日本人の私が、こちらで手に入るものでどうしても我慢できないものが歯ブラシ!!
日本のものは「コンパクト・ヘッド」「奥歯まで届く」とか言ってブラシの部分が小さい。良いみがき方は「一本一本をやさしくみがく感じで・・・」なんて言いますよね? でも、こちらのはとにかくデカい!! 口の中に入れるのも大変!!(そりゃオーバーかな?)です。
そんなはずはない、どこかにあるはずだ!! と、大きな「ビラ」「ヒット」「メトロ」などのスーパーを見てまわったのですが・・・ ない!ない!! やっと見つけたのは明らかに子供用! それも「年少さん」用!! だからものすごくやわらかくてみがいた感じがしない!! でも、だからといってあの特大ブラシでみがくのもなあ・・・。 そういうわけで日本から持ってきたものを使っています。
でも、コーナーの充実ぶりは日本と同じで、歯ブラシも、歯みがき粉も、口の洗浄剤もいろいろたくさんあります。日本でも見るコルゲートなどのメーカーも商品がいっぱいあります。
それにしても不思議なのはブルガリア人の歯!! 本当に本数が少ない! それは虫歯などで失っているからなのです。40代以降の人で歯が全部そろっている人には会ったことがありません。
「少ない」と言うのは入れ歯も入れてない、ということです。金歯、銀歯なども入っていればいいほうで抜けたあとが笑うと見えます。
聞くと、歯の治療はとてもお金がかかるそうで、また、入れ歯なども合うものが入れられるのはまれだそうです。歯の治療を受けたいのはやはり若い人よりもお年寄り。とすると、少ない年金で100レバ単位のお金で歯を治療するのは難しいようです。
頻出の友人バリュ(トイレが凍ったときや車の修理のときに出てきた、あの)は、まだ50歳にもなっていないのに歯が1本しかありません。(事故のせいもあるようですが・・・) カフェに入って軽食を取ろうと、カシュカバル(黄チーズ)ののっかったパンを店の人に頼みました。 「温めないでくれ。」 普通はオーブンで温めてトローリとろけるチーズなのですが、そのままのほうがいいんだとか。なぜなら「オーブンで焼くとかたくなる!!」から。彼はサイダーにクッキーを入れてグチャグチャにして食べるのが好きです。彼の奥さんのエミリアもそうです。彼女のほうはもう少し歯はありますが、彼女いわく、「これ、やわらかくっておいしいわ~」 つまり、やわらかい=おいしい、という事なのです。
アメリカ人の友人たちは歯がキレーに矯正されてあったりしますが、こちらではまだまだのようです。でも、歯の状態って明らかに健康に影響すると思うんだけどなあ・・・。