ある40代女性の生活

40代女性の生活の一例です。
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11月24日: ダーウィン生誕200年、『種の起源』150年

2009年11月25日 09時00分14秒 | 新聞
昨日の朝日新聞に、「ひと 渡辺政隆さん ダーウィンにほれたサイエンスライター」という記事がありました。

昨日の11月24日は、ダーウィンが『種の起源』を出版して150年目にあたり、今年はダーウィンの生誕200年でもあるのだそうです。

ダーウィンは、医者の家に生まれ、医者を目指したものの、血が怖くて断念します。
一生涯、定職に就かず、晩年はミミズやフジツボを研究しました。
心優しい、お金持ちのお坊ちゃんだったそうです。

渡辺政隆さんは、『種の起源』出版の150年目に、日本で新訳を出版しました。

生物が好きで、東大大学院で生物を専攻しました。
しかし、気が多く、野外調査ではデータより写真撮影に夢中になります。

「研究者には向いていない」と、趣味の翻訳が本業になりました。

『種の起源』は有名な本ですが、「読破できない」ことで有名なのだそうです。
生物学の教授の中には、「読まなくてもいい」と言い切る人までいました。

世界を揺るがし、様々な階層に広く読まれた本だったはずで、
「誰もが理解できたはずなのに、もったいない」と考えました。

専門用語を徹底的にかみ砕き、文章を短く、読みやすくしました。
生物はどこから来て、どこに行くのか。

「科学の進歩がめまぐるしく、『生命』の概念が崩れてきた現代にこそ読んでほしい」ということです。
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同じ日の社説も、ダーウィンを扱っていて、
「ダーウィンがビーグル号の航海で進化の着想を得てから発表するまでに、実に20年以上かかっている。熟慮の産物だ。教会はじめ社会の強い抵抗が予想されたからでもある。

ローマ法王が「単なる仮説以上」と進化論を容認したのは1996年になってからだ」とあります。

『種の起源』が、原書は難解は難解とは知りませんでした。
そう言われると、どんなものなのか見てみたくなります。


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BOPビジネス: 海外貧困層援助+ビジネス、3者よし

2009年11月25日 08時38分35秒 | 新聞
昨日の朝日新聞に、「けいざい一話 BOPビジネス 海外貧困層 助けて販促」という記事がありました。

経済の興味深い傾向を、解説してくれるコーナーです。

海外の最貧層の人でも買え、生活をよくする商品を売ることで、感謝されながら、ビジネスをする「BOPビジネス」が注目されているのだそうです。

味の素が、2007年からバングラデシュのダッカやナイジェリアで行っている「試飲キャラバン」は、その例です。

普通の豆スープと、うまみ成分が入った豆スープを飲み比べてもらいます。
「入っているほうがおいしい」、「うまさが増す」と試飲後、多くの人が購入します。

途上国では、普段の食事の味付けは、塩が中心で塩分過多になりがちです。
食事に「うまみ」成分を取り入れることで、食生活の改善につながります。

バングラデシュの1人当たり国内総生産は、約4万4千円と、日本の90分の1です。
現地の人が手軽に買える「小分け商品」を始めました。

2グラム入り商品が、2タカ(1タカは約1.3円)、7グラム入りが5タカです。

「BOPビジネス」は、経済ピラミッドの底辺層(Basw Of the Pyramid)を対象にしたビジネスです。

年間所得が3千ドル未満の人たちで、世界人口の7割を占め、約40万人存在します。

住友化学は、日本企業の中で、BOPビジネスの先駆者です。
1992年に、殺虫剤を練り込んだ蚊帳「オリセットネット」を、アフリカを中心んに販売しています。

関係者は、2009年を「BOPビジネス元年」と位置付けています。
国際協力機構(JICA)も、政府の途上国援助(ODA)の「草の根技術協力」を主にNPOなどに助成してきましたが、企業版を検討中です。

駿河台大学の水尾順一教授は、
「企業収益の拡大に貢献し、現地の社会的課題の解決につながり、日本が世界から評価を受ける。3者共に有益な『ウィン・ウィン・ウィン』の関係を生み出す可能性を秘めている、ということです。
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貧困層というと、購買力がないのではと思っていましたが、人口が全体の7割なら、成功すると大きそうです。

中小企業の場合、初期投資が問題ですが、政府の経済産業省が2009年度補正予算で、BOPビジネス促進のために、初めて2億8千万円の予算を確保したそうです。

また、記事には善意のボランティアでの途上国支援は続けるのが難しいが、企業が手がけて利益が出るのであれば、一過性で終わらない可能性が高いともありました。


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