このたび文化勲章を受賞された日野原重明さんが、たまたま先週の新聞に「現代のメメント・モリ」という題で文を書いておられました。
「メメント・モリ」とは言わずと知れた「死をおもえ」という言葉ですが、日野原さんは「現代のメメント・モリ」として、死への恐れをどう克服するかを語り合うこととしています。治療を望めないときのがん患者は心を乱しがちであり、それを癒すためのホスピスの重要性があるといい、死とは誰でも恐ろしく不安なので、医療スタッフや宗教家等のチームワークで、患者や家族の心を温かく支える努力が必要だそうです。
しかし、同じことを池田晶子さんの言い方でいえば、死は無い、無いものは知らない、知らないものは恐れようが無い、ということになります。池田晶子さんの言い方でも死への恐れの克服はできそうですが、ちょっと、救われたとか癒されたという気持ちになりにくいのは難点ですかね。
「メメント・モリ」とは言わずと知れた「死をおもえ」という言葉ですが、日野原さんは「現代のメメント・モリ」として、死への恐れをどう克服するかを語り合うこととしています。治療を望めないときのがん患者は心を乱しがちであり、それを癒すためのホスピスの重要性があるといい、死とは誰でも恐ろしく不安なので、医療スタッフや宗教家等のチームワークで、患者や家族の心を温かく支える努力が必要だそうです。
しかし、同じことを池田晶子さんの言い方でいえば、死は無い、無いものは知らない、知らないものは恐れようが無い、ということになります。池田晶子さんの言い方でも死への恐れの克服はできそうですが、ちょっと、救われたとか癒されたという気持ちになりにくいのは難点ですかね。