

図書館の棚に読んでないジャズ本が2冊あったので借りてきた。
タイトルからすると、名盤紹介の様だ。
中山康樹氏はおなじみだけど、大谷能生氏はサックスの音楽活動と批評をするらしい。
近代のジャズミュージシャンの名盤を選んでいるけれど、2冊並べるとこれが面白い。
まず中山氏だけれど、最初の名盤がアーチ―・シェップの「アッティカ・ブルース」というアルバムで、2枚目がベニー・グッドマンの「メイド・イン・ジャパン」、3枚目にビル・エバンスを持ってきて、それが「Symbiosis」というのだから一筋縄ではいかない。



一方大谷氏はビル・エバンスについては「The Complete Live at Villge Vanguard」と「New Jazz Conptitions」を持ってきている。


まあ大谷氏の方はそれなりの選択かとおもうけれど、2024年の出版、中山氏の本は2011年の出版で、読者をつかむにはこれぐらいの選択をしなければいけなかったのだろう。
ちなみに1992年に出版された油井正一氏の「ジャズCD ベスト・セレクション」では、ビル・エバンス、それこそあたりさわりないの名盤が7枚選ばれていた。

最近ではそれこそ書く方も大変なのかもしれない。
ということで2冊を並べてよむとして、有名どころは何をえらぶのだろう。マイルス・デヴィスだけれど二人とも「カインド・オブ・ブルー」は選ばない。選んでるのは油井正一だけだ。「マイルスを聴け!」で大変お世話になっている(年代順に並んでいてマイルスを聴くときにいつも参考にしている)中山氏は「ビッチェズ・ブルー・ライヴ」これは良い選盤だと思う。
一方の大谷氏は「Round about Midnight」と「Complete Live at Plugged Nickel 1965」を選んでいる。ちょっと偏った嫌いはあるけれど、ある意味意図があるのでいい。



もう一人、ジョン・コルトレーンを比較してみよう。どちらも「至上の愛」を選ばない。選んでいるのは油井正一と寺島靖国だけだ。

中山氏が「COLTRANE JAZZ」 これわたしは持っていなくってちょっと衒いすぎじゃない。大谷氏は「Blue Train」 と「Meditations」この組み合わせ気にいったけれど、思い切って「Live in Japan」なんか選ぶと唸ってしまう。



チャーリー・ヘイデンだって、「リヴェレーション・ミュージック・オーケストラ」を二人ともえらんだけれど、大谷氏がオリジナルの最初のアルバム、中山氏は5作目の「NOT IN OUR NAME」を選んでいる。こうなると違いを探すのに注力しているのかと思ってしまう。
同じアルバムを選んでいないか探すけど、結構一生けんめい探さなければいけなかった。 そしてありました。
あったのはただ一つだけ、こちらのアルバムでした。その輝かしいアルバムがこちら。

「Stan Getz Quartets」 1949-1950 Prestige
最終的に感じたのは記事を書くって結構大変なのです。
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