JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

凄い人がいるのですね The Shadow of the Duke / John Harle

2007-12-27 21:16:48 | 聞いてますCDいいと思う



こうしてblogでアルバムの紹介みたいなことをしていると、素晴らしいアルバムにめぐりあう事がとても大切で、それがないとこの記事も続けられません。
初めてあったアルバムのJohn Harleというリード奏者をまるで知りません。
調べるとクラシックから、民族音楽、POPまで幅広い活躍で、たしかに音はJAZZときめられませんが、とても良い音です。
そしてこのJohn Harleが凄いといえば凄いのですが、中古屋さんで買ったものですから、最初に買った人がいるわけです。その人が凄いと思っています。
私がたまに行く中古屋さんで最近記事にしているアルバムを仕入れました。その店は繁華街にあるわけでもなく、結構いつまでも同じアルバムが停滞しているのですが、この間見たときには、これは何だ、というのが一杯ありました。
それが、多分もと持ち主の趣味のよさが伝わるものがわかるのです。
幾枚か購入して聴いてみますとこれが間違いない。改めてまたその人が放出したと思うものを買いに行きました。
まずそこで感じたことは、リズム陣がしっかりしているアルバムで信頼できる。ドラムス、ベースの奏者選び間違いありません。
加えたホーン奏者がまた個性ありながら、技量充分な奏者でよくこのアルバムでたときに選んでいると驚きます。
そしてまるで知らなかったこのアルバムもかなり驚いています。このアルバムたちを放出した、あなた凄いセンスですね。(ここのところいいと生地にしているアルバムがそれです。)
アルバムはD・エリントンに捧げれれたアルバムで、1956年産まれのりード奏者がエリントンバンドのJ・ホッジスなどをみてリードを確信したJohn Harleの作品になります。
1曲目、“Caravan ”からはじまりますが、エレベのベースラインとそこ入る男性vocalの雰囲気だとても面白く感じます。
2曲目、ゆったりしたソプラノがとても良い感じで、バックの弦がとても美しい、シンセのクレジットもあるので全てシンセかと思いましたが、弦の奏者の名前も結構あり、そちらを信じましょう。
3曲目“Mooche ”はベースのウォーキングの上にテナーのメロディが流れる当たり前に感じるかもしれませんが、底にヴォイス、ミュートペットなどが加わって、とても雰囲気のあるアレンジになり、いいと思います。エレベなのにこれがとても良い雰囲気、エリントンってちょっと苦ってだったのにこれはとても聴きやすい。
得意のクラリネットの部分もとても現代的にソロを入れています。
4曲目のアルトのソロは少しクラシックの奏者の音の出し方で、でも曲の美しさを伝えるのには、これがベストと思う演奏です。
5曲目はスムース系にシンセを使った始まりで、女性コーラスを入れてとてもアレンジ思い白い、そこら辺が好きな人にはかなり面白いかも知れません。
6曲目はストリングスバックにソプラノを吹きますが、音はクラシックをしっかりした人ですね、伸びやかな強い音が出ています。
7曲目シンセとベルのリズムをバックにバックのシンセが雄大になっていく曲ですが“Sonnet for Caesar”という曲、でもエリントンにしては聴きやすいアレンジです。
8曲目“Star-Crossed Lovers ”がまた落ち着いた綺麗な曲で、エリントンがとてもロマンチックに仕上がっているところが(実は大変)気に入っています。
9曲目はBig Bandを意識しながら、ストリングスも入れたおなじみ“In a Mellow Tone”クラリネットのソロ、ミュートのペットソロ効いています、John Harleという人のアレンジがこのアルバムを凄くしているのでしょう。
D・エリントンの音楽をとても現代的にアレンジしていて、エリントンのアレンジなかなか面白いと思ったことがありません。
このアルバムは聴いてみると、重くはありませんし、とても楽しい。
アルバムも凄いけど、これを選んだ方も凄いと思います。
わからないなりにお礼申し上げます、ありがとう。

 The Shadow of the Duke / John Harle

               John Harle   soprano alto saxphone
               Steve Lodder synthesisers
Paul Morgan bass
Paul Clavis drums
Adrian Lane   Trombone
               Alan Downey    Trumpet
               Andrew Findon Saxophone
               Clark Tracey Drums
               David Roach Saxophone
               Derek Watkins Trumpet
               ほか


1 Caravan
2 Sucrier Velours
3 Mooche
4 Sultry Sunset
5 Minnehaha (The Beautiful Indians)
6 Isfahan
7 Sonnet for Caesar
8 Star-Crossed Lovers
9 In a Mellow Tone
10 Shadow of the Duke
コメント
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