思想関係か何かの雑誌の特集で、『バカの壁』で有名な養老さんが日本の古典からは唯一『方丈記』を推薦されていました。
高校時代には冒頭部分を覚えさせられたりしましたが、全文の量も少なく、大した量でもないので、訳文もついた文庫本で全文を読んでみました。
読んでみた感想としては、世の無常観の表明以外何もないという印象です。悪く言えば、分量通りちょっと薄っぺらいかな?と思いました。著者は身分も高く教養豊かでありながら出世競争で敗れ、失意のうちに、自ら望んで山の草庵で無常な世を思いながら過ごしつつ本書を残したようでず。その無念さが無常観へ昇華したようにも思えます。
世を確かなものと思い込んで明け暮れている我々一般庶民としては、その徹底した無常観は新鮮なのかも知れませんし、その意味で一度は読むべきかもしれませんが、一度読めばもう読まなくていいカモ。
高校時代には冒頭部分を覚えさせられたりしましたが、全文の量も少なく、大した量でもないので、訳文もついた文庫本で全文を読んでみました。
読んでみた感想としては、世の無常観の表明以外何もないという印象です。悪く言えば、分量通りちょっと薄っぺらいかな?と思いました。著者は身分も高く教養豊かでありながら出世競争で敗れ、失意のうちに、自ら望んで山の草庵で無常な世を思いながら過ごしつつ本書を残したようでず。その無念さが無常観へ昇華したようにも思えます。
世を確かなものと思い込んで明け暮れている我々一般庶民としては、その徹底した無常観は新鮮なのかも知れませんし、その意味で一度は読むべきかもしれませんが、一度読めばもう読まなくていいカモ。