goo blog サービス終了のお知らせ 

JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

元気に頑張れ! Jazz Trio & Jan Ptaszyn Wroblewski

2007-12-10 21:38:58 | 聞いてますCDいいと思う
今日はFIFAクラブワールドカップの順々決勝で浦和レッズがイラン、セパハンを破りましたが、それは驚くことではありません。でも次にレッズがACミランと準決勝を、それも元トヨタカップの決勝出場権賭けて戦うことは凄いことです。
サッカーは10度に一度は信じられない結果が出るといわれます。信じられない結果となりトヨタカップの決勝戦に日本チームが出たらこれは奇跡です。今日の喜びをベースに元気に頑張って欲しいものです。(息子はその試合を見に行くそうで、レッズのユニホーム着て見たーいとおねだりが入っていました)
興奮冷めやらないので、というか飲みながら試合観戦してきました。そんなで一緒に買ったアルバムの残りがこれになります。



Jan Ptaszyn Wroblewski爺の2007年の新しいアルバムを聴きました。
それは大好きなベーシストとピアニストのNiedziela兄弟とMarcin Jahrの素晴らしいリズム隊のバックを聴くためみたいになりました。
実際爺は少し才を取られていて、張りが落ちているように感じました。
それではということで少し前のアルバムも一緒に聴いて存在感の確認です。
このアルバムは2002~3年の録音でワンホーン・カルテットのテナー強力アルバムです。
1曲目“イパネマの娘”を気張らずゆったりと吹き始めるのはゆとりででしょうか、音色は新作よりずっと張りがあり、こちらはテナー中心で行くのが一番です。
2曲目、ベーシストの曲ですが、テナーの最初のコーラス、少しうねりながら、魅力の音色でWroblewskiに絡められます。
リズム隊は最新アルバムとは残念ながら違って、それなりに実力は感じますが、こっちはテナーを聴きます。Wroblewski爺が選んだリズムですからもちろん充分以上です。
3曲目のJarek Michalukのベースソロなどフレーズは素晴らしい、ただし録音でアンプ音が強すぎて、ベースの魅力がそがれるのが残念です。
ドラムスのSebastian Urban君とピアノのBoguslaw Kutnik君はまあそれなりの実力と感じましたが、良く知りません、オラシオさんに任せます。
ちょっとひしゃげたメロディからメインストリームのようになるところ、良い感じなのです、そのあとのピアノソロもかなり芯のしっかりしたフレーズでいいのですが、録音がテナー中心でピアノの音が特にかわいそう。録音よかったらとても素晴らしいと聴こえるアルバムと思います。
4曲目、これもベーシストの曲ですが、ゆったりとしたブルースでしょうか、しっかりと密閉された四角い部屋できいたら感動します。変な表現ですが、全てを遮蔽して、しっかり聴くと、このグループのまとまった良さがわかります。
そうすると5曲目大変乗ったメロディーですが、残念、やはり録音がいまいちなのです、が、演奏のほうが勝っています。
6曲目これもベーシストの曲ですが、聴いたことがあるように思うのはなぜでしょう。4ビートのブルースをこれはやはり欧州といえば欧州を感じる、テクは素晴らしい演奏です。
7曲目、Komedaの曲をとても聴きやすい感じで私は好きです。
8曲目はwroblewskiのボッサの曲ですがテーマは知ったところ、しかしながらソロフレーズの力強さはこれは凄い。リズムにのって地から強いブロー、とても良い音色でいながらこのブローが魅力でした。
今年爺71才、このときは64才、これからも頑張って欲しい、人です。

JAZZ TRIO & JAN PTASZYN WROBLEWSKI

Jan Pataszyn wroblewski ts
Boguslaw Kutnik piano
      Jarek Michaluk bass
Sebaastian Urban drums
 
1 GIRL FROM IPANEMA
2 WSPOMNIENIA A PARNASU
3 INSTEAD
4 SENTIMENTAL BALLAD
5 LOVER MAN DO POLOWY
6 RIFF BLUES
7 SLEEP SAFE AND WARM
8 BOSSA NOSTRA
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今年もやります、monakaのお掃除日記 / Alice in Wonderland

2007-12-09 16:59:46 | 聞いてますCDおすすめ



昨日は仕事で家に帰ると、奥さんがパソコンをしています。
「どうしたの。」   「年末に沖縄に行こうかと思って。」
パリに一緒に行ったお姉さんから、息子と旅行なんてすぐ出来なくなるから行ってきたらと、いわれて考えているようです。
日本橋で一人で住んでいる息子と会ったのは8月で、それ以来帰ってきていませんから解らないことはありません。
奥さんが息子にメールすると、旅行してもいいよとのことらしいいです。
思い出作りに行くのは一向に構いませんが、甘く見ているとある日、「わが家は余裕なんかないんだから、何考えてんの。」と突然なるので難しいのです。
夕食を食べながら  「ところで明日はなにするの」  来ました。
去年のblogで書いているのを見て、去年のこの週は電気のかさとか、冷蔵庫、台所の棚を掃除したといったら、「プレッシャーかかるなー」って、ウームうやむやに終わるとは思えません。
そして今日、暖かい一日になりました。どうせやることはやるので脚立を持って照明のかさをはずしにかかると、奥さんは家中のカーテンをはすしにかかっています。それではということで、先週やらなかった窓をまず拭いて、そして照明のかさなどをあらいました。おお、今年は冷蔵庫の棚がきません、シンクの下や下駄箱の掃除をしているみたいです。いつか来るのは解っていますが、おかげでお昼を挟んで2時には終わりです。地下に行ってblog仲間のバブさんが記事にしたブルーベックのディズニーの映画音楽を演奏したものをLPで聴いています。
http://blog.goo.ne.jp/h-babu0717/d/20071206
バブさんのオリジナルアルバム「DAVE DIGS DISNEY」ではなく「ALICE IN WONDERLAND 」というタイトルで、1967年に発売されたもので、モダン・ジャズ・ライブラリー8としてでたものです。
ただし曲は並び方も全て同じ、1曲目“ALICE IN WONDERLAND ”ブルーベックのクラシカルなテーマの後にデスモンドの発する1音からこのグループの世界です。
2曲目ディズニーのかわいくも美しい曲が多いので、ブルーベックもより軽やかです。
3曲目“HEIGH-HO”アップテンポのテーマからデスモンドがいきなりアドリブソロに突入するところが面白い。
4曲目“星に願いを”は昔TVでやっていたディズニー番組のテーマでなかったでしょうか。4つ世界にテーマが分かれていて週にどれか1つ、漫画だったり野生の記録だったり、小さい私はテーマによって興奮したり、がっかりしたりした覚えがあります。
さて40年前に買った懐かしいLPを聴き終わってきれいになった玄関には今年もクリスマス・ツリーが飾られました。



去年からの仲間も参加です。





DAVE DIGS DISNEY / DAVE BRUBECK
1957年6月29,30日8月3日録音
DAVE BRUBECK(p) PAUL DESMOND(as) NORMAN BATES(b) JOE MORELLO(ds)

1.ALICE IN WONDERLAND (不思議の国のアリス)
2.GIVE A LITTLE WHISTLE (ピノキオ)
3.HEIGH-HO (白雪姫)
4.WHEN YOU WISH UPON A STAR (ピノキオ)
5.SOME DAY MY PRINCE WILL COME (白雪姫)
6.ONE SONG (白雪姫)

バブさんの記録をコピーさせてもらいました。


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

名前はそうかも知れないけれど / SUPER STAR TRIOK

2007-12-08 21:31:41 | 聞いてますCDいいと思う



このアルバム2002年の録音です、1995年にも同じメンバーの録音“THE HEART OF THE SWING”があり、なり長く一緒に演奏してきたコンビネーションを感じます。
今度は名前が“SUPER STAR TRIOK”と言う凄いものですが、どうでしょう。
ピアノのDado MoroniはピエラヌンティとのDUOとかREY BROWNとのアルバムを持っていますが、私としては少し派手過ぎるというのが印象です。
ベースのMassimo Moriconi はファブリオ・ボッソなどと最近よくやっていますし、ドラムスのStefano Bagnoliはついこの間入手したIdea6の“STEPIN' OUT”で叩いている人で、やはりかなりSUPERであることは確かです。
1曲目、エッジの立ったピアノでゴリゴリとくるのは気持ちの良い始まるです。
2曲目は静かなエレピからはじまり、エレベのの音が低くビーンと入りますが、内省的な曲。
3曲目歯切れの良いピアノにつけるベースもドラムスも、スパーと名を付けるだけあって聴かせます。
4曲目はまたエレベのサウンドにちょっとチョッパーをいれて、ハモンドがファンキーに弾きくとこれが“So What”でかっこいい、5曲目“You've changed"では優美なひびきをで聴かせます。
6曲目はエレベだけれどもピアノはアコーステック、、モンティ・アレクサンダーの曲をファンキーに演ります。
7曲目はがらりと派手なラテンリズムで“Love for sale”ピアノが少し乱暴ですが、これでもかと弾きまくり、8曲目はMoroniのピアノソロでトラディショナル、何でもできるぞと自己主張が強い人です。
まるでコンサート演出みたいだけれど、これがスタジオ録音、10曲目はBagnoliのドラムスソロ11曲目は“Oleo”をMoroniがvoxと言う解らない楽器で(エフェクターが付いたマウスピースだけみたい)演奏しますが、これはいただけない。
最後はピッコロベースをMoriconiが弾きMoroniがダブルベースを弾きます。これは達者で、ベーシストと言ってもおかしくない。
手を変え、品を変えの13曲がスーパーなのか、確かにスーパースター的ではありますが、ちょっと品があるとはいえないネーミングです。


SUPER STAR TRIO / MORONI MORICONI BAGNOLI

Dado Moroni (p,el-p,hammond, b,vo)
Massimo Moriconi (b,el-b,piccolo-b)
Stefano Bagnoli (ds)

1 What is this thing called love
2 Humanity
3 Hunter's blues
4 So what
5 You've changed
6 Renewal
7 Love for sale
8 Sometimes I feel like a motherless child
9 C.A.
10 Brushes
11 Oleo
12 Assolo disperatamente
13 FSR
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ああマイルス,コルトレーン LIVE AT THE BIMHUIS / Dave Douglas

2007-12-07 22:17:41 | 聞いてますCDおすすめ


中古屋さんでとても地味なジャケットだけど、とても良さそうなアルバムを見つけました。メンバーを見るととてもよさそう。
2002年10月、オランダでのライブの模様ですが,Green LEAFと言うレーベルからのリリースは今年の様です。
Dave Douglasに付いては実はほとんど知りませんが、blog仲間のクリスさんが2007年6月17日から5回にわたって詳しい記事を書いています。さすがですね。
http://blog.goo.ne.jp/crissmorgan/d/20070617
もう、そちらで網羅されているのでそっちをご覧ください。私はこのトランペッターは良く知れませんでしたので、テナーのRick Margitzaの方を身近に感じます。新しいMoutinのアルバムはまだ聴いていません。
それでも、ちょっとひいき目に聞いてしまいます。
Daveのこのアルバムは2002年の古い録音ですが、今年に、2006年録音の新しいアルバムが出ました。(私はまだ聴いていません)
blig仲間のnaryさんが紹介されています。
http://blog.goo.ne.jp/narymusic/d/20070802
アルバムは2枚組み、ジャケには何も書いていなくて、知らずに買って安かったです。
全ての曲はDave Duuglasの作曲です。1曲目いかにも新主流という感じのトランペットからライブのメンバーのソロが続き戻ってトランペットはかなありハードなそろ、その中ではClarence Pennのドラムスの小気味良いリズムに刻み方が印象的です。
2曲目そのドラムスのソロから始まり、ちょっとブードー的なメロディ、低いドラムスと揺れるエレピをバックに吹くペット、つい「ああ、マイルス」と声が出てしまいました。感じとして「キリマンジェロの娘」を通り越して、「1969 MILES」のもう少し前ぐらいの感じの演奏で、つい声が出ました。うれしくなる演奏です。
私の題からはマイルスのトリビュートみたいに感じるかもしれませんが、そのようなことはなく3曲目は、アメリカのカントリー風の音を感じる曲に思います。
このアルバム刺激を受ける要因が沢山あって、ペットは置いとくとしても、テナーの音色、繊細なメロディー、ユリ・ケインのフェンダー・ローズの決めた演奏、Pennの小気味良い、しっかり刻むリズムなど聴いていてお楽しみ一杯です。
CD-2の1曲目はペットのバビッシュなソロから始まる17分になる曲、ペットのソロはハバートの感じもあります。それを引き取るargitzaのテナーソロは、聴いていると、「ああコルトレーン。」と声が出てしまします。
このような直急のアドリヴのソロはライブならではの録音です。その後のUriのフェンダーもエレピながら繊細な表現です。
2曲目はシンボリックな音の動きを形にした感じですが、ベースラインなどがはっきりしているからちょっと変な編曲ぐらいに感じる曲です。
3曲目もペットのソロがまず形を作り、タッチの柔らかいロックリズムの中、ペットソロ、テナーなどの入ったユニゾン、これは揺れるように時代が戻ります。
ライブは切れ目なく続き4曲目、Uriのペットとテナーの間を上手く取るエレピの後、Genusのベースソロは欲しいところです。ベースソロは23分の最後の曲に移ります。
ペットのソロの熱気は上がって行きpennのドラムスが素晴らしく煽っていくのが手に取るようですが、Margitzaのテナーになるとまるではぐらかしておいて、ところがすぐに熱気を上げていきます。4ビートに変えて吹いているとGiant Stepsがちょっと入ってUriのエレピ、リズムを捕らえたうねるようなフレーズ、たまらずペットが入ってくる感じです。コンサートなので最後はペットとテナーがオーソドックスなJAZZテーストを聴かせライブは終わります。素晴らしいのりのアルバムです。
マイルス、コルトレーンを真似るアルバムではありませんが、ライブのアルバムを聴いていて、そこにコルトレーンとかマイルスが(当然入ってくる)あると、それが上手い場合、ついうなり声が出てしまうのです。

  Dave Douglas Auintet LIVE AT THE BIMHUIS

Dave Duuglas trumpet
Rick Margitza tenor saxhone
Uri Caine fender rhodes
James Genus bass
Clarence Penn deums

set1
1 Penelope
2 The Infinite
3 Poses
4 Catarwaul

set2
1 Waverly
2 The Frisell Dream
3 Unison
4 Ramshackle
5 Deluge
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

リズム隊です。supercalifragilistic / Jan Pt. Wroblewski

2007-12-06 16:52:26 | 聞いてますCDいいと思う


昨年『Real Jazz』というアルバムを聴いて2005年の録音で、堂々と王道を行くようなJAZZに驚いたのですが、その同じメンバーで2007年録音の新しいアルバムが出ました。
http://blog.goo.ne.jp/monakasm/d/20070116
今度は前作を知っているので驚くことはありません。70才を超えたWroblewskiさんが少し年とったかなと思ったりしますが、ちょっとねじれるフレージングやロリンズ見たいなブローなど健在です。
しかしこのアルバムを躊躇なく買う目的はリーダー以外の前作と同じリズム隊を聴く為です。
WojciechがピアノでJacekがベースのNiedziela兄弟、ドラムスもMarcin Jahrでこれほど強力なリズム隊なかなかありません。
Wroblewskiさんには失礼ですが、そっちだけを追っかけてしまいます。どのようにきいてしまったかというとこうなります。
1曲目モーダルなピアノハーモニーからテナーの深い音でのメロディはさすがです。落ち着いたピアノソロは実力がすぐに知れて、その後の弟君のベースソロとあいまってうなってしまうのです。これほどピッチが正確で、気持ち良いタイムで良い音を鳴らすベーシストは知りません。
今回のアルバムで前よりか凄いと思うのがドラムス、Marcin Jahrこの人の多彩な仕掛けも素晴らしい。Ari Hoenigににた感じです。
2曲目ヘンダーソンににたブラック感を感じさせた後、ピアノのソロとリズミックな驚くべきベースソロに続きます。このような力強よい4ビートとメロディアスを併せ持つソロ、生で聴いてみたい。
このアルバム、タイトルが『supercalifragilistic 』という普通だとチムチム・チェリーの曲名で言葉遊びという感じがあります。1曲目の題名が『BBLLUUEESS』などもそうですが、アルバム全体に遊び部分を感じます。3曲目のモンクの曲『 WELL, YOU NEEDN'T』などもひしゃげてわざと言葉を変えて遊でいるようです。
4曲目4ビートのテナーのソロは普通に感じますが、その後ピアノソロがすばらしいフレーズ。もちろん後にベースソロがきます。テナーも楽しく聴きながら、ピアノとベースのソロを待って聴く、それにドラムスがついているという聴き方がこのアルバムです。
5曲目はSONNY ROLLINSの『DOXY』、テナーソロからはじまってリズムが入るところカッコ良い、ロリンズが好きなのが解るプレーです。その後のピアノソロはちょっと古いタイプの感じでレッド・ガーランドを感じさせたり、ベースソロもそれに合わせてポール・チェンバースに似たりなど、私は勝手に想像して楽しいところです。
6曲目『SPADEK KALORII』という曲のクレジットが1:51ですがそれ以上あり、ちょっと戸惑います。
8曲目スタンダードの『I HEAR A RHAPSODY』出だしすぐからピアノのソロとそのバックのベースラインが凄い、伸びやかな線を引くピアノにちょっと重く絡む4ビートのベースライン、このようなベーシストもっと増えて欲しい。
9曲目は思い切りBLUESしましたという曲で、なかなかWroblewskiさん最後にブルースを短くまとめます、がリズム隊、カッコいいアルバムです。

SUPERCALIFRAGILISTIC / Jan Ptaszyn Wroblewski

Jan Ptaszyn Wroblewski(ts)
Wojciech Niedziela(p)
Jacek Niedziela(b)
Marcin Jahr(ds)

1 BBLLUUEESS
2 POKAZ DOLECZKI
3 WELL, YOU NEEDN'T
4 SEANS NA NIEPOGODE
5 DOXY
6 SPADEK KALORII
7 SZARA KOLEDA
8 9 SCHLUS BLUES
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

パリからのサプライズ  a time for eveything / Yaron Herman

2007-12-05 19:22:39 | 聞いてますCDおすすめ



パリから奥さんが持ち帰った最後の一枚、これも日本のショップでお目にかかっていましたが、ジャケを見てスルーしていました。
しかしこれが大間違い、パリ、ルーブルにあるメガストアの店員さん、これを薦めてくれてありがとう。驚きました。
フランスで開かれる世界的音楽コンベンション=MIDEM のショーケースで大絶賛を浴びたそうですが、1981年イスラエルに生まれた26才、今はパリで活躍です。
アルバムジャケットのThanks to でたくさんの名前の中にはLers Danielssonの名前もあります。DUOをしているみたいですが、うなずけます。
メンバーは現在ゴンザロ・ルパルカバのバンドで活躍中のMatt BrewerのベースとベテランGerld Cleverのドラムスですからオリジナルなメンバーではないみたいです。が、すばらしいまとまりです。
全部で14曲、エフェクトを使ったりしているものもありますが、違和感なく、バラエティにとんだ聴き応え十分なアルバムです。
1曲目電子音からベースのリズム、生ピアノのスケールのあるテーマロックリズムに変わる凝ったアレンジのビヨークの曲、途中エフェクトをかかるところ雰囲気はe.s.tに似ていますが、決して真似ではなく、必然でこうなったと思います。生ピアノのソロも凄い。
2曲目は古いラジオから流れるような処理されたピアノメロディが、生ピアノに変わります。変わるとベースがウォーキングラインをしっかり弾いてそこでの、ピアノフレーズはとてもオーソドックス、懐の深い良いソロで、このピアニスト良い曲を作ると思います。
3曲目はチェレスタみたいな処理音にバックに会話が入ったかわいらしく始まり、ベースにピッチもしっかりしたピチカートのソロが好きです。ピアノソロではこのピアニストうなります。良い唸りです。うなり評論家がいるならば聴いてもらいたいと思います。
ベースとドラムスのフリーインプロのイントロのあと5曲目ブリトニー・スピアーズの曲を低い音のバスドラとピアノ音のが素晴らしくカッコイイリズムを作る曲、途中プログラム音も入るのでどうしているかわかりませんが、効果的なスネア淵を叩く音とドラムスの演奏は同時に無理です。とても良いアレンジなので生演奏で観てみたく思います。
6曲目はHermanのオリジナルのバラッド、とてもキースの影響は感じますが、完全に消化した後の素晴らしい伸びやかささえ感じます。ドラムのブラシがちょっとうるさく感じるほどでソロでも良かったとかな。
7曲目はドラマーのシンバルの多用が気になりますが、ピアノは迫力がでてきて、ラテンをちょっと含んだフレーズはこれが凄い、ロシアでも驚いたけど()パリもサプライズです。
8曲目はスクリャービンの曲、このピアニスト確かななテクを持っているのは充分感じます。
9曲目スティングの曲、とてもテクニカルなピアノに始まり、キースの影が充分ですが、ドラムスがロックが入っている分e.s.tが思い浮かびますが、その枠に入れたくない個性の力を感じます。
このドラマー、黒人で1963年生まれでロスコー・ミッチェルと演っていたりで、ちょっとフリー系だとおもいますが、ここではちょっとはずしているのかと思う微妙な感覚と、手数を多く入れたりと、上手いのかどうか私には解りませんが、このアルバムには素晴らしくマッチしています。
10曲はHerman大きな曲、どれをとっても中途半端な曲がありません。
11曲目、曲名が“Monkey Paradise”これはMonkのタッチを充分研究したユーモアも感じる曲
12曲目はきれいな“In The Wee Small Hours Of The Morning”わがハクエイ君もこの前演奏していましたが、このアルバムの今日配分の中で、この曲を取り上げるのもなかなかのセンスです。
13曲目は手数の多いドラムスとピアノのラインで始まりベースソロに移ります、アンプ間もなく良い音で録音されたベース音好きです。アメリカ生まれのベーシストでここまでピッチのしっかりしている人が出てきたのですね1983年オクラホマ産まれです。
14曲目レナード・コーエンの“ハレルヤ”をフォーク調でピアノソロで弾きますが、キースのあの感じが出ますが「そのようなことは関係ありません(そんなの関係ない)」と思う素晴らしい演奏と配置です。素晴らしい満足度です。
e.s.tではありませんがわずかなあとにピアノ、ベース、鳴り物のフリーな演奏が隠れています。ただし静かで夢の一部のような感じです。
パリから届いた一枚は昨年と同様驚くべき一枚ででした。昨年凄いと思っていた、Tigranとか持ち帰ってくれた“Emile Parisien”と同じ感じになりました。


a time for eveything / Yaron Herman

Yaron Herman piano
Matt Brewer bass
Gerald Cleaver drums

1 Army Of Me
2 Stompin
3 Layla Layla
4 Interlude
5 Toxic
6 Neshima
7 Paluszki
8 Prelude No2 In B Flat Major Opus 35
9 Message In A Bottle
10 MMM
11 Monkey Paradise
12 In The Wee Small Hours Of The Morning
13 El Toro
14 Hallelujah
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ブラジルから来たアルバム / Yamandu + Dominguinhos

2007-12-03 20:57:36 | 聞いてますCDいいと思う


ブラジルの工場に行っていた甥っ子がお嫁さんを連れた日本に帰ってきました。お土産はいつもCDです。私の好みも知っていて、選んでくれている様です。
今回は1941年生まれのアコーディオンと1980年生まれの7弦ギターのデュオです。
ヤマンドウ・コスタと言うギタリストのものは前回もクラリネットとのデュオをもらっているので、きっと凄い人気なのでしょう。
曲はどれも聴きやすい、哀愁味がある演奏です。
1曲目、優しいメロディをアコーディオンが弾き、それに合せるギターの音色が美しく始まります。
2曲目はテンポが速い曲で、アコーディオンの演奏なのでタンゴに近く聴こえます。
3曲目哀愁あるメロディからテンポアップするとギターが速弾きでスケールの大きなソロを取ります。このギタリスト、ある時は甘く、あるときは力強く、時に清楚でまた優しい、多くの色彩を出せる名手だと思います。
知っている分野が違いますので、あまりいえませんが、確かにギタリストは凄いです。
4曲目は少しJAZZの香りのするTom jobimの曲。
5曲目、ギターのソロメロディが美しくきっと名曲だと思います。
8曲目はおなじみjobimの“wave”この曲は知っている、ここではギターはさわやかに波を渡る風のようです。
9曲目もゆったりとしたボッサのリズムに軽やかのリズムです。
後半の曲は少しフォークロアっぽくJAZZ風から離れますが、それもしょうがない。
ぶらじるからのアルバムは心にしみる良いアルバムだと思います。
この分野も応援までいけないので、結果を結果を気にしています。

Dominguinhos / Yamandu Costa


1 Molambo
2 Perigoso
3 Joao E Maria /Feira De Mangaio
4 Estrada Do Sol
5 Velho Realejo
6 Chorando Baixinho
7 Domingando
8 Wave
9 Pedacinho Do Ceu
10 Bonitinho
11 Xote Miudinho
12 Escadaria
13 Bagualito
14 Te Cuida Rapaz
15 "Asa Branca ,Prenda Minha"

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最初の忘年会しました Marco Di Marco / together in Paris

2007-12-02 22:03:13 | 聞いてますCDいいと思う


昨日は掃除をした後は、息子が小学校のころに所属したサッカークラブチームのマネージャー仲間の忘年会がありました。
とても安いふぐが食べれらるというお店で、奥さんはもう何度も行っているみたいですが、私は始めていきました。
今年の初めにその仲間の30代の奥さんが亡くなってしまい、7名の夫婦の集まりでした。少しナーバス始まりから、彼女がいるような雰囲気で、思い出話に花が咲きました。
そんな久しぶりで、お互いのことがちょっと心配だけど、ホッとしてくるようなアルバムを聴いてみました。
marco di marcoは今でも新しいアルバムを出している人ですが、これは1974年,
marucoがフランスでの修行から戻ったときに録音されたものです。
1974年を考えるととてもしゃれた演奏で凄いと思います。Charis Woodsのアルト、フルートに迎えて素晴らい演奏です。
収録曲は6曲、全てメンバー持ち寄りですがそれぞれかなり良い。
1曲目ボッサの曲はmarcoの作品ですが、アルトのChris woodsが名曲のようにメロディを吹き、その後のピアノソロの作曲力あるプレーヤーです。
2曲目はアルトのChris Woodsの曲とてもセンスの良いどこかの飲み屋さんでバックに流れているととてもマッチしている曲で、フルートへの持ち替えても良い負jに気が続きます。
3曲目アルトのアドリブが全快、4曲目のソロにつながっています。
5曲目のMarcoの曲、フルートの揺らぐソロのあと、エレピソロはゆったりとロマンチック、とても良い雰囲気です。この時代でイタリアでこのアルバムは素晴らしい思います。
6曲目このグループ、二人コンガとボンゴを入れているのがとても効いていて、なんともエキゾチックな雰囲気が楽しめます。ピアノのソロもいま効いてもててもモダンでかなり凄いアルバムです。
でもこのアルバム実はジャケット買いでした。
昨日の忘年会ではありませんが、楽しく飲んでいるような雰囲気と、普通以上に楽しいイベントが伝わってくるのです。
パリから帰った奥さんは忘年会へは行ったもののかせを弾いてしまいました。
お昼は鍋焼きうどんを作ってあげ、夕食も温まるように鍋にしました。(ちょっと誰かへの対抗です。)

together in Paris / Marco Di Marco

Chris Woods alto sax flite
Marco di Harxo piano Fender Rhodes
Hacky Samaon bass
Chares Saudrais drums
Ysffa Seyden conga
Kemo speller bong

1 Bossabwith regards
2 Oortrait for a golden angel
3 Smiling eyes
4 Scufflin' aong
5 Theme for Ginevra
6 Together in Paris
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

キター monakaのお掃除日記再び Swiss Movement/L.・McCann

2007-12-01 18:25:54 | 聞いてますCDおすすめ


今朝目が覚めると変な気分です。
誰かが、あまりうれしくない人が横にいるような気がします。
解っているのです、今日から12月、怖い月です。
毎年12月家の大掃除をしなければいけない月、休みの暖かい日を選れんで窓ガラスや網戸を洗います。去年は12月2日から始まりました。
http://blog.goo.ne.jp/monakasm/d/20061202
恐る恐る天気予報番組をみると、“絶好のお出かけ日和”“待望の青空がひろがります”“暖かい日差しが注ぎます”ああついにきた、monakaのお掃除日記。
去年のblog記事があるので今年は少し楽、ホースをひっぱり上げて2階の窓を洗います。元気が出るのを聴きながらというのを去年発見しました。
1967年のモントルー・ジャズ・フェステイバルでのライブ録音、当時ジャズ喫茶で大人気だった一枚です。
電気サックスで有名なエディ・ハリスがレス・マッキャンのピアノトリオに参加し、トランペットのベリー・ベイリーが加わります。
実はこのライブ、ぶっつけ本番の録音で、当時同じアトランテックレコードに契約していた2人がモントルーに出るのでバンドを組んで録音させたものです。
エディ・ハリスはマッキャンのことなど何も知らず、ましてやトランペットのベニー・ベイリーはこのフェスのジャムで知り合ったマッキャンに強引にステージに参加させられたもので、レコーディングされることも知りませんでした。
とても詳しいようですが、実は“中山康樹 著””「ジャズ“ライブ名盤”入門」からの受け売りです。(すみません)あまりに面白いのでもう少し抜粋させてもらうと
1曲目何を演奏するかも決まってなかったのでエディがレスに「いつもやっている曲を好きなようやってくれ、ついていくから」ということで“COMPSRED TO WHAT”が始まります。

『エディーはレス・マッキャンの肩越しから鍵盤を見つめてコードを探し出し、昔から知っているような貫禄でサックスを吹き始めます。しかしベイリーはちんぷんかんぷん、そこでマッキャんがベイリーに「Fだ、F、好きなように吹いてくれと指示を送り、やおらベイリーがトランペットを吹き始めた瞬間モントルーのライブは伝説になることが運命づけられた。』

電気サックスの咆哮とマッキャンのファンキーヴォーカルの中ペットが火の玉のような入り方で本当に凄いライブ録音です。

いかん、掃除どころでなくなってきた。中山さんの文といい、Swiss Movementといい元気は一杯です。

「こっちの窓はやらないの。」
「床も拭くといいわねー。」

 キター

Swiss Movement / Les McCann & Eddie Harris

Les McCann piano,vocal
Eddie Harris trnor sax
Benny Bailey trampet
Leroy Vinneger bass
Donald Dean drums

1. Compared To What
2. Cold Duck Time
3. Kathleen's Theme
4. You Got It In Your Soulness
5. The Generation Gap
6. Kaftan (Bonus Track)





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする