自殺者が増えているという世相に対しても、池田さんは根源的な言葉で一刀両断に斬る。
7 死んだらすべてがそこで終わると、なぜ人は思っているのだろうか。
自殺をする人は、死を信じている。そこが、甘い。安直である。私に言わせれば、それこそが、考えずに逃げたというそのことである。 苦しみとは何か、なぜ自分はそれを苦しいと思っているのか、それを自ら考えて知るのでなければ、逃げても、何から逃げたことになっているのかわからないではないか。(『考える日々』「苦しみの正体を見究めない限り」より)
7 死んだらすべてがそこで終わると、なぜ人は思っているのだろうか。
自殺をする人は、死を信じている。そこが、甘い。安直である。私に言わせれば、それこそが、考えずに逃げたというそのことである。 苦しみとは何か、なぜ自分はそれを苦しいと思っているのか、それを自ら考えて知るのでなければ、逃げても、何から逃げたことになっているのかわからないではないか。(『考える日々』「苦しみの正体を見究めない限り」より)