ある40代女性の生活

40代女性の生活の一例です。
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被災地必要品に変化も: 本(文化)、ボール(スポーツ)、コーヒー、紅茶(嗜好品) 野口健さんのタバコ 

2011年03月30日 20時54分51秒 | 新聞
今朝の朝日新聞に、「震災と暮らし 一冊の本とボールの力を」という社説記事がありました。

被災した直後は、水、食べ物、ガソリンが必要でしたが、20日近く経ち、本やボールといった文化、スポーツの要素も望まれるようになったのだそうです。

被災地の写真で、2枚の写真が委員さんの印象に残りました。

1枚は、ストーブの明かりで本を読む子どもの写真。
もう1枚は、サッカーをする少年たちの写真で、笑顔でした。

生活をしていくのに最低限必要なものの次に必要とされるのは、文化やスポーツではと書かれています。

被災地以外の場所でも、自粛の期間を過ぎ、節電に努めながらも活動する時期に来たのではないだろうかと書かれています。

高校野球は、「白球を追う若者の姿に、力を得た人も多いに違いない」ということです。
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高校野球は、予定通り開催してよかったと思います。

今日は、病院の待合室(広い)を通る機会がありました。

お年寄りが多く(9割は高齢者に見えました)、ニュースでつらいニュースを見ている間は、皆さん、黙って見ていらっしゃいました。

甲子園の中継が始まると、表情が和み、ファインプレーには「おお」と声が出たり、審判が難しいケースでは「3アウトの前に1点入ったらしい」と隣の人との会話もありました。

地元や縁がある地域の高校生のプレーには、関心が集まり、応援したくなります。


テレビのニュースで、被災地の方々から、最近はコーヒー、紅茶、日本茶が飲みたいという要望も出されるようになったと言っていました。

2週間以上が経過しています。そのお気持ちが分かります。


アルピニストの野口健さんが、被災地に寝袋を寄付するとき、ふと思いついてタバコも持っていったそうです。

受け取った人たちは、「タバコを持ってきてくれた人は初めてだ」と大喜びで、1人1本ずつ、大切に吸われたということです。

(「野口健氏が被災地に届ける寝袋とタバコ」サンスポ記事
http://www.sanspo.com/shakai/news/110329/shc1103291610001-n1.htm参照)


これもテレビの報道で知ったのですが、避難場所によっては、避難してきた方からお酒を没収して「お酒は飲んではいけない」としている場所もあると伝えていました。

避難所の代表者(男性)が、「今は楽しく酔えないでしょ、楽しくなるまで禁止です」という趣旨を話していらっしゃいました。

よっぱらって迷惑をかけた人があったのでしょうか。

成人した大人が、刑務所でもないのに、お酒を飲むなと強制されるという事態に驚きました。


何でも禁止するよりは、文化、スポーツ、嗜好品と、人の心が和むもの、ほっとさせるものを、そろそろ解禁して良い時期になったのではと感じます。

被災地に、これらの品をいきなり送りつけると、今でも人手不足の現場の負担になるかもしれませんので、ユニセフ(絵本、新品)など募集している機関を通じて送るよう心掛けたいと思います。


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自衛隊: 活動2週間、疲労が限界に 交代要員なし 風呂2週間に1回、乾パン・レトルト食も 休んでください

2011年03月28日 10時51分21秒 | 新聞
昨日の朝日新聞に、「自衛隊10万人 奮闘 派遣2週間 疲労は極限 部隊交代が課題」という記事がありました。

東日本大震災で、活躍してくださっている自衛隊の方々が、2週間続けての毎日の活動で疲労が限界にきているのだそうです。

東北地方に派遣されている自衛隊員の方は、約10万7千人(陸海空合わせて)です。

被災者に暖かい食事を提供したり、入浴を提供したりの活動もしています。

一方、自衛隊員自身は、野外の天幕で仮眠をとり、乾パンやレトルトの食事、入浴は2週間に1回だけというケースが多数です。

折木良一・統合幕僚長は、
「隊員(の疲れ)は極限に近い」と、記者会見で説明しました。

北沢防衛相も、
「長期化が予想されるので、部隊の交代を含む今後の長期的な部隊運用構想を検討してほしい」と発言しました。

しかし、自衛隊員は、派遣された担当地域で顔なじみになり、人間関係ができています。

「また一から人間関係づくり、という事態は避けたい」(自衛隊幹部)ということです。
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救援活動の中心になっている自衛隊の方々は、いくら体力強固な方が多くても、毎日休みなしで活動されていては体がもたないでしょう。

長期的に安定して活動していただくためにも、食事、入浴、休息は確保する必要があると思います。


今朝のテレビのニュースで、物資の配給に民間が入ることで、うまくいっている事例を伝えていました。

自衛隊と避難所に加え、宅配業者(クロネコ)が参加していました。

自衛隊が物資を避難所に配るとき、宅配業者は地元の人で、地理や事情に詳しいプロです。

各避難所に救援物資を運び、今、何が必要かを聞き取ってきて、自衛隊に伝えていました。

放送されていたクロネコの配達員さんは、地元の方で自宅が津波で流され、避難所暮らしで、ボランティアとしての活動だそうです。

避難所の担当者も、地元の顔見知りの配達員さんなので、「履物(長靴、サンダル)と女性用の下着が足りない」と伝えていらっしゃいました。


しかし、自衛隊でなければできないこともあるようです。

遺体の埋葬は、一時、ボランティアを募った自治体もあったそうです。

あまりに精神的に負担の大きいことで、再び、自衛隊の方にお願いすることになったとニュースで言っていました。


民間やボランティア(まだガソリンや食事が十分でないので地元の人にという希望が多いそうです)に任せられるところは任せ、自衛隊の方も休息や栄養をちゃんと取っていただきたいと思います。

自衛隊の方がダウンしてしまうと、復興は止まってしまいますから。


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村井嘉浩・宮城県知事: 経済は「配慮」より「遠慮せずに」 募金のつもりで消費してほしい

2011年03月27日 16時48分02秒 | 新聞
今朝の朝日新聞関西版に、「西日本 「配慮」どこまで ライトアップも催しも取りやめ 村井・宮城知事「萎縮しないで」」という記事がありました。

西日本でも、東日本大震災に配慮して催しが中止されたりしていますが、被災地では「萎縮しないで」大いに消費してほしいと考えていらっしゃるのだそうです。

大阪・ミナミの「グリコ」のネオン、京都タワー、神戸ポートタワーは「哀悼の意」を表してライトアップを中止しています。

大阪城西の観桜ナイター(5万人)、「松山春まつり」(道後温泉、松山城、10万人)など催しも自粛で中止が決まりました。

村井・宮城県知事は、経済活動や行事を遠慮せずにやってほしいと話されます。

「被災者の身になって各地の人たちが哀悼の意を表してくれることはうれしいが、日本全体が元気になることで、東北も元気になれる。

被災地以外の人たちは後ろめたさを感じずに、経済活動や行事を遠慮せずにおこなってほしい」

作家の江上剛さん(元銀行マン)も、

募金するつもりで消費し、西日本の政財界は「我々が日本経済を引っ張る」ぐらいの意気込みを発揮してほしい  

ということです。
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この「萎縮しないで、おおいに消費を」の考えに賛成です。

被災地で、被災者を受け入れた料亭のご夫婦も、同様のことをおっしゃっていました。

東北の復興のためには、日本全体が元気でいる必要があります。

そのためには、「萎縮しなで」普通通りの消費行動を行ってくださいという趣旨の発言をされていました。

関東地方は、計画停電などあり、100%の実力で消費するのは難しい状況です。

ぜひ、西日本、北海道の方々に、「募金のつもりで消費を」(江上さんの言葉、よく表現された言葉だと思います)していただきたいです。

関東地方の私たちも、(買占めではなく、節電しつつも)いつも通りの活動につとめたいと思います。


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東日本大震災、企業(関西)の支援: カップ麺カー、焼き芋カー、老眼鏡、海外企業(サムスン、イケア)も

2011年03月26日 09時07分04秒 | 新聞
昨日の朝日新聞関西版に、「避難者支援 知恵の輪 カップ麺カー・機能下着」という記事がありました。

東日本大震災では、企業も特性を生かして支援活動を行っており、海外企業も目立つのだそうです。

被災地では温かい食べ物が喜ばれます。

日清食品は、「チキンラーメン号」(給湯機能付きの自動車)で、仙台市3ヶ所で「熱々のカップ麺」を無料配布しました。

「ホカホカの焼き芋」の提供もありました。
「らぽっぽ」(サツマイモを使った菓子店)の白ハト食品(大阪)は、50万個の焼き芋を避難所で無料提供しました。

老眼鏡の提供もありました。
「愛眼」(眼鏡専門店、大阪)は、老眼鏡7500本を送りました。

下着会社もあります。
「ワールド」(神戸)は機能下着5万枚を、「グンゼ」(大阪)は肌着14万枚、タイツなど10万枚、パジャマ2500枚(総額2億円)を支援物資にしました。

関西の企業は、自らが阪神大震災の経験があります。
地震ですぐ役立つ品物が分かるので、それを重点的に提供する企業が目立ちます。

「塩野義製薬」(大阪)は、医者の処方箋なしで使用できる一般医薬品(風邪薬など)4万3千箱を送りました。

業務用スーパーの「神戸物産」(兵庫県)は、すぐ使う割り箸300万本、ラップ1万本、漬物20トン、梅干10トンなどを提供しました。

「洗い物ができず困った経験を生かした物資集めをした」(神戸物産広報)

海外の企業も支援しています。

サムスン(韓国)は、携帯電話、衣類など6億2千万円相当を寄付しました。

イケア(スウェーデン)は、関西の2店舗で、通常の半額で布団などを被災地に送ることができるようにしている ということです。
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全国で企業の支援の動きがあるのは、すばらしいいことです。

関西版なので、関西の企業の動きを中心に伝えられています。
「ワールド」や「グンゼ」は関西に本社がある企業なのですね。

それぞれの会社が、自社の特徴から、どういう支援ができるか知恵を絞り、社会貢献していらっしゃる様子です。

こういう支援をしたいと思う企業は、勝手に活動してもいいのでしょうか。
どこかの省庁(国とか)に申し出て、許可証を得る必要があるのだろうかと思いました。


テレビや新聞の記事で、外国(アメリカのハリケーン「カテリーナ」の場合など)では、非常時になると現場で価格を異常に吊り上げる傾向が見られるのに、日本の企業や店は通常価格で売り続けるのは驚きだと報道されていました。

また、ガソリンスタンドで1時間以上待ちの行列でも、クラクションや割り込みやどなったりがなく、皆が静かに順番を守っているのは、「アンビリーバボー」(信じられない)できごととして取り上げられているようです。

東北の方々のマナーのよさに、同じ日本人として嬉しく思いました。


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池上彰さん: 「日本はこの地震でデフレを脱却する可能性がある」 これから莫大な需要が発生する

2011年03月25日 07時57分56秒 | 本、雑誌
昨日発売の週刊文春(3月31日号)に、「震災緊急対談 池上彰 阿川佐和子」という記事がありました。

池上彰さんは、今回の地震で、日本はデフレを脱却するかもしれないと考えられるのだそうです。

東日本大震災を受け、急遽、通常はそれぞれ週刊文春に連載を持つ池上彰さんと阿川佐和子さんの対談が企画されました。

対談は3月21日に行われました。

阿川さんが「現時点(21日)での話がどこまで有効か、難しいところもありますけど」と言われると、

池上さんは、「大丈夫ですよ。基本の話をきっちり押さえることにすれば、そこは動かないから」と答えられました。

原子力発電所のしくみ(キャンプで水に焼け石を放り込んで、お湯を沸騰させるのと同じ)、原発をこれ以上つくらないのであれば電気依存の暮らしを変える必要があるなどの話がありました。

池上さんは、「大変皮肉なことに、これを機会に、日本がさんざん苦しめられてきたデフレを脱却する可能性もある」とされます。

日本は、これまで供給能力が非常に高いのに、需要が少なかった。だからデフレになっていました。

しかし、今回、これだけの生産設備が壊れてしまい、供給能力が激減してしまった。
一方でこれから莫大な復興工事が始まり、需要が広がります。

そのため、インフレ(デフレの逆)になることが考えられるということです。

「経済規模が縮小するということも含め、日本が1970年代に戻るということでしょうね。

角栄さんが列島改造計画をぶち上げて、どんどん公共事業にお金が注ぎ込まれたでしょう。あれが東北で始まる」

ということです。
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この時期にと思われる方があるかもしれません。

しかし、経済の面では、池上さんがおっしゃることはその通りだろうと思います。

大阪に来てみると、当然のことかもしれませんが、東日本大震災は他の土地で起きたできごとです。

余震もないし、計画停電もない。

金町浄水場での放射性物質検出のニュースの見出しは、大阪では「東京の水道 乳児基準超」(朝日新聞関西版、3月24日朝刊一面)となっていました。

こちらのテレビでは、日本中で水の需要(特に日本産の軟水のペットボトル)が急増したので、「森の水だより」の工場(山梨県)は、24時間のフル操業というニュースを伝えています。

(もちろん、被災者や被災地を支援しようという番組もたくさん放送されています)

このようにして、関西、西日本、北海道などから経済が需要増で盛んになり、次に東京を含む関東、それから東北で経済活動が活発になるのではと思います。

陸前高田では被災者住宅の建設も始まりました。

建設業の需要は、早くもスタートしているようです。


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東京から大阪へ、新幹線で出張です

2011年03月24日 18時14分27秒 | このブログのこと
出張で、今日は東京から大阪へ移動しました。

東京の私鉄は、エレベーターやエスカレーターが節電のため止まっています。

東京駅の新幹線ホームは荷物の多い方が多いせいか、上り下りとも動いていました。

お昼に東京を出発する新幹線は、6~7割(指定席)の混み具合でした。

週刊文春を購入(本日木曜日発売、3月31日号)すると、連載を書かれている方は、3月11日にどういう体験をしたかを書かれていました。

林真理子さんは、新橋演舞場で歌舞伎を観劇中だったそうです。
菊五郎さんたち役者さんは、お客さんに冷静さを取り戻してもらおうと、ぎりぎりまで台詞を喋られたとありました。

土屋賢二さんは、自宅にいらっしゃいました。
本棚が次々に倒れ、奥さんは庭に避難されたそうです。

週刊文春の記事も、今回の地震関連のものがほとんどでした。

新大阪に着き、地下鉄(御堂筋線)で天王寺へ、そこから阪堺電気軌道上町線に乗り換えです。

乗り換えが複雑で駅構内の地図の前で迷っていたら、夫婦連れの旦那さんが親切に教えてくださいました。

阪堺電気軌道上町線の天王寺駅前の駅に着いて驚きました。

チンチン電車1両が待っているのです。

高田馬場でチンチン電車は見たことがありましたが、1両は初めてです。

ここでも、今停まっている電車が目的駅に行くのか分からずにいたら、順番待ちをしていた奥さんが次の電車なら行きますよと教えてくださいました。

大阪は食べ物屋さんが各町にこまごまとあり、住んでいらしゃる方は親切だという印象を持ちました。


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太陽光発電: 東日本大地震 自家発電に流用可能←「自立運転」に切り替える 岩手、宮城 携帯・テレビ

2011年03月23日 08時52分20秒 | 新聞
昨日の朝日新聞夕刊に、「住宅の太陽光発電 被災地活用 停電後も自立運転可能」という記事がありました。

東日本大震災の被災地で、住宅用の太陽光発電で自家発電をして、携帯充電やテレビに利用できているのだそうです。

太陽光発電システムは、通常では、電力会社が停電すると、連動して止まってしまいます。

しかし、「自立運転機能」(住宅用の多くについている)に切り替えると、発電した電力を専用コンセントから使うことができます。

京セラによると、岩手県と宮城県では、被災者がこの方法で、携帯電話を充電したり、テレビを見ています。

「自立運転機能」で充電した携帯のおかげで、安否の連絡ができたケースもありました。

破損したような不完全な状態で使用すると、漏電の危険もあるので、環境省の手引
(http://www.env.go.jp/earth/info/pv_pamph/full.pdf)

を見てくださいということです。
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いいニュースです。

関東で行われている計画停電でも、「自立運転機能」は使えるのでしょうか。

テレビで被災地が映ったとき、お天気はいい、風は吹いているのに、自家発電の燃料がないと報道されていると、自然エネルギー発電が一部でもあったら違うだろうにと思いました。

環境省の手引きを見てみました。

「太陽光発電の賢い使い方」というPDF書類です。
(http://www.env.go.jp/earth/info/pv_pamph/full.pdf参照)

(「環境省 太陽光発電」で検索すると4番目くらいで出てきます)

2ページ目に「そして、停電・災害時に役立つのです!!」という項目があります。

冷蔵庫で薬品等を保存できる
電気ポットでお湯を沸かすこともできる

自立運転機能を使うためには「自立運転コンセント」が必要で、太陽光発電機種の88.3%にはついているとあります。

手順としては、
1.ブレーカーに異常がないか確かめる
2.主電源のブレーカーをおろす
3.太陽光発電のブレーカーをおろして、「自立運転モード」に切り替える
4.長いコンセントを用意しておけば、家中で電気を利用できるようになる
5.停電が終わったら、元に戻す


我が家はマンションですが、ベランダに太陽光発電パネルを置いていれば、携帯の充電くらいはできそうです。

また、風力発電も、最近はまな板を串刺しにしたような装置(重さは軽い)で、発電している例も見かけます。
騒音(近くにいても聞こえませんでした)もなく、弱い風でも発電できる様子でした。

「風力発電 小型」で見てみると、

「小型風力発電のゼファー株式会社」というサイトが最初に出てきました。
(http://www.zephyreco.co.jp/参照)

資本金8億6,000万円の東京に本社がある風力、太陽光、水力等のエネルギー機器の会社とあります。

3本の細めのプロペラの風力発電装置が有名なようです。

「企業・ビル屋上」「学校・教育機関」「公園・街路灯」「一般家庭」などの項目があり、クリックすると設置例があります。
NTTドコモ、サントリーの工場、九州大学、JAXAなど多くの施設が採用しています。


自然エネルギーの設置には、補助金など多くのお金が必要ですが、危機管理という視点からも、今後、より導入が必要な分野だと感じました。


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佐藤仁さん: 宮城県南三陸町長 3階建て屋上階段にしがみついて助かった 頭の上まで水3分間

2011年03月22日 19時24分00秒 | 新聞
昨日の朝日新聞に、「3.11 宮城県南三陸町長 佐藤仁さん 防災庁舎屋上でも流された 町内に家建てるために融資を」という記事がありました。

宮城県の南三陸町長の佐藤仁さんは、町の3階建ての防災庁舎の屋上に避難しましたが、そこにも津波が来て、屋上階段にしがみつき、頭の上まできた波を耐えたのだそうです。

佐藤さんは、1951年生まれで、仙台商業高校卒業。

2005年から南三陸町長で、現在2期目です。

地震があったときは会議中で、すぐに隣の防災対策庁舎(3階建て)に移動しました。

震度6弱と出て、すぐに大津波警報が発令されました。
午後3時に、6メートルの津波が来るという予想です。

あと10分です。
すぐに防災無線で、町民に高台に避難するよう知らせました。

防災対策庁舎の屋上に上り、海を見ると、まずは水でなく、黄色い土煙が舞い上がったそうです。

その後を追いかけて、高さ8メートルの防潮水門よりはるかに高い波が、とんでもない速さで来ました。

屋上には30人前後がいましたが、全員が津波で一気に飛ばされました。

佐藤さんは、屋上の外付け階段のところに飛ばされ、階段の手すりにしがみつきました。

波が頭の上まで3分間くらい来たそうです。
2、3秒おきに頭が水の上に出るので、その間に息を吸いました。

波が引いたときに残っていたのは、10人だけでした。

インタビューを受けたときも、津波を受けたときの服のままです。
着替えがないので、着たきりなのです。

これから町を復興するのに、長期的な支援、家を建てる融資などを、国にお願いしたいということです。
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階段にしがみついて生き残った町長さんがいらっしゃることは、聞いていました。

南三陸町の佐藤町長さんだったのですね。

3階建ての屋上にいて、頭の上まで水が来る・・・想像しただけでも恐ろしいことです。

記事には、第2波が来る、屋上にいたのでは危ないと、屋上のアンテナに登ったとありました。
ずぶぬれで吹雪だったそうです。

そんな体験をして、寝込むこともなく、続けて町民のために駆け回っていらっしゃる、本当に頭が下がります。

被災者の方々が、関東の県や都の施設に集団で避難してこられています。

私たちでできることを考えるとともに、1日も早い復旧を願っています。


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東京電力の福島第一原発: がれきを自衛隊戦車で撤去 東京都消防庁会見 「日本の救世主に」

2011年03月21日 09時32分12秒 | 新聞
今朝のGooニュースに、「自衛隊戦車で原発内がれき撤去へ」という記事がありました。
(http://news.goo.ne.jp/topstories/nation/399/e829af1fa949b528bfd3df85229d1466.html参照)

福島第一原発のがれきの撤去に、自衛隊の戦車が使われることになり、今日にも作業を行う予定なのだそうです。

東京電力の福島第一原発の敷地内には、津波や原発の水素爆発で、がれきなどが散乱しています。

消防車の活動は、このがれきのため、作業が困難になっていました。

自衛隊は、静岡県にある陸上自衛隊駒門駐屯地から、2両の戦車を運ぶことにしました。

3月20日に、戦車を輸送車に乗せ、朝霞駐屯地(東京都など)に立ち寄り給油してから、福島に向かいました。

戦車は厚い装甲があるため放射線に強く、前方に「排土板」と呼ばれるブルドーザーのような鉄板を取り付けることができるということです。
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テレビ画面を見ていて、あのがれきでは、消防車もパンクするのではと感じました。

無人の機械を使って掃除できるといいなと思っていました。
戦車がブルトーザーのように片付けてくれるのですね。

今回の地震で、自衛隊は非常時にとても頼りになる存在であることが分かりました。

テレビで活動を見て、自衛隊に入ることを決めた青年もいると聞きます。


また、消防車で注水を指揮された隊員の方の記者会見も印象深いものでした。

3月19日で行われた記者会見です。
(http://www.asahi.com/special/10005/TKY201103190460.html参照)

東京消防庁のハイパーレスキュー隊の隊長さん方が、隊員たちがよくやってくれたと報告し、家族とのことも話されました。

高山幸夫隊長(54)は、任務の直前に奥さんに「安心して待っていて」とメールで伝えると、「信じて待っています」というメールが来たと語られました。

冨岡豊彦隊長(47)も、奥さんにメールされ、「日本の救世主になってください」と返事があったということです。

東京消防庁に入庁されるときは、原発への活動をするようになるとは想像もされなかったでしょう。
家族の方も、本当によく支えていらっしゃると思います。

このような場合に、出発直前に連絡するのが奥さんだったということにも、心を動かされました。


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東日本大地震: 電気自動車(日産リーフ、三菱アイ・ミーブ)を、無料で貸し出し 福島、宮城、岩手へ

2011年03月20日 14時53分47秒 | 新聞
昨日の産経新聞ネットニュースに、「無償で電気自動車18台 福島、避難所巡回に活用」という記事がありました。
(http://sankei.jp.msn.com/region/news/110319/fks11031916490007-n1.htm参照)

地震でガソリン不足が深刻な中、日産と三菱が被災地に電気自動車を無料で貸し出しているのだそうです。

3月19日までに、福島県に、福島日産自動車からリーフ8台、三菱自動車からアイ・ミーブ10台が無料で貸し出されました。

福島県は、さっそく、避難所の巡回や被災状況の調査に活用を開始しました。

「足がない中、本当にありがたい」(県災害対策本部活動支援班の鈴木正晃病院局長)

緊急車両のガソリン確保も困難な状況で助かっているということです。
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電気自動車は、家庭の電気のコンセントで充電できるので、こういう場合には便利だと思います。

日産は、他の自治体にも貸し出しているようです。

「日産 リーフ 50台、被災地に向け発進」という記事がありました。
(http://response.jp/article/2011/03/18/153494.html参照)

自動車に関する情報を紹介している「レスポンス」というサイトの3月18日の記事です。

日産自動車は、3月18日に、宮城県、岩手県、福島県の3県に、電気自動車リーフ50台を無料で貸し出しました。

被災地でのガソリン不足を受け、これまでレンタカーとして使用していたリーフを提供したということです。


三菱のアイ・ミーブは、どうなのでしょう。

「三菱アイ・ミーブ」で、1週間以内で検索すると、

「東日本大震災:災害支援車両に電気自動車35台 三菱自動車」という毎日新聞の記事がありました。
(http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110318mog00m020013000c.html参照)

3月18日の記事です。

三菱自動車は、電気自動車アイ・ミーブを、宮城県に10台、福島県に20台、岩手県に5台に無料貸し出ししています。

四輪駆動ピックアップトラック「トライトン」も、無料で貸し、悪路でも走行でき、積載力が高いため、救助や補修などに利用できそうだ。

ということです。


電気は、復旧が早いので、各自治体に数台ずつあると、いざというときに助かるのではないでしょうか。

小さな自治体でも、今回、貸してほしいというところは多そうです。


(※日産や三菱自動車の関係者ではありません。念のため)


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セ・リーグ: 3月25日(金)開幕を決定 計画停電地域でナイターをする 東京ドーム、神宮球場

2011年03月19日 09時18分09秒 | 新聞
昨日の朝日新聞に、「セ予定通り25日 パ延期4月12日 プロ野球開幕決定」という記事がありました。

東京電力域内は、計画停電が行われている中、セ・リーグは3月25日(金)から予定通り開幕することを決定し、東京ドームや神宮球場で試合を始めるのだそうです。

セ・リーグ理事長の新純生(あらた・じゅんせい)ヤクルト常務が発表しました。

パ・リーグは、4月12日まで延期することを決定しました。
楽天が本拠地にしている東北地方の被災状況に配慮したためです。

セ・リーグは、

「野球をお見せすることが野球人としての責務」(新理事長)と説明しました。

余震や停電には「政府の指示があれば速やかに中止する」(横浜・笹川取締役)

鳴り物やアルコール販売は、「今後の検討課題」(横浜・笹川取締役)ということです。
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驚きました。

1週間後に、計画停電が行われている東京で、ナイターで試合をすると発表したのですよ。

さすがに海江田さんが「東京ドームでナイターでやるのは遠慮してほしい。するなら東京電力域外で」と注文をつけました。

(「「ドームでの試合避けて」海江田経産相、電力不足で」朝日新聞、3月18日
http://www.asahi.com/sports/baseball/npb/news/TKY201103180290.html参照)

高木義明文部科学相も、「停電で苦労しているときに、球場にあかあかと明かりをともして試合をするのは理解が得られない」とコメントしました。

(「プロ野球のナイター 文科相「停電で苦労、違和感ある」朝日新聞3月18日
http://www.asahi.com/sports/update/0318/TKY201103180232.html?ref=reca参照)

プロ野球選手会も、延期を希望していましたが、セ・リーグ所属球団のトップが話し合って3月25日開催を決定してしまいました。

そして、以下のような声明文を発表しました。
(http://www.npb.or.jp/CGI/cl/kiroku_put.cgi?key=new&type=3参照)

被災地の皆様、ファンの皆様へ


 3月11日に発生しました東北・関東大震災に関しましては、多くの尊い命が失われましたことに心より哀悼の意を捧げますとともに、被災地・被災者の皆様およびその家族の方々に謹んでお見舞い申し上げます。

 被災地では今、必死の救助活動が続き、復興に向けて努力が始まろうとしています。国民の一人である我々プロ野球人は、持てる力を一つに結集し、この未曾有の大災害に立ち向かい、被災者の皆様の支援に全力を挙げる決意を固めています。

 セントラル・リーグ6球団は、観客、選手の安全確保を最優先し、実行委員会の決定に沿って、3月25日の開幕に向けて準備を整えていきます。今季の試合はすべて復興を後押しする支援試合といたします。開催にあたっては原発問題、消費電力問題を含めて、政府、監督官庁などの指示に全面的に従っていきます。

 2001年9月11日の米国同時多発テロの後、メジャーリーグが試合を再開するにあたって、セリグ・コミッショナーは次のような談話を発表しました。

「野球は小さいけれど、人々が悲しむとき、連帯するとき、特別な役割を果たすことができる。米国そのものに似て、野球は人々を鼓舞する力がある」

 私たちもまた、国民の復興の精神と野球の力を信じています。私たちはあらゆる工夫と努力を重ねて野球を続け、選手の真剣なプレーをお見せしながら復興を全力で支援したいと思います。

セントラル野球連盟
中日ドラゴンズ
阪神タイガース
読売ジャイアンツ
東京ヤクルトスワローズ
広島東洋カープ
横浜ベイスターズ

セ・リーグのホームページ(http://www.npb.or.jp/cl/参照)に掲載されています。

野球で人々を励ましたいと思うのであれば、東京電力、東北電力の域外で、ナイター以外の方法でやっていただきたいと思います。

開催予定通りだと、3月25日(金)には、
東京ドーム(巨人・横浜戦 午後6時から)
神宮球場(ヤクルト・阪神戦 午後6時から) が実施されます。

(「セ・リーグ日程」http://www.npb.or.jp/schedule/2011cl_04.html参照)


今回のことで、セ・リーグの印象がとても下がりました。
(読売新聞は読まない、ヤクルトは飲まないようにしようと思いました)

セ・リーグ球団のトップが、今、世の中がどうなのかを知ろうとしないで決定してしまったことを、残念に思います。


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東京電力の福島第一原発: 送電ラインが復旧→通常の冷却に戻れるかも 3号機は消防車で放水

2011年03月18日 08時51分54秒 | 新聞
昨日の朝日新聞に、「送電きょうにも復旧 福島第一 冷却ポンプ用」という記事がありました。

地震と津波で冷却機能が失われていた福島第一原発(東京電力)で、送電ラインが復旧する予定で、そうなれば通常の冷却装置が働き始めるかもしれないのだそうです。

3月17日(木)早朝に、東京電力が記者会見で発表しました。

地震で切れていた東北電力-福島第一原発の送電ラインを復旧します。

必要な資材はすでに福島県内に運ばれていて、17日(木)中に作業を始めます。
通常の電力が確保できれば、通常の大型ポンプ(大電力を必要とする)を動かすことができます。

発電所の敷地内で、放射線量が比較的少ない場所を選び、大型ポンプに電力をつなぐ機器を設置する ということです。
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このニュースは、インターネットニュースでも伝えていました。

「18日にも外部電源で冷却目指す」というNHKニュースがありました。
(http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110318/t10014750241000.html参照)

17日の作業は、3号機に水をかける(ヘリコプターと消防車で)作業に時間がかかったため、17日内には終了できなかったそうです。

できれば、18日(金)中に作業を進め、第2号機から、通常の冷却を始めたいということです。


1号機、2号機と、通常電源が届いたことで、通常の冷却ができるようになれば、この2機は大丈夫になります。

4号機は水があることが確認されています。

3号機に、消防車で水をかける方法が、昨日、成功したので、この方法で3号機に水が入り、水温が下がると、放射能の値も下がります。

そうすれば、周囲に近づくことができ、冷却ポンプを作動させるところまでいけば、こちらも安心になります。


昨日の第3号機へのヘリコプター(1回7トンの海水)と消防車(1回30トンの水)の放水は、多くの人が経過を見守りました。

「自衛隊消防車が3号機へ放水、建屋に届く 福島第一原発」という朝日新聞ニュースサイト
(http://www.asahi.com/national/update/0317/TKY201103170464.html参照)


地震から1週間が経ち、道路の整備、安否などが分かり、止まっていた設備も動くようになってきました。

海江田産業相が、ガソリン・灯油を西日本と北海道から、調達し、毎日東北地方で使う量をここ2、3日で確保すると発表しました。
タンクローリー300台で運ぶそうです。


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支援物資輸送路: 経団連が「確保」を要請 帰りの燃料がない 青森港は正常、宮城・岩手へ送れる

2011年03月17日 08時41分50秒 | 新聞
昨日の朝日新聞夕刊に、「支援物資輸送路 経団連「確保を」 政府へ緊急アピール」という記事がありました。

経団連が、企業が支援物資を自分で運んでも帰りの燃料がないなど起きているため、政府に体制・窓口の確立を求める緊急アピールをしたのだそうです。

3月16日(水)に、経団連が、政府に「緊急アピール」をまとめました。

生活支援物資(水、食料、医薬品)を被災地に運ぶ体制の確立、民間支援を受け入れる窓口の整備を求めました。

米倉弘昌会長は、

「企業が救援物資を自分で運ぶと言ったところで、いまは帰路の燃料が受けられない」としました。

支援物資を運ぶ輸送車への、高速道路通行の許可証を迅速に発行するなどを要請した  ということです。
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今朝のNHKテレビニュースでも、トラック協会に、救援物資を運ぶ依頼はたくさん来ていると伝えていました。

しかし、帰りのガソリンが確保できないので、出発することができないと担当の方が説明されていました。

JRが、青森までだった鉄道が、盛岡まで通じたと同じニュースで言っていました。
この鉄道ルート(他地方→青森→盛岡)でガソリン、灯油などを運ぶそうです。

自動車でも、タンクローリーを連ねて、山形を通る日本海ルートなどから、被災地に運べばいいのではと思います。

緊急車両用のガソリンは、茨城県では専用ガソリンスタンドを指定していて、そこでは緊急車両のみが給油できます。

また、港の整備も進み、使用できるようになった港も出てきたので、こちらからの運送もできそうです。


「地震 港」で24時間以内で見てみると、

「青森港は地震後も機能しており、岩手・宮城に油を持っていける」というブログが最初に出てきました。
(http://plaza.rakuten.co.jp/tenshino/diary/201103160015/参照)

青森県の三村知事が、

「青森港は正常に機能していて、石油備蓄施設もあるので、宮城・岩手へも運べる」と、瀧野官房副長官に会って述べたそうです。

宮城・岩手の両県知事の依頼も受けて、被災地の実情を伝えるため、総理大臣官邸を訪れて伝えた  ということです。

「(情報)11.03.11 東北 三陸沖 地震、釜石港に 船で 食料が 到着」というブログもありました。
(http://green.ap.teacup.com/isvc/1199.html参照)

岩手県の釜石港に、名古屋港から出発した、国の大型船「せいりゅう丸」が、食料1800食と水1800ℓを運んで、到着したそうです。

しかし、ここから被災地に運ぶガソリンがなく、困っているという内容でした。


経団連が出した緊急アピールの内容は、具体的にどういうものでしょう。

「経団連 緊急アピール」で24時間以内で検索すると、

「日本経団連:未曾有の震災からの早期復旧に向けた緊急アピール」が最初に出てきました。
(http://www.keidanren.or.jp/japanese/policy/2011/019.html参照)

経団連が、3月16日に発表した内容です。

今回の地震は、広範囲(6以上の道・県にまたがる)のうえ、市町村の公務員の方、役場が被災しているので、難しいものがあるようです。


新聞の投書欄には、今すぐにでも駆けつけてボランティアをしたいという20歳の方の投書がありました。

気持ちは分かりますが、今行っても、その分、被災者の方が使うはずの寝床、食料、トイレ、ガソリンを使ってしまう危険があります。

もう少し待ち、時期が来てから活動してもらうのがいいのではと思いました。


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東京電力: 原発事故 菅首相が対策本部を一体化 「あななたちしかいないでしょう 覚悟を決めてください」

2011年03月16日 08時56分53秒 | 新聞
昨日の朝日新聞に、「首相自ら東電乗り込む 民間任せ一転、対策本部」という記事がありました。

東京電力の福島第一原発での事故対応に業を煮やし、菅首相が早朝の東京電力に乗り込んで、政府が対策本部を設置することにしたのだそうです。

東京電力の福島第一原発では、第1~4号機で、爆発、火災、放射能漏れが起きています。

菅首相は、3月15日(火)午前5時40分に、首相官邸から東京電力本店(東京・内幸町)の統合本部を訪れました。

「テレビで爆発が放送されているのに、官邸には1時間くらい連絡がなかった。一体どうなっているんだ」

「あなたたちしかいないでしょう。撤退などありえない。覚悟を決めてください。撤退した時は、東電は100%つぶれます」

と言いました。

これまでは東京電力に対応を任せていましたが、政府と東京電力で一体で危機対応にあたる「福島原子力発電所事故対策統合本部」を設置しました。

菅首相が、本部長になります。

副本部長は、海江田経済産業相と清水東電社長です。
海江田さんを、東電本社にほぼ常駐させることにしました。

統合本部の発足は、福島第一原発で次々に起こる事故に不信感を募らせたことが背景にあるということです。
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当然のことだと思います。

東京電力の当初の事故発表会見は、素人目にもいったいどうしたというお粗末なものでした。

最初に配布資料の説明を長く行ったりしたうえ、専門用語や数字ばかりで一般の人間には通じないないものでした。

何回もそういうことが起き、記者の方は「ねえ、専門用語でごまかすのは止めましょうよ」とも発言されていました。

菅首相が統合本部を設置してからは、東京電力側の発表にも変化が見られました。

実際に現場で対応されている東電社員、関連会社、自衛隊の方々は、昼夜を通して非常に危険な作業をしてくださっていることに感謝します。
ご家族も心配していらっしゃると思います。

今回の事故で、原子力発電所が重要である反面、あまりに集中して依存すると危険なことも分かりました。

もし、戦争になった場合、相手国の原子力発電所を集中して攻撃すれば、パニックに陥らせることができるうえ、電力ダウンで首都機能を停止させることができることが、分かりました。

危機管理という面では、原発以外の発電方法の比率を高め、電力は自給自足(各地域、家庭、学校、公民館で)する方向で進める必要があるように感じました。

自動車も、電気自動車であれば、自宅で発電した電気で通勤程度は使えるのではと思いました。


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日本海ルート(山形利用): 東日本大震災で有効 仙台→山形→新潟→東京 ガソリンも 携帯充電は

2011年03月15日 09時41分44秒 | 新聞
昨日の朝日新聞に、「被災地からの移動 日本海ルートは有効」という記事がありました。

東日本大震災で、被災地から山形、新潟を通る「日本海ルート」が有効なのだそうです。

今回の地震と津波で、太平洋側の陸路や飛行場は被害を受けました。

3月13日に、山交バス(山形市)が仙台市-山形市の往復便(片道1時間半程度)13便を設けました。

山形市からは、山形空港を利用することもできます。
乗合タクシーで空港まで移動すれば、羽田、伊丹行のJAL定期便があり、臨時便も飛んでいます。

山形市からは、高速バスで新潟市にも行けます。
新潟市からは、上越新幹線(3月12日に再開)で東京に行くことができます。

この情報を、山形県がホームページで公表したところ、
「問い合わせが殺到している」(山形県地域・交通政策課)

(※http://www.pref.yamagata.jp/bosai/kotu/unko.htmが山形県の該当サイトだと思われます)

山形市からは、鶴岡市、酒田市、庄内空港へもバスで行けます。
鶴岡市、酒田市からは、JR羽越線で新潟へ行くことができます。

秋田-酒田も、3月14日始発から再開予定ということです。
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被災地への物資の輸送ルートは、どうするのだろうと思っていたら、「日本海ルート」もあるのですね。

これはガソリンを運ぶルートとしても使えそうです。

今朝の朝日新聞インターネット版に、「ガソリン不足に複合要因」という記事がありました。
(http://www.asahi.com/national/update/0314/TKY201103140371.html?ref=goo参照)

ガソリンが、被災地でも首都圏でも不足しているそうです。

東北地方には、太平洋側が破壊され、日本海側の油槽所からのタンクローリー輸送を図っています。
輸送路は寸断され「現地まで十数時間」という状況だそうです。

首都圏でも、東京都や千葉県のガソリンスタンドには給油を求める車が列をなし、在庫ゼロになる店があちこちで現れました。

輸出用の石油製品を振り向ける」(JX日鉱日石エネルギー)などの対応が始まっている  ということです。


被災地では、携帯電話の電池切れ、圏外表示で通話できないと、テレビで「足りないものは」と聞かれた被災者の方が話していらっしゃいました。

家族が別の避難所にいるか、親戚が無事かを確認したいということでした。
東京で帰宅難民になった方も電池切れで困ったと言われていました。

出張用のひげそり機のように、機器の下部にコンセントに直接差し込んで充電できるようにできればと思います。


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