ある40代女性の生活

40代女性の生活の一例です。
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スイーツ・マラソン: 第1回大阪 2キロ走るごとに「甘いもの」 人形焼、マカロン、シュークリーム

2010年11月30日 10時54分50秒 | 新聞
今朝のGooニュースに、「2kmごとに「甘いもの」マラソン」という記事がありました。
(http://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/K2010112801311.html参照)

大阪で、2キロ走るごとに、15種類のスイーツを食べることができるマラソンが開催され、子どもから高齢者までが堪能したのだそうです。

11月28日に、「第1回スイーツマラソンin大阪」が、大阪城公園で行われました。

6歳から75歳までの約1,700人が参加しました。

ランナーは約2キロの周回コースを走るたびに「甘いもの」を補給することができます。
協賛企業が用意した人形焼やマカロン、シュークリームなど15種のスイーツを楽しみました。

参加者の約40%は、20~30代の女性だったということです。
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いい方法ですね。

楽しく、かつ、知名度や好感度が上がるイベントです。
近くで開催されたら、行ってみたい。

どんな大会だったのだろうと、「第1回スイーツマラソンin大阪」で検索してみました。

1番目が、上記のニュース記事、2番目に公式ホームページが出てきました。
(http://www.sweets-marathon.jp/outline/参照)

「走った人に、ご褒美を SWEETS MARATHON」とピンクで大きく書かれています。

フランスの「メドックマラソン」にヒントを得て始めたとあります。

「メドックマラソン」は、毎年ワインの収穫の時期に、フランスのボルドー地区で開催されます。
ランナーは仮装で参加し、高級ワインを飲むことができ、各国から数千名の参加者がある。

協賛は、右側に出ていて、ロッテ、白木屋、ミニストップ、甘党男子などがあります。


「甘党男子」に興味を感じ、クリックしてみました。
(http://www.ama-dan.com/参照)

甘いもの好きな男性の集まりで、略して「あまだん」なのだそうです。

「甘党男子スイーツニュース」には、各社のスイーツ発売情報がたくさん。
「試食会、イベント」では、交流会が東京や福岡で開催され、そのレポートがあります。

右側には、「甘党診断する?」や「ちょんまげプリン」(映画の紹介)。
よく考えてありますね。

「甘党診断」をクリックしてみました。

ガクランのお兄さんが出てきて「1日に何回、甘いものを食べたいと思う?」などの質問をされます。
結果は、「甘党C+」で、このままでは党員になれないので、甘いものでも食べて再挑戦するようにとのことでした。

「党員の紹介」もあります。
20~30代の会社員の方が多いようです。

「党員募集」もあり、無料でハンドルネーム登録も可能。

いいですねー。同じ趣味の人同士、交流会などでは話が弾みそうです。


これは、大阪だけにとどめておくのはもったいない。
全国で、地元の物産とか、お酒(よっぱらうでしょうか)、飲み物でもできそうです。

食べ物や飲み物は、年齢、男女を問わず興味があることですから、話題にもなりやすいと感じました。


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松尾貴史さん: 役者+大学教授 「僕たちは学生・息子・店員の役割を、日々演じている」

2010年11月30日 10時11分51秒 | 新聞
昨日の朝日新聞夕刊に、「仕事中おじゃまします 京都造形芸大客員教授 松尾貴史さん 役者の強み「想像力」を教える」という記事がありました。

各界の方の仕事の現場におじゃまし、仕事への姿勢や具体的な方法を教えてもらうコーナーです。

俳優の松尾貴史さんは、役者であると同時に、京都造形芸大で客員教授もやっていらっしゃるのだそうです。

大学で教えるようになったきっかけは、京都造形芸大で教授をしている林海象監督に、協力してくれないかと声をかけたことです。

映画学科俳優コースの学生に、演技の基礎を教えます。
理論は扱いません。

「一緒にヒントを探す、そういうやり方でもいいんですか」と確認しました。

松尾さんは、演じたいという衝動だけでは演技はできないと考えるそうです。
与えられた役柄の心情をどれだけ想像できるか、「想像力」を重視しています。

それは難しいことではなく、私たちは、周囲の目を意識して、日々、演じていると説明されます。
大学では学生を、アルバイト先では店員を、実家では息子や娘を演じています。

授業では2人1組になってもらい、好きなディベートテーマ(マクドナルドは「マック」か「マグド」か等)を考えます。
そこで、自分の意見とは逆の立場でディベートを初めてもらいます。

「相手の気持ちがうまく想像できれば、交渉ごとも商取引でも有利に進められます」ということです。
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面白そうな授業で、受けてみたいと思いました。

日々、場面に合わせて、人は演じているというのは、実感します。
父親や母親、会社員、妻や夫、友達、職場の同僚、地域の住民、息子や娘など演じていますね。

大学の授業では、「ペルソナ論」として教わりました。
「ペルソナ」=仮面なのだそうです。

松尾さんは、どういう方なのだろうと見てみました。

「松尾貴史PROFILE」が2番目に出てきました。公式ホームページです。
(http://www.matsuo.tv/profile.html参照)

1960年5月11日生まれ。
大学と関わるようになったのは、1983年(非常勤職員)と早い時期からです。

「受賞等」に、
1992年 日本酒造組合・日本酒大賞奨励賞
2002年 日本ソムリエ協会・名誉ソムリエ No.75  とあります。お酒に詳しい方なのですね。

ウィキペディアは、最初に出てきました。

「兵庫県神戸市出身のタレント、ナレーター、DJ、俳優、コラムニスト、折り紙作家」とあります。
多方面の活動をしていらっしゃるようです。

別芸名は「キッチュ(kitsch)」とあります。
「キッチュ(kitsch)」は、元はドイツ語の美術用語で、「まがいもの・粗悪品・俗悪趣味」などを意味する。


そう言えば、kitschのお名前でツイッターでも書かれてると、検索で出ました。
目の前で更新され、新しいツイートが現れます。

三戸黄門やゲゲゲの女房の話題で盛り上がっていました。
(http://twitter.com/#!/Kitsch_Matsuo参照)


松尾さんは、朝のニュース番組でコメンテーターとして出ていらっしゃるのをよく見かけます。

お酒、折り紙、時事、大学で教えることなど、どうやって自分の世界を広げ、充実させるようにしていらっしゃるのだろうと、興味が湧きました。


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花輪陽子さん: 「飲みかけのコーヒーもそのまま」リストラ→「夫婦で年収600万」を提唱のお金のプロへ

2010年11月29日 08時25分09秒 | 新聞
昨日の朝日新聞に、「ひと 花輪陽子さん(32) リストラ体験をバネに「お金のプロ」に」という記事がありました。

外資系投資銀行に勤め、夫婦で年収1000万超だったのが、リーマンショックで2人で失業、悔しさをバネに「年収600万円」を提唱するお金のプロになったのだそうです。

夫はベンチャー企業に勤め、自分は外資系投資銀行勤務でした。

月収は手取りが約50万円。
夫婦の年収は、1千万円を超えていました。

リーマン・ショックで夫の会社が倒産、自分も「飲みかけのコーヒーもそのままに」5分で私物を片付け、8年務めた会社をリストラされました。

悔しくて、ファイナンシャルプランナーの最上級資格を取りました。

家も、家賃20万円のマンションから安いところへ引っ越し、生命保険を見直し、年160万円を削りました。
ファイナンシャルプランナーとしての知識が生かされた初仕事となりました。

「夫婦で年収600万円」は、自分たち夫婦の目標でもあり、これから結婚するカップルへの応援でもあります。

結婚すれば、家賃、生活費、携帯料金も2人だと安くなり、年100万円以上削れるということです。
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外資系企業のリストラは、急だと聞きますが、本当にいきなりなんですね。

年収がいいときは若くても1千万、2千万もあるそうです。

ただ、ピラミッド型で容赦なくリストラされるので、最後まで勤められる人は頂点だけ。
それ以外の人は、経済評論家やファイナンシャルプランナーになったりして専門知識を生かされています。

花輪さんは、どういう活動をされているのだろうと、見てみました。

ホームページを持って、ブログ、ツイッターをしていらっしゃいました。
(http://yokohanawa.com/参照)

「ひと」欄の記事についても、ブログで報告されています。

プロフィール欄では、青山学院大学国際政治経済学部卒で、現在はファイナンシャルプランナー、作家、翻訳家とあります。

「花輪書店」という項目があるのでクリックすると、『夫婦で年収600万円をめざす! 二人で時代を生き抜くお金管理術』という本を出されているのでした。


外資系企業は、例えば公務員などとは正反対の世界だと感じます。

途中のリストラは当たり前。
それが前提と考えて入社しなければ勤まりません。

最近は中途採用をする企業も増えたので、転職はできるのでしょうか。

世の中、経済評論家やファイナンシャルプランナーがたくさんになるのではと思いました。


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楊逸さん: 芥川賞作家 安い大学は?→国立・女性向け「お茶大」 「あふれるほどのお風呂」日本の豊かさ

2010年11月29日 06時41分28秒 | 新聞
昨日の朝日新聞に、「仕事力 楊逸が語る仕事 2 地方を訪ね、学んだ日本」という記事がありました。

各界の方に、仕事への姿勢を語ってもらうコーナーです。

中国出身で所持金3万円で日本に来た楊逸さんは、安く入れる大学と「お茶の水女子大」に入学し、地理の授業で地方へ行き、農村でも車、電気製品、あふれるお湯のお風呂がある暮らしに驚いたのだそうです。

楊逸さんは、日本語を一言も知らず、所持金も3万円で日本に来ました。

翌日から工場の夜勤で働き、お金を稼ぎ、お金を貯め始めました。

留学しに来たのだから、大学に入りたい。どこなら入るだろう。

3年かけて資金を準備し、日本語も学びました。

日本語学校の先生に、「私お金がないのですけど、安い大学はありますか?」と相談しました。

先生は、「安いのは国立大学、君は女の子だから国立のお茶の水女子大でしょう」と答えられました。

最初の年は、留学生には2つの試験(日本語能力検定1級、統一試験)に合格する必要があることも知らず、2月ごろに大学に行ってみたら募集は終わっていました。

次の年に、試験もクリアし、願書を出して受験し、合格しました。

地理を専攻し、都会的な日本にあこがれて都会の日本しか知らなかったのですが、大学の地理のリポートのため農村や漁村に行くと過疎地もあり、老人ばかりの土地もあることが分かりました。

農村風景は中国に似ていても、乗用車があり、電化製品が揃い、自宅で毎日あふれるほどのお湯でお風呂に入るという暮らしは、中国とは違っていました。

ごく普通の農民がこれだけの生活レベルを持っていることに驚いたそうです。

日本と中国の経済格差を実感したということです。
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たっぷりのお湯のお風呂に、日本の豊かさを感じたというのが予想外でした。

ぜいたくなことなのですね。

地方に行って、その様々な事情をちゃんと読み取られる観察眼はすばらしいと感じました。
(都会ではなかったとひとくくりにしないで、よく見ていらっしゃいます)

留学生が国立大学を受験するには、2試験に合格することが必要なのですね。
(私立は願書を出せば受験できるが、お金が必要と記事にありました)


「日本語能力検定」で検索すると、「日本語能力試験 JLPT」サイトがありました。
(http://www.jlpt.jp/参照)

試験は年に2回(2010年は、7月4日(日)と12月5日(日))。
世界各国でも受験できるようになっていて、特に中国では地方都市でも受験可能になっていました。

願書を書店で購入、受験料を支払って願書を郵送する。
証明書の発行は、無料とありました。

「楊逸」さんで見ると、ウィキペディアが最初に出てきました。

お父さんはハルピンの大学で漢文を教えていたのですが、文化大革命で農村に下放される。
好きな日本語は「土踏まず」。海岸の砂で実際に確かめて感動したということです。


楊さんが日本に来られた1回目の記事は印象的でした。

言葉がわからない国に、所持金3万円で行き、親戚の紹介があったとはいえ翌日から工場で働くようなことができるだろうかと想像しました。

その生活から、日本語学校に通い、大学受験の勉強もする・・・日本の生活で大変なんて言ってられない、頑張らなくてはと思いました。


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サゴでんぷん: インドネシアの食材 サゴヤシから パンケーキを焼いてお菓子にも主食にも うどんの打ち粉

2010年11月28日 14時02分38秒 | 新聞
昨日の朝日新聞夕刊に、「食材 スラウェシ島(インドネシア) サゴでんぷん 香る伝統の主食」という記事がありました。

インドネシアのスラウェシ島では、米が普及する前はサゴでんぷんが主食で、ココナツと混ぜてパンケーキを焼き、主食やお菓子として食べるのだそうです。

記者の方が、スラウェシ島のマムジュで現地の人に作ってもらうことになりました。

材料を買っていくため、青空市場へ行きます。

「サゴでんぷん」(サゴヤシから取れる。白い粉)  1キロ 7千ルピア(約70円)
ココナツ  1個 4千ルピア(約40円)
カツオ  おかず用

ココナツを削り、サゴでんぷんと混ぜてタネを作ります。
(その間に、素焼きの皿を2枚、火で熱しておきます)

1枚の皿にタネを薄く式、その上にもう1枚を重ねて、はさみ焼きにします。

いい香りの「カルンパン」が出来上がります。

見た目は白っぽいパンケーキで、外はカリッと、中はもちっとしていて、おいしいそうです。

1人1枚、カツオのスパイス煮込みと一緒だと主食に、サトウキビ砂糖と一緒だとお菓子になるということです。
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でんぷんをパンケーキに、しかもオーブンやフライパンを使わず、お皿でできるところがいいと感じました。

「サゴでんぷん」で見てみると、最初に「グリコ栄養食品 たべもの事典 でんぷんってなに?」が出てきました。
(http://www.glico-foods.com/tabemono-jiten/material/02/index.html参照)

グリコが、でんぷんについて解説しているサイトです。

でんぷんを含む食品は、キャッサバ(タピオカ)、サゴやし、じゃがいも、とうもろこし、小麦粉、サツマイモ、コメが主なものだそうです。

サゴやしの「サゴでんぷん」は、うどん(生めん)にまぶしてある粉(うち粉)は、サゴでんぷんが使われていることが多いとあります。

意外なところで、日本でもサゴでんぷんが使われていたのでした。


2番目にはウィキペディアがありました。

文献に最初に出てくるのは、マルコ・ポーロの『東方見聞録』ではないかとされているそうです。

「スマトラには、幹に小麦粉が詰まった喬木がある。木の髄を桶に入れて大量の水を注ぎしばらく置くと、底に粉が沈殿する。この粉で作ったパンは、大麦のパンに味が似ている」と書かれているということです。

また、サゴやしの幹にでんぷんがたまり、1本で100キロが収穫できとありました。

木からでんぷんを取り出す作業が説明されていましたが、木を切り倒し、皮をむき、細かくし、水をかけながらもんで白いでんぷん液を出させるとあり、大変な作業のようでした。


今は、お金を払ってすぐ食べ物が手に入りますが、サゴでんぷんの記述を見ていると、作業と手にはいる食べ物の関係が今とは全く違って、これだと肥満になったりもしないだろうと思いました。


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充電電池: シェア1位「エネループ」5周年 販売本数毎年10~20%↑好調 三洋電機は「ゴパン」も

2010年11月28日 11時22分39秒 | 新聞
昨日の朝日新聞に、「充電電池エネループ5周年 62カ国に1億4000万本出荷」という記事がありました。

充電してくり返し使える「充電電池」は、発売5周年となり、販売本数も毎年10~20%増と好調で、海外62カ国にも輸出しているのだそうです。

11月、三洋電機のニッケル水素電池「エネループ」が、発売5周年を迎えました。

国内シェアの約70%を占めています。
海外62カ国に累計1億4千万本を出荷し、看板商品になっています。

三洋電機では、開発のため、ニッケル水素電池の電極に定評があった東芝の工場(群馬県高崎市)を2001年に買収しました。
これで開発が加速しました。

「自己放電」(使わなくても電池の容量が、半年ほどで空になってしまう)は、大きな問題でした。

東芝の技術も使い、電池の容量が1年後でも85%が残るようにすることができるようになりました。

発売した2005年は、三洋電機は巨額の投機赤字を出した年でした。
危機脱出のため、「環境」をキーワードとし、11月に発売を開始しました。

従来のタイプの電池の2倍の売り上げを記録しました。
2007年には、「グッドデザイン賞」も受賞しました。

毎年、販売本数が、10~20%増と順調です。

開発にあたった前田泰史さんは、「工場の実験室で作っていた電池が、まさかここまで広がるとは」と話されたということです。
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充電電池は、私も使っています。

(イオングループの充電電池です)

最初は、使い終わった電池を処分する手間が面倒で、充電電池に切り替えました。
使用済み電池は、大型電気店まで持っていく必要があります。

充電電池は、どんなメーカーが作っているのかと「充電電池 比較」で見てみました。

「エネループ vs パナループ(INFINIUM/緑パナ/HHR-3MPS) 性能比較実験」というサイトが最初に出てきました。
(http://www.kansai-event.com/kinomayoi/battery/eneloop.html参照)

三洋電機の「エネループ」とナショナルの「パナループ(緑パナ)」の比較をしています。

三洋とナショナルが2大シェアのようです。
(三洋電機とナショナルは、もともと創立者が親戚で、互いに近いメーカーだと聞きます)


では、イオングループで売っているオリジナルの充電電池は、どこで作っているのだろうと、「充電電池 イオングループ」で見てみました。

「イオン、コーヒーメーカーや充電池など三洋と共同開発のPB商品」があります。
(http://kaden.watch.impress.co.jp/cda/news/2008/05/15/2299.html参照)

「イオン株式会社はプライベートブランド(PB)「トップバリュ」シリーズの家電製品を5月27日に発売する。」と書かれています。

2009年5月に、イオングループは、三洋電機と共同開発したプライベート商品の発売を始めたという記事でした。

イオングループの充電電池は、「共環宣言」という名前で、見た目は白地に青の文字です。
単1~単4までの充電電池と、専用充電器があります。


記事にあった三洋電機の「エネループ」のホームページを見てみました。
(http://jp.sanyo.com/eneloop/index.html参照)

「商品ラインナップ」の項を見ると、充電電池以外に、ポータブルソーラーセットなど多種類があります。
ポータブルソーラーセットは、持ち運びできる太陽光充電で、興味を感じました。


三洋電機は、バドミントンなどスポーツ選手も有名で、2008年にナショナルに吸収合併されました。
高い技術を持つメーカーなのですね(家庭のお米でパンが焼ける「ゴパン」も三洋電機です)。


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関川夏央さん: 「いま・ここ・私」にだけ関心→「他者に興味を持てないから、文学・歴史に無関心になる」

2010年11月27日 09時05分14秒 | 新聞
昨日の朝日新聞夕刊に、「私の収穫 作家 関川夏央 8(完) 歴史はうつろう」という記事がありました。

各界の方に、仕事や活動を通じて得たものを紹介してもらうコーナーです。

作家の関川夏央さんは、現代は「いま」「ここ」「私」にしか関心がない → 他者に関心がないから文学や歴史に興味が持てない となっていると感じるのだそうです。

関川さんは、大学生に「20年後から回想した現在」という作文課題を与えるそうです。

大学生は、20年後を具体的にイメージできない。

「学生時代は、よい友がいて楽しかった。怖いものは何もなかった。ただ就活だけがつらかった」
皆が同じことを書く。

「いま」「ここ」「私」にしか関心がなく、「自分探し」「自己責任」という言葉にがんじがらめにされ、想像力を失っている。

他者に興味を持てないから、「他者の物語」である文学は視野に入らない。
おなじ理由で、歴史にも無関心だ。

ということです。
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強く響きました。

その通りだと思いました。

「いま」「ここ」「私」にしか関心がないのは、大学生だけではありません。

文学が「他者の物語」というのは、言えています。
小説などは、特にそうです。

昨日の朝日新聞のオピニオン面に「「休み」は気から World 7(完) ジャン・ヨンジュンさん 三井物産で働く韓国人サラリーマン」という記事があり、韓国の休みの文化が紹介されていました。

韓国は、日本に比べ、人と人の距離が近く、家族・親戚・友人といつも集まる「集まり文化」と紹介されていました。

なるほどと読む一方、この濃い人間関係は、同じようには行動できないと感じました。

他者との距離が近すぎるようになると、自然と、ちょっと距離を調節する傾向が、今の日本にはあります。

(もちろん、地域や個人差は大きいでしょうが)

昭和は、濃かった。
平成は、薄いです。

「他者との距離」で検索してみました。

「アスペルガー社会人のBlog : 他者との距離感」が最初に出てきました。
(http://welladjust.exblog.jp/8280084/参照)

アスペルガー症候群を持つ社会人(男性?)の方のブログです。

「他者との距離感」という題で書かれた日の文章で、「前のプロジェクトで一番難しかったのは「上司との距離感」だった」と書かれています。

上司と2人のプロジェクトだったそうで、「適切な距離感が分からず、アスペルガーな自分は試行錯誤し続けた」。

美輪明宏さんの『ああ正負の法則』という本にあった、「腹六分目で付き合う」という言葉を心にとめて行動することで、バランスを取ったとありました。

今の日本人の感覚をよく表していると思います。

今まで、小説は他人が頭の中で空想して書いたことで、本当の真実に比べて軽いのではと思っていました。

関川さんの文章を読んで反省しました。


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映画「武士の家計簿」: 新書(歴史)の映画化 「映画界にとって新たな鉱脈」 森田芳光監督 12月4日公開

2010年11月27日 08時16分18秒 | 新聞
昨日の朝日新聞夕刊に、「映画 「武士の家計簿」森田芳光監督 新書本が幕末物語に 新たな鉱脈切り拓く「ソロバン侍」」という記事がありました。

12月4日に公開される映画「武士の家計簿」は、歴史の新書を、ストーリー化し映画化したもので、森田監督は「新書の映画化は、映画界の新たな鉱脈」と考えていらっしゃるのだそうです。

映画「武士の家計簿」の原案は、新書です。

磯田道史『武士の家計簿 「加賀藩御算用者」の幕末維新』(新潮新書)
磯田さんは、茨城大学の准教授です。

加賀藩士(経理係)の猪山直之が、江戸末期から明治初期にかけての37年間に、家計簿をつけていました。

日々の生活費、子どもの養育費、冠婚葬祭の出費など詳細に書かれています。

これを、柏田道夫さんがストーリー化し、森田芳光監督が演出しました。

映画では、堺雅人さんが主人公を演じ、破産寸前の猪山家の財政を立て直していく物語になっています。

「新書を物語にした映画が成功すれば、新書にはジャンルがいろいろありますから、映画界にとって新たな鉱脈が生まれる。時代劇の主人公の形も広がるし、大変意義あることだと思いました」(森田監督)

猪山家は、代々、御算用者(経理係)の家計で、父(中村雅俊さん)-主人公(堺雅人さん)-息子(伊藤祐輝)とソロバンが伝えられてきました。

この映画はキャスティングが大切だったそうです。

「登場人物と趣味や考え方の合う役者が演じれば、より高い潜在力を発揮できる」(森田監督)

主人公の妻に、仲間由紀恵さんを起用したのは、大当たりでした。

「仲間さんはこれまで『トリック』や『ごくせん』といった変化球でブレークしてきた。だから、僕の使命はストレートを投げさせることだった。彼女がこれほどストレートが切れる役者だとは、みんな思っていなかったのではないでしょうか」  ということです。
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映画「武士の家計簿」の予告編は、映画館で見ました。

「武士が節約をして、何が悪い」というナレーションだったので、「節約の話か」と思っていました。

実在の人物とできごとが基で、新書の初の映画化だったのですね。

新書の著者の磯田道史さんは、朝日新聞の週末beに、「磯田道史の この人、その言葉」の連載をお持ちです。

歴史上の人物の言葉を紹介し、その背景を解説することで、現代人と同じように感情を持ち、考えや信条に基づいて生きていたことを実感させてくれるコーナーです。


「武士の家計簿」で検索してみました。

最初に映画「武士の家計簿」のオフィシャルサイトが出てきました。
(http://www.bushikake.jp/index.php参照)

ストーリー、配役などに並んで、猪山家の見取り図が、最新情報としてアップされていました。

原作になった資料は、国史研究史上、はじめて発見された武士の家計簿で、「金沢藩士猪山家古文書」というのが正式な名前とあります。
(「自己紹介」参照)

テレビでも、よく紹介されていて、男性の経済評論家の方たちで支持する人が多かったのが、意外でした。
森永卓郎さんも「これはいいよ」とおっしゃっていました。

アマゾンの「Amazon.co.jp: 武士の家計簿 ―「加賀藩御算用者」の幕末維新」が2番目に出てきて、本も同時に売れているようです。

説明書きに、「6代綏之(やすゆき)から9代成之(しげゆき) までの4代にわたる出納帳」と書かれていて、歴史好きにはたまらないだろうと思いました。


こんなに話題になっているのなら、配役も気になる方々ですので、一度、映画館で見てみたいと思います。


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ネザマフィさん: イラン人女性 芥川賞候補+パナソニック社員 難民通訳→10年で日本語習得

2010年11月26日 09時30分27秒 | 新聞
昨日の朝日新聞に、「「休み」は気から World6 シリン・ネザマフィさん(31) イラン人作家で日本の大手電機メーカーに勤める(ドバイ駐在)」という記事がありました。

各界の外国人の方に、休むことについて、自分の国の文化や考え方を話してもらうコーナーです。

イラン人女性でありながら、芥川賞候補に2度なり、文学新人賞を受賞し、日本の大手電機メーカーの社員でもあるシリン・ネザマフィさんの祖国イランでは、休みと仕事は分ける風潮なのだそうです。

ネザマフィさんが最初に日本について知ったのは、日本帰りのイラン人と友人になったのがきっかけでした。

中学生時代に、日本で小学校まで暮らして帰国した友人ができました。
マンガやアニメの話で興味を持ちました。

19歳になったとき、日本に留学しました。
まず日本語を勉強し、翌年、神戸大学の工学分野に入りました。

卒業後、日本の大手電機メーカー(大阪に本社)に就職しました。
昨年からは、ドバイに駐在しています。

同時に作家でもあり、芥川賞候補には2年続けてなりました。
執筆は、主に週末です。

ドバイは、「中東のビジネスハブ」と言われ、世界各国から駐在員が多数来ています。

華やかなショッピング・モールがあり、駐在員向けの飲食店がたくさんあります。
仕事後、自宅で着替えてから、こういう店に出かけるそうです。

ドバイの人は、イスラム圏なのでドバイは金土、イランは木金(礼拝日が金曜日のため)が休みです。

「ラマダン」(断食)明けのお祝い「イード」は、連休になります。
「お正月」も大切で、日本の春分ころに1~2週間の休みになります。

休みが取れたら、異文化、特にインドへ行きたいということです。
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芥川賞候補に、イラン女性がなったというニュースは聞いていました。

ネザマフィさんの写真が記事に添えてありました。
2009年に、小説「白い紙」で文学新人賞を受賞されたそうです。

髪の長い、はっきりした顔立ちのきれいな方です。

どんな方かと、「シリン・ネザマフィ」さんで検索してみました。

ウィキペディアが最初に出てきました。
母国語は、ペルシャ語なのだそうです。

就職された大手電機メーカーは、パナソニック。

日本語を母語としない作家が文學界新人賞を受賞したのは、2007年に受賞した中国出身の楊逸さんに次いで二人目、非漢字圏出身者としては初受賞    とありました。

19歳で日本に来て、現在31歳ですから、10年の間に文学賞を受賞するほど(日本人以上)の日本語を身につけられたのは、どうやってなのだろうと思います。

「イラン人美女の成功物語(シリン・ネザマフィさん) | YUCASEE MEDIA ...」というサイトが2番目にありました。
(http://media.yucasee.jp/posts/index/1770参照)

YUCASEE MEDIA(ゆかしメディア)という、上質のニュースを伝えるサイトとありました。
(「YUCASEE MEDIA(ゆかしメディア)について 」参照)

ネザマフィさんは、小さいころから文章を書くのが大好きだったそうです。

日本に来て、アフガニスタンの難民を通訳する機会があり、「日本では決して描かれることのない世界を伝えたい」という思いが日本語学習のモチベーションになりました。

処女作の『サラム』で「留学生文学賞」に応募し、その結果最高の賞を受けました。
これが、その後の小説執筆につながっていきます。

好きな言葉は、「有言実行」ということです。

語学の才能というのは、恵まれた人がいらっしゃるのだと感じました。

できればもっと詳しくネザマフィさんの日本語学習や暮らしぶりを知りたい。
ネザマフィさんの小説も、実際にどんなものか読んでみようと思いました。


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デパート、ショッピングセンター: 売上高↑ 2年ぶり V字回復 人出増え、衣料や飲食店

2010年11月26日 08時32分57秒 | 新聞
昨日の朝日新聞に、「百貨店売上高、前年超え 10月 2年8カ月ぶり SC売上高も前年同月超え 2年2カ月ぶり」という記事がありました。

デパートやショッピングセンター(駅ビル、モール)の売上高が、2年ぶりに好調になっているのだそうです。

11月24日に、日本百貨店協会が、10月の百貨店売上高(新店や閉店の影響を除く)を発表しました。

前年同月比0.6%増となりました。
前年同月を上回ったのは、2年8カ月ぶり(2008年2月以来)です。

好調なのは、衣料品と家庭用品です。
女性向けコート・ジャケット(9月)、食器(家で食事をする人が増えた)がよく売れました。

デパートは、海外進出も活発で、伊勢丹は昨日11月25日にシンガポールに出店し、アジア6店目となりました。
高島屋も、2012年に中国・上海へ出店、ベトナムも検討中です。

ショッピングセンターは、さらに好調です。

日本ショッピングセンター協会は、11月24日に、533施設への調査結果を発表しました。

売上高が、前年同月比1.9%増(新設や閉鎖の影響を除く)です。
2年2カ月ぶりに前年を上回りました。

衣料品(コートなど冬物)と家電(エコポイント)がよく売れました。
飲食店も、来客数が増えたことで売り上げが伸びたということです。
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「百貨店の売上高増減率の推移」のグラフが記事に添えられていました。

2008年2月(2%増)からだんだん下がり、2009年3月(14%減)で底を打ち、だんだん上がって、2010年10月(0.8%増)です。

こうやって見ると、きれいなⅤ字を描いているのが分かります。

実際、デパートやモールに行くと、人が増えたのを実感します。

デパートは、お客が買いたくなるよう、食品や小物の値段を1千円とか2千円のものを多く置いているように見えます。

モールは、土日は駐車場が満車で、車を入れるのが順番待ちになるほど混んでいます。
お店の入れ替わりもよくあり、生き残れる店が残り、モールも企画を考え集客をしています。


「日本百貨店協会」は、どんな組織か知らなかったので、見てみました。
(http://www.depart.or.jp/参照)

フロントページに、「全国百貨店共通商品券」は家電エコポイントと住宅エコポイントの交換対象商品ですとありました。

これはいいですね。お歳暮やお中元にも、「全国百貨店共通商品券」(デパート券)はよく使っています。
1枚が1,000円なので、使いやすいです。

創立は、1948年(昭和23年)、92社が加盟しています。
会長は、高島屋の鈴木弘治会長です。

デパートに関するニュースが主な内容でした。


ショッピングセンターはどうだろうと検索してみました。

ウィキペディアが最初に出てきました。

1922年にアメリカのカンザスシティが最初だそうです。
車社会と郊外の住宅地が盛んになるのにつれて発展しました。

日本では、沖縄(米国施政下)で1954年にプラザハウスショッピングセンターがオープンしました。
1969年に、玉川高島屋ショッピングセンターがオープンし、これが日本初の本格的ショッピングセンターとありました。

同じ紙面には、「セメント販売増加か 11月前年比 3年半ぶり」という記事もあり、景気がよくなってきた様子で、嬉しく読みました。


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丑丸逸人(うしまるはやと)さん: ホワイト(善玉)ハッカー 「デフコン」優勝 日本人初 パソコン自作

2010年11月25日 09時02分28秒 | 新聞
昨日の朝日新聞に、「ひと 丑丸逸人さん(21) 米ハッキング競技で優勝した」という記事がありました。

ハッカーには、ホワイト(善玉)ハッカーという存在があり、その世界大会「デフコン」で、日本人の丑丸逸人さんが優勝したのだそうです。

パソコンのシステムに不正侵入をするのが「ハッカー」という印象があります。
専門の知識・技術を持ち、不正行為に警鐘を鳴らすのが「ホワイト・ハッカー」です。

丑丸(うしまる)さんは、パソコン歴は約5年です。

高校2年で、プログラミングに興味を持ち、パソコンも自分で作るようになりました。
大学で、ネットの安全性を研究する勉強会に参加し、「ホワイトハッカーってかっこいい」と思うようになりました。

ハッカーの祭典「デフコン」は、アメリカ・ラスベガスで毎年夏に開催されています。
埼玉の自宅から、オンラインで参加しました。

「勇士Q」「ucq」のハンドルネームを使用しています。

システムに不正侵入した人が、また侵入できるように作る「裏口経路」を見つける問題が7問出されました。
パズル感覚で答えたところ、8月の朝、主催者から「表彰式に出て」とメールがあり、優勝が分かりました。

ツイッターで呼びかけ、ラスベガスの会場にいた日本人に出てもらったそうです。

技術は、専門書を読むことで習得し、民間研究所の仕事も引き受けます。

手品、クロスワードパズルに凝ったこともあり、「トリックを知るのが好き」です。

人がしないことをしたい性分で、「ハッカーのイメージを変えたい」ということです。
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すごい世界の話です。

ホワイトハッカーの技術と知識は、「米国では企業や政府の貴重な人材になる」と記事にありました。

丑丸逸人さんは、どういう方なのだろうと、検索してみました。

「神楽坂一丁目通信局」に、「丑丸 逸人, 勇士Q, 数理情報科学科」と書かれているのが読めます。
(http://www.ed.kagu.tus.ac.jp/~tbn/midi/member.html参照)

クリックしてみました。

東京理科大学一部文化会の「神楽坂一丁目通信局」のサイトです。
記事で、ネットの安全性を研究する勉強会とあったのは、これなのでしょうか。

丑丸さんが、ハンドルネーム「勇士Q」として、MIDI部門の現役部員に名を連ねていらっしゃいます。

アメリカの「デフコン」も知らなかったので、「デフコン」で見てみました。

ウィキペディアには、

「(Defcon)とは、Defense Readiness Conditionの略。通常は戦争への準備態勢を5段階に分けたアメリカ国防総省の規定を指す」とありました。

デフコン5は、平和な状態(平時)。
デフコン1は、非常事態(戦争準備態勢)  だそうです。

ハッカーの大会の「デフコン」を知りたいと、「デフコン ハッカー」で検索しましたが、ニュースやホームページは見つけることができませんでした。

この検索をしていると、「現金はベッドの下に隠すのが一番。ハッカーは銀行ATMも操作できる」といった記事もあり、自宅のパソコンを操作して、お金を移動させられるハッカーもいると書かれていました。

丑丸さんは、高校時代にパソコンも自作とあったのが、一番驚きでした。


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文壇、画壇、楽壇: 権威→素人・市場が選ぶ 「本屋大賞」で30万部 手土産訪問→ネット投票

2010年11月25日 08時06分20秒 | 新聞
昨日の朝日新聞に、「崩れゆく「壇」の権威 画壇も文壇も楽壇も 素人・市場 強める影響」という記事がありました。

芸術、文学、音楽の世界で、その道の権威の団体よりも、素人や市場の評価が影響力を持つようになってきているのだそうです。

文学の「文壇」では、芥川賞や直木賞といった文学賞は、大物作家が選考委員を務めてきました。

2004年に始まった「本屋大賞」は、全国の書店員が投票で選ぶ賞です。
今年は、約400人の書店員が投票しました。

4月に冲方丁(うぶかた とう)『天地明祭』が、今年の「本屋大賞」に決まりました。
この作品は、直木賞候補になりましたが受賞は逃していました。

「本屋大賞の受賞後に約30万部伸びた」(出版元の角川書店)

今年、直木賞を受けた3作品は、11~15万部。
『天地明祭』は、38万部です。

「選考もポイント投票制で透明性を重視した。その分かりやすさが、多くの人に受け入れられたのかもしれない」(本屋大賞実行委員会の浜本茂さん)

芸術の世界にも変化が表れています。

芸術界で権威が集まる「日本芸術院」は、1919年(大正8年)設立の、国の栄誉機関です。

非常勤の国家公務員として、毎年、国から250万円を支給されます。
会員は終身で、会員が亡くなると、総会後に、その部の会員が投票して新会員を選びます。

第1部(美術)、第2部(文芸)、第3部(音楽、演劇、舞踏)で構成されます。
現在、会員は105名です。

文化功労者に、日本芸術院の会員が占める割合は、かつては70%前後でした。
1990年代から減り始め、現在は文化功労者の芸術系6人中、会員は2人です。

安藤忠雄さんは、文化功労者で文化勲章も受賞しました。
日本芸術院の第1部への推薦を打診されましたが、断りました。

「第1部の会員は50人もいる。全員の家をあいさつして回るのは、しんどい。作品で評価してほしいのに・・・」(安藤さん)

歴史が古い第1部は、会員選考の前に事前運動をする人が多い伝統があります。

「人によっては、今年も、盆、暮れ、正月だけでなく、月に1、2度あいさつにやってきた。投票まで1カ月を切った10月になると、週に1度や10日に1度のペースに増えた」(ある画家)

名刺、老舗のお菓子、郷土の名産品、自分の作品、土下座して懇願する人もあるそうです。

「かつては(日本芸術院の)会員になったとたん、3割から4割は値段があがった。バブルのころは、2倍、3倍。でも今は、ほとんど値は動かない」(東京美術商共同組合副理事長の横井彬さん)

音楽の世界には、オーケストラの「楽壇」があります。

長く、NHK交響楽団が、中心になってきました。
1926年発足と歴史があり、給料も高く、公共放送の看板もあり、あこがれの存在でした。

現在では、日本オーケストラ連盟の楽団数は、1990年度の18から、2009年度は31に増えました。
東京交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団などができ、レベルも高く、相対的に存在感が薄れました。

「複合芸術が広がり、新しいコミュニケーションの場が生まれ、形骸化した。いまや『壇』は消えつつある」(日本芸術院長で作家の三浦朱門さん)ということです。
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なるほど、そう言われれば、その通りだと読みました。

文壇に関しては、芥川賞で、そのことを感じました。

受賞する作品を読んでみると、かけた時間とお金に見合うだろうかと疑問に思う作品が選ばれるようになっていました。
(今ではなく、過去の選考です)

本を読めば読むほど、ためになる、いい経験を積むというのが通用しない。
読むことで、ネガティブな影響を受け、それなら読まないほうがいいとなりました。

話は飛びますが、裁判でも同様のことがありました。
事件の裁判で、弁護団が常識では通用しないような主張を繰り返して、被告を弁護していました。

専門家の集団が、いつも正しいとは限らないという印象を持ちました。

権威が薄れ、素人や市場の判断が強まったのは、なぜだろうと思います。

記事には、「高度消費社会の中で一般の人々も目や耳が肥え、文化を伝えるメディアはテレビ、携帯電話、インターネットと多様化し、国際化も進む」からと書かれていました。

「本屋大賞」は、書店の店員さんが投票すると記事にありました。

具体的にどうやっているのだろうと「本屋大賞」で検索してみました。

「本屋大賞」のホームページが最初に出てきました。
(http://www.hontai.or.jp/参照)

NPO本屋大賞実行委員会は、会費と寄付金で成り立っているのだそうです。
個人の賛助会員は、年会費5000円、団体の賛助会員は年会費10万円とあります。

会員になると、本屋大賞発表会に割引で参加できるようになるというのが、面白いと思いました。

投票できるのは、新刊を扱う書店の店員さん(パート、アルバイトも可)。
エントリーと投票は、ホームページかファックス。

選考期間は、今年度分がスタートしたばかりで、2010年11月~2011年4月

賞は3種類あり、
 「本屋大賞」 新刊(2009年12月1日〜2010年11月30日の間に刊行)の日本の小説
 「発掘部門」 ジャンルを問わず、過去(2009年12月1日以前)に刊行された作品
 「特別企画」 今回は、中学2年生に読ませたい本 「中2賞」

発想が自由で楽しい賞です。
特に「中2」は、若者の間で中学2年生は特別な時期として「中2病」などと表現されていて、タイムリーな感じです。

書店の店員さんだけが投票できるというのも、「発掘部門」など、一般の人も投票したい部門です。
書店の店員さんは、本好きな人がなることが多いのでしょうか。


「書店の店員」で見てみると、「キャリアマトリックス - 職業情報(書店員)」がありました。
(http://cmx.vrsys.net/I/CCS_i_01.php?occcode=04306&flags=000010&PHPSESSID=3参照)

いろいろな職業の仕事内容を紹介するサイトで、労働政策研究・研修機構が主催しています。

書店で、新刊の配架(棚に陳列)、販売、取次との配送が、主な仕事。

1日の流れは、荷受け→チェック→配架、開店→販売、注文→集計

返品も大切。
返品期限が全作品にあり、それを過ぎると返品不能となり、代金は店持ちとなる とありました。

本に返品期限があるとは知りませんでした。
だから、毎日チェックしていらっしゃるんですね。

「取次店や出版社の営業員と情報交換したり、新聞や図書情報誌をチェックしたり、また店頭でお客と話すなどして情報収集を行う」ともあり、やはりプロとしても、本(商品)のことは、詳しく知っておく努力をされているようです。



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『らくがき絵本』: 顔はりんかく、食べ物はお皿だけ 読者が自由に描く 五味太郎さん 360万部

2010年11月24日 09時14分32秒 | 新聞
昨日の朝日新聞に、「描き足す楽しさ 20年 五味太郎さん「らくがき絵本」 17カ国に広がる 「一番いいところ譲ってる」」という記事がありました。

顔はりんかく、食べ物はお皿だけが印刷されていて、一番楽しい部分は、読者が自由に描いていい絵本が人気で、外国にも17カ国に翻訳され広がっているのだそうです。

この本ができるきっかけは、出版元であるブロンズ新社代表の若月眞知子さんが、ニューヨークに行ったことにあります。

母親と街を歩いていたら、本屋さんに分厚い書き込み式の絵本がありました。
お母さんは、「子どものときにもらえたら、ものすごく楽しかっただろうな」と言われました。

若月さんは、絵本作家の五味太郎さんに依頼し、
「子どものために、ではなく、子どもから参加できる本をつくりたかった」と意見が一致しました。

著者名は、続きは読者が描くという意味で、「五味太郎50%」としました。

最初は、「分厚すぎで売れない」と言われました。

2000年にフランスで出版されると、韓国、イギリス、アメリカ、スペイン、ドイツと広がり、累計360万部を売りました。

この絵本は、阪神大震災後の子どもたちにも喜ばれたそうです。
山の輪郭の絵は特に好まれ、心にため込んだ思いを発散するのに効果的だった  ということです。
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この『らくがき絵本』は出版されて、今年で20年になるのだそうです。

とても興味を感じました。

「かおをかきましょう」のページの写真がありました。

日本の女の子は、大きく口を開けて笑い、周囲にハートが飛んでいる絵です。

イスラエルの女の子の作品(「かおを~」はイスラエル語で書かれています)は、目が大きく、ほおがピンクの日本では見たことがない描き方になっています。

これは、よさそうです。

「さあ、自由に何でも好きなものを描きましょう」と言われても、素人は何から描き始めたらいいのか、分からない場合が多いです。

顔のりんかく、山の形、食べ物のお皿とフォークが白黒で描かれていて、そこに自由に描くのであれば、手がかりがあって始められます。

楽しそうです。

「らくがき絵本」で検索してみました。

ブロンズ新社の「らくがき絵本」がありました。
(http://www.bronze.co.jp/books/9784893090195/参照)

「ふくにもようをかきましょう」は、男の子がTシャツと半ズボン、と女の子がワンピースです。
「雪がふってきましたよ」では、ウサギが3匹、上を見上げています。

これは大人にもよさそうです。

価格は2,345円(税込)、368Pとあります。
360通りの絵があるのでしょうか。

これに直接書き込むのも楽しそうだし、これを自分なりに紙に書き写して、そこに色を塗ったり、いろいろ描き足していくのも楽しそうだと思いました。


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インフラ(水、原発、鉄道)輸出: ライバルは韓国、フランス 中小企業にも直結 景気を左右

2010年11月24日 08時32分19秒 | 新聞
昨日の朝日新聞に、「インフラ輸出 競う官 成長へ日本も方針転換」という記事がありました。

インフラ(水ビジネス、発電、鉄道)の世界では、「韓国ショック」を受け、日本も政府が受注の後押しをする積極姿勢になってきたのだそうです。

近年、インフラ(上下水道、原発、高速鉄道)輸出が、経済の成長戦略の柱(重要な項目)として注目されるようになってきました。

昨年2009年に、原子力発電を、アラブ首長国連邦で受注したのは、韓国でした。
原子力発電では、本来は、日本やフランスが技術的には先進国です。

韓国では、国営の「韓国電力」が関連企業をまとめ、交渉窓口を1つにしました。
李明博大統領は、自ら、アラブ首長国連邦の皇太子に直接電話を6回もかけ、交渉を行いました。

60年間の運転保障もつけ、無理な安値受注とも言われますが、受注を成功させました。

ロシアは、ベトナムの原発2基の受注を勝ち取り、軍事協力とセットだったとされています。

日本とフランスは、先進国でありながら、受注に失敗してしまいました。

フランスは、フランス電力公社と、原発メーカー大手のアレバの足並みの乱れが敗因と分析しました。
フランス電力公社が、アレバの出資比率を引き上げ、「フランス原発チーム」の結束を高めました。

日本は、官民で「オールジャパン」体制を整えることにしました。
原発メーカー(日立、東芝、三菱重工業)、電力会社(東京電力など)、産業革新機構(官民共同出資)が手を組みます。

閣僚もトップ外交を行い、10月末にベトナムで原発2基の受注に成功しました。

「最初の突破口を開く点では、政府の支援は大変強力」(大宮英明・三菱重工業社長)ということです。
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インフラは、1件ごとの規模が大きいビジネスのようです。

記事に、2020年のインフラ市場の規模の表がありました。
(その分野で日本が行ってきたことも)

 水ビジネス 87兆円 
  (産業革新機構(官民出資)と三菱商事などが、オーストラリア2位の水道事業会社を買収)
 再生可能エネルギー(太陽光、熱、風力、地熱) 27兆円 
  (チェニジア政府と太陽熱発電の共同事業で合意)
 鉄道  22兆円
 原子力発電  16兆円  
  (ベトナムの原発2基を受注)

兆がつくと、国家予算規模になり、あまり実感が湧きません。


この記事の下に「タイ原発導入に協力 日本原電、公社と協定」という記事もありました。

「日本原子力発電」が、タイの発電公社と、新規導入の支援を行う技術協力協定を結んだのだそうです。
11月22日に発表されました。

ベトナムの原発を受注できたときも、この新規導入の技術協力からスタートしてうまくいきました。
カザフスタンでも、原発導入が可能かの調査を支援することが決まった   とあります。

昨日、テレビを見ていたら、東京の中小企業で働く方が、

「日本もどんどん政府がトップセールスをして、外国に負けないように日本の産業を売り込んでほしい。
日本は中国に抜かれ、このままだと韓国にも抜かれてしまう」と話していらっしゃいました。

都内の中小企業の方も、外国への産業売り込みと、直接、仕事に関係があるのだと、それを聞いて気がつきました。


「タイ原発~」の記事にあった「日本原子力発電」は、何だろうと思いました。

検索するとホームページがありました。
(http://www.japc.co.jp/参照)

社長さんのあいさつのページに、「1957年に原子力発電のわが国最初の事業化のために唯一の原子力発電専業の会社として設立されました」とあります。

会社案内パンフレットに歴史があり、1957年11月1日創立とありました。
昭和32年と、早い時期に設立されたのですね。

その後、1966年に東海発電所、1970年に敦賀発電所と操業が始まったとあります。

株も公開しているようで、1株当たり当期純利益195.15円(平成21年度)とも書かれていました。
(「事業概要」のページ参照)

ウィキペディアには、電力会社9社と、「電源開発」の共同出資によってできた会社とありました。

日本の国内では原発にはいろいろな意見があるようですが、対外国のビジネスとしては大きな役割を果たしているのだと感じました。


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へそくり: 夫34万円 妻98万円(大幅増加中) 景気と内緒貯金には、相関関係がある

2010年11月23日 13時31分25秒 | 新聞
昨日の朝日新聞に、「将来に不安? 妻のへそくり夫の3倍 平均98万円 4年で大幅増」という記事がありました。

アンケートでへそくりの額を聞いたところ、夫34万円、妻98万円で、妻のへそくりは毎年増えているのだそうです。

明治安田生命保険が、いい夫婦の日にちなんでアンケート調査をしました。

10月中旬に、20~50代の既婚男女を対象に調査を行い、1084人から回答を得ました。

へそくりを持っている人は、45.3%です。

平均額は、夫34万8244円、妻98万6291円。
2006年の調査では、夫43万8421円、妻74万3522円でした。

毎月の小遣いは、夫3万3833円(昨年より1466円減)、妻2万4002円(2945円増)ということです。
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へそくりは、個人名義の預貯金とどう違うのでしょう?

家でそうつぶやいたら、家族は「内緒か、公開か、なのでは」という意見でした。

アンケートでの「へそくり」の定義はどうなされているのだろうと、明治安田生命保険のホームページに行ってみました。
(http://www.meijiyasuda.co.jp/参照)

項目が見当たらないので、サイト内検索で「へそくり」で検索してみましたが、2006年のアンケート結果の報告が出てきただけで、2010年調査関連は見当たりませんでした。

ではと「いい夫婦の日」でサイト内検索をしてみました。
10件が該当し、それぞれの年のアンケート調査結果にリンクしているようです。

「2010年度ニュースリリース|ニュースリリース|明治安田生命」をクリックしてみました。

明治安田生命がニュースとして発表したものが時系列に並んでいます。
トップページから探すときは、「明治安田生命について」の中の「ニュースリリース」へと進みます。

3番目に、2010年度「いい夫婦の日」アンケート実施結果がありました。
(http://www.meijiyasuda.co.jp/profile/release/2010/pdf/20101117.pdf参照)

インターネットによるアンケートで、20~50代男女ほぼ同数の約135人ずつに聞いています。

理想の芸能人夫婦は、三浦友和・山口百恵夫婦で、5年連続一位なのだそうです。

「へそくり」の定義は、8ページにありました。
「へそくり」(配偶者に内緒にしている資産)とあります。

理想の芸能人カップルは選択制ではなく、自由に書いてもらっているようで、20代と30代は木梨憲武・安田成美夫婦がトップでした。
40代と50代が強く三浦友和・山口百恵夫婦を支持していて、その結果、全体のトップになったようです。

8チャンネルの朝ニュースの司会者は、このニュースを伝えるとき、妻は内緒でこんなに持っていてけしからんという雰囲気でした。

98万円というと、4人で生活していたら、数か月で消えるお金です。
(あると公開してしまうと、頼ってしまう場合もあります)

本当はもっと貯めたいと思っているのではないでしょうか。
景気が不透明なときほど、何かあったときのために備えをするのは、自然な気持ちだと思います。


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