ある40代女性の生活

40代女性の生活の一例です。
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寿命: 「ずっと生き続ける」が生物の元々の姿 「シベリア放線菌」40万~60万歳

2013年04月21日 22時37分43秒 | 新聞
朝日新聞の週末beに、「ののちゃんのDo科学 なぜ、寿命はあるの?」という記事がありました。

読者からの質問に、藤原先生とののちゃんが答えるコーナーです。

今回は、熊本県の80歳の男性から「なぜ寿命はあるの?」という質問です。

藤原先生の答えは、

天敵に食べられたり、飢えや病気に見舞われたりしなければ、ずっと生き続ける生物もいるの。
むしろそれが生物の元々の姿で、寿命という現象は進化の途中から現れたの。 

植物には樹齢が数千年の木もあるし、
クレオソートブッシュ(アメリカの砂漠に生える低木)には、推定1万2千年の株もあるの。

これらは火災でもなければもっと長生きしそうで、実質的に寿命はないわ。

とのことです。
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寿命がないのが基本だなんて、初めて聞きました。

記事によると、

長寿の木は毎年、種を作り続ける
動物の場合は、子を産んだり守ったりする期間よりも長く生きる仕組みが進化することはむずかしい。

(動物は)長生きしても、子ども世代と食糧や生息場所で競合してしまう。
超長生き遺伝子を持っていても、それによって子の数が増えるわけでも生存率が上がるわけでもなく「高くつく」

と説明されていました。

そう説明されると、なるほどです。

今回の記事の「取材協力者」は、鈴木英治・鹿児島大教授、月井雄二・法政大教授、国吉久人・広島大准教授となっていました。


「寿命がない」話をもっと詳しく知りたいと、

「鹿児島大学 鈴木英治」先生で見てみました。

「鈴木英治のページ - 鹿児島大学多様性生物学講座」と鹿児島大の研究室のサイトが最初に出てきました。
(http://biodiversity.sci.kagoshima-u.ac.jp/suzuki/参照)

鈴木英治教授は、『植物はなぜ5000年も生きるのか』という本を出版されています。

「動物は150年かせいぜい200年しか生きられないのに、
植物はなぜ数千年も生きられるのか、一般の人にわかりやすく説明してくれ」

という編集者の依頼を受けて書いた本(講談社ブルーバックス)ということです。

「専門家と言われる人間では、出てこない疑問です」とも書かれていて、印象的でした。


「クレオソートブッシュ」で検索すると、

「想像をはるかに超えている…地球上で最も長寿な生物22種:らばQ」というニュースサイトが5番目に出てきました。
(http://labaq.com/archives/51728057.html参照)

それによると、「クレオソートブッシュ」1万2000歳より長生きな生物として、

「アンダーグラウンド・フォレスト」 1万3000歳 (南アフリカ)
「ロマティア・タスマニカ」 4万3600歳 (オーストラリア)
「アメリカヤマナラシ」 8万歳 (アメリカ)
「ポシドニア・オセアニカ(海草)」 10万歳以上 (スペイン)
「シベリア放線菌」 40万~60万歳 (デンマーク)

が写真とともに紹介されていました。


最後の「シベリア放線菌」の40万~60万歳は、本当にびっくりです。
(コペンハーゲン大学ニールス・ボーア研究所にあるそうです)

寿命がない生物もいるとは、理科の時間には教わりませんでした。

どうやってこれらの生物を見つけたのか、年齢を確認できたのかも知りたいと思いました。


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井山裕太さん: 囲碁六冠王(史上初) 強さの秘密「なぜ負けたのかを考える」+結婚(同じ日生まれ)

2013年04月14日 21時05分11秒 | 新聞
朝日新聞の週末beに、「フロントランナー 世界一を目指す若き天才 囲碁棋士 井山裕太さん(23歳)」という記事がありました。

3月に、囲碁の史上初の六冠王となった井山裕太(いやま ゆうた)さんは、「なぜ負けたのかを考えよ」という指導のおかげで負けるたびに成長してきたのだそうです。

囲碁の世界には、七大タイトル戦(本因坊、天元、王座、碁聖、十段、棋聖、名人)があります。

そのうち、井山さんは六タイトル(本因坊、天元、王座、碁聖、十段、棋聖)を持つ、「六冠王」です。
これは、史上初なのだそうです。

5歳で碁を始め、7歳で石井邦生九段に弟子入りします。

小学3年生で全国少年少女大会に連覇しました。

中国・北京の児童大会に出場したところ、5勝4敗と生まれて初めて年下に負けてしまいました。
11歳以下の60人中29位でした。

これが、「世界一になる」という決意につながり、日本棋院の院生(プロ候補生)になりました。

院生になり、結果を出せずに泣いていると、石井九段(関西在住)から手紙が届きました。

「負けて涙を流しているだけでは、何万回打っても強くなれない」
「なぜ負けたか反省しないとなんの意味もない」

井山さんは、
どんなに強い人でも必ず負けます。
負けを引きずるのか、次に生かすのか。

次につなげれば、負けは全然無駄じゃない。
そう思えるようになりました。

僕は連敗することが少ないんです。
それは負けた次が大事だと思ってやってきたからだと思っています。 とのことです。
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「なぜ負けたか反省しないとなんの意味もない」という言葉が、心に残りました。

井山さんは、どうしてこんなに強いのでしょうか。


「井山裕太」さんで見てみると、

「【井山裕太研究】(中)型破りの千対局 ゲームとネット、そして2人の“祖父 ...」という産経ニュースの記事が3番目に出てきました。
(http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/130316/wlf13031617230024-n1.htm参照)

井山さんが碁を始めたきっかけは、お父さんが買ってきた囲碁のテレビゲームなのだそうです。

その後、テレビの囲碁番組「ミニ碁一番勝負」に出場し、石井九段(番組の解説者)と出会います。
石井九段は、井山さんが小学生になるのを待って弟子にし、ネット対局で千局近く指導し、これはとてもユニークな指導法だった 

とありました。


「囲碁6冠 井山裕太さん、強さの秘密 ゲームとネット、天才育む+(1/4 ...」という産経ニュースの記事も2番目にありました。
(http://sankei.jp.msn.com/life/news/130321/igo13032108410000-n1.htm参照)

将棋の女流初段、室田伊緒さん(23)と、2012年に結婚してからはタイトル戦で連勝です。

室田さんとは、同じ平成元年5月24日生まれ
関西の囲碁・将棋界の交流の中で知り合い、昨年の誕生日に結婚した。 ということです。


朝日新聞の記事では、
結婚して精神的に安定したと感じる
井山さんは負けた日は落ち込むタイプだが、奥さんがそっとしていてくれるので助かる とのことです。

23歳の若さで、史上初の六冠王、しかも結婚して負け知らずとは、すばらしいです。

今後どのように活躍されるのか、注目したいと思いました。


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マンモスの牙: 温暖化・中国・ワシントン条約 1本500万円以上、ひと夏で1400~2700万円の稼ぎ

2013年04月07日 23時25分49秒 | 新聞
今日の朝日新聞のGLOBEに、「ナショナル ジオグラフィック日本版から マンモスの牙を探せ」という記事がありました。

温暖化・中国・ワシントン条約の影響で、マンモスの牙が人気で、1本500万円以上になっているのだそうです。


ナショナル ジオグラフィック日本版2013年4月号、特集「マンモスの牙を探せ」によると
今、ロシアのシベリアで、マンモスの牙を多数のハンターが探し、ブームになっています。

その背景には、ワシントン条約で象牙の取引が規制されていたところに、地球温暖化でツンドラからマンモスの牙が見つかるようになったことがあります。

象牙製品が好きな中国向けに、マンモスの牙の90%近く(推定60トン)が輸出されます。

記事に登場したハンターは、4メートルの牙(重さ70キロ)を掘り出し、500万円以上の値がつくだろう ということです。
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写真が添えられていて、平原の中央で、赤くてカーブした大きな牙を、東洋系に見える男性が支えています。

マンモスの牙が、赤いというのも意外ですし、売れるくらいよい状態で埋まっているのですね。


もう少し詳しく知りたいと「マンモス 牙」で見てみました。

「シベリアでマンモスの牙探しがブームになっている理由 (ナショナル ジオグラフィック日本版)」というサイトがありました。
(http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130405-00010000-nknatiogeo-int参照)

Yahooニュースでもう少し詳しく伝えています。

マンモスの牙を探す際は、情報や勘をたよりに歩くと、牙の先端が地面から出ている。
24時間かかって、ツンドラから掘り出す。

家には20数本の牙が保管されていて(掘ったばかりのものは水に浸して保存)
この夏の収穫は、1400~2700万円の稼ぎになりそうだ

とありました。

まるで昔のゴールドラッシュのようです。


「象牙とマンモス牙識別マニュアル - 環境省」というPDFもありました。
(http://www.env.go.jp/nature/yasei/manual_idrs/manuals/ebur_mammoth.pdf参照)

環境省が、象牙とマンモスの牙の見分け方を示したものです。

マンモスの牙は、形状が大きく湾曲しているのが特徴
牙の表面は、くすんだ褐色に見える

象牙とマンモスの牙の見分け方は、横断面(輪切りにした面)に出る菱形模様で、
象牙は、シュレーゲル角(菱形上部の内角)が115°以上
マンモスの牙は、シュレーゲル角が90°以下

と書かれています。

環境庁は、このような仕事もあるのですね。

今、流行りのキーワードの組み合わせで、意外な商売が繁盛しているのだと驚きました。

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