理事長ブログ 心と体を癒やす

健康とは「健体康心」の略語です。体が健やかで心が康らかな状態を指します。心身の健康をセルフケアする方法を紹介しています。

円心五法の真髄260円心五法の素晴らしさ(その4)

2010年10月25日 | Weblog
円心五法の素晴らしさ(その4)

今日は、「円心五法」の中核をなす「呼吸」についてお話したいと思います。

呼吸をしていることは、生きていることを意味します。

生きていることは「氣」(エネルギー)を発していることです。そこで、円心五法の考えでは、「呼吸」=「氣」と捉えています。

これまでご紹介してきた、円心五法の「食事」「運動」「精」「精神」「休息」の5つ全てと「呼吸」が、どの様に関わっているのかを知る必要があります。

私たちは、毎日の食事でどの様な食べ物を摂ったら健康でいられるのでしょうか?

東洋的な考え方では、食べ物を通して「地の氣」を頂くと捉えています。

地球の大地から充分に氣を頂いた食べ物を私たちが摂ることで、地球のエネルギーを体内に取り込むことができると考えています。

私たちが摂る食べ物は、生きている食べ物、要するにエネルギーを持った食べ物をできるだけ摂ることが必要になるのです。

それでは、生きている食べ物とはどんな食べ物なのでしょうか?

昔から日本人が摂ってきた米や豆類、イモ類などは時間が経っても必ず、芽を出してきます。芽を出すということは命を持っている証拠です。

最近、マクロビオティックが注目されているように、日本食が健康食として見直されています。

食べ物を選ぶ基準として、この命を持った食べ物を選ぶことが非常に重要になります。

そして、もう一つ大事な食べ物、「卵」を忘れてはいけません。

お店で売られている卵のほとんどは無精卵で、どんなに温めてもひよことして誕生することはありません。

一方で、有精卵は温めているとひよこが誕生してきます。このような食べ物は、命を持った食べ物といえるでしょう。

もし、有精卵が手に入るのであれば、そうしたものを積極的に摂ることが大切です。


次は、「運動」です。東洋の運動は、全て「呼吸法」といっても過言ではありません。

気功やヨーガなどを体験された方はお分かりになると思いますが、呼吸に合わせて全身に氣を巡らしながら、ゆっくりとした動き
なのですが、汗がにじみ出てきます。

呼吸法を取り入れながらの運動は、酸素や氣を体に取り込むので、ゆっくりとした動きにも関わらず、酸素や氣で満たされた血液が
全身を巡ることになり、体を構成している60兆の細胞が活性し、自然治癒力が最高に高まってくるのです。

効率のよい運動は充分に呼吸法を取り入れたものだといえます。


次にくるのは「精」ですが、出てくるエネルギーをどう昇華するかがポイントです。

このエネルギーをうまく昇華するには、人間関係の中での呼吸の使い方が重要な役割を果たしています。

好きな人とは「気が合う」と言いますよね。しかし、嫌いな人とは「気が合わない」と言います。

この「氣」を「呼吸」に変えてみてください。

つまり、好きな人とは呼吸が合っていて、嫌いな人とは呼吸が合っていないということになります。

と言うことは、人間関係を良くするにはお互いの呼吸が会えば良くなるということが言えます。

社会の中で生活していれば、嫌いな人とは付き合いませんという訳にはいきませんし、夫婦や親子の間でも人間関係のトラブルが
当然おきてくる可能性があります。

家族だけでなく職場でもこの様な問題は発生してきます。

嫌な思いを持ち続けながら生活するより、いい人間関係を作るために、相手との「呼吸」を合わせて、生活をした方がより充実
した人生を送ることができます。

嫌な人間関係を続けていくより、いい人間関係に変えていくことで毎日を楽しく生活したほうが得だと思いませんか?

呼吸の使い方を学ぶだけで人生を変えることができるとしたら、それは素晴らしいことだと思いませんか?

それでは、呼吸の合わない人と、どの様にして呼吸を合わせていけばよいのでしょうか?

これを学んでいくのが「養氣法」になります。

実は、この「養氣法」は奥深いので、ここでは全てを説明することができないのですが、より深く知りたいということであれば、
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本日は、この辺で。

NPO法人 日本フットセラピスト協会
理事長 本山 硯士



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ご応募お待ちしております。

円心五法の真髄259円心五法の素晴らしさ(その3)

2010年10月18日 | Weblog
円心五法の素晴らしさ(その3)

前回は、円心五法の「金」の「精神」までお話しました。

今回は五行の最後に来る「水」、円心五法では「休息」について説明致します。

妻(夫)や子供にも恵まれ、職場でもいい上司や部下に囲まれ充実した生活があれば、精神的な充実感を味わうことができます。

心が安定して、夜に床につけば「いい家族や仲間に恵まれて幸せだなー」と皆に感謝しているといつの間にか眠りについています。

しかし、家族や職場の仲間とも上手くいかず、毎日イライラして相手を恨んだり、妬んだりしていると、心は安定しません。

寝床に入って目を閉じると嫌なことが鮮明に浮かんできて、ますますイライラしてしまい眠れなくなってしまうのです。

だからこそ、人間的な学びが必要です。常に自分自身を高め、魅力ある人を目指したいものです。

客観的に自分を見つめる時間を作り、一日の自分のあり方を自己内観していくと、相手を恨む前に自分はどうだったのか、第三者の目で客観的に見ていくと自分が発した言葉や態度が良く見えてきます。

すると、人を恨むのではなく感謝に変わってくるのです。

最近は、不眠症で悩む人が激増していますが、是非自己内観する時間を使って心の安定を図ってみては如何でしょうか。

五行の「水」は、人生でいえば「老年期」に当たります。

人生「一生青春」であることは重要です。

心が若ければ、実際年齢よりとても若く見えるのですが、肉体的な老化は必ず進んでいきます。この老年期には休息をとることを最重要に生活しましょう。

元気モリモリの高齢者の人が「食事にも気をつけている」とか、「毎日、一万歩は必ず歩くようにしている」ということを聞くことが多いのですが、このような方が突然脳梗塞で倒れたとか、心筋梗塞で倒れたということを耳にします。

その方のお話を聞くと「睡眠時間は3~4時間くらいだった」それでも充分な方もいますが、一般的には6時間は取ることを勧めています。

健康を維持するには、円心五法の「食事」「運動」「精」「精神」「休息」の全てのバランスを考えながら生活することが大切なの
です。

「玄米菜食にして食生活には充分気をつけています」と言われる方が多いのですが、実際には、エネルギーを感じない方が多いのには驚かされます。

食事だけを変えても、五行、円心五法のバランスが取れていなければなりません。

いい食事を摂り、良く歩き、エネルギーを上手に発散し、心が、いつも安らかになるように心がけ、ぐっすりとやすんで真の健康が得られるのです。

特に、老年期には「休息」を最優先して生活することが大切です。

円心五法は、その世代で最優先する物が何かを教えてくれます。

その実践法が「食養法」「健美体操」や「マナフラフットセラピー」「円心道」や「養氣法」そして、「足操術」があります。

そして、このすべてと絡んでくる円心五法の中核になるものが、「呼吸」です。

この「呼吸」については、また次回詳しくお話をしたいと思います。

今日は、「呼吸」に関するさわりの部分をお話したいと思います。

呼吸といえば、生命の誕生とともに始まり死で終わるものなので、生きている間は呼吸をしているのが当たり前なので、全く意識を
していない人が多いのです。

しかし、呼吸が健康にもするし、不健康にもするとしたら、もっと意識するのではないでしょうか?

毎日何気なく行っている呼吸に少しだけ意識を持って行うことで気持ちが落ち着き、全身を巡る血液にも充分に酸素が含まれる
ようになります。

一日の中で呼吸に意識を持っていく時間を作りましょう。

これが、健康になる呼吸法です。ただ、呼吸法に「こうでなければならない」というルールはありません。

効率のよい呼吸法を身につけることが大切です。

この続きは、また次回お話しますね。

お楽しみに。


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2010年10月18日 | Weblog
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・11月から勤務できる方(早くて10月21日より勤務可能)

・パソコン業務が主になります。パソコン操作に長けている方

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・勤務時間:10時~17時(要相談)、土日、祝日は休日

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本山 硯士

円心五法の真髄258円心五法の素晴らしさ(その2)

2010年10月11日 | Weblog
円心五法の素晴らしさ(その2)

前回は、私たちがフットセラピーを実践する上で、基本的な考えである「円心五法」の「木=食事」と「火=運動」についてお話をしました。

今日は、その続きをお話したいと思います。

・・・・・

体に良い食べ物を摂り入れれば、いい血ができます。

この“いい血”を運動することで、全身に巡らすことで活力「精」(エネルギー)が湧き出てきます。

これは、円心五法の五行の「土」に相当するもので「精」になります。

このエネルギーを上手に発散することが、とても重要になります。

しかし、最近はこのエネルギーを上手に発散できていない人が増えてきています。

エネルギーを上手に発散できないと、ストレスが溜まり欲求不満でイライラしたり、ちょっとしたことでキレるようになります。

“キレる”という行為は、体の中に溜まったエネルギーをどこかで発散しようとする現れになります。

エネルギーを発散できない要因に人間関係のトラブルがあります。

例えば、学校で、頭の良い子は先生から認められることで、心的エネルギーを発散することができますが、成績の悪い子(要領の悪い子)は、先生に認めてもらえる領域が少ないので、その為、どこかでエネルギーを発散しようとします。

それが、暴力行為や学校のガラスを割って回ったり、バイクで暴走してエネルギーを発散しようとする行為に移ったりします。

最近では、そうした表立った行動が少なくなっていますが、他者を傷つけることで、発散させようとする子も出てきたりしています。

この五行の「土」は人生では、「青年期」にあたります。

人生の中でも一番エネルギーが満ちている時期です。

だから、このエネルギーを上手く発散しないと、どこかで爆発することが起きるのです。

エネルギーをどの様に発散したら良いのか自分では分からない時期でもあり、私たち大人が充実感を味わえるような発散する方向に導いていきたいものです。

例えば、寒河江 徹先生は、少し外れてしまった若者を集めて、「円心道」という武道を教え、エネルギーを武道で発散させていました。

この円心道を習っていた、その当時の人たちは、今では人生の成功者として活躍されているそうです。

また、私もラグビーをやっていましたので「スクールウォーズ」のモデルになった京都伏見工業高校ラグビー部の山口良治総監督の講演を聞いた時には感動しました。

山口先生が着任された学校は、その当時、ワル連中が集まる学校だったのですが、そのワル達の持つエネルギーを別な方向に向けるには自分にはラグビーしかないと、ワル連中を集めてラグビー部を作られたそうです。

初めは練習にも来ない連中を、無理やり練習をさせていたのが、ある試合でコテンパンに負けたことが、彼らに火をつけます。

その後のお話は、ご存知のことと思いますが、その大敗戦を機に積極的に練習をするようになり、最後は、高校日本一にまで上り詰めたのです。

ワルをやるくらいですからエネルギーも強烈に持っていたのでしょう。

この青年期は、持っているエネルギーを良い方向に向けてあげることで、どんなワルでも人生の成功者への道を歩んでいけるのです。


次に、五行の「金」あたるのが「精神」です。

精神の安定を図るには、先ほどお話したように、エネルギーを上手に発散させることが大切になります。

中でも人間関係のトラブルから起きるエネルギーの発散不全は欲求不満の原因となり、ストレスを溜めていくことになります。

ストレスは、私たちを心身ともに蝕んでいきます。

「観念は生物なり、必ず肉を支配する」の言葉通り、ストレスを溜めマイナス思考になれば、体はそれに反応し病気の引き金になっていきます。

しかし、エネルギーを発散し全てを解放することで精神が落ち着き、心が安定してくれば充実した日々を送ることができます。

また「金」は、人生でいえば「壮年期」に当たります。

この時期は、人生の中でも一番充実している時期です。

しかし、一方で、この時期に自殺者が多いのも事実です。

一番の働き盛りの時期ではあるのですが、ここで、病気を患ったり、事業に失敗したりすると、精神的に参ってしまう度合いが深いので、自殺者が多いようです。

だからと言って、自分で命を絶つことは意味がありません。

「死ぬ気になれば、何でもできる」と言われるように、この時期は、自分の精神を高めることを最優先に考えながら行動すべきです。

前々回紹介した、月刊「致知」の「一生青春」「一生修養」がぴったりです。

また、読みなおしてみて下さいね。


さて、次回は、五行の最後のひとつ「休息」についてお話したいと思います。

お楽しみに。


当社、ウエルエイジングでは、この「円心五法」を基礎にしたフットセラピーの技術を習得するための各種講座をご用意しております。

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円心五法の真髄257円心五法の素晴らしさ

2010年10月04日 | Weblog
円心五法の素晴らしさ

日本フットセラピスト協会(JFTA)では、協会会員の会報紙として「円心五法通信」を発行しています。

「円心五法通信」バックナンバー

この「円心五法通信」の創始者である「寒河江 徹」先生のコラムを、著書「円心五法」より抜粋して掲載しています。

円心五法の素晴らしさと先生の人となりを感じることができますので、是非ご覧ください。

「円心五法通信」バックナンバー


そこで、今日は、私たちのフットセラピーの基本になる、この「円心五法」の考え方についてお話したいと思います。

「円心五法」とは、東洋医学の「陰陽五行説」の考えをベースに独自の健康観や生き方の指針としてまとめあげられたものです。

五行の「木」に相当するものに円心五法では「食物」が当てられています。

食べ物は私たちの血の質を作ります。どの様な食べ物を摂ったかによって健康にも不健康にもなるのです。

「食は命なり」というように、私たちは食べ物で命を維持することができるのです。

また、「木」は生命の誕生でもあり、人生では「幼児期」に当たります。この幼児期には食のしつけを徹底することが大切です。

特に、この時期、味覚に甘い物や塩の濃い物は必要ありません。

離乳食を大人が食べると、味が薄くて物足りない感じがしますが、赤ちゃんにはちょうど良い味なのです。

この頃の食事の味覚が脳にインプットされ、味の濃い食事が原因で生活習慣病の引き金になりかねません。

親が食べさせた物が、後々その子の病気の引き金になったのでは親として悲しい限りです。

これを知らずに、親の残り物や親の食べている物の一部を上げたりしますが、できれば、赤ちゃん用に味の薄いものを分けて作ることが大切です。

面倒かもしれませんが、お子さんの将来の健康を考えれば、ぜひとも行って頂きたいことです。


さらに、同時に食べ物の大切さも教えて欲しいのです。

今では、お金さえ出せば自由に好きな物を食べることができる時代ですので、いつでも沢山の食べ物があると錯覚してしまいます。

本当にそうなのでしょうか?

世界のあちこちでは、未だ食糧危機で餓死している子供たちも沢山います。

私たちは、食べ物を食べて自分の命を維持していることをこの幼児期に徹底して教えていくことが大切です。


次に、「火」に相当するのは「運動」です。

良い血を作ることができれば、これを全身に巡らす必要があります。

それには、体を動かすこと、特に第二の心臓である足をしっかりと使って血液循環を良くしていきます。

また、「火」は人生では「少年期」に当たります。この時期は、徹底して体を動かすことが重要です。

自然の中で木登りをしたり、泥んこになりながら遊んでいた頃を思い出します。友達と取っ組み合いの喧嘩をしたこともありました。

しかし、これが少年期の脳の発達には、とても良かったのです。

動物は、自然の中で自分の体を守ることを動きの中から身につけています。

例えば、猫のしっぽを持って逆さにして頭から落としたとしても頭から落ちる猫は一匹もおらず、バランスをとり足から着地します。

私たち人間もこの少年期に遊んだり、喧嘩をしながら自然に体を守る動きを身につけていくのです。

例えば、何かにつまづいて転んだとしてもとっさに体を丸くして衝撃の少ない体勢を摂ることができますが、この時期に体を動かすことのなかった子供は、そのまま倒れて顔面を強打したり腕で支えようとして腕を骨折したり、大怪我になることもあります。

この少年期には、徹底して体を動かすことをさせましょう。

泥んこになって帰ってきてもあまり叱らないことです。友達と喧嘩をしても、殴ったり殴られたりすることで痛みを体感することが、人を殴ろうとする時などに、自分の感情を制御することもできるようになるのです。


今日は、円心五法のうち、「木=食事」と「火=運動」についてお話をしました。

次回は、残りの項目についてお話したいと思います。

お楽しみに。


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