JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

一年を振返るように 1'stSketches / Oliver Antunes

2007-12-12 21:11:23 | 聞いてますCDいいと思う


Oliver Antunesの日本発売のアルバムはマッド・ヴィンディングの紹介と言うかたちとして最初に出て、その後日本盤も出ました。私はどうも感覚がピーター・ローゼンダールというピアニストとごっちゃになってしまう傾向があります。でローゼンダールのほうが面白いと思っていますので、このアルバムどうでしょう。
1曲目、気負いのない感じで、すんなりとこちらの心に寄り添う感じです。
そういえば、このピアニストずっとその感じで、はっきりと開き直おらない、奥ゆかしいところがありました。
そこがいまいちですが、好きな雰囲気のピアニストではあります。
そのような意味から出来は、サイドのリズムに影響を受けるタイプです。
今回のサイドマンはドラムスのMorten LandとベースのLennart Ginmanというどちらもしっかりした個性的プレーヤーです。その按配が上手い具合に組み合わさったのが、このアルバムでないしょうか。
3曲目、ベースソロから始まりますが、このベーシストC・ダールとのトリオではもっと、ねちっこい感じだと思っていましたが、テンポもしっかりとって、好感が上がりました。Antunesの曲もメロディアスで魅力を出しています。
4曲目はリズミカルな曲でピアノ音も硬くして、そこら辺が新しい魅力とも思います。
5曲目哀愁漂う美しいメロディのピアノ、この雰囲気いい感じです。
この後後半で曲調が似た感じなのはちょっとイメージ薄れます。
最後の曲“My One And Only Love”を変にアレンジせずに、スローテンポでメロディを綴っていくところどのように捕らえましょう。
この時期に、実にゆったりとメロディラインを弾かれると、ゆっくりと1年を振り返って行くような静かな気分です。今年一年色々アルバムを聞いてきましたが、振返るのもいいかも知れません。ただ振返っても、おとなしく、ちょっと地味なところが、結果になると思っています。

  1'stSketches / Oliver Antunes
  
            Oliver Antunes piano
Lennart Ginman bass
Morten Lund drums

1 Night Walk
2 Olli's Olive
3 Blue Orenge
4 Cut Away
5 Turning Yellow
6 Abyssinian Love Affair
7 The Duke
8 Offshore Rig
9 My One And Only Love
            
コメント (3)
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