春彼岸間近の激震だった。お墓へは五月になってやっと行
くことが出来た。境内のお地蔵様の首は悉く身を離れ、墓石
の落下は想像以上の数であったが我が家の墓石は、ずれては
いたがなんとか台座に乗っていた。鶯が鳴き、緑の美しさに
愁いなどない。掲句も「青葉時雨」である。降りたまった雨
がぽたぽた陽を映して美しい。地球にしてみたら予定通りの
歴史を刻んでいるだけなのかもしれない。(H)
くことが出来た。境内のお地蔵様の首は悉く身を離れ、墓石
の落下は想像以上の数であったが我が家の墓石は、ずれては
いたがなんとか台座に乗っていた。鶯が鳴き、緑の美しさに
愁いなどない。掲句も「青葉時雨」である。降りたまった雨
がぽたぽた陽を映して美しい。地球にしてみたら予定通りの
歴史を刻んでいるだけなのかもしれない。(H)