皮を脱いで生長した今年竹の緑が美しい。真っ青な空に向
かって伸びた若竹は凛とした青年の姿をイメージさせるが、
作者は、幼い握りこぶしを見ている。そこに「凛」を見るな
らば、空手であろうか。入門したばかりの真っ白な空手着が
緑に映える。数年後にはここで、こぶしが風を切る音を一句に
仕立てることになるのかもしれない。(H)
かって伸びた若竹は凛とした青年の姿をイメージさせるが、
作者は、幼い握りこぶしを見ている。そこに「凛」を見るな
らば、空手であろうか。入門したばかりの真っ白な空手着が
緑に映える。数年後にはここで、こぶしが風を切る音を一句に
仕立てることになるのかもしれない。(H)