朝日新聞の週末beに、「ののちゃんのDo科学 なぜ、寿命はあるの?」という記事がありました。
読者からの質問に、藤原先生とののちゃんが答えるコーナーです。
今回は、熊本県の80歳の男性から「なぜ寿命はあるの?」という質問です。
藤原先生の答えは、
天敵に食べられたり、飢えや病気に見舞われたりしなければ、ずっと生き続ける生物もいるの。
むしろそれが生物の元々の姿で、寿命という現象は進化の途中から現れたの。
植物には樹齢が数千年の木もあるし、
クレオソートブッシュ(アメリカの砂漠に生える低木)には、推定1万2千年の株もあるの。
これらは火災でもなければもっと長生きしそうで、実質的に寿命はないわ。
とのことです。
----------------------------
寿命がないのが基本だなんて、初めて聞きました。
記事によると、
長寿の木は毎年、種を作り続ける
動物の場合は、子を産んだり守ったりする期間よりも長く生きる仕組みが進化することはむずかしい。
(動物は)長生きしても、子ども世代と食糧や生息場所で競合してしまう。
超長生き遺伝子を持っていても、それによって子の数が増えるわけでも生存率が上がるわけでもなく「高くつく」
と説明されていました。
そう説明されると、なるほどです。
今回の記事の「取材協力者」は、鈴木英治・鹿児島大教授、月井雄二・法政大教授、国吉久人・広島大准教授となっていました。
「寿命がない」話をもっと詳しく知りたいと、
「鹿児島大学 鈴木英治」先生で見てみました。
「鈴木英治のページ - 鹿児島大学多様性生物学講座」と鹿児島大の研究室のサイトが最初に出てきました。
(http://biodiversity.sci.kagoshima-u.ac.jp/suzuki/参照)
鈴木英治教授は、『植物はなぜ5000年も生きるのか』という本を出版されています。
「動物は150年かせいぜい200年しか生きられないのに、
植物はなぜ数千年も生きられるのか、一般の人にわかりやすく説明してくれ」
という編集者の依頼を受けて書いた本(講談社ブルーバックス)ということです。
「専門家と言われる人間では、出てこない疑問です」とも書かれていて、印象的でした。
「クレオソートブッシュ」で検索すると、
「想像をはるかに超えている…地球上で最も長寿な生物22種:らばQ」というニュースサイトが5番目に出てきました。
(http://labaq.com/archives/51728057.html参照)
それによると、「クレオソートブッシュ」1万2000歳より長生きな生物として、
「アンダーグラウンド・フォレスト」 1万3000歳 (南アフリカ)
「ロマティア・タスマニカ」 4万3600歳 (オーストラリア)
「アメリカヤマナラシ」 8万歳 (アメリカ)
「ポシドニア・オセアニカ(海草)」 10万歳以上 (スペイン)
「シベリア放線菌」 40万~60万歳 (デンマーク)
が写真とともに紹介されていました。
最後の「シベリア放線菌」の40万~60万歳は、本当にびっくりです。
(コペンハーゲン大学ニールス・ボーア研究所にあるそうです)
寿命がない生物もいるとは、理科の時間には教わりませんでした。
どうやってこれらの生物を見つけたのか、年齢を確認できたのかも知りたいと思いました。
読者からの質問に、藤原先生とののちゃんが答えるコーナーです。
今回は、熊本県の80歳の男性から「なぜ寿命はあるの?」という質問です。
藤原先生の答えは、
天敵に食べられたり、飢えや病気に見舞われたりしなければ、ずっと生き続ける生物もいるの。
むしろそれが生物の元々の姿で、寿命という現象は進化の途中から現れたの。
植物には樹齢が数千年の木もあるし、
クレオソートブッシュ(アメリカの砂漠に生える低木)には、推定1万2千年の株もあるの。
これらは火災でもなければもっと長生きしそうで、実質的に寿命はないわ。
とのことです。
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寿命がないのが基本だなんて、初めて聞きました。
記事によると、
長寿の木は毎年、種を作り続ける
動物の場合は、子を産んだり守ったりする期間よりも長く生きる仕組みが進化することはむずかしい。
(動物は)長生きしても、子ども世代と食糧や生息場所で競合してしまう。
超長生き遺伝子を持っていても、それによって子の数が増えるわけでも生存率が上がるわけでもなく「高くつく」
と説明されていました。
そう説明されると、なるほどです。
今回の記事の「取材協力者」は、鈴木英治・鹿児島大教授、月井雄二・法政大教授、国吉久人・広島大准教授となっていました。
「寿命がない」話をもっと詳しく知りたいと、
「鹿児島大学 鈴木英治」先生で見てみました。
「鈴木英治のページ - 鹿児島大学多様性生物学講座」と鹿児島大の研究室のサイトが最初に出てきました。
(http://biodiversity.sci.kagoshima-u.ac.jp/suzuki/参照)
鈴木英治教授は、『植物はなぜ5000年も生きるのか』という本を出版されています。
「動物は150年かせいぜい200年しか生きられないのに、
植物はなぜ数千年も生きられるのか、一般の人にわかりやすく説明してくれ」
という編集者の依頼を受けて書いた本(講談社ブルーバックス)ということです。
「専門家と言われる人間では、出てこない疑問です」とも書かれていて、印象的でした。
「クレオソートブッシュ」で検索すると、
「想像をはるかに超えている…地球上で最も長寿な生物22種:らばQ」というニュースサイトが5番目に出てきました。
(http://labaq.com/archives/51728057.html参照)
それによると、「クレオソートブッシュ」1万2000歳より長生きな生物として、
「アンダーグラウンド・フォレスト」 1万3000歳 (南アフリカ)
「ロマティア・タスマニカ」 4万3600歳 (オーストラリア)
「アメリカヤマナラシ」 8万歳 (アメリカ)
「ポシドニア・オセアニカ(海草)」 10万歳以上 (スペイン)
「シベリア放線菌」 40万~60万歳 (デンマーク)
が写真とともに紹介されていました。
最後の「シベリア放線菌」の40万~60万歳は、本当にびっくりです。
(コペンハーゲン大学ニールス・ボーア研究所にあるそうです)
寿命がない生物もいるとは、理科の時間には教わりませんでした。
どうやってこれらの生物を見つけたのか、年齢を確認できたのかも知りたいと思いました。