河江 徹先生が答えられているページがあります。例えば、「足操術の順番を守る意味は?」という質問に「足操術の効果とその目的の一つは、受者の心身を効率よくくつろがせることにあります。その意味で、基本操法の順序は、心理的にも、生理的にも最も能率よく組み立てられているのです」

なぜ、足首回しから行うのかが分かってきますよね。足首を回すことは足首の関節を緩めることだけが目的ではありません。力を抜いて足首を回すと体全身が心地良く揺らぐように揺れてきます。要するに体全身の筋肉を緩めることにつながっているのです。

足首回し一つでも全身の筋肉を緩めることができ、脳の緊張をとっていきます。その結果、短い時間で深いくつろいだ状態になっていくのです。そこにプラスしてアキレス腱の伸展や趾先を前後に揺らし緩めることで、よりくつろいだ状況を作っていきます。一つひとつの手技に深い意味がるのです。

もう一つ質問を紹介しましょう。「足操術はなぜ、万病に効果があるのでしょうか?」に寒河江 徹先生は「東洋医学に“三毒去りて病なし”という考え方があります。三毒とは、水毒(水の代謝不良)、瘀血(血液の濁りと停滞)、心毒(心の病い)をいいます。足操術のねらいはこの三毒を除くことにあるからです」と解答されています。

この三毒についてもう少し説明しましょう。水毒は水の代謝不良ですが、なぜ、フットセラピーが効果を現すのでしょうか。足は臓器でいえば、“腎臓”に一番関係しています。腎臓は血液をろ過し、老廃物を尿として排泄します。

腎臓の機能が衰えてくると尿の排泄に影響を与えてしまい、水分の代謝不良を起こして、むくみがひどくなったりしてしまいます。足を揉むと尿の色が変化したり、臭いがつよくなったりします。フットセラピーの後に水分をとるようにするのもこのためです。

次に瘀血です。心臓から一番遠い足には瘀血(汚れた静脈血)が停滞しやすくなっています。足の血液循環だけでなく、全身の血液循環が悪くなっている可能性があります。このような時にフットセラピーを行ってみましょう。足は第二の心臓といわれるように足を揉むだけで、第二の心臓の働きが高まり、全身の血行が良くなってきます。

血液のつまりつかえのトラブル(脳梗塞)を経験した私自身が、フットセラピーの効果の体験者です。入院当初は右手が使えませんので、左手で手や足を揉んでいました。少しずつ右手も使えるようになってからはリハビリを兼ね、フットセラピーを毎日行いました。

今でも毎朝、フットセラピーを行っています。そのおかげで、今では元気に生活しております。足を揉む大切さは私自身の体験を通して実感しております。

最後の“心毒”です。最近はこの心の病で悩んでいる人が増えています。日常のストレスが原因で常に自律神経は交感神経優位の状態にあり、不眠を訴える人が多く、くつろぐことができない人が多くいます。

このような時にフットセラピーをやって頂くと誰もが「意識が飛んで寝てしまったようです」といわれます。自分では中々くつろいだ時間を作ることができませんが、フットセラピーは簡単にくつろいだ状態を作ることができるのです。

ウツなどで悩む人が増えていく中、フットセラピーの必要性を強く感じます。「一家に一人のフットセラピスト」を目指して、これからも健康貯蓄の輪を拡げて参りたいと思います。

それでは、本日は、この辺で。

NPO法人 日本フットセラピスト協会
理事長 本山 硯士

円心五法の真髄395 トレーナーの更新がいよいよスタート

2013年06月11日 | Weblog
いつもお読み頂きまして誠にありがとうございます.
日本フットセラピスト協会の本山です。こんにちは。

このメルマガは毎週月曜日に配信していますが、昨日まで九州に出張していて、今日になってしまいました。

9日の日曜日は長崎にてカード&フェイス&フットセラピーの体験会を行ってきました。体験というよりはセラピーそのものを行ったようでした。フットセラピーを是非、追加して欲しいとの要望が良かったようで、その結果、満足度が高まったようです。

全国のご要望にお応えして行っています体験会は、ただ単にセラピーを行うだけなく、カードセッションを行うことで、その方のエネルギーの滞りやすい経絡が見えてきます。その経絡の気の流れを整えることで、本来持っている恒常性維持機能が高まり、心も身体も整えられるのです。

カードとセラピーの組み合わせは、サロンなどのメニューにすぐに使えるもので、なお且つお客様の満足度を高め、リピーターにつながってくるものと、体験会を行いながら実感してきました。

全員の体験を終え、慌ただしく熊本行きのバスに乗り込みました。3時間のバスの移動は少し疲れるかなと思っていましたが、長崎で体験された方々から頂いた喜びのエネルギーで、充実感で満たされ、それほど疲れた感じは残りませんでした。

10日は今年最初になるトレーナーの方の更新講習会を熊本で開催しました。昨年までは北九州と南九州に分けた開催していましたが、今回は九州合同の開催です。

少し遠方まで移動することになり、参加されるトレーナーの人数はどうかと、心配していましたが、15名のトレーナーの方に参加して頂きました。皆さんお忙しい中をご参加して頂き、嬉しいです。

従来の講習会にとらわれず、参加されたトレーナーの方が、次回も是非参加したいと思って頂ける内容にしようと寒河江会長と検討を重ねて参りました。今回のテーマは「原点に返り、足操術の効果を再確認、そこから今後の展開を考える」として、全く新しい方法で実施しました。

細かな内容は紹介いたしませんが、参加された皆さんの感想が証明していますので、数名の方の感想をご紹介いたします。

「参加できてよかったです。本部の見直し提案は、私にとっても見直しが必要な時期でした。自分だけの思いではなく、他の人や社会が何を望んでいるのか、分かっているように思っていましたが、自分の行動が変わっていなかったことに気づきました」

「他の九州の先生方とお知り合いになれ、生の声を聞くことが出来て良かったです。また、フットセラピーの素晴らしさを再確認することが出来ました。私のできることを一つずつやっていこうと思います。ありがとうございました」

「九州の15名のトレーナーが出席して、皆さんと交流ができて嬉しかったです。ディスカッションでは、新しい土地で仕事を始めていく為のヒントをたくさん聞かせて頂きました。フットセラピーの良さを再確認できました」

「毎年の定例の技術の復習でなく、新しいセミナーの紹介や普段交流のない方の活動の話を聞き、大変勉強になりました。サロンを経営されている方が多かったので、これから始めようとしているサロンの心の準備が出来ました」

「ディスカッションをしたグループの先生方の体験談はとても参考になりました。一歩踏み出せない私に、うまくいかなかったことは失敗ではなく、体験につながりますと言って頂いた言葉に勇気づけられました。目的意識を持って自分なりにやっていきたいと思います」

「今回の講習会で、さらに足と全身がつながっていることを感じました。九州全域の先生とお会いすることができて、皆さんのご意見が大変参考になりました。毎年、全員が集まる講習会の方がいいと思います」

主催する本部の私たちにとって嬉しい声を頂きました。これから全国の更新講習会が実施されていきます。九州の皆様から頂きました貴重なご意見を元に、ますますより良い講習会になるようにして参ります。

改めて、素晴らしい仲間と仕事をさせて頂いていることに感謝いたします。

それでは、本日は、この辺で。

NPO法人 日本フットセラピスト協会
理事長 本山 硯士

円心五法の真髄394 地方での新しい体験会

2013年06月03日 | Weblog
今年も6月に入りました。例年より少し早い梅雨入りです。しかし、ここ数日は本格的は湿気でジメジメとした状況ではないのはありがたいです。

前回、脳梗塞の特効薬「t-PA」を紹介し、私もこの薬を使われたのかと思い、先週1ヶ月に1回の検診に伺ったときに担当医師に聞いてみたところ、使っていないとの答えが返ってきました。それなのに現在の驚異的な回復力は何かといえば、やはりフットセラピーしかないと確信したのです。

さて、今日は南九州地区で行ってきました新しいタイプの体験会の報告をいたします。今回、私自身は伺っておりません。寒河江秀行会長に26日の日曜日から30日の木曜日までの5日間で宮崎市内、鹿児島の大崎町、鹿児島のいちき串木野市、鹿児島市内の4か所で開催させて頂きました。

以前にも何度か体験会の報告をしていますので、ご存知の方も多いのではないかと思いますが、今回もあまりにも反響が良く、体験された方のアンケートが2か所から戻ってきています。「感動しました」「ありがとうございました」「感謝いたします」といった感想ばかりです。

改めて、この「新しい試みの体験会」をより詳しくご紹介いたしましょう。体験会の時間はお一人約40分です。最初に「メリディアン(経絡)・グラフィック(絵、光)・カード」を使って、エネルギーの停滞している経絡がどこかを見ていきます。

このカードは一枚一枚のカードが経絡の波動に反応するようなカードといわれています。各経絡に関連するカード7枚を並べ、カードを見た瞬間に潜在意識がエネルギーの滞っている経絡のカードを無意識に選んでしまいます。これは私たちの本能的な力、恒常性維持機能の働きなのです。

脳は常に正常な状態を維持しようとして働いています。これが恒常性(ホメオスタシス)と言われるもので、7枚のカードの中から不足しているエネルギーラインを正常な状態に戻そうとして、無意識に関連するカードを選ぶのです。

7枚のカードといいましたが、12経絡は陰経と陽経の表裏の関係にあるので、肝経・胆経で1枚、心経・小腸経で1枚、脾経・胃経で1枚、肺経・大腸経で1枚、腎経・膀胱経で1枚、これに2種類の心包経・三焦経の2枚で合計7枚のカードから選びます。潜在意識の力は不思議です。選んだ本人が「当たっている」というほどです。

このエネルギーの滞りは骨格系にも影響を与えます。頭から下半身までどこの骨格にひずみが起きているのかを腎経・膀胱経の5枚のカードを使って、見ていきますが、これもその方の恒常性維持機能が働き、カードを選んでしまいます。

もう一つ、エネルギーの滞りや、骨格のひずみが、心の状態にまで影響を与えていきます。これは心包経・三焦経のカード5枚を使います。本来ご自身が持っている持ち味が出しきれないと、ストレスになります。このストレスを解消するにはどの様なことを意識すればいいのかが見えてくるのです。

これらの情報を元にメリフィックフェイスセラピーを行い、滞りがちな経絡のエネルギーが流れるような施術や骨格系の歪を取り除くような施術を行います。触る場所は顔だけなのですが、顔を触った方の足の重さ軽くなっているのに気づきます。これは経絡が全身を巡っているからなのです。

このセラピーについては、いつも紹介しているように「小顔になった」「リフトアップした」「目が大きくなった」と大喜びされていると報告がありました。

最後に2種類のカードを使って、今後、どの様なことに意識を集中していけば、素晴らしい展開につながるかを見ていきます。そして、最初に確認した滞りやすい経絡を調整するエナジーワークを行って体験が終了します。

体験会の内容を言葉で表現するのは難しいですね。カード自体がどのようなものか分からない人にとってはイメージできなかったのではないかと反省しています。文章の表現を勉強いたします。

今回の4地区からは次回を9月に予定を組みたいと連絡が入りました。まだ、開催されていない地区でもご要望がありましたら、開催することが可能です。詳しくは協会事務局までお問い合わせください。

それでは、本日は、この辺で。

NPO法人 日本フットセラピスト協会
理事長 本山 硯士