理事長ブログ 心と体を癒やす

健康とは「健体康心」の略語です。体が健やかで心が康らかな状態を指します。心身の健康をセルフケアする方法を紹介しています。

円心五法の真髄707 「感動しなくなった」は感情の老化かも!

2019年08月28日 | Weblog
「やる気が出ない」「急に泣いてしまう」
「怒りっぽくなった」「うまく気分転換が
できない」「何に対しても感動しなくなっ
た」最近こんなことありませんか。

テレビの番組でも「感情の老化」をテーマ
に放送されていました。この感情の老化は
40代から始まっているようです。

感情の老化と関わっているのが脳の前方
に位置する前頭葉の萎縮です。前頭葉は、
意欲や感情のコントロール、創造性など
をつかさどっています。

しかし、加齢によって萎縮すると「面倒
くさい」「どうでもいい」とやる気のない
発言や自分の考えに固執して柔軟性がなく
なってきます。

次は男性ホルモンの「テストステロン」の
減少も関係しています。男性ホルモンは、
好奇心や意欲が旺盛になりますが、その
減少が意欲を低下させてしまいます。

テストステロンは、男女ともに量が多い
ほど、記憶力と判断力が高くなります。

女性は閉経後、女性ホルモンが減り、男性
ホルモンが増えることがわかっています。
つまり、女性は閉経後にハツラツとアグ
レッシブになるのはこのためです。

さらに感情の老化には、神経伝達物質の
「セロトニン」の減少があります。セロ
トニンは別名幸せホルモンと呼ばれ、こ
れが不足すると「うつ」になりやすくな
ります。


高齢になっても、知識や経験を積むこと
で、知力が保たれます。脳にラクをさせ
ないことが大切です。新しい刺激を脳に
与えれば、前頭葉が活性化し始めます。

それでは感情の老化を防ぐ具体的な方法
を紹介しましょう。

①読書は脳への刺激を高めます。また、
ジャンルを変えるのも効果的です。

②右の考えの人は左、左の考えの人は
右の新聞や雑誌を読むと脳への刺激が
高まります。

③肉や魚を摂りましょう。コレステロ
ールは悪者ではありません。脳にセロ
トニンを運ぶ働きがあり、セロトニンの
原料となるトリプトファンを肉は多く
含みます。

④日光を浴びることでセロトニンの分泌
によい影響を与えます。適度な運動はセ
ロトニンの分泌を促します。

⑤性をタブー視しない。性を楽しむこと。
性行為は、テストステロンの減少を食い
止めます。

さー、感情の老化から抜け出しましょう。

それでは本日はこの辺で。

NPO法人日本フットセラピスト協会
理事長 本山 健治

円心五法の真髄706 心地よい体験を多く持つようにしよう!

2019年08月21日 | Weblog
先週は夏季休暇の為お休みさせて頂きました。

夏の甲子園も残すところ決勝だけになりました。
そのような中、暑さを忘れるような美しい光景に
出会うことができました。


高校野球の準々決勝(18日)、星稜と仙台育英の
試合で心温まる場面があったのをご覧になりまし
たか。

7回裏に星稜の「荻原」投手の手がつりそうに
なった時、異変を感じ取った仙台育英の4番打者
「小濃」がスポーツドリンクのコップを持って
ベンチを飛び出し、荻原のもとへ駆け寄ったの
です。

一瞬、驚いた荻原でしたがコップを受け取り、
ドリンクを飲み、投球を再開しました。

高校野球らしい敵味方を問わないフェアプレーに、
甲子園の観客から大きな拍手が送られていました。

そこで、今回は久々に潜在意識について触れたい
と思います。

生まれてから現在までの過去の体験がすべて潜在
意識にインプットされ、今の自分の行動につな
がっているのです。

嬉しい体験や楽しい体験など成功体験は白〇と
してインプットされ、嫌な体験や辛い体験など
失敗体験は黒●としてインプットされます。

今回のような甲子園での視覚から入ってくる心地
よい映像は潜在意識に大きな白〇(プラスの体験)
として刻み込まれます。

嬉しい体験や心地よい体験を多く持ち潜在意識に
白〇をインプットすることが前向きな行動につな
がります。

しかし、いつも成功体験ばかりではありません。
失敗体験をすることもあるでしょう。この黒●を
そのまま潜在意識をインプットしたくありません。

失敗体験をしたと思ったら、すかさず「この体験
が次の成功につながる」と声に出して言ってみま
しょう。

最後に出した言葉が潜在意識に刻み込まれ、黒●
ではなく白〇としてインプットされます。

今回の甲子園の体験は選手だけでなく、両チーム
にも観客やテレビを見ている私たちにも素晴らしい
白〇を与えてくれました。ありがとうございます。

それでは本日はこの辺で。

NPO法人日本フットセラピスト協会
理事長 本山 健治

円心五法の真髄705 まだまだ、熱中症対策が必要だ!

2019年08月07日 | Weblog
8月8日は立秋です。暦の上では秋になり
ますが、秋とは思えません。残暑という
より猛暑が続いています。

毎日、「熱中症で何人運ばれた」という
ニュースが報じられています。まだ、
しばらく熱中症対策が必要ですね。


何故、熱中症が起きるのでしょうか。
本来私たちの体は恒常性という機能を
持っています。暑くなれば末梢の血管を
拡張して皮膚から熱を逃がすようになり
ます。

同時に汗をかき、汗が皮膚から蒸発する
時に気化熱で体温を下げてくれるのです。

暑い時に汗をかくのは当然です。汗を
かき体温を下げようとしているのです
から、水分を充分に補給することが
大切になります。

汗は水分だけではありません。ミネラル、
特にナトリウムも一緒に排出されます。
その為、水だけでなくミネラルも取らなけ
ればなりません。

こまめな水分補給やエアコンの活用など
テレビのニュースや健康番組で報じられて
います。

水分の補給に麦茶が勧められていました。
利尿作用があるカフェインを含んでいま
せんし、汗と一緒に失ったミネラルの補給
に良いというのです。

それなら、私は麦茶よりもルイボスティ
がお勧めです。カフェインは含まれていま
せんし、ミネラルが豊富で活性酸素を取り
除く効果も期待できます。

また、陰陽五行の視点から熱中症を見てみ
ましょう。夏は五行では「火」に属します。
やはり体にマイナスの影響を与えるのは
「暑」暑さです。

経絡では心経や小腸経(心包経や三焦経に
も関連)の滞りが起きやすくなります。
この氣(エネルギー)の滞りを改善し、
熱中症を予防したいと思います。

手の小指を良く揉みます。爪の際はグリ
グリと痛いくらいに揉みましょう。

次に薬指と中指も同じように良く揉み、
爪の際をグリグリと揉みます。

逆の手の指にも同様に行ったら、両手の
指を組み手首を左右に回します。片側20回
を目安に回しましょう。

経絡の流れを良くしておいて、その後、
他の予防を行うことをお勧めします。

それでは本日はこの辺で。

NPO法人日本フットセラピスト協会
理事長 本山 健治