ワールドカップは本当に残念でした。奇跡は起こりませんでしたが、素晴らしい試合を見せてくれました。色々な評価がありますが、最善を尽くしてくれたと拍手を送りたいです。成田空港ではみんな神妙は顔をしていましたが、堂々と帰ってきていいのにと思ってみていました。
今朝は沖縄のホテルで書いています。今日の10時から沖縄地区のトレーナーの方の更新講習会です。昨日、沖縄に着いたのは夕方だったので、射すような日差しではありませんでした。梅雨明けした沖縄ですが、今朝も射すような日差しではなさそうです。でも、暑くなりそうです。
今回はアレ―というタイトルにしました。腰や膝には全く関係のなさそうなヘッドセラピーで、それらの痛みを改善していこうというものです。腰や膝に直接触らないのに不思議だと思いませんか。それではその謎をお話しましょう。
頭には陽経の経絡が集中しています。陽経の経絡とは「大腸経」「胃経」「小腸経」「膀胱経」「三焦経」「胆経」の6本の経絡です。陽経の経絡は陰経の経絡よりつながって次の陰経の経絡につながっていきます。顔や頭の経絡を調整してエネルギーを流せば全身のエネルギーの流れが良くなります。
また、ヘッドセラピーは深いくつろぎが得られ、間脳調整が行われます。自律神経は副交感神経優位となり、全身の筋肉が緩んできます。マッサージでは中々緩まない深いところにある深層筋までもが緩んできます。筋肉を直接揉みほぐさなくても肩こりをはじめ腰痛、膝痛も軽減されます。
ヘッドセラピーで経絡調整と間脳調整の二つを通して腰痛や膝痛を改善していきましょう。経絡調整の目玉は「膀胱経」です。目の内側の淵の「晴明」から始まり頭を通り、首筋の「僧帽筋」から「脊柱起立筋」、「大殿筋」「大腿二頭筋」を通り膝裏の「委中」から「腓腹筋」「ヒラメ筋」を通り、第5趾の「至陰」につながっています。
「膀胱経」のエネルギーの流れが改善されれば当然この経絡に関連する筋肉が正常な働きを取り戻し、硬直している筋肉は緩んできます。
それでは間脳調整につながり、「膀胱経」の気血の流れを良くする具体的な方法をご紹介します。基本のヘッドセラピーは目の周辺や頭への施術を行いますので、ヘッドセラピーの資格を持っている人が行うようにしましょう。
①施術用のベッドがあればベッドを使用しますが、なければ床やたたみに毛布やタオルケットを引くようなことでもかまいません。イスの場合はリクライニングのイスがベストですが、なければ床の方がいいでしょう。
②床で行う場合はセラピストの姿勢の取り方に注意しながら行いましょう。施術の内容により、床にあぐらをかいたり、正座をしたり、膝立ちになったりと、楽な姿勢を取りながら行うようにします。
③基本のヘッドセラピーを行うようにしましょう。胸を押していく時は肋骨に負荷をかけないように押しましょう。
④肩の僧帽筋の把握が筋肉の揉みにならないように注意します。把握して緩めることを意識します。
⑤肩甲骨の際を押していく時、両腕の力を抜き、指の力も抜いて、中指を上に持ち上げるようにします。指で押すという意識を捨て、持ち上げるだけです。
⑥首筋の把握も僧帽筋と同様に揉みにならないように注意します。筋肉を緩める把握です。
⑦顔の施術は顔に薄手の手ぬぐいやスカーフをかけているので、直接顔を見ることはできません。指先に神経を集中させて行います。指先の感覚が鋭くなります。
⑧目の上下の淵を滑らせる時も、目の周りのツボを押す時も指先で鼻筋などの基準を元に、押す位置を見つけることが大切です。
⑨目の内側の「晴明」や「攅竹」は膀胱経のツボですから、入念に行いましょう。
⑩督脈を押す時は押された圧迫がゆっくりと解放されていくイメージを作りながら行うとゆっくりと抜くことができます。
⑪今回のメインは「膀胱経」の経絡を調整することですので、呼吸に合わせて膀胱経のエネルギーが流れていくイメージを作りながら行うとより効果的です。
全体的に深いくつろぎを得て頂くための施術を行いますが、そのポイントは呼吸です。セラピスト自身がゆったりとリラックスできる呼吸を自らが行いながら施術を行えば、受け手の方もゆったりとくつろげるのです。
それでは本日はこの辺で。
NPO法人日本フットセラピスト協会
理事長 本山 硯士
今朝は沖縄のホテルで書いています。今日の10時から沖縄地区のトレーナーの方の更新講習会です。昨日、沖縄に着いたのは夕方だったので、射すような日差しではありませんでした。梅雨明けした沖縄ですが、今朝も射すような日差しではなさそうです。でも、暑くなりそうです。
今回はアレ―というタイトルにしました。腰や膝には全く関係のなさそうなヘッドセラピーで、それらの痛みを改善していこうというものです。腰や膝に直接触らないのに不思議だと思いませんか。それではその謎をお話しましょう。
頭には陽経の経絡が集中しています。陽経の経絡とは「大腸経」「胃経」「小腸経」「膀胱経」「三焦経」「胆経」の6本の経絡です。陽経の経絡は陰経の経絡よりつながって次の陰経の経絡につながっていきます。顔や頭の経絡を調整してエネルギーを流せば全身のエネルギーの流れが良くなります。
また、ヘッドセラピーは深いくつろぎが得られ、間脳調整が行われます。自律神経は副交感神経優位となり、全身の筋肉が緩んできます。マッサージでは中々緩まない深いところにある深層筋までもが緩んできます。筋肉を直接揉みほぐさなくても肩こりをはじめ腰痛、膝痛も軽減されます。
ヘッドセラピーで経絡調整と間脳調整の二つを通して腰痛や膝痛を改善していきましょう。経絡調整の目玉は「膀胱経」です。目の内側の淵の「晴明」から始まり頭を通り、首筋の「僧帽筋」から「脊柱起立筋」、「大殿筋」「大腿二頭筋」を通り膝裏の「委中」から「腓腹筋」「ヒラメ筋」を通り、第5趾の「至陰」につながっています。
「膀胱経」のエネルギーの流れが改善されれば当然この経絡に関連する筋肉が正常な働きを取り戻し、硬直している筋肉は緩んできます。
それでは間脳調整につながり、「膀胱経」の気血の流れを良くする具体的な方法をご紹介します。基本のヘッドセラピーは目の周辺や頭への施術を行いますので、ヘッドセラピーの資格を持っている人が行うようにしましょう。
①施術用のベッドがあればベッドを使用しますが、なければ床やたたみに毛布やタオルケットを引くようなことでもかまいません。イスの場合はリクライニングのイスがベストですが、なければ床の方がいいでしょう。
②床で行う場合はセラピストの姿勢の取り方に注意しながら行いましょう。施術の内容により、床にあぐらをかいたり、正座をしたり、膝立ちになったりと、楽な姿勢を取りながら行うようにします。
③基本のヘッドセラピーを行うようにしましょう。胸を押していく時は肋骨に負荷をかけないように押しましょう。
④肩の僧帽筋の把握が筋肉の揉みにならないように注意します。把握して緩めることを意識します。
⑤肩甲骨の際を押していく時、両腕の力を抜き、指の力も抜いて、中指を上に持ち上げるようにします。指で押すという意識を捨て、持ち上げるだけです。
⑥首筋の把握も僧帽筋と同様に揉みにならないように注意します。筋肉を緩める把握です。
⑦顔の施術は顔に薄手の手ぬぐいやスカーフをかけているので、直接顔を見ることはできません。指先に神経を集中させて行います。指先の感覚が鋭くなります。
⑧目の上下の淵を滑らせる時も、目の周りのツボを押す時も指先で鼻筋などの基準を元に、押す位置を見つけることが大切です。
⑨目の内側の「晴明」や「攅竹」は膀胱経のツボですから、入念に行いましょう。
⑩督脈を押す時は押された圧迫がゆっくりと解放されていくイメージを作りながら行うとゆっくりと抜くことができます。
⑪今回のメインは「膀胱経」の経絡を調整することですので、呼吸に合わせて膀胱経のエネルギーが流れていくイメージを作りながら行うとより効果的です。
全体的に深いくつろぎを得て頂くための施術を行いますが、そのポイントは呼吸です。セラピスト自身がゆったりとリラックスできる呼吸を自らが行いながら施術を行えば、受け手の方もゆったりとくつろげるのです。
それでは本日はこの辺で。
NPO法人日本フットセラピスト協会
理事長 本山 硯士