
日本人ピアニストで、これは集中している人がいるので、そうなると他人がなかなか気が入らない。
女性の外山さんなどは、紹介をうけて聴いたらとてもメロディが素晴らしくてこちらも応援をしていますが、たとえばblog仲間では評判の西山さんとか、評判新人の女の子、チラッとコンサートでみまて、上手いなとはおもいましが、追っかけていくわけじゃない。
私追っかけ以外では、吉田桂一のピアノが好きですが、そういえば気になっているピアニストがいました。
百々徹(どどとうる)というピアにステですが、ニューヨークを拠点にここ10年ぐらい活躍している人だそうです。
なぜ気になったのか、それは長い間いろいろアルバムに接してかんが働いたとしかいえません。
上手い具合に中古屋さんでであってゲットです。
順序を入れ替えてまいった曲から紹介です。
4曲目柔らかいタッチのピアノが午後のアンヌュイな雰囲気をつくると、ここにデヴィッド・エッガーという人のチェロが太く午後の意味を作るように流れるのです。
なぜだか映画、「わすれびと」を思い出すかんじですが、ピアノのフレーズがこれもチェロにいざなわれて、凄い意味をさがしだして、この演奏大好きです。
実はまるでしらないので、ゆったり気分、それこそコーヒータイムと思ってききはじめたわけですが、4曲目で居住まいをただしました。
5曲目のピアノの音の出し方でも、このDodoさんのとても突き詰めたような音世界があるのです。ここでもアルコの音が、ジョセフ・ルポアという人ですが、Dodoさんがえらんでいるので、弦の使用がとても上手いです。そしてピアノフレーズもこの感じオリジナリティが群を抜いているのでないでしょうか。実に面白いピアノです。
6曲目は古いレコードプレーヤーの音で始まるブギ調で、実は“見上げてごらん夜の星を”ですが、あの曲をゆったりとしたブギにのせて、実に聴くものに旨く伝えてくるものです。
意図的でありますが、上手さにまけます。
このピアニスト、とても個性的で誰の影響を受けてきたのか、モンクの匂い少し、ところが8曲目の急速4ビートなどはフラナガンの感じ、それが気持ちよいぐらいフレーズします。
この演奏、なかなか凄いです。百々徹の個性をしかっり感じる演奏って、ポーランドの人にも引けをとりません。
スタンダードの9曲目は、これもきちんと個性あり、とてもインテリジャンスを感じさせる、知った曲は上手い文章で書いて、自分の曲では独自の個性を売るみたいな実に上手いアルバムです。
そして4曲目で気に入ったチェロが10曲目にでて又うれしい限りです。(このチェロ音はまりました。)
そして合気道の道場での体験を演奏そたヴォーナストラックのソロもこの人のパーフォマンスの個性を伝えます。
4曲目で感動して書き始めましたが、一曲目悪いわけじゃない、後を聴いて最初に戻ると、この曲モンクがらみで、モンクを敬愛していることがわかりました。
そしてとてもJAZZのエッセンスが充満している演奏です。
2曲目は、とてもノリを大切にして、これも楽しいJAZZだと、とても人柄のでる演奏です。
そして順番を狂わして最後になってしまった“do ou Like Cappuccino?”、ニューヨークではこうなのでしょうか、カプチーノをすすりながら、ボサノバを鼻歌しながら、夜のライブの準備をしているような、実は真摯なピアニストの日常が気持ちよく感じるのでした。
ピアニストの個性とその日常までが伝わるような、素敵なアルバム、まったくこちらもたのしませていただきましたが、なんだかニューヨークでとても美味しいカプチーノを、旨く飲んでいるピアニストが想像できます。
ジャケットも全体を見たほうが雰囲気つたわりますよし、ここに百々氏が載せている文も秀逸です。

Do You Like Cappuccino? / Toru Dodo
百々徹(p)
中村恭士(b)
ジョセフ・ルボア(b)
ロドニー・グリーン(b)
デヴィッド・エッガー(cello)
1. Just You Just Me
2. WaWaWaWa
3. Do You Like Cappuccino?
4. My Love Song
5. The Sahara
6. 見上げてごらん夜空の星を
7. ArubaburA
8. Manhattan Volcano
9. In a Sentimental Mood
10. Air
11. Unoression of Aiki(bonus track)