やや太り気味： 一番長生きする

今朝のGooニュースに、「「太り気味」が一番長生きする？」という記事がありました（http://news.goo.ne.jp/topstories/life/20091101/cf8df1e4ce0e9c21dc1e26e76ebe4721.html参照）。

本当は、やや太り気味くらいの人が最も長生きするのだそうです。

共同通信の１０月月１０日の記事に、
「４０歳の人の平均余命は、肥満度別にみると『やせ』の人が最も短く、最も長い『太りすぎ』の人より６年程度短命」というニュースがありました。

東北大公衆衛生学の研究グループがまとめたものです。

分析した大学院生の永井雅人さんは
「やせすぎると細胞の機能低下などで血管の壁が破れやすくなるなどして、循環器疾患による死亡リスクが上昇するとの報告があるし、栄養不足が体の抵抗力を減少させるため、やせでは肺炎などにかかるリスクが高まるとの研究もある」と話されています。

同様のことは、厚生労働省の調査として以前から報じられています。

読売新聞の６月１０日の記事にも、
「体型別にみた平均余命（４０歳時点）は「太り気味」が最も長くて次が「普通」と「肥満」、１番短命なのは「やせ」だった」とあります。

ダイエットというと、一般的には痩せることばかり注目されがちですが、
「もう少し体重を増やしたほうがいいですが、筋肉で増やす必要があります。適正な筋トレと栄養管理が必要です」と指導されます。

適正体重に近づけていく努力が大切ということでした。
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適正体重とは、健康に長生きするためにベストとされる体重だそうで、記事をたどっていくと

「１６４cmであれば、適正体重は1.64×1.64×22＝59.2kgとなりますが
これは、長生きのためには少し太っていた方がよいという考えのもとで成り立っていますし、男性と比べて女性は骨や筋肉の量が違うので、
1.64×1.64×20＝53.8kgくらいで考えてはいかがでしょうか。
適正体重は±５kg程度で考えます。」　と書かれています。

男性：身長（ｍ単位）×身長（ｍ単位）×２２＝適正体重
女性：身長（ｍ単位）×身長（ｍ単位）×２０＝適正体重　　となるのでしょうか。

食べ物のおいしい季節に、嬉しいニュースでした。

４６歳で突然目が見えるようになったら

昨日の朝日新聞に、「読書　『４６年目の光』　視力を取り戻した男の奇跡の人生」という記事がありました。

書評の欄で、美術家の横尾忠則さんが解説されています。

アメリカのマイク・メイという男性は、３歳で失明した後、４６歳まで盲目時代を送り、手術で見えるようになったのだそうです。

視力を得た瞬間は、光と色の洪水が四方八方から押し寄せてきたということです。
世界は、意味不明のモザイクにしか見えず、それが何かは全く認識できません。

そのうち、触って形が認識できると、初めて「見えた」ことになります。
目の力だけでは現実は把握できないのです。

メイさんには、見る物が多すぎて、その感動に疲れてしまいます。

私たちは、見た目で男性と女性を区別することを、子どもの頃からの習慣で知っていますが、メイさんにはそれができません。

奥さんと、街に出て、男女の識別実験（男性か女性かを言い当てる）をしたりもします。

目が見えた翌日、夜に奥さんに裸になってもらい、得たばかりの視力で肉体を鑑賞する場面があり、横尾さんは「まるで新世界を発見したような驚きとエロティックな味わいを覚える」と書かれています。

横尾さんは、
「彼のこれらの行為は、芸術における無から有を創造する時の崇高でサンクチュアルな領域に踏み入った瞬間を見る思いがして、実に感動的だ」とされていました。
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目が見える瞬間に、すぐに見えるわけではないのが意外でした。

光や色は入ってきても、頭が物を認識していないと、それと見えないのですね。